Flatのガンプラ製作日記

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2022.12.17
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「瑕疵借り」です。


瑕疵借り (講談社文庫) [ 松岡 圭祐 ]

万能鑑定士Qシリーズが有名な松岡さんの作品です。

あらすじを読むと訳あり物件に住み込む藤崎という
男のお話で、瑕疵を洗い流すなんて書いてあるから
結構強引なことをするのかな、なんて思っていた
のですが、まったくそんなことはありませんでした。



借りている人が亡くなったりすると心理的瑕疵が
あるとされ、告知義務が発生するし、嫌がる人も
出てきます。
しかし、人は誰しも死ぬ訳で、死ぬ度に心理的瑕疵に
なってしまったら、住むところなくなっちゃうわけで
要は「不審な死」だったりすると心理的瑕疵度合いが
高くなっちゃうわけです。

藤崎は瑕疵の発生した部屋に引っ越してきて住み込み
ます。しかし、彼が住むことで、瑕疵を有耶無耶に
しよう、というわけではないのです。
傍から見たら、胡散臭い男にしか見えません。

くるのです。
藤崎は彼らから話を聞いたりしながら、真実を明確にし、
「不審な死」ではないことを明らかにしていくのです。
淡々と、控えめに。

藤崎の過去や背景などは一切語られないので、藤崎が

彼のおかげで救われた人がいるのは間違いなく事実だと
思います。

不思議な魅力のある小説です。





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Last updated  2022.12.17 20:21:45
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