Flatのガンプラ製作日記

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2023.07.25
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カテゴリ: 本の感想
書籍の感想です。
今回は「それでも旅に出るカフェ」です。


それでも旅に出るカフェ [ 近藤 史恵 ]

ときどき旅に出るカフェの続編に当たります。
世界各国を旅して見聞きしたお菓子をサーブすることが
コンセプトのカフェ・ルーズ。
そんなお店を営んでいる円と常連の瑛子のお話です。

出てくるお菓子は美味しそうなものばかりで、とても


ストーリーは重めの話や心の暗部を照らすような話も
あり、やや重め。円は同性愛者ということもあり、
世の中の決め付けが嫌いです。
女性だからとか、才能がないからとか、そんなことは
どうでも良く他人に迷惑をかけない限りは自分の好きな
ようにやったら良いと思っています。

だからお店をお休みしてまで旅に出て、そこで知見を
増やし、それをメニューに還元するという型破りなことが
できたのでしょう。
今作ではコロナが世界を覆い尽くします。
コロナが流行し、落ち着き、また蔓延し、みたいな

瑛子は人との関わりが小さくなり、隔絶感を味わい、
円は夜営業ができなくなり、苦戦し、ネット販売や
キッチンカーでの移動販売などに挑みます。
なかなか旅行できない世の中というのはどれだけ
息苦しいかということを感じます。

「行けない」のは違いますもんね。

後半、円は悪意にさらされ、またしても暫くお店を
お休みしてキッチンカーで出掛けます。
円は自分の作った料理に自信を持っています。
しかしそれは円が自信家というわけではありません。
彼女のレシピの多くはオリジナルではなく、それは
世界各所で何十年、何百年と受け継がれた味なのです。
その伝統に裏打ちされた味とそれを再現するための
努力があるから「美味しいですよ。お勧めです」と
自信を持って言えるのだと思います。
「女性のくせに」とか「自信満々でムカつく」とか
表面的に捉えてくる輩は嫌ですね。

せっかく良い助っ人が加入したと思ったのに箱崎さんは
別の世界に囚われていて、前に進めない状態でした。
箱崎さんも自由で良いんだと気付けると良いですね。





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Last updated  2023.07.25 08:54:00
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