森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.03.19
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森田先生のお話です。

我々は、人と交際する時に、性格が違おうがなんであろうが、自分の直接の感じのままに、好きは好き、面憎いは面憎いで、そのままに交際していけばよい。
嫌いだからといって、必ずしも、「私はあなたが面憎いから、お断りしておきます」とか、いちいち挨拶をする必要もない。
当たらず触らず、会釈笑いでもしていればよい。
この会釈笑いというというものは、我々の人に対する社交的な自然な反応であって、自分の心に不快があっても、人に対応すれば、これを隠そうとして、かえって著明に現われることがあるということは、誰でも自覚しうることである。その自然のままでよいのである。
それで、面憎いままに、じっと自分の心を持ちこたえていることを、私は「自然の感じのままに服従する」と称します。
しかし相手は、同級生であるから、挨拶くらいはしておいた方がよかろうと考えて、お世辞の一つもいうのを、私は「境遇に柔順」と称するのであります。たったそれだけでよろしい。
この際に、自分は「人を憎んではならない」「人は愛であれ」「敵を愛せよ」とか、いろいろな教訓を引き合いに出して、われとわが心をため直そうと反抗するのを、私は「自然の感情に服従しない」と称する。
これと同時に、自分は、あの憎らしいのが、不愉快だから、彼に会うところへは行かないとか、話しかけられても、対応もしないとかいえば、それはわがままであり、「境遇に柔順でない」と称するのである。


嫌いな人と付き合うコツは嫌な感情をやりくりしないことだと言われています。
いやだという感情のままに付き合えばよい。
そんな心がけではダメだと、自分を叱咤激励して無理に親しくつき合おうとすれば苦しくなる。
森田理論の不即不離を応用して、つきず離れずの人間関係で十分と言うことになります。

森田先生はあの人は嫌いだという気持ちは主観的事実だと言われています。
これを前面に押し出せば人間関係はすぐに破綻します。
それは飛行機の片方のエンジンが故障して片肺飛行しているようなものです。
とても危険です。そんな飛行機に乗っている乗客は生きた心地はしないでしょう。
主観的事実に対して、客観的事実というものがあります。
相手や周囲の状況を観察して、その場の雰囲気を壊さないように注意しながら行動することです。
つまり主観的事実はあるにはあるが、行動するにあたっては客観的事実に重きを置いて行動するということです。






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Last updated  2026.03.19 06:38:24
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森田生涯 @ Re[1]:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 長谷川勤さんへ ありがとうございます。 …
長谷川勤@ Re:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 森田生涯様 いつもお世話になっています。…
森田生涯 @ Re[1]:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…
楽天星no1 @ Re:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 一茶の人生を初めて知りました。不幸だっ…
森田生涯 @ Re:短期、中期、生涯目標の設定は有用ですね(01/01) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…

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