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『思わず考えちゃう』の続編。今回もイラストとエッセイで楽しませてもらった。次男くんと嫁さんの話題も出てきて、次男くんはそのままヨシタケさんの小さい頃と同じなんじゃないか、とツッコミたくなる。手を守るための軍手。心を守るための軍手があったらいい。日常の些細な事に興味を持って、想像力を膨らませる才能はすごい!欲が出ました [ ヨシタケ シンスケ ]
2024.12.25
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初めての作家さん。タイトルに魅かれて借りてみた。6つの短編。どれも最後にどんでん返しがあって飽きなかった。自分の正義と他者の正義は違う。考えさせる内容だった。「その戦に義はあるか」世界中に問いたい。逆転正義 [ 下村 敦史 ]
2024.12.22
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廃校が決まった九州の小さな町の小学校。最後の秋祭りに集まった人たちの5つの連作短編。閉塞的な町での息苦しさを感じながら外へ出られない人。外へ出た人を非難しながらも憧れる人。一番理解できないのは自分自身かもしれない、と感じた作品。ファムファタルを求め続ける小説家の香坂の行動にはついていけなかった。でも夕方、ドヴォルザークの「家路」のチャイムが流れる頃にはそれぞれの気持ちが穏やかになって、良い終わり方だった。ドヴォルザークに染まるころ [ 町田そのこ ]
2024.12.18
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初めての作家さん。伊与原さんは理系というイメージがあって敬遠していたが、テレビドラマを見て原作を読みたくなった。今年の課題図書にもなっていた。確かに高校生が読んでも希望が持てる作品なんだろうな。はぼドラマ通りのストーリー。実験の装置や火星の重力を再現するところなどを映像で見ていたので読みやすかった。登場人物も個性的で、定時制ならではの世代間ギャップなどを乗り越えて、やる気にさせてしまう藤竹先生はすごい。他の作品も読んでみよう。宙わたる教室 [ 伊与原 新 ]
2024.12.18
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2編収録。表題作は冷え性の女性の話。痩せている訳でもないのに体の脂肪が燃えてくれない。つまり、ケチなのだ。『その周囲、五十八センチ』は58センチの太ももにコンプレックスをいだき、脂肪吸引をするが満足できず他の部位も次々と吸引してしまい、依存症になってしまう話。どちらも簡潔な文章の中にメリハリがあり、時に針を刺してくるようなイタ気持ちいい感じが癖になる作家さん。ケチる貴方 [ 石田 夏穂 ]
2024.12.11
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図書館で「送りたい本大賞優秀賞」のコーナーで目にして借りて来た本。「最近、日常にちょっと飽きた人へ」のポップが添えられていた。絵本以外にエッセーも書いているとは知らなかった。ヨシタケさんの創作活動のネタ本みたいで面白かった。「ボクはあやつり人形」は自分で決められないからだれか決めてくれないかな、という内容。”夕飯何がいい?”と聞いて”何でもいいよ”と答えられると困ってしまう、みたいなことかな。何かテーマがあれば頑張れるのにね。思わず考えちゃう [ ヨシタケ シンスケ ]
2024.12.04
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父の死後、言葉ではうまく言い表せない違和感を感じている主人公が夜ウォーキングを始める。相談を受けた彼女がそれを“モヤヤン”と命名。病名がついただけで安心するような感じ。また、「それって何か違う」と思うことが他人と共有できなくて、自分の語彙力が足りないのかな、なんて落ち込むこともあるある。いつも月夜ではないけれど、心が落ち着く読書でした。いつか月夜 [ 寺地 はるな ]
2024.12.04
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不思議な読書体験だった。結合双生児といえば、ベトちゃんドクちゃんを思い出す。けど、主人公の姉妹は足から頭まで結合していて、5歳まで1人の人間として生活していた。内臓も子宮も脳も共有しているのに人格は別々。考え方も違う。心臓もひとつだから死ぬのも一緒なのか?試験を受けるときや選挙の投票はどうするのかな?前半は、読んでいて2人が区別出来たが、後半は哲学的な思考がからんできて、だんだん区別出来なくなってきた。遠くない未来、結合双生児は増えていくと思う。放射線物質とか環境汚染などが原因で。サンショウウオの四十九日 [ 朝比奈 秋 ]
2024.12.04
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