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2024年03月04日
テーマ： 雑感(117)
カテゴリ： ＴＶを見て
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逢うが別れと・・・流行歌ではないが、最近はしみじみと思う。人との別れもあるが、猫や犬との別れも切ないものだ。私は幼い時から犬や猫と生きて来た。我が家には絶えず彼等は家族の一員として生きていた。猫・犬・ウサギ・ヤギ、泥池には川で捕ったフナや鯰・ハゼなどが泳いでいた。それが我が家の日常だった。
皆、たくさんの思い出があるが、とりわけ思出深いのは雑種犬のコロだ！彼には数々のエピソードがある。その一つが行方不明事件だ。
父親はまだ明けやらぬうちに仕事に出かけていた。自慢のバタバタで（原動機付自転車なのだが、姉の子供が幼い頃、バタバタ爺ちゃんと呼んでいた。エンジンの音がそう聞こえるらしい。）闇を照らしながら出勤していた。コロは何時もその父の跡を追いながら、存分に朝の空気と散歩を楽しで帰って来ていた。しかし、その日は朝が白んでも帰ってこなかった。「コロは道に迷ったかもしれんけーアンタらー学校に行く時よう見ながら行きなさい」母も心配していた。学校の行き帰り、妹と近所の子等と少し道草をしながら探したがコロは見つからなかった。
学校の友達に聞いても「そんなは赤犬見んよ」という答えだった。そして梅雨に入り夏が来ても行方知れずだった。もう何処かで死んだのか？私の心に悲しさと諦めが絶望に変わった。
ある日だった。たまたま一人で下校していると。向こうから妹が息せき切って走って来た。「兄ちゃんおったよ！」興奮して声は上ずり顔は真っ赤になっていた。私はすぐ妹の走る方に息せき切って着いて行った。
コロが居た。妹の２人の友達がしっかりと支えていた。
「コロどうしたんか！」思わず大きな声が出た。コロは安心したのか、縋り付くような目で私を見た。
その目は「どうして早く見つけてくれなかったの」と打ってている様に見えた。私が２人からコロを受け取り抱きしめると、安心したのかコロは今にも倒れそうになった。コロを励ましながら妹たちとやっと家にたどり着くと。母は「よう生きとったね！」とコロの頭を擦った。
そのコロも私が高校に入る前に静かに天ｎ召された。
逢うが別れと・・・流行歌ではないが、最近はしみじみと思う。人との別れもあるが、猫や犬との別れも切ないものだ。私は幼い時から犬や猫と生きて来た。我が家には絶えず彼等は家族の一員として生きていた。猫・犬・ウサギ・ヤギ、泥池には川で捕ったフナや鯰・ハゼなどが泳いでいた。それが我が家の日常だった。
皆、たくさんの思い出があるが、とりわけ思出深いのは雑種犬のコロだ！彼には数々のエピソードがある。その一つが行方不明事件だ。
父親はまだ明けやらぬうちに仕事に出かけていた。自慢のバタバタで（原動機付自転車なのだが、姉の子供が幼い頃、バタバタ爺ちゃんと呼んでいた。エンジンの音がそう聞こえるらしい。）闇を照らしながら出勤していた。コロは何時もその父の跡を追いながら、存分に朝の空気と散歩を楽しで帰って来ていた。しかし、その日は朝が白んでも帰ってこなかった。「コロは道に迷ったかもしれんけーアンタらー学校に行く時よう見ながら行きなさい」母も心配していた。学校の行き帰り、妹と近所の子等と少し道草をしながら探したがコロは見つからなかった。
学校の友達に聞いても「そんなは赤犬見んよ」という答えだった。そして梅雨に入り夏が来ても行方知れずだった。もう何処かで死んだのか？私の心に悲しさと諦めが絶望に変わった。
ある日だった。たまたま一人で下校していると。向こうから妹が息せき切って走って来た。「兄ちゃんおったよ！」興奮して声は上ずり顔は真っ赤になっていた。私はすぐ妹の走る方に息せき切って着いて行った。
コロが居た。妹の２人の友達がしっかりと支えていた。
「コロどうしたんか！」思わず大きな声が出た。コロは安心したのか、縋り付くような目で私を見た。
その目は「どうして早く見つけてくれなかったの」と打ってている様に見えた。私が２人からコロを受け取り抱きしめると、安心したのかコロは今にも倒れそうになった。コロを励ましながら妹たちとやっと家にたどり着くと。母は「よう生きとったね！」とコロの頭を擦った。
そのコロも私が高校に入る前に静かに天ｎ召された。
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