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Jul 17, 2005
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夏休みに架けて彼女の担当するイベントが続いているので、食事に誘っても逢えない日が続いた。
 その間、僕は仕事で万博へ行って来た。梅雨の合間の晴天に恵まれて、当日会場は、うだるような暑さだった。仕事で1~2の企業パビリオンを見ただけで、名古屋に戻ったのは、すでに午後6時を過ぎていた。ペットボトルの持ち込み禁止、一人一人の持ち物検査など予想以上に入場チェックが厳しく、そんな無駄な時間をとられて、見学の賞味時間は短い。
 それでも最近の景気回復もあってか、予想した以上の人出で、食事する場所や公式グッズの売店など何れも長い人の列を作っていたし、人気のパビリオンに整理券を求めて並ぶ長蛇の列の人々の表情はいずれも疲労困憊の様子だった。
 僕もその日は疲れ果てて、人に頼ってやっと手配できた郊外のビジネスホテルに泊まることにした。寝付かれずにいると彼女から「明日夜時間が取れたわ」とメールが入った。余りの嬉しさで僕は翌日仕事を大急ぎでやり遂げて、早々と帰京した。
 夜の食事で待ち合わせたショッピングモールは夏物バーゲンの真っ最中だった。万博の土産を何も買ってこなかったことを気にしていたので、彼女に何か服を買ってあげると提案したら「わーい」と子供のように喜んだ。
可愛かった。オレンジのややシースルーのブラウスが気に入ったので、それにした。38?と小さめなので取り寄せとなったのでインナーだけ持ち帰るという。
 閉館間際まで食事をして、帰りはエレベーターの影で長い時間、抱擁し、キスを交わした。
強く抱いた体からは久しぶりの彼女のフェロモンの香り?が立ち上ってくるようで、終電まで僕はしばし恍惚の中にいた。





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最終更新日  Aug 13, 2020 12:54:29 AM
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