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ゲーム会社は開発者だけでは成り立ちません。そこには、営業を行う者も当然います。今回は、この営業と開発の関係のお話です。実は、ゲーム業界においては、お恥ずかしい話ながら、営業担当者と開発担当者の仲が悪い、雰囲気が険悪などという話は、そんなに珍しい話ではありません。なかには、この関係の拗れが原因で会社を嫌になり退職する人もいるのです。何故、険悪な雰囲気になりやすいのか、そこには単純明快な理由が存在します。それは、一つのゲームに対する指針の違いです。営業は、各店舗及び、独自の情報網を使ってゲームが売れるためのアイデアを収集します。開発も、同様に独自にゲームが売れるための企画を作成し、開発にとりかかります。ここからが、問題です。お互いがお互いに、売れると信じているものが違う場合があります。営業は、「売るためにはこうして欲しい。」開発も、「売れるためにはこうしないと駄目だ。」そこで、折り合いがつく場合は、良いのですが、お互いに強固に信じている方向性が違う場合に折り合いがつかない場合というのも稀に存在します。そこから、場合によっては関係が悪いものへと進んでしまうのです。その場合、最終的には、どちらかの判断に従う必要があるのですが、どちらに従うのかは、会社によって分かれるところです。営業が立場が強い会社、開発が立場が強い会社というのがあります。理想は、まったく同じという立場ですが、それは現実的には、難しいところです。さて、今回は負の側面に話が行きましたが、何も悪い事ばかりではありません。この喧嘩も、元々はお互いがお互いにゲームを良くしたいという意思から来ている事は間違いありません。上手く噛み合えば凄い力になるのです。上記のように間違えた関係に発展してしまった例は数多く存在しています。然し、なかには、上記の関係を上手く昇華しより良いゲーム作りに生かしている例も同じようにあるのです。そういう時に、ユーザーが面白いと思えるゲームが誕生するのでしょうね。追伸:蛇足ですが、私の開発チームと営業の関係は良好です。ゲーム開発においては、開発と営業はお互いに絶対に無くてはならない存在です。私は、自分に無いスキルを持っている営業の人間を尊敬・信頼しています。このブログを読んで、誤解しないで下さいね。
2006.01.31
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さて、今回はPS3の対抗馬の一つである任天堂レボリューションの優位性を探ってみたいと思います。今までは、任天堂は次世代機戦争において、覇権争いから蚊帳の外に置かれてしまった感じがありました。然しながら、DSの圧倒的な躍進によって任天堂ハードの覇権奪回の可能性が出てきました。レボリューションですが、他のハードと比較した場合に、まったく違うコンセプトで開発されています。このハードは高性能を追求しなかったため、コントローラーの概念を変えて、遊び部分に特化した設計を行っています。つまりは、DSとまったく同じ基本理念において開発されたハードという事になります。現行のDSの躍進を見ると、ゲームから離れたユーザー、ゲームを遊ばなかったユーザーの獲得に成功しています。そのユーザーがレボリューションに流れる可能性も当然ながらあります。更に、DSとの連動によって流れは加速されるでしょう。DSが強くなればなるほどに、同じ理念に沿って開発されたレボリューションの勝算が高くなるわけです。加えて、販売価格も大きなアドバンテージとなるでしょう。他のハードと比較して発売時の販売価格はかなり抑えられるでしょう。これは、ユーザーの手に届きやすい価格帯になる事を意味します。最後は、開発者に向けてのアドバンテージです。レボリューションは次世代機の中でも、もっとも開発費が安価に抑える事が可能です。これは、ハード性能を追わなかった事による副次的な利点です。独創的なハードにあわせた仕様作りの面では最初は苦労する面もありますが、開発全体のコストを考えれば、圧倒的に安価なのです。開発費高騰に悩む開発者にアピールする事は十分に可能でしょう。以上の要素により、任天堂レボリューションが市場の主役に躍り出る可能性はあります。然しながら、劣勢という構図は変わる事はありません。後は、ユーザーがどう判断するかです。高性能なゲーム機が良いのか、独創的なゲーム機が良いのか、今回の結果次第で、次回の次世代機戦争の方向性、ひいては、今後、どのようなゲームが主流になっていくのかの未来を決定付ける重要な戦いになるでしょう。もし、任天堂が勝つような事になれば、ゲーム産業は、今の進化の方向性から大きく舵を切りなおすでしょう。SONY、またはマイクロソフトが勝てば、現在の進化の方向性を大きく進める事になるでしょう。今後が楽しみです。
2006.01.30
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以前のブログにも書いた通りに次世代機の勝者としては、PlayStation3(以下、PS3)を予測しています。然し、今回はあえてPS3が他の次世代機に敗れる可能性を探ってみたいと思います。まず、PS3ですが、現行の仕様のままで発売する事を想定すると他の次世代機に比較して圧倒的に高性能を誇っていますが、そこに、大きな弱点があります。この高性能ですが、はっきり言ってしまうと、開発者の作りやすさを一切、無視して機械の性能を追求した結果によるものです。つまりは、PS3でゲームを作る開発者に多大な労力を求める事になります。難しすぎる機械は、開発者離れを起こす危険性があります。会社としても、労力が掛かる事はお金が掛かる事と同義ですから、他のハードでも近い売り上げを計上出来る可能性があれば、PS3から撤退する可能性もあるのです。また、この開発難易度の上昇によって作成期間が長くなってしまう傾向がより顕著になります。その結果として、なかなかゲームが揃わない。開発中のゲームが多くても、なかなかリリースされない等の状況を生んでしまう危険性を秘めています。現行でPS3のゲームを開発中のメーカーは多く存在しています。然し、残念ながらゲームが完成寸前だというメーカーは殆ど聞いた事がありません。上記によって、発売日への影響も懸念されます。PS3は発売予定日を2006年の春としていますが、どんなに早くても4月~6月の発売が限界ではないでしょうか・・・但し、その時期に発売したところでソフト不足が深刻な事になるでしょう。他にも、開発者が使う作成環境に弱点があります。PS3はOpenGLを採用しています。こちらは、メジャーなライブラリのために一見、開発においては問題が見受けられないように思います。然し、マイクロソフトのDirectXに比較した場合には大きく劣る事になります。DirectXは時代と共に、先端技術に対応出来るようにバージョンアップを繰り返してきた非常に優れたライブラリです。比較して、OpenGLは残念ながらバージョンアップが殆ど行われていないライブラリのため、時代にマッチしている物とは言い難いのです。ここでも、PS3は開発者に対してのアドバンテージを失っています。加えて、高性能を追及した結果による高価格化です。最終的に性能を何処で落ち着けるか、発売までに生産コストをどう落とすかにもよりますが、このままの前提であれば、販売価格はとんでもなく高価格になります。どう頑張ってもXBOX360よりも高い値段での販売となる事でしょう。この値段であれば、流石にユーザーは購入に二の足を踏む事になるでしょう。最後に、SONYの対応についてです。SONYは開発会社に対して、PS3に相応しいタイトルのみを供給してくれというような通達を出していますが、ハードメーカがそのような通達を出す意図がどういう意味なのか図り兼ねています。仮にPS3に相応しい高グラフィックスのゲームという意味であるならば、発想への自由度が狭まり、ゲームのマンネリ化を進行させる事になります。PSは前回までの勝者ですが、仮に、ハードメーカーが傲慢な姿勢になってしまっては、最早、そのハードからは人が離れていくだけです。過去に実際に、その理由によって衰退してしまったハードもあります。SONYが同じ道を歩まないように祈るばかりです。さて、今回はPS3の敗北へのシナリオを探ってみましたが、ここで、要約しますと、開発者を無視した高性能化による開発期間、開発難易度の上昇、それに伴って開発会社離れの危険性が上昇し、更に販売価格の高価格化において販売へ深刻な影を落とす危険性が上昇します。以上の点が大きなマイナス要素となるでしょう。今年は、順調にいけば、XBOX360、PS3、任天堂レボリューションが揃う年になりそうです。次世代機の覇者は何処になるのでしょうか。それによって、開発者の明日の変わってくることでしょう。私も、行く末をしっかりと見極めていきたいです。
2006.01.29
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ゲーム開発者という職業についてですが、世間的に見て、どのように映るものなのでしょうか?この職業は人によって、まったく違った見え方をしている職業ではないでしょうか?ここもで見え方が違う職業も珍しいのではないかと思っております。まず、この職業に対して好意的な人、否定的な人が両極端に分かれる場合が多々あります。好意的な意見としては、かっこいい、頭が良さそう、お金を持っていそう、仕事が面白そう等、実態は別として良く耳にする意見です。否定的な意見としては、大人がゲームを職業になんて馬鹿らしい、暗そう、お金を持っていなさそう、オタクくさい等、これらについても良く耳にする意見です。新規産業なために、ある程度の誤解はあるかもしれませんが、誤解な部分については訂正していきたいですね。まず、ゲームという業界ですが、暗い人間がやっていくには辛い業界です。沢山の人間が開発に関わるわけですから、暗くて、まったく喋らない人間の扱いは、他業種の会社と比べても大差ないと思います。会話が無ければ協調性が無いとみなされます。他にも、宴会なども頻繁に行くと言うと驚かれる事が多いのですが、普通にお酒も飲みます。一般の会社と随分と懸け離れたイメージをお持ちの方が多いようですが、そんなに大差はないのではないでしょうか。少なくとも、私の友人にゲーム業界以外の人間は多くおりますが、話を比較してみても、明確な相違点は多くはありません。要約すると、一般の会社との違いは、世間で思われているいるよりも遥かに少ないのではないかと思います。良くも悪くも誤ったイメージで捉えられる事が多い業界です。少しずつでも、イメージを是正してければと思っています。注)上記は、私なりの一般的なゲーム会社を見ての意見です。なかには、秋葉系真っ只中な会社もあるのも事実です。そこらへんの会社のイメージがクローズアップされているのかもしれませんね。
2006.01.26
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近年になって開発費が高騰している事は話題に触れましたが、それよりも、今後において問題になりそうな事が品質の維持です。開発費が上がれば、潤沢になって品質が維持出来そうだと単純に考えれば思いそうですが、事はそう簡単ではありません。逆に、品質維持においての危険性が増している部分があります。現行では、XBOX360では、開発費最低ラインが10億円等と噂される事がありますが、実際に、これだけの人材を動かすという事は途方もない人数をかけて、仕事をする事になります。ここで、問題になるのが意思の疎通です。小さいゲームにおいては、ディレクターの意向が、隅々まで正確に伝える事が可能でした。ところが、現代の開発においては、規模が大きくなりすぎたために少人数での管理に無理が出てきています。そこから、綻びが発生します。ゲームのデザインを企画していた人間、絵をデザインした人間、プログラムをデザインした人間が全てを見て修正し指示を与える事は実質的に不可能です。そのため、ディレクターの意向が反映しきれない箇所が存在する事になります。これが、ゲームデザインの破綻に反映する危険性を生みます。他にも、人員の能力差が顕著になります。大多数の人間を確保する必要性が生じますので、中には、プロジェクトに携わるのに力が不足している人間をも抱えなければいけない状況になる場合があります。これは、同じゲーム内での出来、不出来の差となって現れる可能性があります。同じゲームでもキャラクターによって大きく出来が違うゲーム等に出くわした事がある方も多くいらっしゃるでしょう。それらの問題が起こる可能性が高まるわけです。これらのリスクを最小限に抑えるために各小セクション毎のディレクターの育成が急務になります。今後においては、ゲームディレクターのみではなく、それに付随する人員の力の重要性は更に増す事になるでしょう。大金を掛けても、上記の問題を解決出来なかったゲームは今よりも、お金を掛けた分に悲惨な出来となるでしょう。今までは、開発費が高いゲームは最低でも、それなりに遊べるというイメージが定着していたかと思いますが、今後は、そのイメージも変化してくる可能性があります。この変化は、肯定的に捉えれば、開発費に囚われない時代が来る可能性を高めたとも言えます。そういった肯定的な変化に出来るように力を尽くすのみです。
2006.01.24
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次世代機が発売され、グラフィックスが進化したゲームも発売されてくるようになりました。グラフィックスの進化は凄まじいものがあり、なかには、実写と区別が付き難いタイトルもある程です。この写実的な表現の進歩は、ゲームに圧倒的な現実感を生み出すのに大きな力を発揮しています。この力によって、今後はもっとリアリィティを感じさせるゲームが出てくるのではないでしょうか。然し、一方で問題もあります。あまりにも進化したグラフィックス、フォトリアル表現においては、デザイン性が排除されてしまいがちです。現実性を求めるあまりに、デザイナーのデザイン性の入り込む余地が無くなってしまったわけです。これは、ゲームとしては非常に重要な問題だと思います。何故なら、ゲームはゲームであり、現実ではないからです。昨今は、フォトリアル表現に傾倒しがちですが、そういう時代だからこそ、しっかりとデザインというものを考えていかなければならないのだと思います。
2006.01.18
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ゲーム産業というものは、産業としては非常に大きな規模の産業と言えます。これだけ大きな産業でありながら、ゲーム技術について専門的に学ぶ機会を与えてくれる学校というのは専門学校を除き、意外に少ないものでした。然しながら、最近は大学でもゲームについて学習する学科や講義が増えてまいりました。日々、進化する技術に対応するためにも人材の育成は必要不可欠なのは間違いありませんでしたので、良い流れになってきたと言えます。さて、本題ですが、今まではゲームというのものはゲーム会社単独で作成する事が多い時代でした。その時代が終焉を向かえようとしています。過去において、ゲーム製作は、そのすべてをその会社内でまかなっておりました。時代が進み、専門性が増していく中でその事について、無理が増していきました。そこで、最近ではゲーム産業と他の結びつきによって対応しようという試みが多く用いられるようになりました。その一つのケースが学会とゲーム会社の結びつきです。専門性が増していく中で大学の研究室での研究成果やその他はゲーム開発において、有効かつ有用な技術である事は間違いのない事実です。専門家の資産を流用出来ればゲーム会社内で投資するよりも少ない投資額で技術を転用可能になります。大学からしても、自分の技術を生かせる環境がある、利益もある、学生の就職先としても考える事が出来るとお互いにとってメリットのある関係性を構築出来ます。最近では、学会とゲーム会社がどう共闘していくかが一つのテーマとして議論されるケースが飛躍的に増えてまいりました。遠くない未来において、ゲーム会社だけがゲーム作りに関わる時代は終わりを告げるでしょう。ゲーム開発は、加速度的に身近になってくるかもしれません。その時には、今までになかった感性の息吹が業界に吹き込まれるといいですね!期待しています。
2006.01.13
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XBOX360の発売から1ヶ月以上が経過しました。日本市場のおいては、残念ながらプレイステーションの牙城を崩す可能性を感じさせる結果とはなりませんでした。このままでは、圧倒的にXBOX360が劣勢に立たされる事は言うまでもありません。その中で、今回はXBOX360のPS3への優位性を探ってみたいと思います。まず、第1の優位性は開発費に関するものです。XBOX360はPS3と比較した場合に開発費が安く出来る公算が高いです。そのため、開発費の高騰が問題になっている現在においては、XBOX360で勝負するケースが増えてくる可能性があります。その結果、ソフトラインナップを強化出来る可能性があります。同様の理由でソニーはPS時代に多数の開発者の協力を得る事が可能になり、任天堂の牙城を崩しました。何故、XBOX360の方が安いかについては、まず、ハードウェアに関する問題が挙げられます。PS3がXBOX360よりも高スペックなハードである事は後発ハードという事からも明らかな事実ですが、その分、やらなければいけない事が増えたという事でもあります。他にも、大きな問題として開発用のライブラリと呼ばれる物があります。マイクロソフトは何年もかけて自分の環境での開発に慣れていただけるように充実したライブラリ環境や情報をフリーで公開してまいりました。そのため、技術者が慣れた状態から開発をスタート出来る事になり、導入部分において、マイクロソフト側の方がコスト的圧倒的に有利となります。次に、第2の優位性は本体価格です。XBOX360は、先行してハードを販売しました。性能ベースで言えばPS3に劣る結果になる可能性が高いですが、これを、逆手に取ればPS3よりも圧倒的に安価でハードを供給出来る可能性を手に入れたという事も言えます。PS3は、このままでは高価なゲーム機になる事は目に見えています。そのまま、PS3が行く場合にXBOX360にとっては、そこがつけいる隙になります。仮に、XBOX360がPS3の半分の価格だったらどうでしょうか?そして、第3の優位性は会社母体の強さです。マイクロソフトは知らない者がいない程の強力な会社です。仮に、XBOX360で利益が出ない、赤字が出る等したところで、会社が揺らぐ事は、まず考えられません。そのため、ソニーと比較しても、大胆で強引な手法に出る事が可能です。マイクロソフトの過去のビジネスのやり方として、勝つまでは、赤字覚悟でビジネスを展開するという強引な手法があります。仮に、マイクロソフトとソニーの体力勝負のような状況にマイクロソフトが持ち込めれば勝てる見込みが出てきます。あくまでも、例ですが、ゲームを売る際には、当然ながらハードメーカーに、かなりの額のお金を持っていかれる事になりますが、それがマイクロソフトは、いらないと言ったらどうでしょうか?それに飛びつく会社は、確実にありますよね。そして、最後は優位性ではなく、勝利への可能性の話ですが、ゲーム市場の変遷が大きく関わってきます。昨今のゲームについては、日本市場のみで開発資金を回収する事はこの上も無く難しい時代に入ってきました。そのため、世界をターゲットにゲームを開発する事がある種の前提のようになっております。ご存知の通りに、世界を見渡した場合に、PS3とXBOX360のどちらが勝つか、XBOX360を勝つと予想する方は世界に多くいます。ここで、重要なのが、世界基準で考えた場合に、どちらが多くのユーザーを抱えているかになります。仮に世界的に互角まで持ち込めた場合に、上記の優位性からXBOX360を開発者は選択する事になるでしょう。日本では圧倒的に有利なPS陣営、意外につけいる隙はあるかもしれません。
2006.01.12
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"2ちゃんねる"に代表されるようにネット掲示板という物が現在は数多く存在しています。その中では、ユーザーの方々から各ゲームに対しての色々な書き込みが行われているのが日常です。さて、本日の本題ですが、その中の書き込みで開発者宛に書かれた書き込みを多く見る事が出来ます。掲示板に書いた本人は開発者に届いて欲しいという気持ちで書いているのだと思いますが、実際はどうなのでしょうか。開発者には、届いていないのでしょうか。そこで、そんな疑問に対しての答えですが、「届いています!」開発に携わった人間である以上はユーザーの意見というのは何物にも変えがたい物でありますし、非常に参考になるものであります。勿論、開発者のうちの全員が見ているとまでは言いません。私感ではありますが、半数近くの人間が頻度の大小はあれ、自分のゲームの評価を気にかけてネット掲示板や個人のブログを見る、聞く事があります。場合によっては、ネットに載っていた要望の中から本当に面白いと思えるものがあったら採用する場合もあるのです。仮に本当に続編が欲しい。こういうアイデアはどうであろうか?という物があれば、どんどん葉書やネットで書き込みを行っていただければ、開発者に届き採用される可能性が本当にあります。このネット掲示板の存在によって、ユーザーと開発者の距離は確実に縮まっているように感じています。ユーザーから、色々なご意見をいただいて、ゲーム製作者が、より面白いゲームを作るべく努力する。この相互関係があれば、ゲームをもっと面白いものに出来るかもしれません。ゲームが好きな方、嫌いな方、是非、ネットを通して開発者に色々なメッセージをお送り下さい。私達は、そのメッセージを参考にさせていただき、ゲーム開発に活用させていただきます!
2006.01.11
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ここ数年間の間で、日本ゲーム業界の多国籍化が進んでいます。昔は、あまり見かけなかった、外国籍のスタッフ、元外国籍のスタッフ等が当たり前のように職場の中に入って来ている時代に感じます。何故、増えてきたのでしょうか?明確な答えは私の中にもありませんが、確かに、自分の周りや、他社の話を聞いている限りでは割合が増えてきているようです。これに関しては、私は概ね好意的に捉えています。ゲームも世界にグローバルに展開していく中で異なる感性や異なる環境での経験というのは貴重な知識、経験として役に立つ機会があります。また、お互いにとって刺激になるため、相互向上の効果も期待出来ます。時代もグローバル化が進んでいますので、国籍等に囚われずに仕事をするのは時代に適した仕事の仕方であると思います。然しながら、逆に不安を覚える事もあります。新卒の面接等をする場合があるのですが、年々、ゲームにおける技術の進化について行こうとするあまりに新卒採用の基準が高くなってしまっているように感じます。その結果、日本人の新卒の方だけでは優秀な技術者が賄えない状況になってしまったという側面もあります。他にも、気のせいとは言い切れないのが日本人新卒者の平均学力の低下です。技術現場にいる人間としては、この部分を特に感じます。(偶然、私の職場だけなのでしょうか?)いわゆる出来る層というのは、相変わらず存在していますが、平均にした場合に、質が落ちているような気がします。若い層での目的意識が薄いためなのか明らかな勉強不足で試験に挑む学生が多いです。(学問だけではなく、対人部分についてもです。)ここ数年間は就職難などと騒がれましたが、実態は逆で、採用難なのではないでしょうか?企業は戦力になる人材がいれば採用する可能性が高いです。それが出来ない人材が多くなっているのが実情ではないでしょうか。今の時代は確かに、ご飯を食べるのは簡単な時代なのかもしれません。然し、外の国からも優秀な労働者が多く来ます。今後も、そうであるとは誰も言い切れません。日本人も世界の中での自分の位置づけというものを明確に考える必要がある時代であると思います。私も意識していかなければならないと思っているのですが、日本の中の自分ではなく、世界の中の自分という目線で捉える事が必要です。それが出来るかどうかが、今後の日本人の労働者の質を左右するのではないでしょうか。そういう意味で、この多国籍な社会というのは自分をより練磨出来るチャンスでもあります!辛い時代と捉えるか、良い時代と捉えるか自分次第、頑張ります!
2006.01.10
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本日は中古に関して常々、思っている事をブログに纏めました。数年間にですが、ゲームショップとゲーム会社の間でゲームの中古に関しての争い(裁判)がありました。その当時の結果としては、ゲームショップ側が勝訴し、中古販売は合法という結果となりました。然し、依然として中古の問題については解決したとは、言い難いのが現状です。業界でも賛否両論渦巻いております。まず、個人的な意見ではありますが、中古市場については、基本的には賛成の意見を持っています。ユーザーが購入したゲームを自由に出来ないというのはお金を払った以上はおかしいと思いますし、また、中古で売ったお金で違うゲームを購入していただく機会も増えると思います。無い場合と比較した場合には、明らかに、市場の活発化が期待出来ると思っております。然しながら、一部の問題については修正の必要があるのが現状だと感じています。私が感じている問題は下記のような状況での開発会社に入る売り上げ金がまったく違うからです。1、100万本を新品で販売2、50万本を新品で販売、50万本を中古で販売2の方が、単純計算で1の場合に比べて売り上げ金が2分の1しか入らない事になります。これは、次のゲームへの開発資金を調達する上で非常に苦しい状況となります。これは、極端な例でしたが、デジタルメディアは劣化しないため、中古が市場において非常に力を強く持っているのは事実です。今後は、中古市場を継続していくにあたり、双方が歩みよりをして改善していかなければならないと考えています。まず、中古に関しては、売り上げ金の何パーセントかを開発会社にバックしていただくようなシステムを構築する必要性があります。これによって、開発会社も資金の回収が可能になります。次に、これではショップ側にはデメリットしか無いように感じますので、新作の卸値を引き下げるようにします。これであれば、ショップの新作へのリスクが少なく出来ますし、新作導入に関しても多少、積極的になれるのではないでしょうか。ゲーム会社にとっても、ユーザーにより遊んでいただけたゲームに関して、それに見合った資金を回収出来るので良い結果になるであろうと思います。今は、歪な形で進んでしまった中古問題ですが、今後を睨んで双方ともが歩みよって新しい市場を形成出来ないものでしょうか。デジタルメディアは、今後において法改正しないとも限りません。その時々で片方が不利になってしまわないように共闘体制の構築が急務であると思います。
2006.01.08
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最近はゲームの倫理問題について取り上げられる機会が増えてまいりました。一部の報道等で少年犯罪の増加の原因にTVゲームの影響がある等と根拠に乏しい報道がなされているのが現状です。現在、ゲーム業界では、政治家等による倫理規制や販売規制等の要請があります。先日ですが、某社のプロデゥーサーと飲みに行ってきまして、そこで、この問題について話題に上ることがありました。話題の中で規制の話になったのですが、業界の中では、主に二つの意見があります。1つ目は、規制等はとんでもない事だという意見です。表現は自由であるし、ゲーム産業だけ規制したところで、犯罪抑止効果があるのか疑問であるし、そもそも犯罪との因果関係の立証がされていないという意見。2つ目は、あえて規制するという意見です。これは、販売層を規制する事によって、一つの例としては、18歳以上には絶対に売ることが出来なくなったりするという事を逆手にとって、より過激な表現を促進したり、表現の幅を広げてはどうかという意見です。この意見に関しては、現在もゲームの倫理機構でも熟慮している最中であります。このプロデゥーサーも倫理機構に呼び出しをうけ、意見を求められたとの事でした。さて、私の意見ですが、規制には断固として反対です。そもそも、何故にゲームだけが規制の対象となるかが分かりません。(残虐な映画、TVは規制の対象では無いのか?)犯罪との因果関係もTVゲームより前に改善しなければならない問題があるのではないでしょうか?子供がゲームをやっていて現実とゲームの区別が出来なくなるという意見がありますが、そもそも、それだけの状態になるのに一体、一日何時間ゲームをプレイしているのでしょうか?常識のある親であれば、そんな長時間、一人で遊ばせませんよ。どう考えて注意します。TVだって、ずっと長時間、見ていれば脳の活動に影響ありますよ。小学生がゾンビゲームをやっている事でゲームを責めるよりも買い与えている親を責めるべきではないでしょうか?ゲーム業界も注意すべきところは山程あるとは思います。然し、問題の本質はもっと別のところにあるのではないでしょうか?だからこそ、解決が出来ていないのだと思います。ゲームを規制しただけで解決出来るのであれば、とっくに解決されていると思います。安易な規制によって表現が束縛されたり、悪いイメージがつかない事を祈ります。
2006.01.07
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あけましておめでとうございます!多忙なため、更新を怠けており、久しぶりのブログとなります。ちょうど、開発も次世代機への過渡期です。今後もしばらくは忙しい毎日となりそうです。さて、先月より次世代機が発売開始されました。XBOX360ですね。現状の結果としては、海外では好調ですが、日本では苦戦を強いられています。日本での苦戦は状況を見るに必然と言えるでしょう。国内ユーザー向けのタイトルを揃える事が出来なかったのが大きな要因でしょう。マイクロソフトのCM展開も未発売のゲームのCMを大量に投入する等、広告展開にも疑問が残ります。今後の日本でのXBOX360の結果は、日本国内向けのゲームが発売され始めた時に、どれだけユーザーにアピール出来るかにかかっています。XBOX360にも是非とも頑張って欲しいと思います。話は変わりますが、次世代機のゲームを見ると、大きく分けて2つのタイプに分かれています。1、描画の更新スピードを60フレームを維持する事を前提条件に開発されたゲーム2、描画の更新スピードを60フレームを維持する必要がない事を前提条件に開発されたゲームXBOX360では、1に分類されるゲームがリッジレーサー6やデッドオアアライブ4等になります。2に関しては、キングコングやニードフォースピード等がそうです。このフレームに関しては、前者では操作してからの画面への反応が早いため、操作感が良くなる傾向があります。然し、逆に静止画としての画面は後者に劣ります。後者は、この逆の事が言えるわけです。PS2時代は、当初60フレーム維持を前提のゲームが多数を占めておりましたが、後期に入ると維持しないでも綺麗な画面を作る事に力を上げたゲームが増えてまいりました。私としては、ゲームである以上は操作感が何よりも重要だと考えています。そのため、私の開発するラインでは60フレームの維持を最低条件として開発するように気をつけておりますが、業界全体の流れを見ていますと、60フレーム維持は重要な事ではなくなってしまっているようです。個人的には非常に悲しい気持ちです。皆様は、どちらのゲームがお好みでしょうか?
2006.01.06
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