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転職やらなにやらでお金がなくなってしまい、しばらくあまりワインその他を買えない時期が続きました。現在も以前のようにはワインを買えなくなっていますが、ごくたまに飲んでいます。時間があれば、ワイン以外も含め、書いていきたいと思います。
January 22, 2020
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風邪で鼻がつまってしまいました。私は鼻がつまると最低1週間は匂いが分からなくなります。食べ物もおいしいものを食べても意味がなくなります。これでワインもしばらくおあずけです。ワインは香りが命ですからね。日本では発泡酒など安いビールは「喉で飲む」などと言いますが、今の状態ではそれでも勿体ない感じですね。ちなみに今の時期は昨年の新酒の売れ残りの半額セールなどがありますので、時々狙っています。
February 1, 2014
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ワインの話ではありませんが、一転ソフトクリームの話でも。北海道って、食べ物がおいしいというイメージがあると思いますが、全体的な調理技術で言えば東京には敵いません。ただお寿司屋は安くても割と新鮮で外れが少ないのと、あと「さすが北海道はレベルが高い」と思ったのはソフトクリームです。ソフトクリームと言っても、味の種類は少な目です。ミルクソフトのみか、観光地ではそれに夕張メロンソフトが加わる程度です。ただミルクソフトのレベルはさすがに高い。しかもソフトクリームを売っている店が多いです。札幌の中心部でも結構あります。お勧めは色々ありますが、まずは道外(北海道以外)の方が札幌に観光で訪れた際に立ち寄りやすいお店から。今の時期ですと、雪まつりを観に来られる方にも行きやすい場所のものです(寒くても室内なら問題ありません笑)。1.カフェ・ノルテ・サッポロ(JR札幌駅内の北西の食堂付売店)JR札幌駅という利便性のいい場所にありながら、本格派のソフトクリームです。ここのソフトは、私は北海道ミルクソフトの典型の1つだと思います。とにかく「ミルクそのもの」の風味が満載です。こってり系とあっさり系の2種類があるとすればこってり系。トルコアイスを少し思わせるような弾力もあります。そして当然、ミルクの味が濃い。しかもマシーンと温度管理がいいのか、ミルクが酸化気味な香りがしたことは一度もありませんでした(こってり系では時々あるんですよね)。ミルクだけのものと、ミルク味にハスカップソースをかけたものもあります。ミルクの味を味わいたい方はミルクのみの方がいいと思いますが、私のように何度も食べていると、ハスカップも結構注文します。これも薄くない、ちゃんとしたハスカップジャムに近いもので、濃厚な果実感と適度な酸味が、ミルクソフトのアクセントになります。ここのソフトは、ノースプレインファームという、北海道の北東のオホーツク海沿いにある興部(おこっぺ)町という小さな町の牧場のミルクから作られているそうです。札幌からだと物凄く遠い場所です(北海道の田舎は交通網が少ないのでなおさら行きずらい)。2.北菓楼(新千歳空港、札幌三越、小樽他)「きたかろう」と読みます。ダジャレの一種でしょうか。観光客の方ですと、まずは新千歳空港のお店が寄りやすいと思います。新千歳空港(特に2階)は今やソフトクリームのメッカのような場所ですが、ここが私のおすすめです。ここはお菓子屋さんだけあって、ソフトクリームも牧場系のミルク感全開のものというよりも、バニラなどが効いたもの(北海道では少ないタイプのソフト)ですが、ベースのミルクも濃厚でしっかりしているので、非常においしいです(ワインと同じですね。ベースが弱いところに樽の風味だけが目立つワインよりも、ベースがしっかりしている方がおいしい)。1のノースプレインファームのものより少し甘味が強めです。他に札幌では三越の地下2階だけ。小樽の観光地・メルヘン交差点(小樽運河の東の方)の近くのルタオの裏側の北菓楼にもあります。北菓楼の本店は砂川と言う、札幌と旭川の中間にある小さな町にあります。砂川では本店と、高速道路の砂川サービスエリア(の下の施設)でも食べられます。本拠地の砂川だと他にチーズやチョコ味もあったりします。ここの注意点は、お店は営業していても、午後6時になるとソフトクリームは終わってしまう点ですね。千歳空港でも遅い便で到着すると食べられません。ちなみにこの北菓楼のソフトクリーム以外のおすすめとしては(ソフトクリーム以上に有名なのですが)、「北の夢ドーム」とかいう大きなシュークリームですね。高級なケーキ屋さんのシュークリームよりも生クリームのミルクの風味が強いです。大きさも普通の2倍くらいあり、食べ応えがあります。3.BOCCA(大通りビッセ)「ぼっか」と読みます。「大通りビッセ」は、札幌駅から地下鉄で1駅(歩いても行ける)の大通り公園のほぼ中心地にあります(2の三越も近くにあります)。雪まつりに来られた場合に立ち寄りやすい場所です。1階の「ビッセスイーツ」という、スイーツ屋が集まった場所の中にあります。ここのソフトは、2のようにバニラ風味が強い訳ではなく、また1よりも粘性とこってり感は少な目ですが、香りが非常に好きです。いい生クリームの香りを嗅いでいるような雰囲気があります。濃さも普通から見れば十分濃い目で、生クリームを使わないあっさり系とはだいぶ違います。このお店は札幌の南西の、洞爺湖に近い伊達市に牧場があるそうです。お店の看板メニューはミルクプリンのようですが、私はソフト以外ではここの飲むヨーグルトが大好きです。飲むヨーグルトって酸味が強いものが多いのですが、ここのは生クリームのようにまろやかでこってりしています。他にもおいしいと思ったソフトクリームはいくつかありますが、とりあえずこのくらいにしておきます。札幌から遠い、北海道の田舎の観光地のソフトクリームは、たまにハズレもありますが、やはり平均レベルは高いと思います。
January 27, 2014
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久々のワイン記事です。以前、デパートの試飲の時に隣にいた人が「メオの白はすごくいい」と言っていましたが、実際空けてみると、なかなかのものでした。2009年のハーフサイズですが、写真の通り色からしてまだ若々しく、香りは十分高級シャルドネ的なオイリーな香りを持ち、しかも飲むと酸が非常に強く感じられます。ブラインドで飲んだら、シャサーニュあたりで、しかも酸に騙されてプルミエ・クリュ・クラスと答えていたかも知れません(それにしてはオイリーな香りは弱めですが)。このワイン、なんとメオ・カミュゼの唯一のモノ・ポールだそうですね。確かにリシュブールやクロパラはモノポールではないですが。しかも畑はエシェゾーの近く。メオ自体、アンリ・ジャイエ云々の話もありすから、このワインは相当色々うんちくを語れるワインなんですよね。「エシェゾーの近くの白」というだけでも、ワインファンとしては興味を持つところですが、中身がしっかりしているということが、一番素晴らしいですね。メオのワインということでコストパフォーマンスは期待していませんでしたが、このワインはそれもあると思います。
October 1, 2013
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2年半以上、更新を放っておいてしまいました!ワインの趣味をやめてしまった訳ではないんです。ちょっと飲む頻度は少なくなりましたが、未だに飲んでおります。実は北海道の札幌に引っ越しました。引っ越しやら仕事のことであたふたし、時間がなかったというのも理由の1つですが、あとこのブログでリンクを貼るのに時間がかかる(慣れていない)ので、このブログを忘れた訳ではないんですが、なかなか更新に手が出ませんでした。さて、札幌のように首都圏から離れてしまうと、どうしても高級ワインを扱う店が少なく、試飲会なども少なくなってしまいます。いくつかの場所ではやっているそうですけどね。200万人近い人口のある都市なので、デパートはいくつかあるのですが、やはり東京でも試飲会で通い、ワインには定評のある東急デパートのワイン売り場はよく利用します。札幌では場所が悪い(駅の外れにある)ので比較的空いているデパートなのですが、ワインをはじめ、東京にある有名店が札幌のデパートの中では比較的多い印象があります。他にワイン屋としては、これも渋谷にあったヴィノスやまざきとか、グランヴァンセラーなど、主にすすきの駅周辺のワイン屋をたまに利用しています。という訳で、また更新頻度は極めて少ないと思われますが、たまに北海道情報なども含みながら、ワインや食事その他について書こうかなと思っております。
September 16, 2013
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昨年の東急本店の有料試飲で飲んだ、オーストリアの高級ワインです。'08 シュワルツ(クラッハー) / ロート バリック 赤シュワルツ・ロート・ツヴァイゲルト[2008]年・シン・クワ・ノンのマンフレッド・クランク担当...価格:6,909円(税込、送料別)クラッハーとのジョイントによる、ツヴァイゲルト種の樽熟成の高級赤ワインです。バリックの名前の通り、最初は樽香が強い印象。飲むとやはり有名品種とは違う風味。'09 ヒルツベルガー / グリュナー・フェルトリナー ホニホーグル スマラクトフランツ・ヒルツベルガー グリューナー・フェルトリナー・ホニフォーゲル・スマラクト [20...価格:9,450円(税込、送料別)ヒルツベルガーのグリュナーの中でも最高峰の畑のワイン。ピヒラーのMと並んで、この品種の代表であると思われます。香りにはミネラル感が強く、ボディはしっかりしていて、少し残糖を感じます。リースリングと比べるとやはり酸味は弱めです。若いので、かつて飲んだピヒラーのMの5年熟成品と比べ、色は薄く、閉じている印象もありました。'09 ピヒラー / リースリング ウンエントリッヒF.X.・ピヒラー・リースリング・“ウンエントリッヒ”・スマラクト・トロッケン[2009]年・F.X....価格:14,490円(税込、送料別)オーストリーの辛口白ワインの中でおそらく一番高いワイン。ラベルにはモーツァルトのオペラ「魔笛」の「夜の女王」が描かれています。夜の女王は脇役ですが、クリスタルのような高い声が要求されるので、リースリングの最高級品のラベルに選んだんでしょうか?グリュナーと比べ、リースリングらしい果実系の香りがありますが、やはりまだ若いので閉じた印象もあります。残糖はあまりなく、酸味は強め。まだミネラルの牢屋に閉じ込められている印象です。これが熟成するとどうなるのか、興味深いです。
February 11, 2011
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本当にお久しぶりです。当ブログはほとんど寝たままと言いますか、新酒の季節くらいしか更新しない状態が続いていますが、今年もまた、新酒の季節に久々の日記を書いてみました(笑しかも、昨年とほぼ同じメーカーの日本の新酒です。2つのメーカーの、白と赤をクロスさせています。ポレール・山梨勝沼甲州新酒(500ml)(リンクなし)やや甘口の甲州の白です。色は黄色がほとんどなく、無色透明に近い色。一応新酒らしいフレッシュな香りがあり、思ったより酸味も感じます。甘さはドイツのカビネットより甘いかも知れません。もちろんリースリングのような独特の石油香のようなのものも、ドイツの交配種のような独特の花系の香りもありませんから、本当にクセがないので、甘口好きなワイン入門者には、ドイツワイン以上に薦められると思いますね。メルシャン・山梨県韮崎市穂坂地区茅ヶ岳周域の地ワイン(500ml)シャトーメルシャン山梨県韮崎市穂坂地区茅ヶ岳周域の地ワイン2010年「赤500ml」品種はマスカットベリーAです。昨年飲んだポレールのベリーAの新酒よりも、値段が高い分色も濃く、一応赤ワインらしい雰囲気になっています。香りは新酒香も相まって、軽めのボジョレー・ヌーヴォーといった雰囲気です。一応酸やタンニンもありますが、やはり軽めですので、初心者には十分お勧めできるワインですね。今やボジョレー・ヌーヴォーも激安品が売られるようになり、これら日本のヌーヴォーにとって厳しい状況もありますが、解禁が早いことなども利用し、頑張って売って欲しいですね。
November 18, 2010
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またまた随分更新が滞ってしまいました・・ここまで更新しないならブログを閉鎖してもおかしくないのですが、たまたま検索に引っかかることもありますので、そのまま存続しておいてもいいかな、と思っています。そんな今日は、久々のワイン記事です。近場の伊〇丹のワイン売り場に「ジャンクワイン」という見切り品のコーナーがあるのですが、その中で良かったワインです。ラウル・クラジェ・ポマール2004ジャンク価格で2100円でした(ハーフじゃなくて)。このオスピスっぽいラベルの生産者は伊〇丹がよく取り扱っていますが、ワインファンからあまり話しを聞かないので、あまり信用していませんでしたが・・これがなかなか良かったです!ポマールの特徴とされる、ピノにしては厚いボディと、豊富な果実味が感じられます。しかもブルピノらしいビニール香など複雑な香りもしっかり感じ取れます。ワイン初心者に「これがブルゴーニュの赤ですよ」と紹介したくなるような、ホンモノの味です。1万円クラスでも、飲み頃を外すとこういう香りは楽しめません。フリッツ・アレンドルフ・リューデスハイマー・リースリング・カビネット・ハルプトロッケン2005アレンドルフも伊〇丹がよく取り扱っているドイツの生産者ですね。畑は”Drachenstein”です。このワインはジャンク価格でなんと525円!ラインガウのQmpですし、ハーフでも安い感じがしますね。でもハーフじゃないんです。少し年数が経っているせいか、リースリングの石油香が複雑になっています。グレープフルーツのような果実香と合わせ、バンバン香ってきます。酸も強烈で、これぞリースリングといった感じです。半辛口の表示通り、食事にも合わせられる甘さです。
May 19, 2010
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もう新酒の季節は過ぎてしまいましたが、ボジョレー・ヌーヴォーを中心とするフランスの赤のヌーヴォー3種を。フランソワ・フッシェ・ボジョレー・ヌーヴォー噂のペットボトル・ヌーヴォーです。西友でなんと749円でした!船便モノ以下の価格ですね。さすがによく売れているようでした。ヴィラージュものではないですし、その中でも安いので、さすがに香りは控えめですが、それでも2009の恩恵か、色付きも良く、ヌーヴォーにしてはCPは非常に高いと思います。クロ・デュ・フィエフ・ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーこちらはもちろん瓶です。ただしハーフボトルです。このブログに相応しいですね。クリュ・ボジョレーのジュリエナを造っている生産者で、このワインもジュリエナの近くの葡萄で造られているとのこと。この生産者のヌーヴォーははじめて飲みます。色は濃く、かなりどっしりした雰囲気。ヌーヴォーらしいバナナのような香りは控えめで、時間が経つとスパイシーさも出てきます。ヌーヴォーらしくないワインです。ドメーヌ・リヴォワール・カベルネ・メルロー・プリムール南仏のヴァン・ド・ペイのヌーヴォーです。「Vin de Pays de la Cite de Carcassonne」と書かれています。ボルドーブレンドのヌーヴォーは初です。とは言え、あまりカベルネやメルローの香りは感じず、ヌーヴォーらしいバナナの香りと果実味が豊富です。ボディは重みはないですが、並みのボジョレーよりはコクを感じます。バランスが良く、とてもCPの高い新酒だと思いますね。
December 17, 2009
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ご無沙汰しています。ブログがしばらく死んでいましたが(笑)、新酒の季節ということで、久々の記事です。ボジョレー・ヌーヴォーも解禁されましたが、一足前に解禁されていた日本のヌーヴォーをいくつか飲みました。ポレール・山梨マスカットベリーA・2009年新酒(500ml)昨年、同じシリーズの甲州白を飲みましたが、今回は赤の方を飲んでみました。赤と言っても色はかなり薄く、濃い目のロゼくらいです。ほんのり甘く、クセがないので本当に飲みやすい。ロゼ・ダンジューより飲みやすいと思います。これはワインが苦手な初心者にお勧めですね。井筒ワイン・信州桔梗ヶ原コンコード・2009年新酒(375ml)こちらはコンコードということで、色は濃いです。紫の、山ぶどうみたいな雰囲気でしょうか。甘口と表示されていたので、相当甘いものを想像していましたが、上記のベリーAと似た程度の甘さでした。色同様、結構濃いような雰囲気はありますね(山ぶどうっぽいですが)。これも昔の赤玉ポートワインのような感覚で、ワインが苦手な年配の女性の方々にもお勧めです。メルシャン・山梨県甲府市玉諸地区笛吹川流域の地ワイン・甲州・2009年新酒(500ml)これは別ヴィンテージを飲んだことがありました。色は薄く、あまり黄色は入っていません。新酒らしい香りと、甲州としては新しい醸造法で作られた感じの、酸化要素の少ないクリーンな白ワインです。一応産地限定で力が入っているのか、若干の苦味を後味に感じます。ほぼ辛口で、今回ご紹介した中では一番ワインらしいワインですね。ワインの苦手な、特に年配の女性は(やや甘口のワインが好みの)、わざわざ辛口で値段も高めのボジョレー・ヌーヴォーを飲むより、このような日本のヌーヴォーを楽しむのが一番だと思いました。
November 19, 2009
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久々の更新です。これもだいぶ前に東急本店で試飲した、06ブルゴーニュ赤です。アラン・ユドロ・ノエラヴォーヌロマネ・マルコンソール 2006ラ・ターシュに隣接する貴重な1級畑、マルコンソールのワインです。これは若くして既においしく飲める印象です。非常に繊細で、酸もタンニンも溶けており、飲みやすいです。香りもそこそこ開いています。アラン・ユドロ・ノエラはだいたいこんな雰囲気らしいです。リシュブールでもあまり濃くはないそうです。ロベール・シュヴィヨンニュイサンジョルジュ・ヴォークラン 2006こちらはぐっとパワフルな印象で、最初閉じていましたが、時間と共に徐々に香りが開いてきて、なかなかの大物感がありました。ニュイサンジョルジュにはグラン・クリュはありませんが、このワインは十分にグラン・クリュレベルでしょう。(ヴォークラン自体、グラン・クリュ並みだと言われますが)シュヴィヨンは濃いのにエレガントさも備え、異常価格でもないので、とてもいい生産者だと思いますね。
July 29, 2009
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東急本店の有料試飲の続きです。ラ・リコルマ/サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ 2005ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ・エリクリズム/サン・ポリーノ 2003バローロ・アルボリーナ/エリオ・アルターレ 2004現代風ですので、全て新樽によるヴァニラの香りが共通しています。若干のヴィンテージの違いはありますが、品種の個性が分かるのではないかと。各品種の中でも、非常に素晴らしいワインでの比較となりました。メルロー :05リコルマサンジョヴェーゼ:03ブルネロ・エリクリズム(サン・ポリーノ)ネビオーロ :04バローロ・アルボリーナ(エリオ・アルターレ)色の濃さは、メルロー>サンジョヴェーゼ>ネビオーロの順番でした。香りは、リコルマはやはりイタリアン・メルローらしい完熟果実香が中心ですが、酸味が強くてタンニンが細かいので、エレガントな印象です。時間と共に他のイタリア土着品種ワインとは違う、フランス的なしっとり落ち着いた雰囲気を感じます。同じ05レディガッフィほどパンチはありませんが、この繊細さはトップクラスのワインであることを示しています。サン・ポリーノのブルネロは、ブルネロの中でもかなり現代的なワインですが、時間と共に、イタリアらしい潮の香りと、ねっとりした酸味が現れ、フランス品種のリコルマとの違いが明確になります。色は真っ黒ではありませんが、濃縮感は全くひけをとりません。最終的に一番「パンチ」を感じるワインでした。アルターレのバローロは、この3本の中では色が淡く、エレガントで女性的に感じます。(それでも伝統派バローロのジャコモよりは色は濃いです。)新樽香が弱まると、ブルピノを思わせる妖艶さも感じます。もちろんブルピノよりはスパイシーな要素も強いですが、極めて繊細なタッチです。日本人の味覚としては、3つの中でこれが一番おいしいと言う人が多いと思いますね。私も相当好きなワインでした。こういうトップクラスのワインで品種の個性を比較できるのは、ワイン愛好家としては幸せであります。
June 12, 2009
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また東急本店の有料試飲です。「伝統派バローロの頂点」とも言える、憧れのワインを試飲できました!ジャコモ・コンテルノ・バローロ・モンフォルティーノ‘95(リンク先はヴィンテージ違いです)「イタリアワインの王」とも言われるバローロですが、結構色々な生産者があって、初心者にとっては選ぶのに苦労します。高いものも多いので、最初のうちはお手軽なものを選んだ方が無難だと思いますが。ご存知の方が大半だと思いますが、バローロには大きく分けて、伝統派と革新派(バローロ・ボーイズなど)があります。アルド・コンテルノという生産者もあり、それも一応伝統派の1人ですが、兄弟のこのジャコモ・コンテルノはさらに伝統的で頑固一徹との評判です。そのジャコモ・コンテルノの最高峰が、このモンフォルティーノです。ですから、「伝統派バローロの頂点」と言っても過言ではありませんね。この95は数年前は閉じていて、酸っぱいだけでおいしくなかったそうですが、ようやく少し開いてきたので、試飲に出したそうです。色はそこそこの濃さで、ブルピノでもありそうな色です。言われる通り、新樽のヴァニラの香りなど一切なく、古い大きな樽を使っていることが想像できる香りです。草の香りや、少しヨードのような雰囲気もあります。口に含むと、まだビシっとしたタンニンがあります。開いているかと言われれば、まだと言った方が良さそうです。予想通り少し取っ付きにくいワインですが、ハムなどを食べながら飲んだところ、複雑なエキス分が口いっぱいに広がりました。かつて兄弟のアルド・コンテルノの頂点、グラン・ブッシアの、同じ95を飲んだことがありますが、このモンフォルティーノ95よりも何年も前に飲んでいるにもかかわらず、だいぶ取っ付きやすいワインに感じました。やっぱりジャコモこそが、「ザ・伝統派」なんでしょうね。また今回は同時に、革新派バローロの頂点とも言えるエリオ・アルターレのバローロ・アルボリーナ04も試飲しましたが、やはりヴァニラの香りを持っていて、その香りの違いは歴然としていました。(アルターレについては、次に別な比較でご紹介します)同じバローロでもこれだけ違えば、比較する甲斐があったというものです。
May 27, 2009
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このブログで焼酎の話題を書くのは初めてです。私はワイン好きのせいか、焼酎でも香りの高いものが好きで、どちらかと言うと麦が好きです。百年の孤独は昔から人気のあるプレミアム麦焼酎で、楽天市場でも結構高い値段で売られていますが、私はとあるデパートの販売日に並んで、定価の2500円で2本入手しました。樽熟成によって少し琥珀色になっていて、香りも少しウィスキーを思わせる面があります。アルコールも40度と高いですし、ウィスキーっぽいです。ただしもちろん、ウィスキーのようなピート香はないので、和食にも合わせやすい柔らかい感じがいいですね。
May 6, 2009
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前の日記に続き、ピノ・ノワールです。今度はカリフォルニアです。クロ・デュ・ヴァル・カーネロス・ピノ・ノワール2002(リンクはヴィンテージ違い)カリピノらしい完熟したフルーツ爆弾のような果実味と、ブルピノのようなクールなビニール香(?)が同居しています。ニューワールドピノの中にはこの香りがあまり感じられないものも結構ありました。ブルピノ愛好家の方からすると、果実味が少ししつこく感じられるかも知れませんが、私は結構気に入りました。少し熟成して香りが開いているのもまたいいですね。クロ・デュ・ヴァルは私がワインを飲み始めた頃、カベルネとシャルドネを飲んだのが記憶に残っています。ラフィットの元醸造家が造っている(確か記憶によると)せいか、カリフォルニアの中では比較的抑制の効いたワインという印象もありますが、どうなんでしょうか。ピノは結構パワーもありますけどね。
April 18, 2009
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少し前に、自分独自の記念日を作って飲んだ、高級ブルピノを1本。グラン・クリュです!クロ・デ・ランブレー(ドメーヌ・デ・ランブレー)2004(リンクはヴィンテージ違い)別ヴィンテージがワイナートで高得点だったそうなので、期待して購入しました。ニュイのグラン・クリュにしては不人気で安いですしね。(といっても、普通のワインとしては凄く高いですが汗)色はピノにしては濃いのですが、さすがにカリフォルニアのようなフルーツ爆弾はあまり感じません。(時間の経過と共に果実味は増してきますが)少し鉄分を含んだような、実の詰まったボディ感があります。濃縮感はありながら舌触りはなめらか(メルロー的?)ですが、香りの開き方からすると、まだまだ若い雰囲気です。やはりもう少し熟成した方が、本領を発揮できるのではないでしょうか。(GCなので当たり前ですが)今でも結構旨いですけどね。
April 8, 2009
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久々に日本酒でも。変わった日本酒とレアな日本酒です。くどき上手 純米吟醸 生 にごり酒 亀の尾ひな祭りにかこつけて、白酒のつもりで飲んでみました。にごり酒だけあって、しっかりと甘いです。生酒らしいフレッシュさとえぐみがありますが、菊水の五郎八などよりは、フルーティーですっきりした要素もあります。もっともにごり酒ですし、酒米「亀の尾」の特徴は分かりませんでした。これで精米50%とはなかなかですね。甘口のにごり酒としては、お勧めです。飛露喜 純米吟醸 愛山私は最近の日本酒の人気の動向に疎いので、飛露喜についてはよく知りませんでしたが、「第二の十四代」の異名を持ち、相当な人気を誇るプレミア酒のようです。実際に楽天でも、ほとんど売り切れています。中でもこの純米吟醸愛山はトップクラスのようです。ある料理店で、「国際規格ワイングラス」でこれを飲みました。そのせいか、香りは白ワイン(甲州あたり)に近い印象でした。口に含むと、山田錦のようなゴールデンデリシャス香とは少し違い、白胡椒のようなスパイシーさを感じるお酒でした。それが酒米・愛山の個性がどうかはよく分かりませんが・・・確か生酒で、味わいもフレッシュさがありました。ミネラル感もあったような気がしました。
March 16, 2009
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忙しくてだいぶ間が空いてしまいましたが、11月の東急本店の有料試飲のローヌ特集の続きで、目玉ワインの1つ、ジャン・ルイ・シャーヴのエルミタージュ03です。(リンクはヴィンテージ違いです)これはパーカー100点の、記念碑的なワイン!値段もさることながら、ほとんど手に入らないようです。色は真っ黒に近い濃さ。香りはまさにシラーの典型と言われる黒コショウの香りが、驚くほど強烈に香っています。このボトルはF巻さんの判断で前日に抜栓したそうですが、まさに正解のようで、ようやく香りが開いてきた印象です。口に入れると、ちょっとないような濃縮感。ギューっと詰まった果実とタンニン。タンニンのザラザラ感は意外になく、若干甘さすら感じるような状態。飲み頃はいつなのか分からないようなワイン。おそらく20年くらい経たないと熟成感は出ないのではないだろうか。こりゃ、すごいものを飲ませていただきました。試飲できて運が良かった!
February 12, 2009
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今回からまた、東急本店の有料試飲の記録です。11月のローヌ特集の、まずは白ワインから。'06 シャトー・グリエ復活!ローヌ最高傑作の元祖ヴィオニエのモンラッシェ!シャトー・グリエ[2005]750ml (Chateau Grillet)(リンク先はヴィンテージ違い)1つしかないワインなのに単独のアペラシオンを名乗っていて、しかもかなり高級な白ワインなので、昔から興味を持っていました。そして今回ようやく、飲むことができました!ヴィオニエらしい花の香りと、果実香もあり、一体感というよりも、様々な風味が楽しめるワインです。ヴィオニエの高級ワインとしてはなかなか素晴らしい出来で、初心者の方もこのワインでヴィオニエを体感してもいいと思います。値段が高いのが難点ですが(汗)。シャトー・グリエは一時期は中身が知名度に追いついていなかったそうですが、最近の出来はなかなかいいようですね。白で有名なデュブルデュー教授が関わった影響もあるようです。'06 アンドレ・ペレ / コンドリュー シェリードメーヌ・アンドレ・ペレCondrieu Coteau de Cheryコンドリュー・コトー・ド・シェリ2006先述のシャトー・グリエにワイン造りを教えているという生産者。コンドリューを代表する生産者で、シェリーという畑もトップということで、まさにコンドリューのトップと言えるワインです。シャトー・グリエに比べ、果実味が少なく、花や紅茶の香りを強く感じます。ミネラルも強く、引き締まった印象です。若干甘みも強く、こちらの方が熟成に耐えそうな感じです。ヴィオニエはワインがあまり好きではない方にもお勧めできる白品種ですね。花の香りが高く、グラスを回した時に感じるワイン独特の臭みが少ないですし、同じ花系でもゲヴュルツなんかに比べると穏やかな香りですからね。
December 2, 2008
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ずっと更新が滞ってしまいましたが、久々の記事でも。ボジョレー・ヌーヴォーなどについては、割高なこともあり、ワイン通の皆さんの中には飲まれない方もいらっしゃるようですが、私は一応毎年飲んでいます。若いフレッシュなワインも割りと好きなもので。‘08新酒「山梨勝沼」(ポレール)(画像なし)甲州のやや甘口の白ワインです。アルコール度は5%とかなり低いです。色はほぼ透明で、薄いのですが、新酒らしいバナナのような香りは十分感じます。さすがに余韻は短いですが、CPは悪くないと思います。ワインやお酒が苦手な人にも勧められるワインだと思います。‘08ボジョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォー(ジョエル・ロシェット)【11月20日解禁!】ジョエル・ロシェット ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー キュヴェ・プレスティージ 2008割と定評のあるヌーヴォーのようですが、私は今年が始めてです。平均樹齢も高く、一部はクリュ・ボジョレーのレニエのぶどうも使われているとのことです。色も濃いですし、香りも結構濃厚ですね。ヌーヴォーらしいバナナのような香りもありながら、タンニンなどからくる腰のしっかりしたクリーミーな雰囲気もあります。これは今まで飲んだボジョレー・ヌーヴォーの中でも、かなりいいものだと感じますね。一般にボジョレー・ヌーヴォーは軽いと言われますが、ものによっては、色も濃いし、ボディーも結構あると思います。下手な銘醸ワインより濃く感じることもありますね。もちろん、熟成向きの香りとは思いませんが。
November 25, 2008
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クロ・デ・パプ 赤白2本セット (ハーフボトル) ●[2000] クロ・デ・パプ(赤)375ml 1本 ○[1998] クロ・デ・パプ(白)375ml 1本 ※フランス・お百姓元詰めワインクロ・デ・パプは赤の2005がスペクテーター年間1位を取って話題になった生産者ですね。白のセパージュは、グルナッシュブラン、ルーサンヌ、クレレット、ブールブラン、ピクプールの5種が各20%のようです。ローヌの白はいいものでも早飲みで、しかもハーフなので心配していましたが、開けてみると色は褐色化していませんし、香りも、ローヌの白らしい花の香りも残っていました。もちろん熟成香もあり、花のアロマも時間の経過と共に早く弱くなって、動物香的なものも出てきますが、熟成によって苦味もなくなり、とろっとしてまろやかで、バランスのいい白になっていました。ワイン初心者に濃い白ワインを紹介するなら、いいワインだと思いますし、(強い酸や苦味や香油の香りもないので。)ワイン好きにとっても馴染みの薄い味なので、面白いと思います。
August 30, 2008
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6月の東急本店のイタリア有料試飲の最後の1本です。'02 ダルフォルノ・ロマーノ / アマローネ(リンクはVT違い)【送料無料】ダルフォルノ・ロマーノ/アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラ 2001ついにこの「アマローネの神」のワインを試飲!前々から一度は飲んでみたかった憧れのワインです。色は真っ黒で、非常に粘性があります。香りは日なたの香りが強く、干しぶどうスープ(?)と言っていいような濃縮感。若干残糖があり、「超フルボディの赤のやや甘口」といった感じです。今まで私が飲んだことのあるトップクラスのアマローネ、クインタレッリのレゼルバでない方や、ブッソラのTBなどと比べ、もう1ランク濃くてズッシリした印象を受けました。現時点では香りは閉じ気味です。これが熟成するとまた凄くなるとのことですが、そんなものはこれからの生涯で飲めるかどうか・・・とりあえず今回は、ミアーニ、メッソリオ、ダルフォルノなど、憧れのスーパーイタリアワインを試飲できたのが収穫でした。
August 4, 2008
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6月の東急本店のイタリア有料試飲の続きです。今度はレ・マッキオーレの赤ワイン2本。'04 レ・マッキオーレ / パレオ ロッソパレオ・ロッソ [2004] レ・マッキオーレ750ml(赤ワイン)「カベルネ・フラン主体」に惹かれて試飲。カベルネらしい固い香りもありました。濃縮感は結構あるので、家で飲むならこれで十分過ぎるくらいでしょう。'04 レ・マッキオーレ / メッソリオメッソリオ 2004 レ・マッキオーレ憧れのイタリアン・スーパー・メルローです。このVTは出来が良く、スペクテーター100点(?)とのことですが、評価にたがわない見事なワイン。非常に濃縮していながら柔らかく、若いのに十分おいしいです。前に試飲したレディガッフィ05に比べると、香りの傾向が少しボルドー寄りな印象を受けました。それでもボルドー右岸とはやはり違いますけどね。
July 30, 2008
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またまたご無沙汰してしまいました(笑)。さて、6月の東急本店のイタリア有料試飲の話題を。まずはフリウリの憧れのカルトワイン、ミアーニの白と赤です。ミアーニはネットでも売り切れやすいですね。'06 ミアーニ / トカイ・フリウラーノ ”ブリ” 白cool便/トカイ・フリウラーノ [2005] ミアーニ(リンクはVT違いで”ブリ”の表記のないもの)色の濃さはそこそこで、やはり引き締まった酸の強い白ワイン。以前飲んだ、ボルゴ・デル・ティーリョのロンコ・デラ・キエーザ2000と似ていました。酸とミネラルがしっかりしているので、かなり熟成能力がありそうです。'04 ミアーニ /メルロ ”ブリ”◆希少!超人気ワイン メルロー・ブリ[2004]ミアーニ色はかなり濃いのですが、以前試飲した、同生産者の土着品種レフォスコのワイン、「カルヴァリ‘02」と比べると、やや薄い印象でした。カルヴァリは私の飲んだ赤の中でも上位数本に入りそうな出来だったので、それと比較するのは可愛そうかも知れませんが。でも基本的にはミアーニの赤としての共通点、つまり「あまり樽々していなく、濃縮して引き締まった涼しげな果実味中心」な様子は感じられました。
July 24, 2008
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ベルトー フィサン クロ デ アントル ドゥー ヴェレ 2005(demi)[2005] フィクサン ハーフ 375ml (ヴァンサン・ドニ・ベルトー)赤【コク辛口】この生産者は初めてでしたが、フィサンの代表的な生産者で、古典的なブルピノを特徴としているとのことです。あとリンク先に直接書いていませんが、ラベルには「クロ デ アントル ドゥー ヴェレ」と書かれていて、フィサンの1級畑レ・ザルブレットのすぐ下の区画のぶどうから造られているそうです。2005の影響でしょうか。色もボディもなかなか濃い目です。酸がしっかりしていて、口に含むと存在感があります。香りは昔ブルピノを飲んで感じた懐かしい香りがします。ちょっと酸っぱそうな果実香です。(トップクラスのブルにはあまりない香りですが)一方でブルピノらしいビニール香も少し感じ、なかなか複雑です。引き締まってしっかりしたブルピノで、ジュヴレ・シャンベルタンの隣村だけのことはあります。並みのジュヴシャンには十分匹敵しているワインです。値段は昔のフィサンの基準からすれば高めですが、今の2005ブルとしては高くはないでしょう。味はしっかりしているので、まずますお勧めです。
June 23, 2008
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東急本店のアルザス有料試飲最後の1本です。'05 ツィント・ウンブレヒト ピノ・グリ ハインブルグ セレクション・グラン・ノーブルドメーヌ・ズィント・ウンブレヒト トケイ・ピノ・グリ ハインブルグ・テュルクハイム・セレクション・グラン ノーブル[1995]750ml(写真はヴィンテージ違いです)アルザスのトップクラスのセレクション・グラン・ノーブルは初めてです。遠くからでも分かるような、強烈なアプリコットの果実香が漂っています。あまりに極甘口性が強いので、ピノ・グリの香りの特徴は分からない状態です。色は特別濃くはないのですが、飲んだ時の甘さは強烈です。イケムよりも明らかに甘そうな、「超貴腐」的な雰囲気です。ほんの少し口に含んだだけで、強烈な甘さと凝縮感が口いっぱいに広がります。非常に偉大な、モンスターワインだと思いました。若くても既においしいですが、50年やそこらは持つでしょう。ウンブレヒトは貴腐でない普通のワインでも十分完熟していておいしいですが、貴腐もまたおいしいですね。アルザスのトップ生産者をいくつか試飲できましたが、生産者の強い個性が感じられるものが多かったですね。あまり人気のないアルザスですが、注目に値すると思います。
June 18, 2008
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東急本店の有料試飲・アルザス特集での、初体験の、マルセル・ダイスのグラン・クリュのワイン2本です。'99 シェネンブール[1999] シェネンブール マルセル・ダイスSchenenbovrg Marcel Deissかなり濃い色です。香りは落ち着いていて、あまり華々しくはありません。様々な品種の混醸ですが、どちらかと言うとリースリング系の香りを強く感じます。独特の濃縮感があり、ミネラルと土壌の風味が見事に溶け込み、どっしりと落ち着いた、オーラのあるワインです。甘みも結構感じます(ドイツのカビネットくらい)。見事な完成度で、飲み頃に差し掛かっていると思います。'04 マンブールマンブール[2004]こちらもマルセル・ダイスのグラン・クリュ。一番強烈で代表的なクリュのようです。これも様々な品種の混醸ですが、マンブールは赤果実(ピノ)の香りを強く感じ、濃厚なシャンパーニュのような雰囲気もあります。まだ若いせいか、少し暴れたように感じる部分もありましたが、その深く濃縮して落ち着いた香りは、シェネンブールと共通するマルセル・ダイスの特徴が感じられました。色は'99 シェネンブールほどではありませんが、結構濃い目。甘みはより少なく、濃縮した強さを感じます。タンニン分や太い骨格を感じ、私の今までのアルザスのイメージからは、明らかに異なるワインです。
June 11, 2008
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アルザスの有料試飲の続きです。'01 トリンバックリースリング クロ・サン・テューヌ“アルザスのロマネ・コンティ” と称されるこの畑は、グラン・クリュ地区のRosacker(ロザケール)にある畑で、200年以上もの間、トリンバック家が独占所有しています。トリンバックリースリング クロ サン テューヌ 01フランス アルザス希少性から「アルザスのロマネ・コンティ」と呼んだ人もいるワイン。一度は飲んでみたかった憧れのワインですね。もっともこれは白ですし、「〇〇のロマネ・コンティ」という異名は、結構安売りされている印象もあります(笑)。リースリングの典型とも言うべき、グレープフルーツ等の果実香と石油香が、複雑に華々しく香っています。ミネラルを非常に強く感じ、それは飲んでも同じで、酸の強さ以上に、苦味を強く感じます。01ですが、まだ若い面もあるのでしょう。甘みはあまり感じません。以前飲んだ、同じトリンバックの少し下の、フレデリック・エミールの辛口より、複雑さとミネラル感で勝ると思いました。
June 6, 2008
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つい最近、また東急本店の有料試飲での、アルザス特集の試飲ワインを少しずつご紹介します。'04 ヴァインバックゲヴュルツ・トラミネール アルテンベル キュヴェ・ローランス予約販売・ゲヴェルツトラミネール・アルテンブルグ・キュヴェ・ローランス [2004] ヴァインバックまさにゲヴュルツの典型の、ライチや花の香りが、非常に香り高く、そして華々しく強く出ています。飲んだ時のボリューム感は普通(後のワイン群がもっと強烈でしたので)ですが、はっきりとした甘みを感じ(ドイツならカビネット以上?)、ヴィンテージ通り若々しいですが、クリーンで繊細で、飲みやすいです。
May 30, 2008
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前回のトレッビアーノ・ダブルッツォと同じ時に東急本店で試飲した、イタリア・トスカーナの高級赤ワイン3種類もご紹介します。3.ビービーグラーツ / バロッキ 2004[2004] バロッキ・ディ・テスタマッタ 750ml/ビービー・グラーツ年によっては、カナイオーロやコロリーノも多く含まれるバロッキですが、04はサンジョヴェーゼ主体とのこと。マイナー品種好きの私としては、少々残念です。色は黒に近く、見事な濃縮感。いかにも現代的な濃縮ワインで、サンジョヴェーゼらしい酸の強さはあまり感じられません。次項のレディガッフィと並べて飲んでいたので、このワイン自体の「凄み」はあまり感じませんでした。今回、05の普通のテスタマッタも有料試飲に登場していたのですが、それをテイスティングした隣の人に、このバロッキの香りを嗅いでもらったところ、テスタマッタとほとんど同じ香りとのことです(笑)。やはり同じ生産者で共にサンジョヴェーゼ主体なら、そうなるでしょうね。私自身は、03テスタマッタを飲んだことがありますが、あれも非常に現代的で、カリフォルニアのカルトワインのような完熟した甘い濃縮果実香があり、よかったです。(カリフォルニアのカルトは買えない程の値段ですからね。)4.トゥアリータ / レディガッフィ 2005 【送料無料】トゥアリタ レディガッフィ[2005]750ml当日も一番人気だったらしいワイン。パーカーなどアメリカの評論家に人気があるだけでなく、日本のリアルワインガイドでも常に超高得点のスーパーワインです。やはり色は黒に近いほど濃く、香りはメルローと言っても、やはりボルドー右岸のようなクリーミーさはなく、濃縮果実香が中心。味わいは決してコテコテではなく、絹のようになめらかでエレガントさも感じます。非常に完成度の高い、若くして完璧に近い味わいです。(香りはボルドー右岸の方が好きなので、完璧に好みとは言えませんが・・・)トゥアリータでは、これより安い、カベルネ主体のジュスト・ディ・ノートリの03を飲んだことがありますが、香りの傾向はよく似ていますが、ノートリの方がよりマッチョな雰囲気で、レディガッフィの方がエレガントさでは勝ると感じました。VTの違いもあったかも知れませんが。5.カステロ・ディ・ランポーラ / サンマルコ 1990 カステッロ・ディ・ランポッラ サンマルコ [1990] 赤 750mlソムリエのF巻さんや周りの方のお勧めのワイン。スーパートスカーナとしては初期からある銘柄で、その熟成品がどうなっているか、というものです。カベルネ主体に、少しサンジョヴェーゼが入っているようです。色は青みはありませんが、まだ元気そうな濃い色。熟成具合は、丁度私の好みに近いです。まだ少し若さが残っている感じが。それでも周りの若いワインたちよりはだいぶ熟成した雰囲気があります。カドが取れてしっとり落ち着いたその雰囲気は、若いワインでは体験できません。皆さんのお勧めだけあって、見事に完成された素晴らしいワインです。同じ90年のボルドーのトップ級よりは熟成は早いとのことです。隣にいた方が、「70年代後半のラトゥールの雰囲気に近い」と言われていました。ラトゥールの古酒を飲んだことのない私としては、嬉しい情報でした(笑)。どれもイタリアのトップクラスの高級ワインだけあり、当然ながら凄いワインばかりでした。
May 23, 2008
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1ヶ月以上更新をご無沙汰してしまいました(笑)。単に更新をサボっていたのもありますが、風邪が長引いていたのもあります。私の場合、風邪などで一度体調を崩すと、ワインを再開するのに時間がかかります。複雑で微妙な香りを楽しむのがワインの醍醐味だと思っていますので、ちょっとでも鼻に不安があると、なかなか飲む気がしません。特に私の場合、少ない給料から貴重なお金を出してワインを購入しているので、万全な状態でないと、飲むのが申し訳ないというか・・・少し安い焼酎とかなら、鼻が万全でなくても飲んだりしますけどね(笑)。さて久々の今日は、だいぶ前の渋谷の東急本店での有料テイスティングで飲んだワインについてです。1.エミディオ・ペペ / トレッビアーノ・ダブルッツォ 2004 白トレッビアーノ・ダブルッツォ[2004]/エミディオ・ペペ2.ヴァレンティーニ / トレッビアーノ・ダブルッツォ 2004 白トレッビアーノ・ダブルッツオ[2004] E・ヴァレンティーニ同ヴィンテージの、貴重な生産者のトレッビアーノ・ダブルッツォの飲み比べ。一般にメジャーな系列のワインでないだけに、興味深いです。エミディオ・ペペは自然派だそうですが、若くして少し酸化したような色をしています。(フリウリのラディコンほどではありませんが)しかし香りは案外オーソドックスでいい感じです。シャルドネではあまり感じられない、少しフローラルな香りがあり、濃縮感はありながら、果実の清涼感もある味わい。一方のヴァレンティーニは色は若い白らしい普通な感じですが、香りは驚きです。果実感はあまりなく、キノコやいぶしたような香りでいっぱい。以前試飲した高級シャンパーニュ(アラン・ロベール)を思い出しました。液体は少し微発砲しているのですが、濃縮感があり、この香りはしばらく置いておいてもずっと持続していました。値段はかなり高いワインですが、この個性を体験したければ、面白いかも知れません。高級なトレッビアーノ・ダブルッツォでは5年前くらいに、マシャレッリのマリナ・クヴェティック1999というのを飲んだことがありますが、(写真は2004年です)トレッビアーノ・ダブルッツオ “マリナ・チベチック” [2004] マシャレッリ(白ワイン)濃厚でトロっとした優しい味わいで、今回試飲した中では、どちらかと言うとエミディオ・ペペの方が近いですが、同じトレッビアーノ・ダブルッツォでも生産者によってこうも違うということに驚かされました。
May 17, 2008
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久しぶりの更新です!国産ワインというと、多雨のせいでどうしても水っぽくなりがちです。そこで、元々薄めのワインならいいんじゃないか、という素人考えがありました。薄めでも個性が際立って素晴らしい品種というと、まずリースリングが思い浮かびますが、今まで国産リースリングというものをあまり飲んだことがありませんでした。そこにこんな手頃なものがあったので、飲んでみました。2005大森リースリング(メルシャン)日本の地ワイン 大森リースリング比較的最近発売されたワインのようですが、これがなかなかいいです。香りは予想以上にリースリングらしい石油香(?)を感じます。と言ってもさわやかな果実香中心の、飲み心地のいいものです。やや甘口ですが、だいたいドイツのカビネットくらいです。国産ワインとしては、CPは素晴らしいと思います。ドイツリースリングの中の平凡なものには十分匹敵していますし、嫌な香りも少なく、日本人好みだと思います。ワイン初心者なら構成力のある酸や熟成能力は求めないでしょうから、上級のドイツリースリングではなく、これで十分だと思いますね。
April 14, 2008
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97ボルドー特集もこれで最後です。全体的に見て、パーカーポイントほどは強さを感じないですね。比較的飲みやすいものは多いですが。左岸のムリスは予想以上に良かったと思います。<右岸その2>97シャトー・デュ・リュサック(リュサック・サンテミリオン)枯れ始めていたが、値段からして悪くない。(06飲)83点97シャトー・スータール(サンテミリオン)若いうちは頑固らしいが、熟成すると良くなる典型。予想以上にリッチ。(06飲)86点97シャトー・ラ・フルール・ドゥ・ゲイ(ポムロル)(写真なし)ガレージワインとは思えない大人しい造り。喉越しは粘り気があってリッチ。(06飲)87点97シャトー・アンジェリュス(サンテミリオン)このスーパーシャトーでさえ、97は凄い濃縮感はない。バランスが良く、飲み頃になっていた。(05飲)88点
March 28, 2008
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再びボルドー97特集です。今度は右岸です。ちょっと高いのもあります。<右岸その1>97シャトー・ドゥ・サル(ポムロル)そこそこ濃いのだが、香りも立たず、イマイチ分かりにくい。(02飲)83点97シャトー・ランクロ(ポムロル)思ったより熟成していて、ちょっとひねた感じ(状態?)。(03飲)84点97シャトー・フィジャック(サンテミリオン)こういうタイプとは言え、トップ銘柄にしてはちょっと軽い。ただし、香りの複雑さは爆発的。(02飲)87点
March 21, 2008
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97年の右岸に行く前に、ここで日本酒の話題を。この前デパートで、石川県の萬歳楽のラインナップの試飲をしました。車でも行ける場所でしたが、電車で行ってよかったです(笑)。鬼笑ひ 濃醇 山廃普通酒(北陸12号)原酒なので、かなりストロングな酒。萬歳楽独自酒米の個性は不明。白山さん 純米にごり酒(北陸12号)その前に濁った「どぶろく」を飲んでいたので、こちらは綺麗な印象。釼 山廃本醸造(五百万石)萬歳楽山廃本醸造『劔』 1800ml「鬼笑ひ」より少し引き締まった雰囲気。山廃らしく強い酒。白山「特別純米」(山田錦特A)【酒の百名山・日本名門酒会】萬歳楽 白山 特別純米酒 720ml「純米吟醸」的な、澄んで締まった雰囲気。極上山田錦のなせる業?白山「純米大吟醸」(山田錦特A) 【地酒】石川 萬歳楽 白山 純米大吟醸 720ml「特別純米」よりも山田錦の吟醸香を強く感じる。白山「大吟醸古酒」(山田錦特A)萬歳楽 白山 大吟醸古酒 720ml「純米大吟醸」よりも香りが落ち着き、甘くトゲがない。オーラのある酒。
March 14, 2008
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左岸はこれで最後です。<左岸その3>97シャトー・ダガサック(オー・メドック)結構枯れていた。バックボーンは弱いが、果実味と樽香は感じる現代的な造り。(05飲)84点97シャトー・モーカイユ(ムリス)王道のメドック。97にしてはしっかりしている。(05飲)86点97シャトー・プジョー(ムリス)97にして素晴らしい肉付きの良さ。ムリスの97は素晴らしい。(05飲)88点97シャトー・ベイシュヴェル(サンジュリアン)有名格付けシャトーにしては少々弱い酒質。枯れはじめている。(05飲)86点
March 9, 2008
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この前のボルドー1997年特集の続きです。また左岸ですが、前回より少し高いものを。<左岸その2>97シャトー・フォンレオー(リストラック)価格の割りにそこそこ濃縮感はあるが、香りがあまり立たない。(03飲)83点97シャトー・ブラネール(サンジュリアン)まろやかで飲みやすい。タンニンや酸は弱め。(03飲)87点97ドメーヌ・ドゥ・シュヴァリエ・赤(グラーヴ)グラーヴらしい土の香りははっきり存在する。凝縮感はこのクラスにしてはイマイチ。(03飲)86点
March 5, 2008
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リアルワインガイド第9号(2005年春)でもやっていた特集ですが、そこに掲載されていないシャトー(安いものを含む)を私が適当に書いてみます。ただし、私の場合は飲んだ時期がまちまち(02~06)です。リアルワインガイドの真似をして点数(「その時飲んで」の方?)を適当に付けましたが、いい加減であまり参考にならないので気にしないでください(笑)。<左岸その1>97シャトー・トゥール・サン・ボネ(メドック)思ったより閉じていてタニック。ふくよかさは感じない。(‘02飲)83点97シャトー・スーダール(オー・メドック)(写真なし)メルローの多いメドックに多い、コーヒーっぽい香り。(‘02飲)84点97シャトー・ブスコー(グラーヴ)格付けとは思えない薄さ!。スワリングすると土の複雑な香りはある。(‘02飲)82点97シャトー・シャス・スプリーン(ムリス)濃厚なカシスの香りがあるカベルネらしいゆったりした雰囲気。(‘02飲)87点
March 1, 2008
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蔵元の個性を感じるために、普通酒と本醸造をいくつか飲んでみました。黒松剣菱(山田錦)兵庫にある、有名な蔵元ですね。誰でも見たことのあるラベルでしょう。これは普通酒か本醸造かは分かりません。でも山廃らしいです。この蔵元の中では、下から2番目(全部で4種類)のレンジだそうです。言われている通り、伝統的な強い酒質です。居酒屋で燗で飲む日本酒らしい雰囲気です。少し熟成感と雑味を感じ、米のコクがあり、甘めです。八海山(五百万石・普通酒)有名で人気のある、新潟の蔵元です。この蔵元の一番下のレンジでしょうか。剣菱よりだいぶすっきりした、新潟端麗辛口らしさが出ています。普通酒っぽくない味です。これは雪解け水のなせる業でしょうか。〆張鶴・月(五百万石・本醸造)これも新潟の、入手困難だった人気蔵ですね。この蔵元のラインナップでは下から2番目あたりでしょうか。これは凄いです。とても本醸造とは思えない雰囲気です。雑味の全くないお酒で、吟醸のような硬質な感じです。大吟醸(特に若いもの)ですと米の芯の香りが前面に出たりするので、かえってこのくらいが水に近いかも知れません。「薫酒」ではなく、「爽酒」といったところでしょうか。
February 27, 2008
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当ブログのワイン第一弾ということで、いきなり高級ブルゴーニュを!写真は2002年ですが、私が飲んだものは2004年です。ドメーヌ・ラルロー ニュイ・サン・ジョルジュ クロ・ド・フォレ サン・ジョルジュ [2002]当時、事情により1ヶ月近くワインを飲んでいませんでしたので、久々のワインということで気合の入ったものをチョイスしました。2004年はリアルワインガイド15号で、92-93と高評価だったものです。ニュイサンジョルジュ村にはグランクリュはありませんが、「レ・サンジョルジュ」などはグランクリュ並みのレベルだと評判です。この「クロ・デ・フォレ・サンジョルジュ」は名前が似ていますが、何か関係あるんでしょうか?別の生産者で「クロ・デ・ポレ・サンジョルジュ」なる畑もあるらしいですね。ラルロは最近評判がいいですね。ビオディナミでミニDRCっぽいとか。(DRCの経験が不足しているので(笑)、DRCの個性自体分かりませんが)前に2000年のクロ・ド・ラルロを飲んだことがありますが、強烈な凝縮感はなかったですが、適度な熟成感があり、非常に複雑で「いいブルピノを飲んだ!」という満足感のあるものでした。で、この1ランク上のクロデフォレですが、飲んでみると・・早すぎました!色は予想以上に濃い目で、香りはやや閉じ気味です。細かいメタリックなタンニンがギュっと舌にくる感じ(ボルドーではよくある感触)で、ミネラルもしっかりしていて、ピノとしては相当なポテンシャルを感じます。熟成すると凄くなりそうな気もしますが、現時点では残念ながら固いですねぇ・・家で熟成させろと言っても無理なので、これは仕方ないでしょう。
February 23, 2008
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くぼたと申します。ワインを中心に、日本酒、ビール、ハードリカーなど酒類について気が向いた時に何か書こうと思います。一応ワインエキスパート(シニアではありません)の資格を持っていますが、大したワイン知識もありません。お酒が好きと言っても、あまり量は飲みませんので、小さいボトルのものが中心です。ワインならハーフボトルが好きですね。HNの由来の、日本酒・久保田の画像を下に貼っておきました。久保田は千寿と萬寿を飲んだことがあります。久保田は大吟醸の萬寿でも、山田錦ではなく五百万石を使っているんですね。大吟醸のような精米度ですと、山田錦以外は割れやすくて難しいそうです。
February 23, 2008
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