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小学校2年生、7歳のとき。 産休で若い代理の男の先生がクラスを受け持つことになった。 不器用で、いつも失敗していて、先生の中では一番下っ端で、いつもおどおどしていた。 だけとそんな彼は一番生徒との距離が近かったんだ。 僕はなんかその先生が好きだった。先生らしくなかったけど、応援したいって思っていた。授業参観が迫っていた。 先生は日増しに緊張していった。 宿題なんてやったことはない。 勉強も授業中だけ。そんな僕だったけど、なんかその先生をたすけられると思って授業参観の前の日は、生まれて初めて予習をして、僕は授業に臨んだんだ。 僕はその先生が大好きだった。 そしてその先生に褒められたかった。 なんか彼を助けたかった。 彼が言葉を発すると、一番先に手を上げて答えていた。 彼が僕に、そっと近づいてきた。 僕のそばまで寄ってきた。 小さい声で彼は僕にこういったんだ。【 知ったかぶりをするんじゃない。】衝撃というより打撃だった。 頭の中が文字通り真っ暗になった。僕はあの時以来、人を好きになるのは怖いことだと思った。今でも正直、すこし怖い。 人を好きになることは傷つくこと、そんな気持ちが、まだ心の中にある。 そうだ、タイムマシンであの時へ行こう。彼の変わりに頑張った僕を褒めてあげよう。 たった一言、その先生になってあのときの僕を褒めてあげよう。ありがとうっていってあげよう。 タイムマシンであの時へ行こう。先生、もうちょっと落ち着けばいいよって、彼の友人になり横に立って彼の肩を抱いてあげよう。 ちゃんと生徒をやる気にさせている最高の先生だよって、彼に言ってあげよう。 あのときの彼を包んであげよう。 あのときの僕を包んであげよう。頑張ったね、偉いねって、あのときの僕と、あの時の彼に伝えてあげよう。タイムマシンに乗って、彼ら2人を抱きしめてあげよう。 僕には今、その愛がある。過去はいつだって変える事ができる。過去はいつだって変えられる。 ハオロン
2008年02月22日