歌 と こころ と 心 の さんぽ

歌 と こころ と 心 の さんぽ

2021.11.04
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カテゴリ: 自然界のこと

♪ 身をゆだね沈思黙考するごとく秋の狭庭に蟷螂がいる


 昨日の朝、ウォーキングに出てあまり行かない脇道へ入った。お稲荷さんが祀ってあるらしく赤い鳥居が並んでいる薄暗い階段を上っていくと、確かに祀ってあった。しかし、がかろうじて手入れはされている程度のうら寂しいものだった。そこの裏山が上の方に続いていて、こんもりとした道なき坂を行ってみようという気になった。
 昔からこういう裏側に興味があって、観光地でもわざわざ裏へ回ったりする癖があった。昔を思い出したりしながら、樟の枯葉に足を取られながら急な坂を上っていく。

 少し上ったところでふと足元を見ると、ズボンがひどいことになっている。イノコヅチってやつか?こりゃあ参った。アランが時々背中につけて帰ってくるやつだ。薄暗いのでそんなのがあるのに気づかなかった。
 上からみると目立たない細い草が生えているだけに見えたが、よく見ると実が付いている。日陰でいかにも貧相に育った草という感じで、まったく警戒していなかった。上の方は少し明るくなっているせいで、上に行けば行くほど密集して生えているようだ。
 もっと先へ行きたかったが、あきらめて引き返した。今更じたばたしても始まらないと思い、付くに任せて下りてきた。


家の玄関で

 明るい平らな場所まで下りて実を取ろうとすると、メッシュタイプのズボンに先端のトゲがガッチリと食い込んでいる。トゲには返しがあるらしく、それがちぎれてズボンに残ってしまう。こりゃあダメだと、取るのを諦めた。しかし、あまりにも大量についていて目立つ。ジジイがどこをほっつき歩いていたかと思われそうで、ちょっとカッコ悪い。ウォーキングの最初のところなので、まだロクに歩いていないが、そそくさと帰ってきた。5,000歩そこそこでこの日のウォーキングは終わり。



 これだけ付いているのを一つ一つ取り除くのは大変だし、先端が残って完全にはきれいになりそうにない。あきらめてそのまま穿いた。モデルハウスの基礎工事のつづきをやっている人に見せたら大笑いしていた。

 窓下へプランターを1個だけ移動し、バラを植えるための塩ビ管をかなり深く掘って据え付けた。周りにも何かを植えるかもしれないので、カチカチの砂地の上部をやわらかいものに替えたりもする。


 やることをやらないと気が済まない性格なので、今日もつづきをある程度のところまでやるつもりでいる。それで、もうちょっとましな石(岩)があればと思う。息子一家が山へキャンプに行くようなことがあったら、拾ってきてもらうことにして、とりあえずは有り合わせのもので済ませようと思う。




 もういないと思っていたカマキリが少し移動してブーゲンビリアの上にいた。何も食べず、ロウソクの灯が燃え尽きるのを待つように、ただ静かにたたずんでいる。

 イノコヅチまみれのズボンは、結局捨ててしまった。





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最終更新日  2021.11.04 09:16:51
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◆2006年5月8日よりスタートした「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートしました。
◆2011年1月2日からは、楽歌「TNK31」と改題しました。
◆2014年10月23日から「一日一首」と改題しました。
◆2016年5月8日より「気まぐれ短歌」と改題しました。
◆2017年10月10日より つれずれにつづる「みそひともじ」と心のさんぽに改題しました。
◆2019年6月6日より 「歌とこころと心のさんぽ」に改題しました。
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