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たとえば、英語の文法の名詞を勉強した途端に、英語がとんでもなく、難しく思える子がほとんどだと思います。これは、英語が日本人とは違うモノの見方から成り立っているからです。日本人が圧倒的に繊細さをもっている部分もありますが、英語の方が繊細な部分もあるのです。その入り口が名詞です。可算・不加算名詞なのか?、そして、それは単数なのか複数なのか?さらに、それらを文脈上、どんな特定の性質をもたせたいのか?これらは、面倒だと考えるのではなく、ネイティブが持っているモノの見方に対する繊細さだと思ってリスペクトしてあげましょう。でもね、もしこれで、英語が嫌になったら、I have pen でいいのです。a や the をつけなくたって、意味は通じます。相手はぼんやりとわかってくれます。一番怖いのは、アレルギーをもってしまうことです。でもね、一度、英米人の繊細さを理解すると、私たちの世界が広がって、表現力に深みが増します。やはり、自分の常識だけにとどまっていては、進歩はないのでしょうね。
2017.01.26
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日本の戦争責任に関して、いつまでも「俺に謝れ!」としつこい人もいますが、英語を教えていると、別のイメージの世界に新鮮さを感じるものです。「彼に謝る」というのを、I apologize to him と 自動詞としてするべきかI apologize him と 他動詞でするべきか、よく問題になります。答えは、自動詞です。英語では、単なる動作なんですね。他人に自動的に影響力を与えるものではないのです。だからこそ、意識的に他人に向ける場合は、前置詞が必要なんですよね。同様のことは、I complain to him (ぶつぶつ文句を言う)や I agree with him (彼に賛同する)があります。反対にmention や ask は他動詞で、相手にエネルギーをぶつけるんですね。marryも他動詞で、相手を奪ってくることに真意があります。何も英語の世界観がすべて正しいわけではありませんが、常識を見直すヒントになりますね。
2017.01.25
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英文法で悩まされている学生諸君は大勢いるでしょうが、なぜ、そういう文法があるのか、教えられたことはあるでしょうか?そもそも、言語は、それを使う人の意識と結びついています。日本語も、それを使う日本人の意識も、その言い回しに付随しているのは、当然です。なおさら、英語と日本語は、その設計図も思想のシステムも、日本語とは対照的です。この違いを生んでいる原因にさかのぼって、英語を教えられたことは、あまりないのではないでしょうか?もし、それをしっかり理解したら、英語の理解に大いに役立つだけでなく国際交流の武器になるは当然です。英語を勉強するということは、英米人とコミュニケーションを取ることです。たとえば、日本語には、もともと主語というものがありませんでした。現在国文法で教えられている「主語」ということは、この主語の概念は、「ヨーロッパ産」なのははっきりしています。日本語では主題といって、その内実も英語などの主語とは大きく異なるものです。たとえば、「象は鼻が長い」は、「象に関していうと、花が長い」と分析されます。つまり、「象は」はこの文の主題であり、あとの残りが述部となります。古文などは、主部自体が存在していなかったり、コロコロ代わっています。で、問題なのは、日本語には主語がない、と覚えるのではなくて、なぜ、日本語では主語がなくても済まされる場合が多いのかということです。逆に言うと、英語ではなぜ、主語がないと不自然な文になってしまうのだろうか?あり得る説明としては、それぞれが育まれてきた風土や社会環境の違いになるのでしょう。その原風景を教えられること、それがなければ、たとえばトランプ大統領が、自分の主観的な世界を二分法で真っ二つにして物事を見て、敵か味方に分類していることが きっと理解できないでしょう。そんな授業を展開したいもんだ、と思います。
2017.01.23
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細かいことですが、トランプ大統領が、アメリカ・ファーストを強調しているのを見て、気づいたこと。それは、英語の住所表現です。表現の順序が、日本語と逆ですね。英語の場合、3-16 Osaki-city,Miyagi-prefecture,Japanです。つまり、ビデオ撮影の際にカメラを引くような手法です。住所に限らず、モノも、a book on the desk in the room of my houseと 1点から周辺へと移行していきます。英語の後置修飾はこの発想です。これに対して日本語は、ズームアップの手法で、言及する対象が周辺から1点へと移行していきます。どちらが優れているということではありませんが、もともと英語には、自分ファーストが根底に流れているのは間違いありませんね。だから、トランプさんの頭の中は、身近の幸福がズームアップされていて、その後に、徐々にズームアウトしていき、世界が視野に入っていっているのでしょう。そんなことを ふと考えちゃいました。
2017.01.21
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いよいよ明日は、センター試験。いろんなお守りが出回っていますが、私がお勧めする、絶対のお守りをご紹介します。これは、私の生徒なら、耳にタコができるほど聞かされてきたことですが、それは、「笑顔」です。そして、つまり「幸福感」です。こんなことを言うと、精神主義だ、とバカにする人も多いのですが、これは、純粋に科学的な真理です。なぜ、笑顔が受験に良いのでしょうか?まず、挙げられるのは、笑いが生み出す深い呼吸です。笑うことは呼吸をするのと同じように自然な行為ですが、生命活動である呼吸より、笑いはさらに深い呼吸を引き出します。ご存知のように、、深呼吸をすると、多くの酸素が体内へ取り入れられ、血液循環が良くなります。そうすると、当然、脳をはじめ、からだのすみずみまえ酸素が行き渡り、血行がうながわれます。同時に、笑顔はリラックスを引き出します。大きな深呼吸はリラックスをもたらしますが、同じ効果があるのです。また、免疫力の増加も有名です。インフルエンザ予防にも効果的です。つまり、自律神経のバランスを整えてくれるのです。試験に際しては、今さら新しいことを覚えようとするよりは、今まで蓄積してきた自分の能力を信じることことが、何より大切です。ここで重要なのは、難問のようでも、別の角度から見れば、自分にとって、簡単なことに変換できることに気が付くことです。そのためには、頭の柔軟性が、何より大切です。それには、歯を食いしばって、試験に臨むんじゃなくて、ニコニコしながら、楽しみながら、挑戦する姿勢が必要です。こんな人生の大事な場面で、ニコニコなんかできるか、とお思いの方も多いと思いますが、意識的に笑顔をつくるだけでもいいのです。つまり、「つくり笑顔」だけで、脳は自然に楽しくなるのです。緊張がほぐれるのです。脳みそとは関係なさそうに見える、アスリートたちも、それこそオリンピックで金メダルをとる100メートルの陸上の選手さえ、70メートルを過ぎたあたりから、ニコリと笑顔をつくります。これにより、からだがリラックスし、筋肉がスムーズに動くようになり、ラストスパートで記録がグンと伸びるそうです。受験生も、テストのラストの大詰めで、もう一度、笑顔を作ってみましょう。今まで気が付かなかった切り口に気が付くかもしれません。さらに、もっと大切なことは、ウルトラゴールを決めることではないのです。ケアレスミスを減らす効果があるのです。そもそもケアレスミスとは、一点に集中しすぎて、他の重要な情報を見落とすことから発生します。笑顔は。ケアレスミスを追放する働きがあります。ケアレスミスさえなければ、誰でも、10点や20点は、簡単にアップします。もっともっと、言いたいことはあるのですが、とにかく騙されたと思って、ニコニコしながら、試験に臨んでみてください。どこぞのお守りより、何倍も効果があるはずです。
2017.01.13
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あけましておめでとうございます。今年は、何と、還暦ということで、私は気合いを入れなおして「若返ろう」と誓っています。新しい科学によりますと、人間の脳細胞は、高齢になってもまだまだ成長するそうです。脳梗塞に陥った脳も、適切な刺激によって、新しい神経回路が生まれることがわかっています。また、生物というのは、社会的な役割があるうちは、長命であるようにできているようです。特に男性において。間違っても、定年というので、社会的な役割もリタイアすることのないように同級生にも訴えたいと思います。社会のために苦労することは、自分のためにも、素晴らしいことなのです。ところで、今年の実験のテーマは「音の科学」です。身近な不思議を解き明かしていきます。この実験は特に低年齢の子にも、受けいれてもらえると思います。昨年まで、光や電磁波の「波」を取り上げてきましたが、今年は、音の波です。大きなテーマとしては、やはり「波の不思議」です。幸せこそが、奇跡を起こすことを、証明していきたいと思います。
2017.01.09
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