東村山グルメ日記

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2007年03月25日
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カテゴリ: つぶやき
 以前、 この記事

「つい最近、私は大げさではなく、これからの人生を大きく左右する岐路に立ち、ある決断を下しました。それについてはいずれ読者の皆さんにお話する時がくると思うので、あまり詮索しないでくださいね」

と書いたことがあるのだが、覚えているでしょうか? その時に書いた「決断」について、今回は皆さんにお話します。


私、「東村山グルメ日記」管理人・マサは、今度の市議会議員選挙に立候補するつもりです。


 文字にすればたったこれだけのことなのですが、これをこのブログに書き込むことは正直な話、ずっと悩みました。なぜなら、このブログはグルメ情報が中心であるし、私自身、このブログで「政治は嫌い」と公言していたからです。
 確かに東村山西口の再開発問題については60を超える記事を書いてきました( こちらを参照 )。しかし、このことについては昨年8月30日に書いた 「ご理解よろしくお願いします」という記事 で自分なりにケジメを付けたつもりです。
 ただ、その時は「市民の立場で疑問や考えを書いていきたいけど、政治的なことには触れないようにしよう」と思っていました。それはやはり自分の根本に「政治は嫌い」という気持ちがあったからです。

 それがどうして今回の決意になったのか?


 改めて自分が書いた東村山ヒルズ関連の記事を読んだ時、私みたいに政治に直接はかかわりたくないけど「何とかして欲しい」と思っている人からのコメントが多いことに気づきました。コメントこそ書かないけど、そう思っている人はほかにも多くいると思います。
 こんな風に政治に直接かかわりたくないという人たちが、相談しやすい議員さんはいるのだろうか?……そんなことを、ふと考えたんです。すると、あんまりいないんですよね。
 その時です。

「誰かを頼りにするのはもうやめて、自分が頼りにされる人間になるべきなんじゃないのか」

という言葉がフッと降りてきたんです。
 自分でもビックリしました。でも、その降りてきた言葉と真剣に向き合ってみました。そして事情について詳しい人に相談しました。もちろん、カミさんとその両親にも話しました。いろいろ考えて考えて、悩んで悩んで決意しました。


 もちろん、東村山ヒルズ見直しの手伝いをしたいという気持ちもあります。あの問題は財政問題、情報公開問題、税金の適正な使い方の問題など、東村山市が現在抱えているすべての問題の象徴です。政治にかかわりたくないという人の声を集約し、できる限りの見直しを進めて、これまでの市の強引な手法を改善していきたいと思っています。
 しかし、私はそれ以上に「この街を元気にしたい」という気持ちを抱いています。
 街を体に例えるなら、私たち市民は血液です。私がブログの取材で食べ歩いていて思うのは、今、東村山市はかなり血の巡りが悪く、元気がないということです。

 私はこれまでに市内の300軒以上の飲食店を食べ歩きました。美味しいお店は結構多いです。その美味しさが評判で大繁盛しているお店もありますが、大抵はそこそこの客入りで、中には美味しいのにいつもお客さんが少ないお店もあります。「もっと人気になってもいいのになぁ」と思いながら記事にするのですが、そうすると「東村山に○年住んでいますが、こんなお店があるなんて知りませんでした」というコメントが時々寄せられます。意外と地元の人は、地元の飲食店について知らないんですよね。
 それは東村山のいいところについても同じです。今でこそ私は八国山がアニメ映画『となりのトトロ』の舞台になったことや、正福寺の地蔵堂が東京都唯一の国宝建造物であることを知っていますが、このブログを始めて食べ歩くまでは全く知りませんでした。
 歩くと、この街のいいとろこをいっぱい発見できます。無人の野菜直売所、いろんな果樹園、畑のお陰で広く見える空、寒い晴れた日にクッキリと見える富士山……のどかで、のんびりとした気分にさせてくれます。


 このブログの読者の方は違うと思いますが、私は東村山市にはこの街のことについて関心のない人が多い気がします。特に職場が都心部の人は、仕事帰りに職場近くで食事をしたり飲んだりして、東村山では寝るだけ……という“東村山区民”が多いのではないでしょうか? かく言う私も、結婚してこの街に引っ越してきた当初は典型的な“東村山区民”でした。
 それが変わったのは「都心部で飲んで、満員の終電で揺られて帰るのはツラいなぁ」と思ったのがキッカケです。地元で飲めば、終電を気にせずに飲めるし、どんなに遅くなっても歩いて帰れる……ただそれだけの理由から地元のお店を開拓し始めたのですが、意外といいお店があることに正直、ビックリしました。
 で、趣味が高じてこのブログを始めたのですが、そうするとブログを通じて地元の友達ができました。これがまた楽しさに拍車をかけ、ついには「オヤジーズ」なんて飲み仲間グループまでつくってしまいました。

 私がそうだからというワケではないのですが、地元の飲食店を食べ歩くことをキッカケに、“東村山区民”が街を歩き、この街の良さを再認識していけば、「東村山市」という体の血の巡りがよくなり、自然と元気を取り戻していくんじゃないだろうか……楽観的な考えかもしれませんが、東村山ヒルズのような箱物をドーンとつくるよりは、街の活性化に有効なのでは、と私は思ってます。

 地元の飲食店を紹介するだけなら、このブログを続けることで十分だと思うのですが、さらにイベントなど“仕掛け”をしようと思った時、今の仕事のままではできないと考えました。そしてこの街に活気を取り戻し、住みやすい街にしていくことを、誰かを頼ってするのではなく、自分からするべきではないかと思いました。



 政治の話になれば、いろいろな考えの人がいると思います。だからこそ私はこのブログに政治の話を持ち込みたくないと思っていました。その私が、こうした決意をしたことで、純粋なグルメブログのファンの方を失望させたかもしれません。その点は申し訳なく思います。
 今回、この記事を書くにあたり、本名を出すかどうか迷いました。結果を求めるなら、絶対に出すべきだと思います。しかし、そこまでやれば、本当に純粋なグルメブログのファンを裏切ることになると思い、やめました。「なぜ名前を出さないの?」と疑問に思われている方、こういう理由なのでご理解してください。


 最後に皆さんに1つ、お願いがあります。
 この先の結果がどうあれ、私はこの「東村山グルメ日記」を続けていきます。グルメ記事に関しては、これまで政治色は一切出してないし、これからも出すつもりはありません。だから今後も引き続きご愛読のほど、よろしくお願いします。



「東村山グルメ日記」管理人・マサ





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最終更新日  2007年10月15日 01時12分07秒
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