2026
2025
2024
2023
2022
2021
2020
全20件 (20件中 1-20件目)
1

「夫が観たい」というので一緒にくっついて行きました。「1」観ていないし、物語もよく知らないのですがHPを見たら監督が「パンズ・ラビリンス」のギレルモ・デル・トロ監督だったので美しいけれど残酷、醜いけれど惹きつけられる、そういう映像が見られて満足。物語がコメディ…?じゃないけどコミカルなので、ダークさはないけれど不可思議な闇の世界の住人たちを描き方がやっぱり好きだ…。「二度は観れない」と思った「パンズ・ラビリンス」だけどまた観てみたくなったかも。 *「ヘルボーイ2 ゴールデン・アーミー」公式HPは→こちら1月に入ってから観た映画はシリアスなものが多くて…。難しいこと考えずに楽しめる映画が観られて、一息ついた気持ち(笑)「ジェイン・オースティンの読書会」をDVDで鑑賞。 *「ジェイン・オースティンの読書会」公式HPは→こちらいいなあ…読書会(笑)気の置けない友人と、大好きな本と、時間を忘れて語り合えたら幸せ!?残念ながら柊はジェイン・オースティン未読なので6冊の長編とその担当者との繋がりがよくわからなかったんだけど、読んでいれば作品の登場人物と担当者の信条や境遇とがかぶさって見えてきっとうんうん頷けるんだろうな…。柊はジョスリンを演じたマリア・ベロさん、気になって観てました。あ、海外ドラマの「ER」シリーズに出ていた人だ~。そういえば「シークレット・ウィンドウ」でジョニー・デップの奥さん役だった人だ~とか思いながら観てました。プルーディーを演じたエミリー・ブラントさん、「プラダを着た悪魔」に出ていたんですね!ああ、そういえば!CASTを観るとあちこちで観たことある人いっぱいで出演者も豪華でした。ジェイン・オースティン、映画では何本か観ているんだけど…本も読んでみようかなあ。
2009.01.30
コメント(8)
水曜日、レディース・デイに映画をはしご。だけどこの二本の組み合わせは重すぎるー。誰も守ってくれない加害者が背負わなければならないのは、直接手を下した被害者に対してだけじゃないんだな、と。その人の今後の一生を変えてしまったという点では、被害者の家族、友人らに対してもそして自分の家族、身の回りにいる人に対しても罪を負ってもらわなければならないと思う。罪を償うと一口にいうけれど、それって相当重いと思う。 *「誰も守ってくれない」公式HPは→こちらどうして罪を犯してしまうんだろう。その時の自分を抑えられなかったんだろうか。たとえどんな理由があろうと、どんな罪だろうと、その事実は一生消せないのに、どれだけ年月をかけても償えるものじゃないのに。塀の中に囲われてしまった加害者は、事件の影響を、事件のためにどれだけ傷つけられる人がいるかを知ることはあるんでしょうか。マスコミのしつこさには辟易しますね「世間が知りたがっているんですよ」…世間て誰のこと?人には知りたいという欲求があるけれど、それは一体何を満たすものなんだろう。ああ、最近報道されている事件の数々、犯行理由のなんて利己的なことか。ドラマ「誰も守れない」を観てから、観に行きました。観ていなかったら木村佳乃さん演じられた精神科医さんの登場とかきっと唐突に感じたかもしれない。勝浦刑事と、三島刑事のやりとりにある“ふくみ”とか。松田龍平さん演じた三島刑事、いい存在感あって好きだなあ。佐藤浩市さん演じる勝浦刑事とのやりとりには思わずぷぷ、ときたりして。加害者の妹を演じた志田未来さんの目力はすごいかも、と感じました。映画の前半なんてほとんど台詞らしい台詞もないのにね。理性の上では加害者の家族には罪はない…なんて考えられても、実際のところ感情面では連帯責任なり、理由なり求めてしまうものだし。難しい役どころなのに、嫌味を感じさせずよく演じ切ったなあと思います。レボリューショナリー・ロード~燃え尽きるまでこんなに痛くて、悲しくて、辛くなる映画を観たのは久し振り…かもしれない。何がつらいって、妻側の、エイプリルの感じた虚無感を理解してしまう自分が、です。 *「レボリューショナリー・ロード」公式HPは→こちら本当に自分がそう思っているのかわからないのに、相手も自分も傷つくこと言葉をとにかく吐き出してしまわなければ感情がおさまらない…そんな応酬の数々。身に覚えがあるだけに!?余計観ていてしんどいものが。「結婚」「夫婦」に起こりうる問題として宣伝されているけれど、柊は二人のというよりもっと個人的な問題のように考えます。上手く言えないのですが…。人生の、先の展開がわからない不安より、先が見えてしまった(と思い込んだ時の)絶望感の方が人は苛まれてしまうのかもしれません。特に女の人の場合は結婚した時より、子供を産んで子育てが一番大変な時にこそそんな考えに陥りやすくなると思います。子供の世話と家事に追われている間に自分の時間が砂粒のようにこぼれ落ちてしまい、今という時間は取り戻せず、このまま自分の人生を生きられないんじゃないかという不安に負けてしまいやすい。子供や夫に、自分の人生を奪われた…なんて被害者意識になりやすい。子育てすることに生きがいそのものを感じられたり、「つらいのは今だけだ」と割り切って頑張れる人ももちろんいます。でもその狭間で、夢とか“自分自身の”理想とする生き方と生活とを両立させることが出来ず苦しむ人が結構いたりするのではないでしょうか。そうしたときに最も近くにいる存在が夫や子供だったりするから、板挟みの苦しい気持ちを家族にもろにぶつけてしまう…ように感じます。そんな時期にも相手ときちんと向き合い、通じ合えたらいいんだけど、お互いに「自分が望む生き方」をぶつけ合うわけだから妥協点なんてあるわけもなくて、納得なんて全然できないけど、でもどちらかが(きっと妻側が養われているという負い目もあって)自分の気持ちを押し込めるしかない。石みたいに固く重く、沈めた気持ちがその後どうなるかは柊にもまだわからないのだけど。ラストシーン間近の朝食のシーンが非常に印象的でした。決定的に二人の気持ちがすれ違っている、リアル過ぎるシーンには怖さすら感じます。うーんだけど。世の中にはたくさんの紆余曲折を経ても最後まで添い遂げるご夫婦がたくさんいると思うのです。「先が見えてしまった」と思ったこと自体が錯覚に過ぎなかったと…ふっと視界が広がるように感じるときがちゃんと来ると思うのです。だから、この映画を観てどよよーんとはしても、落ち込んではいけないと思います。
2009.01.28
コメント(8)
![]()
「彼」の描写が素晴らしく、とても魅力的でした。主人公たちと一緒に壊れかけた古いガレージに忍び込み、彼と出会った時のどきどきするような不思議な体験を共有できた気がします。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)古びたガレージの茶箱のうしろの暗い陰に、僕は不可思議な生き物をみつけた。青蠅の死骸にまみれ、蜘蛛の巣だらけの彼は誰、…それとも、なに?夜明けの闇と光が繊細に溶けあう、どこにもない物語。カーネギー賞・ウィットブレッド賞受賞作。 原題は「Skellig」だけど、これに付けられた邦題「肩胛骨は…」がすごく的を射ていて、ぎゅっと胸を掴まれるような気がしました。ああ、本当に翼があったらいいのに。自分にもその名残が体の一部として残っていればいいのにって。ウィリアム・ブレイクの詩といい、語られる文章の印象的なフレーズといい、とても心に残る作品です。こういう作品こそ多感な時期に是非読んで欲しいっ!読むべきだっ!と思い、身近にいる中学生たちにもお薦めしてみたのだけれど「なんかいやらしい表紙ですね」と一蹴されてしまった…うう、私は悲しい。そ、そうかなあ??柊は幻想的な物語を想像できて、とても惹きつけられる装丁だと思うんだけど。思春期にある子供たちの感性ってムズカシイ。ここからは余談。この本には宮崎駿監督による推薦文が帯に載せられています。「ハウルの動く城」という映画の中でマルクルという男の子が朝食の時に「うましかて」という言葉を言うのですが、柊はそれを「いただきます」の代わりの呪文か何かだと思っていたんですよね。この本を読んで「うましかて」の意味がわかりました!16章めに、「彼」の言葉としてこんな台詞があったんです。「甘し糧(うましかて)。蜘蛛やネズミのかわりのすばらしいごちそう。」って。うおおお、マルクルの台詞は「彼」の言葉から来ていたのかもしれない、と思ったらこれまた不思議な感動がありました。
2009.01.28
コメント(8)
![]()
懐かしさと、恐ろしさと、不思議さのあわさった異世界を紡ぎだす、恒川さんならではの物語だと思います。“恐ろしさ”と書いたけれど“怖く”はないです。それは、どこか別の場所から覗いて見ているような距離感があるからでしょうか。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)団地の奥から用水路をたどると、そこは見たこともない野原だった。「美奥」の町のどこかでは、異界への扉がひっそりと開く―。消えたクラスメイトを探す雄也、衝撃的な過去から逃げる加奈江…異界に触れた人びとの記憶に、奇蹟の物語が刻まれる。圧倒的なファンタジー性で魅了する鬼才、恒川光太郎の最高到達点。 【目次】(「BOOK」データベースより)けものはら/屋根猩猩/くさのゆめがたり/天化の宿/朝の朧町 収録されているお話では「けものはら」「屋根猩猩」「くさのゆめがたり」の順に好きです。ただ、収録されている作品順にどんどん作品のトーンが下がっていくような気がして、それが気になりました。そんなこと、ないかなあ…?最後の二作品あたりになると一冊の本としてまとめる為の惰性…とまではいかなくても独立した短編として読むには弱い、浅い感じが(柊には)否めませんでした。これまでの作品に比べると、異世界にぐっと惹きこまれるような感じは受けなかったです 柊の読書メーターは→こちら
2009.01.27
コメント(4)
![]()
レシピ集というよりも、「食卓」をテーマにした写真集みたいな感じでした。観たことのある映画なら「あ!」と思えるのでしょうが、残念ながら柊が観たことあるのは「クレイマー、クレイマー」と「ブロークバック・マウンテン」「ショコラ」の三本のみ。 うんうん、「クレイマー、クレイマー」ったらやっぱりフレンチトーストでしょ!?「ショコラ」っていったらチョコレートでしょ(笑)…なんて。こうしてみるとタイトルは知っているけど観てない映画っていっぱいあるなあ。「かもめ食堂」久しぶりに観ました。 映画の中を流れていく、ゆったりとした時間が好き。この映画を見ると、しゃけおにぎりが食べたくなります。コーヒーが美味しくなるという「コピ・ルアック」というおまじない、今度試そう。「ハイスクール・ミュージカル」「ハイスクール・ミュージカル2」鑑賞。「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」を観に行く前にそれまでのお話を知っておかないと…!?と思い観てみました。 *「ハイスクール・ミュージカル ザ・ムービー」公式HPは→こちら観ているこちらが照れくさくなっちゃうほどに“青春“映画、ど真ん中という感じでした。「いいなあ…若いって…羨ましいなあ…ううっ☆」とイジケテしまいそうなくらいです(笑)
2009.01.26
コメント(4)

海外経験がほとんどない柊にとってはいっしょくたに「外国人」という括り方をしちゃっているけど、アメリカ人、フランス人、ドイツ人…国によって常識もモラルも個性も異なるものなんだーって当たり前のことだけど感心しちゃった…。いや感心したというか呆然としたというか…。フランス人やパリに対するイメージがだいぶ変わりそう。 付き合って2年になるマリオンとジャック。倦怠期に突入している彼らは、バカンスの帰り道、マリオンの故郷・パリに立ち寄ることにするが……。ジュリー・デルピーが監督・主演など6役をこなしたラヴ・ストーリー。 *公式HPは→こちらアメリカ人男性ジャックのとまどいがすごい「まとも」に感じられる。フランス人女性マリオンの元彼なる人物が次々現れて、そこまで寛容でいられる忍耐強さに違和感を覚えるのは私だけ…?「過去だから」では割り切れない範囲に感じるんだけど…。うーんうーん。主に二人の会話で、マリオンのモノローグでお話が進んでいくのですがこれくらいきっぱりはっきり自分の意見を言えるマリオンってすごい…。相手と意見が異なろうと、喧嘩になろうと物怖じしない。それを楽しんで、もっともっと意見を交わそう!なんてする。マリオンって一般的なフランス人女性のイメージなのかな?それとも彼女だけの個性?かなり奔放な会話ばかり続くので、辟易する部分も。柊はジュリー・デルピーが好きなので観てみました。実の両親と親子の役柄で出演しててびっくりしました。ダニエル・ブリュールがちょっとの出演でしかないのが残念☆
2009.01.24
コメント(4)

我が家の子供たちが何度も読み返すほど嵌っている本です。以前から「読んでみて~」とお薦めされていて…読んでみました。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)夕士が高校入学と同時に始めた、あこがれの下宿生活。幼い頃に両親を事故で亡くしたため、早く独り立ちをするのが彼の夢。ところがそこには、ちょっと変わった、しかし人情味あふれる“住人たち”が暮らしていた…。 YA向けとあるけれど、侮れないなあ。面白い♪個性的なアパートの住人たち、みんな愛嬌があって好感が持てます。現代の人間関係の希薄さとか、自分と社会との関わり方とか、考えさせられる部分もあります。YA向けと銘うってる分わかりやすく、ストレートに、シンプルに伝えようとされているのかも。何よりこの本の一番の特徴は、出てくるご飯がどれもすっごく美味しそうなところ!「手首だけでもいいっ!るり子さんの手料理が食べてみた~いっ!!」↑奇しくも、子供たちと意見が一致しました(笑)
2009.01.22
コメント(6)
「2~3週間分の水と食料を備蓄しておくこと」ご近所のお医者さんにこう告げられ、てっきり地震対策のことかと思ったら新型インフルエンザが流行するのに備えて…のお話でした。一人、感染者が確認されたら流行がおさまるまでとにかく家に閉じこもるしかないそうな。“感染爆発”という状態にまで陥ったら電気・ガス・水道などのライフラインもストップするでしょう。治安も悪化する。自分や家族に感染が及ばないようにするにはとにかく閉じこもるしかないのだとか。しかし、感染しちゃった場合は?ずっと閉じこもっていても備蓄しておいたものが尽きたときは?生き残れたとしても、その先にはいったいどんな生活が待っているのか…。うーん…想像するだけでも暗澹たる思いに駆られます。 *「感染列島」公式HPは→こちら映画はフィクションだけど、いろいろ考えさせられるものがありました。とにかく冷静に、どんなときも平常心を保てるように努めなければ!一般人は「閉じこもればいいのか」なんて思うけど医療、政府、治安維持関係者の多くは対策に追われるのでしょう…。それなのに、不安にかられてパニックを起こしてそんな人たちを責めるような、困らせるような人間にはなりたくない。第一感染者を責めることも無意味。故意に感染を引き起こしたわけじゃないのならそれはもう、どうしようもないことではないですか。かといって、家族がもし感染したら…そんな冷静でいられるかしら。不安だ。自分だけは、家族だけは…と思ってしまう、そんな身勝手さは自分にだってあるものだし。でも…パニックを起こしてしまったらそこでもう負けちゃうような気がする。信じ続けたい。根拠なんてなにもなくても「きっと大丈夫だ」って。とりあえず出来ることといえば…地震対策も兼ねて、水と食料の備蓄かしらん?映画は感傷的になり過ぎない演出が良かったです。感染爆発から感染源の特定、事態の収束に至るまでの流れが見えたように思います。つっこみどころもあるけれど、感染の怖さは伝わってきたから。…にしても、妻夫木くん演じる松岡医師が最初から最後まで感染せずに生き伸びた、治療に当たり続けられたのはすごい!奇跡のよう。彼が感染せずに済んだのは何故なのか、その理由を一番知りたい気がする(笑)
2009.01.21
コメント(6)
![]()
どれも幻想的な絵が頭の中に浮かんできそうな短編集。「美しさ」と「残酷さ」「寂しさ」は相乗効果があるのかな?どちらの印象も引き立っている感じがする。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)「海に住む少女」の大海原に浮かんでは消える町。「飼葉桶を囲む牛とロバ」では、イエス誕生に立ち合った牛の、美しい自己犠牲が語られる。不条理な世界のなかで必死に生きるものたちが生み出した、ユニークな短編の数々。時代が変わり、国が違っても、ひとの寂しさは変わらない。 【目次】(「BOOK」データベースより)海に住む少女/飼葉桶を囲む牛とロバ/セーヌ河の名なし娘/空のふたりラニ/バイオリンの声の少女/競馬の続き/足跡と沼/ノアの箱舟/牛乳のお椀 表題作の「海に住む少女」のあ!と思わせる結末にまずぐぐーっと惹きつけられました。「飼葉桶を囲む牛とロバ」に漂う敬虔さ、神々しさは沁みるように美しく、けれど同じように聖書に題材を得た「ノアの方舟」には皮肉が効いていて。「セーヌ河の名なし娘」の設定には驚きました。セーヌ川で溺死した娘が語り手となり、川を下っていく過程とたどり着いた海の底での出来事を語って聞かせてくれるお話なんですから!表題作の「海に住む少女」も好きだけど、収録されている中ではこの話が一番好きです。最後に収録されている「牛乳のお椀」は非常に短いお話ですが、この短編集を締めくくるにはぴったりのお話。物語後半の「あ!」と思わせるオチと、登場人物の胸にある寂寥感に思いをはせて、何とも言葉に出来ない余韻を残してくれます。 柊の読書メーターは→こちら
2009.01.20
コメント(2)
![]()
これまでの人生で失くしたものを再び見つけられる、探せる場所があるならいつかそこに行ってみたい。だから途中で何を失ったか気づかずにいるような、忘れた振りをするような、そんな人生は送りたくない…と思いました。漠然とした不安感。うすうす「ああじゃないか、こうじゃないか」と想像している状態と、はっきり事実を知らされることとは全く違うことなんだ、ということが伝わってきた気がする。よく「真実なら知っておきたい」「知らない方がつらい」といった言葉を聞くけれど、人間自分が思うより強くない。知ったのち、それを受け止められるかどうかはまた別問題なんだ…って想像したら悲しくなった。感想が書きにくい本です。これから読まれる方は全く先入観なしに読まれる方がいいでしょう。柊は内容を明かした感想を目にした後で読み始めたので「そうかー。」なんて思いつつ読みましたがそうすると前半思わせぶりな記述が続くため「事実が明らかになるのはまだかまだか」なんてつい思ってしまう☆だけどこの物語はそういった設定に重点が置かれているのではないと思う。主人公のキャシー、同じ施設で育ったルース、トミー、三人の子供の頃からのやりとり、共通の思い出、郷愁…丹念に綴られている部分に刹那的な感情が込められているように思います。読んでいるときはそれほど…とは思わなかったのに終盤の展開から徐々に、そして読後どどーんと物語の重みがつたわってきました。心のあるなしなんてどうやって測れるというんでしょうね。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)優秀な介護人キャシー・Hは「提供者」と呼ばれる人々の世話をしている。生まれ育った施設ヘールシャムの親友トミーやルースも提供者だった。キャシーは施設での奇妙な日々に思いをめぐらす。図画工作に力を入れた授業、毎週の健康診断、保護官と呼ばれる教師たちのぎこちない態度…。彼女の回想はヘールシャムの残酷な真実を明かしていく―全読書人の魂を揺さぶる、ブッカー賞作家の新たなる代表作。 *柊は松尾たいこさんの装丁の本を購入して読みました。
2009.01.19
コメント(8)
![]()
一巻目は短編集でしたが、二巻目は長編でした。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)恐ろしい幽霊体験をしたという友達から、相談を受けた晴香は、死者の魂を見ることができる八雲のもとを再び訪れる。しかし、八雲は相変わらずのつれない態度。そんなとき、世間では不可解な連続少女誘拐殺人事件が発生。晴香も巻き込まれ、絶対絶命の危機に!?幽霊騒動と誘拐事件―複雑に絡み合う謎を、八雲は解きほぐすことができるのか、そして晴香の運命は!?驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー第2弾。長編でしたがあっという間に読めました。幽霊が登場するけど怖くない…どうしてだろ~。新しい登場人物に石井雄太郎という刑事が登場してきました。なんだかとっても頼りなさそう…これでホントに八雲くんのライバルになれるのかしら。心配だけど…是非とも彼には今後とも頑張ってほしい気がする(笑) 柊の読書メーターは→こちら
2009.01.18
コメント(2)

何かを成し遂げた人の言葉には力がある。宇宙飛行士たちのどの言葉にも真実が込められていて、はっとさせられて。どの言葉もずっと記憶に留めておきたいものばかり。だけど字幕を追うのに必死で… *「ザ・ムーン」公式HPは→こちら1960年代、あの頃、宇宙開発は米ソの競争だったかもしれない。だけど…もしかしたら地球全体で夢を見たかった、追いかけたかったのかもしれない。月へ行く夢。月の上を歩く夢を。月へ行ったことのある人はたったの12人しかいないそうですが、宇宙飛行士たちの言葉を聞いていたら、すべての人が一度は宇宙へ出かけてそこから地球を見ることが必要なんじゃないかって気がしてきました。「どうして不平なんて言うんだろう。エデンの園に住んでいるのに。」自分たちの存在がどれだけ小さいか、奇跡みたいなものか。うんと外側から眺めてみなければ人間は実感できないのかもしれない。…とはいえ柊は船も飛行機も苦手☆地に足がついてないものは恐ろしい…きっと宇宙空間なんてもってのほかだわ…。窓の向こうは死の世界だなんて恐ろしくてきっと耐えられない。宇宙飛行士たちの冒険心、トラブルにも冷静に対処する、生還してみせるという精神力は、やはり只者じゃありませんー☆そういう意味でもこういう映画はきっととっても貴重です。
2009.01.16
コメント(4)

エルネスト・“チェ”・ゲバラがどんな人物だったのか。キューバとはどんな国で、どんな歴史を持った国なのか。それを世界はどんな目で見ていたのか。恥ずかしながら、柊は何の前知識もないまま観に行きました。 *「チェ 28歳の革命/39歳別れの手紙」公式HPは→こちら美化することなく、殊更英雄視することなく(恐らくは)彼自身の語った言葉で映像を作り上げたらこんな映画になるのかな、と感じました。そもそも革命ってどんな行為をいうのでしょう?辞典によれば「国家や社会の組織を力によって根本から変えること」とありましたが。ゲバラという人物のどんなところに皆は惹かれたんだろう…?正直告白しますとこの映画を観ただけではその凄さを実感するには至りませんでした。1番の理由は自分が映画の背景にあるもの、政治などに疎いせいですがどんな崇高な目的を掲げていようと、それを実現するために“武力”を行使したことに納得できないものを感じたせいもあります。大国からの経済的圧力(実質植民地扱いだった?)や、人々の生活の貧しさを何とかしなければ。だけど、革命を成すには本当に武力しか方法がなかったのかどうか…。そんなことを思ってしまう自分はやはり甘いのか。今、自分は恵まれた生活を送ることができているからそんな考えでいられるのかな。今の生活が脅かされるようになってきたら、国や政治に対し今以上の不信感を抱くようになったら…力による変革を望むようになるんだろうか。武力を利用したけれど、それは理想とする国を実現するため。私心のためには動かず、高潔といっていい人格を持ち続けたこと。人を惹きつけ、大勢の心を動かす、強い流れを生み出すことが出来た人。今の日本にこんな人物が登場してこないかな…なんてことをふと考えてしまいました。「39歳別れの手紙」はチェ・ゲバラの最期を描く映画になっていると思うので、「28歳の革命」より内容的には辛いものになっているのだろうなあと想像します。でも、期待。「39歳別れの手紙」が公開になってから、二作連続で観に行こうか…なんてことも考えたのですが1月は観たい映画があり過ぎるので取りあえず随時観に行くことに。同時上映が無理ならせめて同時公開にして欲しかったなあ。これは間を置かず続けて観た方がいい作品じゃないかと思います。『鼻 外套 査察官』ゴーゴリ著のなかの「鼻」「外套」を読みました。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)「正気の沙汰とは思えない奇妙きてれつな出来事、グロテスクな人物、爆発する哄笑、瑣末な細部への執拗なこだわりと幻想的ヴィジョンのごったまぜ」(解説より)。増殖する妄想と虚言の世界を新しい感覚で訳出した、ゴーゴリの代表作「鼻」、「外套」、「査察官」の3篇。 自分には敷居が高いと思っていたゴーゴリ。読んでみれば面白い!なんなの、この奇妙奇天烈な展開は…。落語調の訳にリズム感があり、話の展開にぴったりあってて読みやすかったです。解説を読むとゴーゴリという人物自体とても「ヘンな」人だったみたいですね…。ゴーゴリという作家自体に興味が湧きそう(笑)
2009.01.14
コメント(6)
![]()
【内容情報】(「BOOK」データベースより)学内で幽霊騒動に巻き込まれた友人について相談するため、晴香は、不思議な力を持つ男がいるという「映画同好会」を訪ねた。しかしそこで彼女を出迎えたのは、ひどい寝癖と眠そうな目をした、スカした青年。思い切って相談を持ちかける晴香だったが!?女子大生監禁殺人事件、自殺偽装殺人…次々と起こる怪事件に、死者の魂を見ることができる名探偵・斉藤八雲が挑む、驚異のハイスピード・スピリチュアル・ミステリー登場。短編集だったせいかするする読めてしまいました。心霊探偵→幽霊もの→苦手分野なのですが、あまり怖さを意識することなく読むことができました。もちろん、リアルに映像を想像すると怖い場面も多々あるのですが赤い瞳を持つ斎藤八雲くんの「ああいえばこういう」的ひねた発言が好きです。身近にこんな会話しか成り立たない人がいたら疲れちゃいそうですが、美形ならば許しましょう!(笑)一冊では物足りなく、すぐに続きが読みたい感じ。短編じゃなく長編でも読んでみたいなあ。長編もあるのかな? 柊の読書メーターは→こちら
2009.01.13
コメント(6)

ものすごい劣等感と自己顕示欲に押しつぶされそう。表に見えるのとは異なるどろどろした内面の人間関係。これまでの辻村深月さんが描いてきた“せつなさ”とは異質な雰囲気なので、違和感を覚える人もいるに違いない。だけど、辻村さんの人間観察力はすごい。なんでこんなに一人の人間の気持ちを追えるんだろう。残酷に感じる部分まで描き切る。主に5人の登場人物について語られているけど、こんなふうに描き分けられるもの?すごすぎる。構成も相変わらず見事です。<出席番号一番里見紗江子><出席番号二十七番水上由希>で人間不信に陥りそうなくらい他人への劣等感に苛まれた後で最終章に辿り着く。この最終章~エピローグがなかったらきっと救いがない。ううん、あったのは救いだけじゃないかも。人間いろんな思惑が働くけれど、思いを巡らせるだけじゃなくちゃんと対峙しあえば新しい発見に出会える。過去に傷つけあったかもしれないけど新しい関係が芽生えていく、そんな希望を最後に感じさせてくれた。学生時代のトラウマって後々まで尾を引くものかも。それを胸の奥にしまえ込めばしまい込むほど、ふとしたときの“弱さ”に繋がってしまう。それを克服するにはやっぱり自分の弱さととことん向き合って一度は認めないといけない。学生時代の劣等感を引き摺り続けている登場人物を見ていると心が痛みます。いつか彼らも、自分自身が抱え込んだしがらみから自由になるといいな。【内容情報】(「BOOK」データベースより)高校卒業から10年。クラス会に集まった男女の話題は、女優になったクラスメートの「キョウコ」。彼女を次のクラス会へ呼び出そうともくろむが、「キョウコ」と向かい合うことで思い出される、高校時代の「幼く、罪深かった」出来事―。よみがえる「教室の悪意」。28歳、大人になってしまった男女の想いを描き、深い共感を呼び起こす傑作ミステリー。辻村深月の新境地。 柊の読書メーターは→こちら
2009.01.12
コメント(6)
![]()
ミステリーというよりは、古風で奥ゆかしい一篇の映画を観ているような雰囲気だな…と思っていました。終章を読むまでは。やられたー。騙されたー。読み返してみれば伏線となっている描写はあちこちに。結末を知って読めば初読の時とはまったく違う映像が頭の中に浮かび上がってくる~。とはいえこの物語に漂う情緒的な雰囲気は読後も変わりませんね。むしろ読後、はっきりとは書き記されなかった部分にどんどん惹きこまれていく気がします。人って多分表面だけじゃわからない。穏やかな表情を浮かべていても、心の奥ではどんな思いを抱えて生きてきたのか。そんなことを考えながら読めば更に作品の深みが増しそうです。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死―一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。 柊の読書メーターは→こちら
2009.01.09
コメント(8)
![]()
自閉症であるルゥのものの見方、考え方、感じ方が好きでした。繊細だけれど芯の通った強さも伺えて、羨ましいと思えるほどです。だから、ルゥたちが「健常者は…」「正常(ノーマル)な人たちは…」と問うたびに胸が痛くなるような思いもしました。何故なら自分は彼らが想像するほど完全な人間じゃないから…。自分ってなんだろう?自分は自分という人間が好きかな。気に入ってるかな。もし…自分が自分じゃなくなるとしたら…それを受け入れることができるかな。迷って、悩んで、ルゥが最後に決断したこと。正直、嫌でした。長い間ずっとルゥの中で、その感じ方をトレースしていたから何故そう決めたのかは理解できます。だけど柊自身としてはむしろ裏切られたような気持になってしまって。第21章の下りはとても辛かった。“変化を恐れれば、それはお前を破滅させる、変化を受容すれば、それはお前を大きくする”柊は変化を恐れます。だけど、恐れるということはそこに留まるということ。それ以上の進歩も何もないということ。冒険もありえないということ…。やってみなければ結果がどう転ぶかなんてわからないわけだけど、なんて辛い選択だろうと感じます。ああ、でも辛いのはルゥ本人じゃない。きっと周りにいる友人にとってかもしれない。読んでみてわかりました。何故この作品が「21世紀版アルジャーノンに花束を」と言われるか。ずっと以前『アルジャーノンに花束を』を読んだときの何とも言えぬ読後感を思い出します。その人らしさって何か。何がその人にとって幸せなのか。知識を持つということがどういうことなのか。答えの出せない問いではありますが、ぐるぐるぐるぐる考え続けてしまったときのこと。だけど、それでも柊はルゥのことが好きだよ。 【内容情報】(「BOOK」データベースより)近未来、医学の進歩によって自閉症は幼児のうちに治療すればなおるようになっていた。35歳のルウ・アレンデイルは、治療法が確立される前に大人になってしまった最後の世代の自閉症者だ。それでも、ルウの生活は順調だった。触感やにおいや光に敏感すぎたり、ひとの表情が読みとれなかったり、苦労は絶えなかったけれど、自閉症者のグループを雇っている製薬会社に勤め、趣味のフェンシングを楽しんでいた。だが、新任の上司クレンショウが、新しい自閉症治療の実験台になれと自閉症の社員たちに言ってきた。ルウは、治療が成功してふつうになったら、いまの自分が自分ではなくなってしまうのではないかと悩む。ルウの決断のときは迫っていた…光がどんなに速く進んでもその先にはかならず闇がある。だから、暗闇のほうが光よりも速く進むはず。そう信じているルウの運命は?自閉症者ルウの視点から見た世界の光と闇を鮮やかに描き、21世紀版『アルジャーノンに花束を』と評され、2004年ネビュラ賞を受賞した感動の長篇。
2009.01.08
コメント(4)
![]()
*犯人は誰か、事件の過程についても明かしているのでご存知ない方は読まないでください☆横溝正史原作の『悪魔の手毬唄』、稲垣くん演じる金田一版と、石坂浩二さん演じた金田一版を見比べてみました。先ずはあまり怖くはないであろう稲垣くん版から鑑賞(笑) 公式HPは→こちら全編を通し、節をつけて問題の歌が唄われているのが印象深かったです。手毬唄の歌詞どおりに娘が殺されていく…というモチーフがひしひし伝わってくる感じ。「血」を連想させるような赤い夕陽の色合いも、ざらりとした質感を持たせた映像もいい感じです。何より稲垣くん演じる金田一は原作にある人懐こさが更に飄々として、コミカルになってるのが特徴かも。おどろおどろした部分が軽くなるけど、そのおかげで横溝作品に手を伸ばしてみた…という人も多いんじゃないかと思います。(柊もそのひとりです。)横溝さんの映像化作品は原作を読んでいなくても配役の顔触れを見れば犯人がわかる、という気がするのですがどうですか。犯人を知って観ていれば、青池リカを演じたかたせ梨乃さんの前半と後半の演技の変化を心底味わえるという気がします。誤って自分の娘まで手にかけてしまった…という後悔よりも夫と夫の周りにいた女たちに嫉妬する、「女の業」の方に重点が置かれていたのがかたせさんの「リカ」に思えます。むごたらしい事件の数々であっても、最後の犯人の「自白」を聞いていると、そういった行為に及ばなくちゃならなかった心情が伝わってきて、むしろ憐れにも思えてくるのが横溝作品。しまいにはちゃんと犯人にふさわしい最後も用意されている…。独特の美学、形式ですよね。次に石坂浩二さん演じる金田一版を鑑賞。 問題の手毬唄が歌われるのが映画中一回しかないのがびっくり。由良家の隠居したおばあちゃんが歌うところのみで、原ひさこさん演じるおばあちゃんがいかにも優しげで、ゆっくり手毬をつく場面が印象的です。何よりこちらは配役が豪華~という気がする。磯川警部を演じた若山富三郎さんの存在感が何よりすごい。(この役どころ、稲垣くん版では塩見三省さん演じる橘署長が担ってましたけど)検死するお医者さんが大滝秀治さんだったり、由良敦子が草笛光子さんだったり…脇にも見所がたくさんある(笑)青池リカを演じたのは岸恵子さん。冒頭、見るからにはかなげで殺人とは縁遠そうに見えるところがすごい。岸さんが演じられたリカは、「女の業」よりも実の娘を殺してしまったことに対する後悔の方に重点が置かれているように感じたので、この辺は役の解釈だったり、演じ手の個性だったり見比べてみるのが本当に面白い部分でした。映像自体が古い印象を持っているので、昭和20年代後半という風景、風俗が自然に伝わってきます。こうして見比べてみると稲垣くん版金田一、市川崑監督の作品の影響を結構受けているんですね。黒電話が鳴り響くシーンであるとか、おばあちゃんのつく手毬がゆっくり上下するシーンであるとか。小さなシーンだけど、印象に残っているシーンは「あ、」なんて思います。過去の配役比較表なるものも調べてみました。青池リカ…いしだあゆみさんも演じたことあるんですね。そのときの金田一は片岡鶴太郎さん。テレビドラマだったのでそういえばちらと観た覚えもあるような…でも当時は怖くてすぐチャンネル変えてしまった(笑)大空ゆかり(別所千恵子)、夏目雅子さん、牧瀬里穂さんが演じたこともあるんですねー。牧瀬さんが演じられた時は、里子役と一人二役だったらしい…。繰り返し映像化されるのは、それだけ原作に魅力があるということ。この役をやってみたい、そんな風に思う登場人物が犯人役を含め多数いるってことですよね。今度稲垣くん版で新たな作品が作られるときには是非『獄門島』あたり、やって欲しいです!
2009.01.07
コメント(8)
![]()
近況など。本日より仕事始め。日常が帰ってきた…かな?現在読んでいるのはエリザベス・ムーン著『くらやみの速さはどれくらい』です。「21世紀版『アルジャーノンに花束を』!」という帯の文句に惹かれ読み始めました。 読了までまだしばらくかかりそうです。テレビ放映された映画観ました。2007年邦画収益No1だったという「HERO」 テレビドラマの延長戦…という感じでしたが柊はなかなか楽しませてもらいました。司法物は検事の側から描けば弁護士が、弁護士の側から描けば検事が悪者に見えてしまう(笑)裁判員制度がもうすぐ始まりますが、検事、弁護士、どっちの言い分ももっともに思えてきて惑わされてしまいそう…。両方の言い分を考慮して判決を下す裁判官って大変な仕事だなあと改めて思いました。それから佐藤多佳子さん原作の「しゃべれどもしゃべれども」映画後半の国分太一さんの落語「火焔太鼓」には映画とか演技とか離れて、聞いて純粋に笑ってしまいました。冒頭、どーしよーもない落語でどうなるのか、と思いましたが(笑)それも演技だったのかしらん?子役の男の子、森永悠希くんがとても可愛くて、テンポよくて光っていたかも。 佐藤多佳子さんの原作、読んでみたいと思いつつまだ未読です。 勝田文さんの漫画版は読みました。 絵が可愛らしく、楽しく読みました~
2009.01.05
コメント(2)

新年明けましておめでとうございます。さっそくですが大晦日~新年にかけて読みおわったのは次の本でした↓今年最初の一冊 『儚い羊たちの祝宴』米澤穂信著 【内容情報】(「BOOK」データベースより) ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。 中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、 短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、「ラスト一行の衝撃」に 徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、 収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。 【目次】(「BOOK」データベースより) 身内に不幸がありまして/北の館の罪人/山荘秘聞/玉野五十鈴の誉れ/ 儚い羊たちの晩餐 明るめの本で年を越したいという思いもありましたが、この本の誘惑にはあらがえなかったです(笑)ひっかかりを覚えるものの読み流してしまった言葉にやはり最大のヒントが!ラスト一行を読んで腑に落ち、「ああ、そ、そうくるとは!」という何とも言えない脱力感というか爽快感はミステリならではですよね…。柊は「身内に不幸がありまして」「北の館の罪人」「玉野五十鈴の誉れ」が特に好きでした。作中に紹介されるミステリ作品、その著者名をすべて把握できない自分が悔しい。すべての作品を読破するには至らなくても、著名なところは押さえておきたいなあ。もっともっと後味の悪いものを想像して読んでいたからか結構さらりとしていたな、という印象がありました。だけど、これ以上内容や結末が暗かったら新年早々気持ちを立ち上げるのが難儀になったかもしれないです米澤さんの本の中でも好きな作品になりました今年はどんな本との、映画との出会いが待っているのか…わくわくします。こんな柊ですが、どうぞ本年もよろしくお願いいたしますdesign by sa-ku-ra*
2009.01.01
コメント(16)
全20件 (20件中 1-20件目)
1