道草、三面怪獣ダダ | 脱力屋。

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2006.07.15

道草、三面怪獣ダダ
川崎岡本太郎美術館にて

岡本太郎美術館でウルトラマン展を見てきました
これがなかなか、充実
歴代ウルトラマンや怪獣きぐるみの他、成田亨氏のデザイン原画、高山良策氏のきぐるみ設計図など
彫刻家・成田氏がデザインを担当して、画家・高山氏が造形を担当したというのも興味深い
ゴモラの頭部は撮影で使ったものかなぁ

各作品の解説も丁寧で、「帰ってきたウルトラマン」なぞは
「…後にウルトラマンとは別人の設定となり、ウルトラマン・ジャックと名づけられたが、これに馴染めない古くからのファンはその後も「帰マン」「新マン」などと呼んだ…」（うろ記憶）

説明文を書いた方は、穿った見方が習慣付いている大きなお友達のようです
ナカーマ

特撮ファンならずとも、や、むしろ
特撮ファンこそ満足できる展示内容です
松戸のバンダイ・ミュージアムもこのくらい力を入れて欲しいです

余談ながら、汐留で現在展示されている「明日の神話」の第四弾エスキスも展示されています
作品の1/3ほどの縮小版ながら高さ２ｍ×幅１０ｍほどの大作
作品と合わせてご覧になるのも一興ですよ

ところで展示ゾーンの外のミュージアム・ショップの横にも、小さなパネル展示があります
これがまたよろしい
そこにはブルトンやバルタン星人などの特にデザイン的に見て優れた怪獣がピックアップされてあり、このチョイスが秀逸です

その中に「ダダ」という怪獣というか異星人
ダダイズムのダダ？
ダダを標榜するだけに、前衛的
しかし何か既視感

無論この怪獣は以前から知っていますが、もっとこう、最近

…あ
あの元世界的スター
もしくは故・美白の女王でも可
そうか、あの失敗にしか見えないふがふがはダダイズムだったのか
道理で前衛的