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1月9日にブログを開設して約一年。 ネットを通じてたくさんの人と本に出逢うことができました。 読んだ本は124冊でしたが、およそ9割はどなたかが感想をお書きになっていた本です。リンク先のみなさんをはじめ、ホントに感謝、感謝の一年でした。そこで124冊の中で、これはオススメという本を10冊選んでみました。これ以外にも個人的に思い入れの強い作品もありますが、コメントを下さった方の反応や、トラックバックをしていただいた数などを加味した上での10冊です。上位三冊は順位をつけましたが、それ以下は著者名50音順に並べています。それぞれ過去の感想記事にリンクしています。★★★1★★★これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。 あの薄暗かった廊下に。そして私はふたたび彼と出会うのだ。 何度でも。「ナラタージュ」島本理生著★★★2★★★大人になれば、自分で何かを選べるようになるの?大切だと思う人を失うことなく、いきたいと思う方向に、まっすぐ足を踏み出せるの?「対岸の彼女」角田光代著★★★3★★★彼の29年間は病気との闘いの29年間でもあった。 村山は多くの愛に支えられて生きてきた。 肉親の愛、友人の愛、そして師匠の愛。もうひとつ、村山を支えたものがあったとすればそれは将棋だった。「聖の青春」大崎善生著以下は著者名50音順です作品の詳細は、記事内のリンク(楽天ブックス)を参考にしてください。「死神の精度」伊坂幸太郎著「博士の愛した数式」小川洋子著「この本が、世界に存在することに」角田光代著「古道具 中野商店」川上弘美著「月の砂漠をさばさばと」北村薫著「解夏」さだまさし著「優しい音楽」瀬尾まいこ著
2005.12.30
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今年の振り返りシリーズ第二弾!今年読んだ本を作家別にしてみました。5位までの作家さん達です。え~とCYNさんパクリましたゴメンナサイ(汗)お名前の下のリンクは「WEB本の雑誌」にインタビュー記事が掲載されている作家さんです。 リンク先から「作家の読書道」に入ってください。山本文緒さんはご本人の公式サイト村上春樹さんはWikipediaにリンクしています。★1位 川上弘美さん 8冊★2位 角田光代さん 7冊★3位 山本文緒さん 5冊山本文緒公式HP★3位 大崎善生さん 5冊★5位 島本理生さん 4冊★5位 本田孝好さん 4冊★5位 小川洋子さん 4冊★5位 村上春樹さん 4冊ウィキペディア(Wikipedia)「村上春樹」★5位 奥田英朗さん 4冊
2005.12.28
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☆☆☆12月の書籍代☆☆☆7冊 4075円 ちょっと早めですが、今月の書籍代です。大事件が発生しました!なっ!なんとホットカーペットが壊れてしまいました。私が家にいるときはいつも(寝ている時も)使っているせいで、コードが焼き切れました。コンセント部分を変えちゃえばいいんだけけど、変な改造をすると、でんこちゃんに怒られそうだし、温度の負荷も掛かるのでちょっと心配です。 コタツ出すのも面倒だし・・とりあえず湯たんぽで暖をとっています。↓12月の大アタリ本です♪↓案の定コミックになっていました(笑)♪12月のアタリ本 ♪ ちなみに・・・ 11月 9冊 6,075円 9月 9冊 3,060円 10月 9冊 5,590円 7月 9冊 3,245円 8月 10冊 7,105円5月 10冊 8,200円 6月 14冊 5,688円 3月 14冊 10,301円 4月 12冊 8,730円 1月 12冊 7,120円 2月 10冊 7,712円 1月~12月 124冊 77,260円
2005.12.27
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ジャケ買いという言葉をご存知でしょうか?一昔前、試聴が一般的ではなかった時代、直輸入版の洋楽CDを買う時の判断基準です。CDやレコードのジャケットからイメージを膨らませて買うというかなり危険な行為ですが、ジャケ買いで名盤に出会うというのは至上のヨロコビのようです。CDに関して私は経験ありませんが・・(笑)というワケで、今年読んだ本の中から思わずジャケ買いしてしまった本を5冊選んでみました。「ナラタージュ」 著者 島本理生装丁 片岡忠彦 写真 Masaaki Toyoura/Getty Imagesこの本はリンク先の方の感想を拝見して探していたので、ジャケ買いではありませんが、個人的には今年No1の装丁でした。裏はミントグリーンです。「東京湾景」 著者 吉田修一装丁 新潮社幀室 写真 広瀬達郎お台場と対岸の品川が舞台になっている作品です。表はお台場の海岸から見た品川方面の夕景。裏は品川から見たお台場方面の景色になっています。「もしも私が、そこにいるならば」 著者 吉田修一 片山恭一(←失礼しました)装丁 柳沢健祐 写真 平松徹也現在、出版社が装丁に最もお金を掛けている作家だと思います。夏の飛行場でしょうか?とくにストーリーとは関係ありませんが、帯も凝っています。「アジアンタムブルー」 著者 大崎善生装丁 鈴木成一デザイン室 写真 松藤庄平私の手元にあるのはハードカバーですが、半透明のカバーを使っています。白とアジアンタムの緑のコントラストがいい感じです。「私が語りはじめた彼は」 著者 三浦しをん装丁 新潮社幀室 写真 Tomoko Yoneda麦畑の向こうにチャペルが見えます。夕景のコントラストが秀逸です。場所はフランスのようです。番外編アイディア賞 「風味絶佳」装丁 斎藤深雪 絵 福井紀子
2005.12.25
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自分の一生は、あの一週間のためにあったのかもしれない――。そんな一生のような“一瞬のきらめき”を透徹した目線で、切なく静かに描きとった中篇集。著者いわく「『世界の中心で、愛をさけぶ』の原型がここにある」。<感想> ★★★★☆ 片山恭一さんといえば、何と言っても『世界の中心で愛を叫ぶ』ですが、ひねくれモノの私は当然ながら未読です。 先日リンク先のpiyoさんからもコメントをいただきましたが、あれだけ売れると近所の頑固オヤジのようにカタクナになってしまうものです(笑)そんな個人的な事情で片山恭一さんの作品は初チャレンジです。 お若い方だと思っていましたが、59年生まれで20年のキャリアを持つ作家さんのようです。 さて、本書には三つの短編が収められています。いずれの作品もセンテンスが極端に短くて(とにかく読点が多い)韻文的な文体です。 慣れないと苦労しますが、リズムに乗れれば悪くありません。三作の中では『鳥は死を名づけない』が好感触でした。 慢性疾患で入院する主人公と、同室になる患者との話です。 かなり重い作品ですが、二人が徐々に心を開きあっていく過程や、死とスレスレの状況を低空飛行している心理がよく描かれていました。 大崎善生さんの『アジアンタムブルー』と『世界の中心で愛を叫ぶ』は似た作品だと言われていますが、文体の違いこそあれ、似た作風だと思います。 ちょっと『世界の中心で愛を叫ぶ』も読みたくなりました(笑)
2005.12.24
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7時の約束で集金に来たんだけど…まだ帰れません。 今夜は「大奥」最終回だと言うのに……(怒) 今日気がついたんだけどケータイからもコメント書けるようになったんですね! あ~寒い…
2005.12.22
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『博士の愛した数式』に続く小川洋子最新作。夏の初めのある日、ブラフマンが僕の元にやってきた。それは傷だらけの小さな生き物だった。思い出せば今でも温かな気持ちになれる、奇跡のような楽しい毎日。<感想> ★★★★☆ベストセラー『博士の愛した数式』が文庫化されて、リンク先のみなさんもお読みになっているようです。 感動的なストーリーと独特の文体で数多くの読者を獲得した『博士の愛した数式』ですが、芥川賞受賞当時からの読者は多少の違和感を覚えたのではないでしょうか?小川洋子さんの路線とはちょっとちがうような、もちろん作品自体に文句はないいんだけど・・・やはり芥川賞作家である川上弘美さんの古くからの読者も同じような思いを抱いているのではないかと思います。 たまには小川洋子ワールドを堪能したいなぁ~と思っていた時に、リンク先のぷるんつさんとkayokorinさんの感想を拝見して本書を手に取りました。さて、昔話の冒頭の定番である「昔、昔、あるところに・・」聞き手は、それぞれのイメージを舞台にするものだと思いますが、小川さんの作品はまさにそれで、文中において時代や国は架空を意識して設定されています。 日本のような外国のようなイメージです。 本書の登場人物も「管理人」「埋葬人」「碑文彫刻師」で固有名詞は明らかにされません。 唯一固有名詞で呼ばれるブラフマンは動物であることには間違いありませんが、どんな動物かは明らかにされていません。 そんな小川ワールドを舞台に<創作者の家>の管理人の僕がブラフマンと過ごしたひと夏を、静謐な文体で綴っていきます。 ブラフマンはどんな動物なのか?それとも主人公である僕の内面にある何かのメタファーなのか? 明確な答えはありませんが、そんなことを考えながら作家の描く独自の世界を堪能するのも読書の楽しみではないかと思います。 動物好きの方、古くからの小川洋子ファンの方にオススメです。
2005.12.20
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ホント毎日寒いですぅ~♪パソタイムは深夜なので、特に身に沁みます。そんな私は、新しいパソにファンがついていて、その排気口(↑写真参照)があるのに気がつきました。 ここから出る温風が暖かいんですよぉ~12月も後半に入って、いよいよ押し迫ってきました。 先週は忙しくて一冊も本が読めませんでした。 忙しいからこそ心のゆとりが欲しいものです!来週は、小川洋子さんの『ブラフマンの埋葬』と角田光代さんの『夜かかる虹』を読みたいと思います♪みなさんもお忙しいと思いますが、風邪ひかないでくださいね♪
2005.12.18
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さっき『ブランチ』を見ていたら、よしもとばななさんが出てました。あんまりTVに出てこない作家さんですが、一年ぐらい前にラジオを聴いていたら一般聴取者として電話参加をしてきて、パーソナリティーの平井堅さんが「ホントにホンモノですかぁ~?」とびびっていました。パパばななは評論家として有名ですが、姉ばななは漫画家だったんですね!
2005.12.17
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リンク先のポプリローズさんからクリスマスバトンが廻ってきました♪30代最後のクリスマスはあまりにも淋しいので、一部フィクションを交えた構成となっています。Q1 今年のクリスマスは誰と過ごしますか?子供達は友達の所に行くし、奥さんは夜勤なので、フツーの土曜の夜かも・・毎年、24日深夜にJ-WAVE(FM局)で、作家の沢木耕太郎さん司会の番組をやるのでそれを聴く予定です。Q2 昨年のクリスマスは誰と過ごしましたか?伊東美咲似の彼女と・・・ (ひつこいようですが一部フィクションです)Q3 プレゼントを除くクリスマスの予算はどのくらいですか?予算なし!(笑)Q4 クリスマスプレゼントに掛ける予算はどのくらいですか?剣道部所属の長女が模擬刀(暴力団の事務所にあるようなやつだと思われる)を欲しいと言ってるんだけど・・・どこで売ってるんだろう・・・それより何に使うんだろう・・・Q5 今までで一番思い出に残るクリスマスのプレゼントは?長女からもらったセーラームーンのトランクスQ6 今までで一番最悪だったクリスマスの思い出は?学生時代、女の子とドライブに行き、その帰りにガス欠してしまったコト欲望に目が眩むとこういうコトになります。神様ってやっぱりいると思いますよ(笑)Q7 あなたにとって理想のクリスマスとは?世界中の子供達が笑顔で過ごせるようなクリスマス。Q8 今年のクリスマスに向けての意気込みを一言どうぞ!週のノルマをクリアして出勤にならないように頑張ります(笑)Q9 今バトンを回す5人の方を選んでください興味のある方チャレンジしてみてくださいませ!おぉぉ『大奥』が始ってしまった・・
2005.12.15
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甘ったれでわがままな7歳の少女、手毬。家族に愛され、平穏な日々をおくるはずだったのに…。17歳、かつては姉だった人を母親と呼ぶ二人だけの暮らし。27歳で掴んだ結婚という名の幸せ。その家庭を捨て幼なじみと駆け落ちした37歳。そして…。複雑に絡みもつれる家族の絆、愛と憎しみ。運命に流されるひとりの女性の歳月を、半世紀にわたって描く連作長編小説。『落花流水』山本文緒著 集英社文庫<感想> ★★★★☆リンク先のさとうみみさんとなつ。さんの感想を拝見して手に取りました。本書は主人公の7歳から67歳までを描く、女性一代記です。『プラナリア』で直木賞を受賞した山本文緒さんは、短編の巧い作家ですが、本書は長編です。 十年ごとの主人公を描き、語り手もそれぞれ違います。構成に凝っていて、短編とは違う味わいがありますが、脆い女性を描くという姿勢は変わりません。 子供の頃から母親に翻弄され続けた主人公は、翻弄され、流されることで救済されていきます。 山本さんの描く女性キャラは女性には不評のようですが、それは女性の心の奥底に溜まっている澱を、ストレートに描いているからではないかと思います。 じっくり読めば、ある種の痛みを感じますが、さらりと読めばエンターテイメントとして楽しめる側面も併せ持っている作品です。
2005.12.13
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今日は、長女の部活の試合があったので、現地まで送って行きました。待機中に山本文緒さんの『落花流水』を読了!帰りにブック○フへ・・長女がブーたれたので本日は早めに撤収。というわけで今日のお買い物・・・『ひと呼んでミツコ』姫野カオルコ著姫野カオルコさん、初チャレンジです★『晩鐘』乃南アサ著 久しぶりの乃南さん。分厚いです♪『もしも私が、そこにいるならば』片山恭一著セカチュー未読なので、片山恭一さんは初チャレンジ★『夜かかる虹』角田光代著ホントは新作読みたいんだけど・・・・『ブラフマンの埋葬』小川洋子著今回の目玉!小川洋子ワールドを堪能します♪
2005.12.11
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奨励会…。そこは将棋の天才少年たちがプロ棋士を目指して、しのぎを削る“トラの穴”だ。しかし大多数はわずか一手の差で、青春のすべてをかけた夢が叶わず退会していく。途方もない挫折の先に待ちかまえている厳しく非情な生活を、優しく温かく見守る感動の一冊。第23回講談社ノンフィクション賞受賞作。「将棋の子」大崎善生著 講談社文庫<感想> ★★★★★瀬川晶司という人をご存知でしょうか?二ヶ月ほど前、60年ぶりにプロへの編入が認められた棋士です。しかし瀬川氏は、まったくの素人というわけではありません。日本将棋連盟付属新進棋士奨励会。かつて瀬川氏が所属していたプロ棋士の養成機関の名称で、そこには日本全国から将棋の才能を持つ子供達が集まっています。ほとんどの子供達が中学卒業後、プロ棋士を目指し将棋に明け暮れる毎日を送ります。 厳しい年齢制限が設けられている奨励会は21歳までに初段、26歳までに四段にならなければ、プロ棋士はもとより、奨励会から去らなくてはなりません。 プロ棋士になれるのは年間4人。 数多くの奨励会生が、夢破れて去って行きます。 かつて、瀬川氏も奨励会を去って行った一人だったのです。日本将棋連盟さて、前置きが長くなりました。現在、作家として知られている著者ですが、かつて日本将棋連盟の職員としてプロ棋士や奨励会生と接してきました。 病を抱えながらプロ棋士の階段を駆け上り倒れた村山聖を描いたノンフィクション『聖の青春』でデビュー。 二作目の本書では、年齢制限により奨励会を去って行った成田英二を軸に、元奨励会生達の光と影。 その挫折と再生をあますことなく描いています。奨励会の修行は、一般社会に出た瞬間に限りなく無に近くなる。 それまでの努力が、その後の人生に何のキャリアも生み出すことはない。 奨励会を退会した瞬間に、たとえ何歳であろうと何段であろうと、よちよち歩きの赤ん坊のような状態で世の中に放り出される。 そして、悩み、戸惑い、何度も価値観の転換を迫られ、諦め、挫折し、また立ち上がっていく。ノンフィクションの迫力に加え、圧倒的な筆力。 そしてなにより著者の優しさにあふれた作品です。 9割ぐらいの確率で泣いちゃうと思います。将棋のことはわからなくても大丈夫です。『聖の青春』と併せて、オススメです♪♪♪『聖の青春』の感想
2005.12.10
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昨夜は、忘年会でした。始まる前にエライ人が、セクハラは絶対に禁止!と言ったにもかかわらず・・・新卒の新人クンは「なんなんですかぁ~」とマジで泣いていました。キスされた同僚がマジギレしてました。まぁ~一部の人たちだけなんだけど・・う~ん いったい何なんだろう~・・・いわゆる体育会系ってやつでしょうか?集団心理なのかなぁ~男女逆だったら大問題だと思うんだけど・・・昔は、みんな12時過ぎると帰ってくれたんだけど、最近はひど過ぎ!同僚と帰ろうとしたら路上に寝ているパートさんを発見!かかわり合いになりたくないから放置しようという結論に至りましたが、凍死するといけないので、仕方なくキタアカリ号に乗せたところ、車中で大ゲロされましたぁ~。
2005.12.10
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「四月某日 六年ぶりくらいに、お医者さんに行く。はりきって、よそゆきのブラジャーをしていく。」……不思議におかしく、あわあわとした、カワカミ・ワールドの日常生活記。「卵一個ぶんのお祝い。」川上弘美著 平凡社<感想> ★★★★☆エッセイというか、そのまま日記です。特に奇をてらったわけでもない日常が綴られています。あとがきを読んだら、五分の四は本当の日記とのことで納得しました。ひとつひとつが短い文章なので、川上弘美さんの作品を読んだことがないと言う方や、普段あんまり本を読まないと言う方も楽しめると思います。仁丹中毒のタクシードライバー世界制服を企む友達電車の中で大福を食べるおじさんおくらになりきる子供とにかくやたらとお酒を飲んでいる川上さんですが、その日常がユーモアたっぷりに語られています。 そういえば、世の中探してみれば面白いコトってたくさんあるよなぁ~という気にさせられます。ファンの方はもちろん、女性の方にオススメです。
2005.12.10
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我が家に猟銃を持った殺人犯が立てこもり、妻・友貴子が人質にされた。警察とワイドショーのカメラに包囲され、「公然の密室」と化したマイホーム!末永純一は妻を無事に救出するため、警察を出し抜き犯人と交渉を始める。はたして純一は犯人に王手をかけることができるのか?誰もが驚く北村マジック。「盤上の敵」北村薫著 講談社文庫<感想> ★★★☆☆ 安らかな心を得たいという方には、このお話は不向きです。 と著者自ら断り書きを入れている本書は、いわゆる本格ミステリーといわれるジャンルに分類される作品です。 さて、本格ミステリーはその性質上、トリックや仕掛けに重点を置くわけですが、その部分と物語の整合性を取るのが非常に難しいジャンルではないかと思います。 優れた作品もいくつかありますが、どちらかと言えば物語を犠牲にしてトリックや仕掛けに重点を置く作品が多いように思います。 この作品に関して言えば、それを両立させるために物語の方があまりにも重く、辛くなってしまったのは、ある意味で必然なのかもしれません。しかし、物語の中の悪の描き方は徹底していて、著者の作家としての力量を感じさせる作品でもあります。
2005.12.07
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今日3つ目の日記です(笑)今日は、朝から雨で寒いのでずぅ~とホットカーペットに張り付いてパソしてました。今週は在庫本が豊富なのでお買い物はお休みです。一日中パソしていたので面白いサイトをみつけました♪ご当地の踏み絵自分の住んでいる都道府県をクリックすると、地元民にしかわからないネタが満載されていて、爆笑モノです。私は骨の髄まで千葉県民であることを自覚したしだいです(汗)
2005.12.04
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ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に、ある時は本格推理風に……様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様【目次】死神の精度/死神と藤田/吹雪に死神/恋愛で死神/旅路を死神/死神対老女「死神の精度」伊坂幸太郎著 文藝春秋<感想> ★★★★☆伊坂幸太郎さんの作品は『ラッシュ・ライフ』を読んで二作目です。『ラッシュ・ライフ』は構成に凝っていて評価も高いようですが、似たような作品を読んでいたので個人的にはイマイチでした。というわけで二作目は躊躇していましたが、リンク先のゆきさんとKayokorinさんの感想を拝見して手に取ってみました。さて、本書は死神が主人公の短編集です。死神という存在自体がシュールですが、主人公である死神のモノの考え方やいい放つ言葉も、かなりシュールです。 クールだけどちょっとズレているキャラクターは映画『ターミネーター』でシュワルツネッガーが演じていたキャラクターを彷彿とさせて、ちょっと笑えます。連作短編と見ることもできますが、あらすじにもある通り、作品ごとに恋愛小説だったり、本格推理だったりさまざまなエッセンスが盛り込まれていて幅広い読者が楽しめるようになっています。 さらりと読んでもいいし、じっくり読むと行間を味わうこともできる作品です。 そういう点では、奥田英朗さんの『イン・ザ・プール』や『空中ブランコ』に似ているかなぁ~とも思いました。 とにかく面白い作品が読みたいという方にオススメです。ゆきさん、Kayokorinさん面白かったですよぉ~ありがとうございました♪
2005.12.04
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奥さんのお古のパソをもらってしばらく経ちましたが、文字化けや画面が表示されないというトラブルが続出!修正版をDLしたりしましたがまったく効果なし・・昨夜、いつもおじゃましている素材屋さんに行ったところ画面が表示されない・・・最終的な手段としてNetscape(通称ネスケ)をDLして使うことにしました。NetscapeはMACのインターネット閲覧ソフトですが、インストールしたら思った以上にサクサク動いてくれます。文字化けもしないし、画面表示もバッチリです♪
2005.12.04
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今日は午後から天気も良くなってきたので、キタアカリ号で山奥に行ってきました。場所は君津市の七里川渓谷です。千葉の紅葉は日本一遅いと言われていて、ピークは12月中旬です。目的地の七里川渓谷は近隣の養老渓谷ほどメジャーではないし、道が極端に狭いので、普段は車など見かけない辺鄙(失礼!)な場所にあります。近年、環境の変化で葉っぱがきれいに紅葉しないと言われていますが、ピークだけあってきれいな紅葉を見ることができました。帰りに一軒だけある旅館(外観は、かなりうらぶれている)で日帰り入浴が可能だということを聞いていたので寄ってみましたが、何故か千客万来状態で駐車場にさえ入れませんでした。仕事で何度か前を通っていますが、車を3台以上見たことがなかったのに・・・帰ってきてネットで調べたら、外観はかなりうらぶれているんだけどお風呂が立派で人気がある旅館だそうです。やっぱ出かけるなら平日がイチバンですね♪写真を何枚か撮ってきましたが、ケータイのカメラなので画像がイマイチ。デジカメ欲しいなぁ~
2005.12.03
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せっかくの土曜日なのに天気がイマイチです。リンク先のなつ。さんからイメージバトンをいただいてきました。前の人のキーワードから自分なりにイメージする言葉を出して次にまわしていくという趣旨のバトンです。このバトン「中島みゆき」がスタートですが、最近ビールのCMに出てますよね。ちょいとぶっくりです★1.受け取ったキーワード中島みゆき→わかれうた→失恋→涙→青春→どきどき→初対面→学校→部活→放課後の出来事→告白→初めてのチュー→はにかみ→笑顔→ひまわり→麦わら帽子→ルフィー→木綿→ハンカチ→黄色→お星様→月→水面→ペパーミントグリーン→キレイ色のアクセサリー☆→夏→ベビーパウダー→ハニー→酢2.続きのイメージ理科室子供の頃から私は酢の物フェチでした。(今でも好きですが・・)そんな私が小学校の理科室で接したものそれは、酢酸です。担任の先生は、これは酢の強烈なやつなので長く臭いを吸い込んではイケナイという警告を促しましたが、酢の物フェチの私は、では短ければいいんだなと解釈して思い切り鼻を近づけて吸い込みました・・・・記憶があるのはそこまでで、気がついたら保健室のベッドで寝ていました。今でも、朝漬けを漬けるたび(朝漬けのモトが酢臭いです)やたらと西日の当たる「理科室」が思い出されてなりません。3.バトンを渡してくれた方へのメッセージえ~っと師匠(笑)とりあえず勝手にバトンを受け取りましたが、前にも途切れてしまったので、たぶん私で終わりだと思われます(汗)冬場になるとハチミツも白くなりますが、オリーブオイルも白くなりませんか?4.次にバトンを回す人今日、明日とお休みなので(主婦の方はお忙しいと思いますが)時間があればどなたかチャレンジしてみてください。
2005.12.03
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☆☆☆11月の書籍代☆☆☆9冊 6075円 今月は、読み応えのある本が多くて豊作でした♪リンク先のみなさんをはじめ、たくさんの方々に感謝です♪ ↓11月の大アタリ本です♪★国産ハードボイルの白眉★みなさんがイイという本はやっぱりイイです♪★とにかくついつい読んでしまいます♪♪11月のアタリ本 ♪ ★↑画像ないけど『朱雀の闇』です♪★とにかく読み応えじゅうぶんです♪ちなみに・・・ 10月 9冊 5,590円 9月 9冊 3,060円7月 9冊 3,245円 8月10冊 7,105円5月10冊 8,200円 6月14冊 5,688円 3月14冊 10,301円 4月12冊 8,730円1月12冊 7,120円 2月10冊 7,712円 1月~11月 117冊 72.796円
2005.12.02
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