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ささやかな出来事が簡単にシアワセにしてくれる。笑えて味わい深いエッセイ集。<感想> ★★★★☆先々週の日曜日に図書館で借りてきた本です。コバヤシサトミ相変わらずおもしれぇ~と思いつつ読んでいましたが、突然のニュースが・・・本書は、そんな小林聡美さんの爆笑系エッセイです。さて、小林聡美さんは女優さんなので、あえて分類するとするならタレント本ですが、クオリティーの高さでは専業の作家が書いたエッセイに勝るとも劣らないレベルです。 本書を含めて10冊のエッセイが出ていますが、基本的にハズレはありません。 どちらかといえば女性をターゲットにしているように思えますが、小林さんと同世代なら男性でも十分楽しめます。女優・小林聡美に興味のある方はもちろん。 子供のころ、東京タワーの蝋人形館で一生のトラウマを背負ってしまったという方にもおススメします。
2011.05.29
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遠く隔絶された場所から、彼らの声は届いた。紙をめくる音、咳払い、慎み深い拍手で朗読会が始まる。祈りにも似たその行為に耳を澄ませるのは人質たちと見張り役の犯人、そして…しみじみと深く胸を打つ、小川洋子ならではの小説世界。<感想> ★★★★★本書は小川洋子さんの最新刊です。 もし、あなたが小川洋子さんのファンで、この作品を読むのを迷っているようでしたら、躊躇することなくお読みになることをおススメします。 小川洋子ファンにとって本書はそのような作品です。さて、本書はテープに残された朗読を再生するという形式がとられています。 文章で言うなら複数の語り手が一人称で語るオムニバス形式ですが、あたかも朗読のテープを聴いているような錯覚を覚える文章で綴られています。 朗読される物語がリンクしたりすることはありませんが、その語り手たちに共通するのは海外でテロリストの手により監禁された状態だということです。 そして語り手たちは最終的に非業の死を遂げます。それぞれの物語は、特にこれといった事件が起きることのない静かな物語です。 しかし、閉じられてしまった世界で語られるそれは、永遠に損なわれることのない物語でもあります。 小川洋子さんは『アンネの日記』から、アウシュビッツについて言及することの多い作家でもあります。 恐らく、そこでも私たちには知る術のない、いくつもの物語が語られたのではないでしょうか? そして、テロが蔓延した現在。 今も世界のどこかで人質たちの朗読会が開かれているかもしれません。 そんなことを考えていると、静寂が支配しているこの作品が内包する怒りのようなものを感じたりもします。 そして、もうひとつ。 もし自分が人質の一人だったら、私は何を語るのでしょうか?みなさんのレビュー(読書メーター)
2011.05.29
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戦争が終わってちょうど十年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。高度経済成長、六十年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショック-激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。<感想> ★★★★☆本書の著者である百田尚樹さんはデビュー作である『永遠の0』がベストセラーになりました。 関西地域では『探偵!ナイトスクープ』(←この番組何ゆえ関東ローカルでは冷遇されているんですよね。 すげぇ面白いと思うんだけど・・・)の放送作家として知られているようです。 さて、昭和30年代からバブル崩壊までを舞台にした一人の男の物語は上下巻1200頁という大長編です。 加えて、本屋さんの平積台で見た渋めの装丁とタイトルから、なんか高尚っぽい・・と思いましたが、読みやすくてスルスル読めるエンターテイメントでした。あらすじには青春小説と書かれていますが、本書の肝は冒険活劇的な要素だと思います。 主人公のキャラクターは破天荒だし、人生の転機についても深く語られているわけではありません。 私が子供のころ『どてらい男』というTVドラマが放映されていましたが、それと似たものを強く感じました。 とにかく、読者を飽きさせず1200頁の小説を読ませてしまう筆力に圧倒されます。ただ、この破天荒な主人公の女性に対する考え方は、きわめて特殊です。 結果的にそれがアキレス腱となって様々な失敗を繰り返すことになります。 男性目線で読むならその愚かさを笑いながら読むことができますが、女性目線で読むなら途中でこのキャラクターに愛想を尽かしてしまうかもしれません。 興味のある方はそのあたりを踏まえた方がいいかもしれません。作家の読書道 第107回:百田尚樹さん
2011.05.28
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「あらすじ」の名人にして、自分の原稿は遅々としてすすまない作家の私。苔むす宿での奇妙な体験、盗作のニュースにこころ騒ぎ、子泣き相撲や小学校の運動会に出かけていって幼子たちの肢体に見入る…。とある女性作家の日記からこぼれ落ちる人間の営みの美しさと哀しさ。平凡な日常の記録だったはずなのに、途中から異世界の扉が開いて…。お待ちかね小川洋子ワールド。<感想> ★★★★☆ここしばらく小川洋子さんの新刊はエッセイが多かったような気がします。 昨年の8月に上梓された本書は日記体の小説です。 小説としては『猫を抱いて象と泳ぐ』以降一年半ぶりとなります。さて、日記体の小説と書きましたが、主人公の小説家と著者の境界があいまいで冒頭はエッセイを読んでいる気分にさせられます。 しかし、物語は少しづつ現実世界と乖離していきます。 そこで使われるパーツや独特の文章は小川洋子さんのものですが、ところどころで差し挟まれるユーモアの要素は川上弘美さんのそれに似ているようにも感じました。 たとえば、子泣き相撲。 運動会荒らし。 パーティー荒らし等々。 小川洋子さんは油断して読んでいると大やけどを負わされることも多いわけですが、この川上弘美さん風の味付けが加わることで、バランスのいい仕上がりになっていると思います。ただ、あえて難を言うならそれぞれの文章が短かい上にエピソードの数が多いので、ちょっと消化不良気味でした。 従来の作品が海中に10メートル引きづりこまれるとするなら、この作品は海中5メートルといったところでしょうか?みなさんのレビュー(読書メーター)
2011.05.22
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友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日暮らしの港湾労働で生計を立てている十九歳の貫太。或る日彼の生活に変化が訪れたが…。こんな生活とも云えぬような生活は、一体いつまで続くのであろうか-。昭和の終わりの青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と因業を渾身の筆で描き尽くす表題作と「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を収録。第144回芥川賞受賞。<感想> ★★★★☆申し上げるまでもなく本書は今回(144回)の芥川賞受賞作です。さて、純文学で私小説。 そして、やたらと重い作品をイメージさせるあらすじ。 さぞ暗い作品なんだろうな・・・と思って読み始めましたが、殊の外読みやすい作品でした。 中卒でその日暮らしの日雇い労働者である主人公はそのまま著者の姿でもあるわけですが、ある程度キャラクター化された主人公の言動はどこかユーモラスでもあります。 あちこちで感想を拝見していたら「寅さんっぽい」と仰っている方がいらっしゃいましたが、当たらずしも遠からずといったところです。著者の経歴から中年フリーターの星だとか、ワーキングプア、ニートという言葉で括られる向きもあるようですが、それはちょっと違うような気がします。 私自身、著者と同世代で同じ時代を生きてきたし、似たような生活を送っている友人がいますが、そこには潔さや破天荒という名の強さがあるような気がします。 文章に関して言えば、意図的に古い言葉を使う一方で新しい言葉も差し挟んでいます。 そのあたりも面白いんですが、やたらと長いセンテンスを用いる文章もある意味で新鮮です。 最後に貼り付けた動画の中で稲垣吾郎さんと小島慶子(元局アナ)さん。 そして西村さん自身が本書を朗読するシーンがあります。 稲垣さんはもちろん、喋りのプロである小島さんまでもが読みにくそうにしているのに対して、西村さんは啖呵売のような口調でいっきに読んでいます。 まぁ~自分の書いた文章だから・・・というのもありますが、そこが西村節というやつかもしれません。ご注意↓関東ローカルで放映されている深夜枠の番組です。 深夜枠であることを踏まえてご覧ください。
2011.05.21
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「赦されること」と「受け入れられること」それがこの世の中で、一番うつくしいことだと思いませんか。世界一、うつくしい物語。<感想> ★★★★★本格ホラー。 癒し系ノスタルジックなどさまざまな作品を手がける朱川湊人さんですが、本書は後者にあたります。 本書には表題作を含めて7つの作品が収められています。 ノスタルジック系では人口比率が圧倒的に多い団塊世代をターゲットにした昭和30年代の物語が多いわけですが、この作品集のそれは1965年(昭和40年)の前後5年ぐらいに生まれた読者だろうと思います。 それぞれの物語は子供時代。 思春期。 青春時代などに分散されています。 その時々の時代が纏っていた雰囲気を的確に描写しているのはもちろんですが、その時代その年齢だった人間だけしか感じることできない光や風のようなものが見事に再現されています。たとえば『雨つぶ通信』に出てくる超能力の話。 当時、日本中がブームに沸きかえっていたわけですが、それをどのように受け容れていたのかは大人と子供では大きく異なっていたのではないでしょうか? 「こんな話、どうして信じてくれるんですか・・・・・・お母さんだって、全然信じてくれないのに」激しい風雨を直に顔に受けながら、私は叫ぶように中田さんに尋ねた。「僕も、曲がったんだよ」やはり叫ぶように、中田さんは答える。「ユリ・ゲラーのテレビ・・・・・・スプーン、曲がったんだ。 だから、あるね・・・・・・超能力は」ネタばれするので本筋には触れませんが、このやりとりが1966年生まれの私にはストンと落ちました。 さらにつけくわえるなら、当時ワケありの子供時代を過ごしていた方ならストンストンと落ちまくりだと思います。 さて、特定の世代について語りすぎてしまいましたが、この作品集で最も優れているのは『湯呑の月』です。 とにかくめちゃくちゃ巧い作品で、朱川湊人さんの真骨頂といえる作品です。スプーンが曲がった方も、曲がらなかった方にもおススメします。 みなさんの感想(読書メーター)
2011.05.15
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お前とふたりだけの話ばしたかったとたい-。ある日、わたしに届いた母の声のテープが、日本全体が貧しく、家族同士の体温が熱かったあの時代の記憶を呼び覚ます-。『悩む力』から二年ぶり、著者初の自伝的小説。<感想> ★★★★☆本書の著者である姜尚中さんを初めて見たのは「朝まで生テレビ」だと思います。 とにかく出演者が怒鳴りまくるのがウリの番組の中にあって、物静かにボソボソと自説を展開するさまが印象的で、独特の存在感がありました。さて、本書はそんな在日コリアン二世の姜尚中さんが自分のお母さんについて書いた自伝的な小説です。 この作品に関して姜尚中さんはインタビューで次のように答えています。母は文字を読めませんでしたから、文字情報を一切、残していないんです。 日記もなければ、手紙もない。つまり、自分の痕跡を残せなかった。 それだけに、いま、母のことを書いておかなければという気持ちになったのです。かなり話題になっていたのでお読みになった方も多いと思いますが、決して派手な作品ではありません。 在日コリアン二世の作家が親を描いた作品といえば梁石日さんの『血と骨』が思い浮かびますが、それと比較するならとてもジミで、お世辞にも巧い小説とは言えません。 ただ、それだからこそ作り物ではない在日一世の苦労や母(オモニ)に寄せる強い想いがストレートに伝わってくるような気がします。 みなさんの感想(読書メーター)
2011.05.08
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昭和20年、知覧。特攻機の整備を担当する須崎少尉は、死に向かって旅立つ戦友たちをひたすら見送り続ける。そんな自らの存在に少なからぬ屈託を覚えつつも、淡々と激務をこなす須崎の前に、不吉な影を纏った特攻隊員・有村少尉が現れる。何度飛び立っても「機体の不調」を理由に戻ってくる有村に基地の空気は冷たい。しかしそれに同調できない須崎は、この戦場で決定的に自分が「局外者」であることを思い知る。<感想> ★★★☆☆本書は熊谷達也さんの最新刊です。さて、本書の舞台は第二次世界大戦末期の知覧。 申し上げるまでもなく、ここで描かれているのは特攻隊の物語です。 その悲劇についてはさまざまな手段で現在も語り継がれているわけですが、本書のの特長は、主人公が特攻隊員の飛行機を整備する士官だということです。 日々、飛行機の整備に情熱を傾けながらも、その矛盾と葛藤するさまがよく描けています。戦争をまったく知らない世代の作家が描く戦争モノといえば、古処誠二さんが思い浮かびますが、語り継がなくてはならないという使命感において二人の作家の思いは共通しているように思います。 ただ、単純に小説として読むならサブキャラクターである有村少尉の謎?が若干消化不良気味でした。 このあたりを深く掘り下げても良かったのではないかと思います。みなさんの感想(読書メーター)
2011.05.08
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―君のこと忘れたこと、なかったよ、これから先も、百歳になっても。十六年前に起きた『西池袋事件』。被害者は受験戦争を潜り抜けて超難関校に合格した中学生。加害者はその父だった…。歳月を超え、繰り返された悲劇と『西池袋事件』をつなぐものとは?あのときからずっと、僕は遺書を書きつづけているんだ。<感想> ★★★★☆本書はどろどろクィーン(←私が勝手にそう呼んでいるだけですが)真梨幸子さんの二作目です。さて、真梨作品は女同士のどろどろを描いたものが多いわけですが、本書の主人公は男性です。過去に起きた殺人事件と現在を交互に描きながら、それを収斂させて行くという展開です。 そこに中学受験や雇用問題などを絡めています。 思えば「学歴=社会での成功」という図式が成立しなくなってずいぶんたつわけですが、それでも有名私立の小学校や中学校への受験は過熱しているように思います。 そのあたりの分析や、派遣労働の実態などはリアルに描かれているように思いますが、如何せん重すぎます。 もう少し柔らかい方が一般読者は受け入れやすいかもしれません。とは言いつつも、嫌いではないので★4にしておきました。あまりおススメはいたしません。みなさんの感想(読書メーター)
2011.05.08
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ここ十年ぐらい無洗米を利用していた我が家でしたが、あのさぁ~お米ってホントは研いだ方が美味しいんじゃないの?という家人のひとことで、フツーのお米を使用することになりました。幸いに水が温む季節なので、それほど苦痛は感じませんが、十年もお米を研いでいなかったので、かつて自分が何回ぐらいお米を研いでいたのか、すっかり忘れてしまいました。水が透明にならないと納得がいかない私は、3号で10回ぐらい研いでいるわけですが、家人からはそんなに研ぐとお米が傷つくじゃないなどと小言を言われます。 普段は温厚な私ですがこれにはキレて、そんなコトいうならオメェがやれよ!!と心の中で叫びましたとさ。皆さんは3号だと何回ぐらいお米を研ぎますか?というわけで、今夜も無事に炊飯器にセットしたので、4月の書籍代です。4月の書籍代 12冊 0円←ついにこの日がやってきました。 4月の読書メーター読んだ本の数:12冊読んだページ数:3990ページ錨を上げよ(上) (100周年書き下ろし)好みによると思いますが、近所のオッサンの若き日の武勇伝的な展開はそれなりに楽しめました。 ドタバタといえばそれまでですが、あちこちに引用されている含蓄は小説好きを満足させてくれます。 ただ、若い読者に山口(スルメ)判事を知る人は好くないと思います。(笑)読了日:04月27日 著者:百田 尚樹二度寝で番茶木皿泉といえば「すいか」が印象深いです。 表紙を見て、ドラマでもこんな場面(←馬場ちゃんがハピネス三茶を訪れた回)があったよな・・・と思いつつ手に取りました。 仕事、世の中のことなど、お二人のやりとりがメインになっています。 夫婦でこんな会話ができればいいなぁ~と思いました。読了日:04月23日 著者:木皿 泉疑心―隠蔽捜査〈3〉オッサン目線で読むなら、恋に悩んだりオッサン同士で恋の相談をしたりするのはありえねぇ~だろうとは思うんだけど、逆に竜崎のキャラならそれもアリかも・・。番外編として楽しむにはもってこいの作品でした。読了日:04月22日 著者:今野 敏えんじ色心中現代を象徴するパーツを組み合わせて「気づまり」を表現しているように感じました。 真梨作品では珍しく男性が主人公でした。 ドロドロ以上に重い作品です。読了日:04月21日 著者:真梨 幸子妄想気分あちこちで書かれたエッセイをまとめたもののようです。 「カラーひよことコーヒー豆」は優等生すぎてついていけませんでしたが、これはタイトルに見合ったエッセイ集だと感じました。 読了日:04月19日 著者:小川 洋子エルニーニョ (100周年書き下ろし)ロードムービーを観ているように読めました。 舞台は南の島かな?と思ったらまったく別の場所でした。 その地域が持っている多様性のようなものがよく描けています。 からゆきさんの話ですが以前別の本で読みました。 中島京子さんしっかり取材されているなと感じました。読了日:04月14日 著者:中島 京子わたしの彼氏究極の草食男子?を主人公にした作品です。同じく長編の 『魔法使いクラブ』的な展開を期待していましたが・・。 小説の主人公としては「公民館」や「サッちゃん」の方が魅力的かもしれません。 とはいうものの394頁をノンストップでサクサク読ませる筆運びはなかなかでした。ニュータイプの青山作品かもしれません。読了日:04月13日 著者:青山 七恵少女 (ハヤカワ・ミステリワールド)ラストは素直に終わって欲しかったなぁ~と思う反面クライムノベルとしてはすごくよくできています。 いちばん怖いのは無作為による作為です。 ただ、ここで描かれている世の中は狭すぎやしませんか。(笑)読了日:04月12日 著者:湊 かなえ深く深く、砂に埋めて真梨幸子さんは、私の中でドロドロクィーンに就任いたしました。 読了日:04月09日 著者:真梨 幸子炎上する君新潮クレストっぽいかな?日本の小説のテイストとは異なるので評価が分かれるかもしれませんが、西加奈子さんの才能の一端を垣間見ることができました。 ナオコーラさんとは仲がいいみたいですね。→http://www.news-gate.jp/2008/1213/4/読了日:04月07日 著者:西 加奈子プリンセス・トヨトミトンデモ話だけど、最終的に読者をじ~んとさせるあたりは秀逸です。 おそらく誰が読んでも面白くて、それなりに読みごたえがある。 ありそうだけど、なかなか出会えないタイプの作品だと思います。 読了日:04月06日 著者:万城目 学海明け『へび女房』がよかったので読んでみました。 前半すご~く良かったんだけど、後半しりつぼみな感じでした。 ちょいと残念・・・・。読了日:04月04日 著者:蜂谷 涼読書メーター
2011.05.03
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