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100均に行ったら「電子レンジで一合分のご飯が炊ける」という商品があったので、騙され半分で買ってきました。価格はもちろん105円(税込)です。 1.商品はこんな感じ↓。 プラスティック製です。100円炊飯器 実寸 posted by (C)きたあかり大きさがわかりやすいように文庫本をおいてみました。2.研いだあと、30分水にさらして、レンジに入れます。(水は200CC)↓お米が踊っています。 posted by (C)きたあかり500Wで6分加熱したあと、さらに200Wで12分加熱します。3.炊き上がり↓炊き上がり posted by (C)きたあかりいつもの炊飯器で炊くより甘みが少ない気がしますが、芯も残らずちゃんと炊けました。一合だけご飯が炊けるというのは便利だけど、時間だけ考えるなら水浸し(30分)→レンジ加熱(6分+12分)→蒸らし(+α)で、炊飯器の早炊きの方が早いかもしれません。 電気代はどうなんでしょうか?楽天で探したら、似たような商品がありました。
2011.06.26
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令嬢と女性運転手が活躍する<ベッキーさん>シリーズ、完結!日本にいるはずのない婚約者が写真に映っていた。英子が解き明かしたからくりは--。そして昭和11年2月、物語は結末を迎える<感想> ★★★★★本書は北村薫さんのベッキーさんシリーズ三冊目の最終巻。第141回直木賞受賞作です。タイトル、時代背景。 そしてシリーズ二作目から出てくる青年将校。 この作品(シリーズ)の着地点はおおかた予想がついてしまいます。その着地点に向けて、メインキャラクターの英子とベッキーさん。 脇を固める魅力的なキャラクター達をどのように動かしていくのか?そして、彼女たちが立ち回る舞台である昭和初期の風をどれだけ織り込んでいくかがキモになるわけですが、そのあたり北村薫さんは実力をまざまざと見せつけてくれます。 作品中で出てくるいくつかのエピソードは実話を元にしているようで、丹念な取材もなされているようです。 インタビュー記事によれば最後のエピソードも実話に基づいているそうです。 令嬢として、蝶よ花よと育てられた主人公英子のこれからを待ち受けているのは戦争という闇。 そして敗戦。 太宰治の『斜陽』を引き合いに出すまでもなく、彼女は時代が生み出した怒涛の波に翻弄されていくことになります。 それを踏まえるとするなら、無邪気な英子とそれを見守るベッキーさんの物語は一段と輝きを増すように思えます。 シリーズ一作目からお読みになることを強くおススメします。【送料無料】街の灯価格:500円(税込、送料別)【送料無料】玻璃の天価格:500円(税込、送料別)
2011.06.26
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昭和初期の帝都を舞台に、令嬢と女性運転手が不思議に挑むベッキーさんシリーズ第二弾。犬猿の仲の両家手打ちの場で起きた絵画消失の謎を解く「幻の橋」、手紙の暗号を手がかりに、失踪した友人を探す「想夫恋」、ステンドグラスの天窓から墜落した思想家の死の真相を探る「玻璃の天」の三篇を収録。<感想> ★★★☆☆本書は北村薫さんのベッキーさんシリーズの二作目。 中篇が三作収められています。さて、このシリーズの楽しみ方は読者それぞれだと思いますが、私は、昭和初期の東京の雰囲気を強く感じることのできる点がツボです。 二作目ではベッキーさんの正体も明らかになっています。 正直言って、若干中弛みしている感が否めないシリーズ二作目ですが、平穏な暮らしを送っている主人公の周りにも時代を覆う不穏な空気が見え隠れしています。 そのあたりをきっちり読み込んでいくと、シリーズ最終章である『鷺と雪』を堪能することができると思います。
2011.06.26
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2009年、秋。翌年6月から施行の改正貸金業法がもたらすのは、借金からの救済か、破滅か-四十過ぎの翻訳家、吉野解は貧乏学生の頃に下宿していた神保町の古書店「泪亭」の二階で謎の美女、白井沙漠と出会う。裕福な家庭に育った妻とは正反対の魅力に強く惹かれ、粗末な部屋で何度も体を重ねる。しかし、沙漠が解に借金を申し込んだことから「悲劇」の幕があがる-。<感想> ★★★★☆本書は桜庭一樹さんの最新刊です。 ラノベ、伝奇モノ、ユーモア系さまざまなジャンルを手がける著者ですが、この作品は直木賞受賞作『私の男』に似たトーンで描かれています。 さて、あらすじを読んだとき宮部みゆきさんの『火車』を連想しましたが、本書に社会派の要素は皆無です。 改正貸金業法や総量規制などがきっかけになっていますが、むしろ借金に振り回される男女の姿を容赦なく描くことに主眼が置かれています。ミステリーとして読むなら弱いし、この社会問題に関してはそれとなく、からくりのようなものに触れていますが、それ以上踏み込むことはありません。 ただ、前段で申し上げた通り、金にがんじがらめになって堕ちていく一組の男女を描く筆は力強くて、読み応えがあります。 とにかく暗く重い作品ですが、それは著者の意図するところだと思います。 しかし、前後の脈略なく出てくる『細うで繁盛記』にはニンマリしました。 そのあたりは読者サービスのひとつかもしれません。(笑)『ばらばら死体の夜』スペシャルサイト(集英社)
2011.06.18
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2002年10月、全国で次々と犯行声明付きのバラバラ遺体が発見された。被害者は平凡な家庭を営む会社員沢野良介。事件当夜、良介はエリート公務員である兄・崇と大阪で会っていたはずだったが-。絶望的な事件を描いて読む者に“幸福”と“哀しみ”の意味を問う衝撃作。<感想> ★★★★☆よくわからないけど、なんか難しそうだ・・・。 という先入観で今まで手を出してなかった平野啓一郎さん。 本書は比較的読みやすい作品とされているようなので、平野作品に初チャレンジしてみました。さて、純文学の作家がエンタメを手がけるといえば吉田修一さんの『悪人』が思い浮かびます。 劇場型犯罪を現代の闇として描く本書は、読み応えのあるエンターテイメントという立ち位置であることに間違いはありませんが、『悪人』と比較するなら、エンタメ読みの私は敷居の高さを感じてしまいました。上巻のラスト付近からの半端のない加速感は見事ですが、私は最後まで魅力的なキャラクターに出会うことができませんでした。 しかし、本書のクオリティーが低いなどと申し上げるつもりはありません。 むしろその逆だろうと思います。 別の言い方をするなら、私はこの作品を評価するモノサシを持ち合わせていないということです。 論理的な思考を求められる作品がお好きな方や、エンタメ作品により強い文学性をお求めの方におススメします。皆さんのレビュー(読書メーター)
2011.06.11
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長年人間を続けている私ですが、そんな私でもすげぇ~ぶっくりするコトがあります。 最近すげぇ~ぶっくりしたコト。その1 コンパクト液体洗剤計量キャップがすごく小さくて、こんな少しで汚れが落ちるのかよ?と思いましたが、きれいになりました。 それを思うと、私が子供のころにあった「ザブ」とか「全温度チアー」とか、やたらとバカでかい粉の洗剤は何だったのでしょうか?その2 「ハロー・グッバイ」はアグネス・チャンの曲だった。私の世代では名曲とされている柏原芳江さんの「ハロー・グッバイ」ですが、オリジナルはアグネスさんの曲だったそうです。 二番の歌詞がちょっと違いますが、最後の部分をのぞいてアレンジもほとんど同じですね。その3 77万テラベクレル福島原発、事故発生数日で「77万テラベクレル」 安全・保安院が修正 というわけで5月の書籍代です。13冊 1,855円5月の読書メーター読んだ本の数:13冊読んだページ数:3564ページ孤虫症読了日:05月30日 著者:真梨 幸子ワタシは最高にツイている先週の日曜日に借りてきたんだけど、期せずして時の人になっちゃいましたね。 まぁ~イロイロあると思うけど小林聡美は永遠に不滅です。 読了日:05月29日 著者:小林 聡美草祭読了日:05月28日 著者:恒川 光太郎錨を上げよ(下) (100周年書き下ろし)上巻はおっさんの若き日の武勇伝みたいな感じでしたが、下巻は子供のころ見ていたドラマ『どてらい男』的な面白さがありました。 ただ、又三の女性観には男でもついていけません。読了日:05月24日 著者:百田 尚樹白いしるしなんか激しすぎないか?読了日:05月20日 著者:西 加奈子ばらばら死体の夜改正貸金業法を扱っているということで宮部みゆきさんの「火車」をイメージしていましたが、閉じた世界の内側を描いた心理サスペンス風の作品でした。「私の男」に似ているけど、かなり読みやすいです。もう少し長い方が楽しめるかなぁ~という気もしますが、この潔さがイイと思います。読了日:05月20日 著者:桜庭 一樹人質の朗読会申し分ないです。百パーセント完璧な小川洋子作品。特に「やまびこビスケット」が印象に残りました。読了日:05月17日 著者:小川 洋子あした咲く蕾昭和40年前後4年以内に生まれた方はツボだと思います。時代が纏っていた空気を見事に再現しています。個人的には「湯呑みに月」がヨカッタです。読了日:05月11日 著者:朱川 湊人原稿零枚日記最近エッセイばかり読んでいたので、久しぶりに小川洋子さ んらしい小説を読むことができて大満足でした。 相変わらず 油断していると足をとられそうになる文章が秀逸。 『博士・・』 と『ミーナ・・』も嫌いではありませんが、やっぱ小川洋子さんはこういう作品がしっくりきます。 読了日:05月09日 著者:小川 洋子苦役列車私小説、芥川賞。 そんなパーツから内にこもる感じかと思いましたが、エンタメ的な読み方もできる純文学でした。 芥川賞は受賞後にフェードアウトしてしまう人も多いけど、この人はしぶとく生き残りそうな気がします。(笑)読了日:05月09日 著者:西村 賢太翼に息吹を読了日:05月08日 著者:熊谷 達也母~オモニ他の方もお書きになっていますが、決して巧い小説ではないと思います。 だからこそ姜尚中さんの母への想い。 在日コリアンが日本で生きることの難しさのようなものがストレートに伝わるのではないかと思いました。読了日:05月03日 著者:姜 尚中イキガミ 8 罪と罰 (ヤングサンデーコミックス)読了日:05月01日 著者:間瀬 元朗読書メーター
2011.06.07
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「週に三度、他の男とセックスすることを習慣にして」いる主婦・麻美。彼女の不倫相手が、次々と身体全体に瘤のようなものを作って原因不明の死を遂げる。彼女自身の肉体にも異変が起こる。女同士の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇。一見幸せな主婦の誰にも言えない秘密とは…。<感想> ★★★★☆喩えるなら、リミッターの外れた角田光代。 掟やぶりの桐野夏生。 本書は、私が勝手にドロドロクィーンと認定している真梨幸子さんのデビュー作です。さて、この作品は第32回メフィスト賞を受賞しています。 講談社が主催するこの文学賞からは名だたる作家さんたちがデビューしているわけですが、私はこの賞の選考基準というのがイマイチ理解できません。 受賞作のジャンルがあまりにも多岐にわたるからです。 基本的には面白ければなんでもいいじゃんというノリだと思うんですが、この作品の受賞はそれを裏付けているように思います。真梨さんの十八番である女性同士のドロドロはもちろん。 エロ、背徳、バイオホラー、伝奇小説。 そして独特のおどろどろしさ。 個人的には角田光代と鈴木光司(←新作出てないけど『りんぐ』の人です)と真藤順丈(←スプラッタ系の人です)と坂東真砂子と横溝正史をドロドロに煮詰めたような感じです。 まぁ~節操がないといえばそれまでですが、それらを効果的に配分して構成したのはまぎれもなく真梨幸子という作家で、その手腕は見事だと思います。 後半は失速気味だというレビューもいくつか拝見しましたが、私はこの展開は好きです。 真梨作品を読んでいると、いくつか???の箇所がありますが、このデビュー作を読むとスッキリするかもしれません。 ドロドロ、エログロということでおススメはいたしませんが、興味本位で面白い作品を読んでみたいという方なら満足できるかもしれません。
2011.06.05
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昭和七年、士族出身の上流家庭・花村家にやってきた女性運転手別宮みつ子。令嬢の英子はサッカレーの『虚栄の市』のヒロインにちなみ、彼女をベッキーさんと呼ぶ。新聞に載った変死事件の謎を解く「虚栄の市」、英子の兄を悩ませる暗号の謎「銀座八丁」、映写会上映中の同席者の死を推理する「街の灯」の三篇を収録。<感想> ★★★★☆本書は北村薫さんのベッキーさんシリーズ第一作です。 ご存知のとおり三作目(最終巻)の『鷺と雪』は第141回直木賞を受賞しています。さて、北村薫ファンの方には大変申し訳ありませんが、ドロドロ系が大好物の私としては北村薫さんの専売特許ともいえる日常の謎ミステリーが物足りません。 このシリーズで直木賞を受賞した時には、ミステリー色が皆無の『ひとがた流し』で受賞するべきだったのではないか?などと思ったほどです。そんな想いでシリーズ一作目を手に取ったわけですが、どうやら私は間違っていたようです。(ファンのみなさんホントにすんまそん)なんといっても本書が優れているのは舞台になる昭和初期の東京とそこで暮らす人たち。 そして、主人公の家のお抱え運転手である別宮(ベッキーさん)のキャラクター造形です。 普段は忠実な運転手ですが、上流階級の属する主人公が貧しい人たちの暮らしを垣間見て可哀想だと嘆くシーンで、それは傲慢だと返すベッキーさん。 そのあたりはかなりハードボイルドしているように感じました。 一作目ではまったく正体不明のベッキーさんですが、これから少しずつ正体が明らかになっていくと思うとワクワクします。 さらに時代は戦争の暗い影が差してくるわけで、これだけ魅力的なパーツを組み合わせた物語の最終章を期待せずにはいられません。 二作目はこちら↓【送料無料】玻璃の天価格:500円(税込、送料別)
2011.06.04
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たとえば、苔むして古びた水路の先、住宅街にひしめく路地のつきあたり。理由も分らずたどりつく、この世界のひとつ奥にある美しい町“美奥”。母親から無理心中を強いられた少年、いじめの標的にされた少女、壮絶な結婚生活の終焉をむかえた女…。ふとした瞬間迷い込み、その土地に染みこんだ深い因果に触れた者だけが知る、生きる不思議、死ぬ不思議。神妙な命の流転を描く、圧倒的傑作。<感想> ★★★★☆本書は恒川光太郎さんの文庫最新刊です。さて、ホラー小説というジャンルがあります。 ひと昔前なら、怖さと気持ち悪さ(スプラッター)のみがその良し悪しを判断する材料になっていたように思いますが、朱川湊人さんの『花まんま』以降、ホラー小説は細分化されてきたような気がします。 かつて、ミステリーがそうであったように一般文芸との垣根が低くなりました。 その中にあって、恒川光太郎さんは読者を確実に異界に導いてくれる作家の一人です。 本書は連作短編で舞台は美奥という町。 それぞれの時代で深い悲しみを背負った人達が登場するわけですが、この作品の主人公はあくまで町(土地)です。 いずれもハッピーエンドではありませんが、そこが恒川光太郎ワールド。 ファンは120%納得のいく作品だと思います。朱川湊人さんには癒されているけど正直言って物足りないと感じている方。 岩井志麻子さんはビミョーなんだよね・・・とお感じになっている方におススメします。恒川光太郎さんのブログを発見しました。 ホラー作家らしからぬフツーのブログでした。コウタライン
2011.06.04
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