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隠居人はせじぃさんComments
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旧朝香宮邸2階でも催されている『並河靖之七宝展 明治七宝の誘惑―透明な黒の感性』の
展示会場に。しかし内部の撮影は禁止されていたので、この後の画像は前日と同様に
「百年名家」のテレビ画像で。
2階へのデザイン性の豊かな第1階段を上がる。
白の大理石・イタリア産ビアンコ カラーラに赤い絨毯が敷き詰められていた。

そして木目のように見える茶色の壁もスターピーテという大理石。
そしてその上の手摺り部分の黒に金色模様の石も大理石。
更にその上にはバラをモチーフにした金工細工が。

踊り場に設えられた大きなガラス窓はカテドラルという大判の型板ガラス。
ガラス表面に付けられた模様が光を透しながらも視線を遮る役割を果たしていると。

更にその先には、見事なデザインの「照明柱」が迎えてくれた。
これは宮内省 内匠寮(たくみりょう)にてデザインされた物と。

階段と同様なバラのデザイン。

そして柱の下部には多くの小穴が施された銅板が。
朝香宮妃殿下のアイデアで、この穴の下には水が貯められ、一輪挿しの花を飾るのだと。

そして階段の上は「2階の広間」に繋がっていた。
この場所が朝香宮家ご家族の共有スペースであると。

2階の配置図。
青が朝香宮殿下、赤が妃殿下、緑が若宮殿下そして奥のピンク部が姫宮の
そそれぞれの居室であると。
それぞれが個室の居間、寝室を持つ皇室伝統の造りであると。

「2階の広間」のレジスター。

日本の伝統文様である「青海波文様」をアール・デコ風に仕上げたものと。
そこに千鳥が飛び戯れるという和のデザイン。

薄緑色の壁の設えにも同様な和のデザインが。
ラフコートという、今は手に入らないアメリカ製の壁材が使われているのだと。
漆喰が乾かないうちに、竹等で職人が描いた物であると。
壁の模様が場所により微妙に異なるのは、担当した職人が異なるのだと。

そして朝香宮殿下の居間へ。

大胆な壁のデザインはここ旧朝香宮邸の主要室内の装飾を手がけたアンリ・ラパンの作。
数年前に復元されたが、この色合いは非常に苦労したと。

柱頭飾りが印象的な付け柱。
実はフランスから送られて来た柱は寸法が足らず、このブロンズの柱頭飾りを付け足したと。
内匠寮のこれぞ巧みの技。

隣は書斎。
一見円形に見える書斎であるが、四角形の部屋の四隅に飾り棚を設けて
八角形の空間を作ったのだと。

床にはアンリ・ラパン デザインの八角形の絨毯も。
そしてこの机は、回転式。

ここはシンプルなデザインの寝室。
木製の扉は楠の一枚板、しかも玉杢(たまもく)と呼ばれるような樹木のコブのような所を
スライスすると表れる木目模様。

照明のデザインは内匠寮によると。

建物の南側に設けられたモダンな雰囲気のベランダ。
市松模様の床ももちろん大理石、しかも国産と。
この空間に入れるのは朝香宮ご夫妻のみであったと。

ここは普段でも公開されていない北側ベランダ(北の間)。
床には涼しさを醸し出す渋めの布目タイルが施され、天井の照明を
囲む材は柾目を生かしたチーク材。

この部屋の窓から覗く中庭の風景。

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