JINさんの陽蜂農遠日記

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2020.04.08
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

​右手奥に見えたのが、土山宿や東海道についての展示や特産品販売・体験工房のある
資料館
『東海道伝馬館』。



旧東海道からの入口にあったのが『問屋場 成道学校跡』。
「問屋場跡
問屋場は、公用通行の客や荷物の人馬継立、宿泊施設の世話、助郷役の手配など宿にかかわる
業務を行う場所で、宿の管理をつかさどる問屋とそれを補佐する年寄、業務の記録を行う帳付、
人馬に人や荷物を振り分ける馬指・人足指らの役人が詰めていた。
土山宿の問屋場は、中町と吉田町にあったとされるが、問屋宅に設けられていたこともあり、
時代とと共にその場所は移り変わってきた。明治時代の宿駅制度の廃止にともない問屋場も
廃止されたが、その施設は成道学校として利用された。」



『あいの土山観光案内図』。



『東海道 伝馬館』入口。
伝馬とは江戸時代、諸街道の宿場に常備され、幕府の書簡や荷物を継ぎ送りするシステム
(あるいはそれを運ぶ馬)のことで、徳川家康が慶長6年(1601年)に東海道や中山道に
多くの宿場を指定し、36頭ずつの伝馬を常備させたと云われている と。



『文豪森鴎外 来訪の地』碑。
「二日。天陰れり 午前六時大坂に至り、車を換ふ。
九時草津に至り、又車を換ふ 十時三雲に至り、車を下る。
雨中人力車を倩ひて出づ 午時土山常明寺に至る。  小倉日記」



『森鴎外と土山』
「森鴎外が土山を訪れたのは、明治三十三年三月二日、祖父白仙の墓参のためである。
白仙は、石見国津和野の藩医であった。 万延元年(一八六○年)藩主の参勤交代に随行して
江戸へ出向。 翌年五月帰国の際に発病し、遅れて国もとへ向かう。 途中十一月七日、
土山宿井筒屋にて急死した。 遺骸は常明寺の墓地に葬られ、津和野へは遺髪のみが届けられた。
鴎外が生まれたのはその翌年である。 鴎外は祖父への思慕深く、小倉在往時代、軍医部長会
出席のため上京の途中、土山へ立ち寄り、無縁仏同様に荒れ果てている祖父の墓を探し当て、
常明寺の境内に墓を修した。 寺を出て平野屋藤右衛門の家に投宿し、翌日三雲を経て
東京へ向かった。 明治三十九年祖母きよが、大正五年母ミネが没。 遺言により常明寺に葬られた。
昭和二十八年、三人の墓は津和野永明寺へ移された。 現在常明寺境内には、鴎外の子孫が
建立した供養塔が立っている。」



『東海道伝馬館』
開館時間 午前9時~午後5時
休 館 日 月・火・年末年始を
入 場 料 無 料



『伝馬館』の建物は、昔ながらの民家の如く。
格子戸、虫籠窓、そして上には中二階があった
そして中二階の上に、さらに三階があった。中三階と言うのが適切か。



『伝馬館』の手前向かいにあったこの建物は問屋場(江戸時代の街道の宿場で人馬の継立、
助郷賦課などの業務を行うところ)を再現したもの。



中には、帳付の宿役人を再現展示していた。各宿場に置かれた問屋場は、公用荷物を次の宿場に
運ぶ人馬の継立や、公用の書状等を次の宿場へ届ける継飛脚を主な業務とした施設。
寛永15年(1638)以降、東海道の各宿場には人足100人と伝馬100疋もの常備が義務付けられ
ていた。中山道では人足50人と伝馬50疋の常備であり、いかに東海道の通行が多かったことを
物語っていると。



『伝馬次之事 写』
「慶長6(1601)年に東海道の宿に出された『伝馬次之事の写』。
土山伝馬役中に36疋の伝馬の常備継立の区間、伝馬の積載量などが定められた。」 



問屋場の内部では次の宿場へ継送る荷物の重さを量っているところを再現。
壁には土山宿の助郷村の名を記した札を掲げる。大名行列等の大規模な通行がある際には
宿場常備の人足や伝馬で賄いきれず、周辺の村々(助郷村)に人馬の提供を命じた。
これらの要請と差配をするのも問屋の役目だった。



馬屋では駄馬と馬子の様子を展示していた。



この倉には大感激した『大名行列展示』が。
我々の到着を待っていたが如くに掛かりのオバチャンが案内してくれた。



「江戸時代、幕府は大名を統制するために定めた、寛水12年(1635)の「武家諸法度」の中で、
大名を一定期間江戸に在府させる参勤交代を制度化しました。そのため、大名たちは自分の
領地と江戸を行列を組んで往復しなければならず、一般には一年おきの交代でしたが.
関東の大名は半年ごと、遠方の対馬の宗氏は3年・蝦夷の松前氏は6年ごととし、幕府の要職に
就いたものは、江戸に留まるよう定められていました.
この参勤交代などの時に、大名たちが整える行列のことを大名行列といいます。
もとは、戦時用の行軍形式をとっていましたが、やがて形式化し、華美なものに
なっていきました。
行列の規模や調度品などは石高や格式によって差がありましたが、大名にとって、江戸での
生活や国元との往復には多大な費用がかさみ、藩の財政には大きな負担となりました。
しかし、参勤交代制度の確立によって、交通網や宿が整備され、経済活動の発達や各地との
文化交流を生み出しました。東海道は、参勤交代の大名たちが通る主要街道として発達し、
宿では行き交う旅人たちでにぎわっていました。
土山宿でも、土山本陣の宿帳に多くの大名の宿泊記録が残されています。
なかでも熊本藩細川家との関係は深く、細川家ゆかりの調度品が伝わっています。」


倉の内部には壁に沿って京人形100体で再現した大名行列のジオラマの姿が。



3名の「本陣職 旅役人」の後ろに「御行列奉行」が先頭に、その後ろに「御長柄」。







次に「押足軽」、「御持筒頭」、「沓籠」が続く。



その後ろに「御乗物(藩主)」が続く。



その後ろに「御歩御用」、「具足」が続く。



そして「御歩頭」



「御持弓頭」、「御持弓」、



その後ず~~と続いて、最後は「従者」そして長老。



再び先頭近くを、カメラを頭の上に上げて。
部屋の端から端までの行列は素晴らしく圧巻な光景なのであった!!



そして次に『伝馬館』1階へ。
この時期、部屋には雛飾りが並んでいた。



見事な七段飾り。




斎王(さいおう)または斎皇女(いつきのみこ)は、伊勢神宮または賀茂神社に巫女として
奉仕した未婚の内親王(親王宣下を受けた天皇の皇女)または女王(親王宣下を受けていない
天皇の皇女、あるいは親王の王女)。
厳密には内親王の場合は「斎内親王」、女王の場合は「斎女王」といったが、両者を総称して
「斎王」と呼んでいると ウィキペディアより。







現在地の『東海道伝馬館』が中央に。
『旅籠』の多さが確認できたのであった。



次に中二階に上がると、東海道五十三次・宿場町の切り絵とその宿場の名物が展示されていた。



『東海道五十三次 切絵』
「黒川重一 大正12年5月4日生まれ。土山町北土山在住
当寺の国鉄を退職後、62歳から切絵の魅力にひかれ独学で制作活動を行う。
仏画や風景、祭りなど作品の内容は豊富で、土山町で開催される「鈴鹿馬子唄全国大会」の
イメージポスターなどの制作も手掛ける。その他の作品として能面も数多く制作されている。
また、切絵教室も開かれ、土山には切絵を愛する方が多くなりました。
この作品は当町に平成13年8月開館記念として寄贈していただきました。」



右から日本橋、品川、神奈川、保土ヶ谷、戸塚。



右から藤沢、平塚、大磯、小田原、箱根、三島、沼津、原、吉原。



右から蒲原、由比、興津、江尻、府中、丸子、岡部、藤枝、嶋田、金谷、日坂、掛川。



右から掛川、袋井、見附、濱松、舞阪、荒井、白須賀。



「東海道名物
江戸時代、街道筋の宿場や立場などでは、その土地特有の名物があり、目的地や道中で
それぞれの名物が売られ、味わうことが旅の楽しみのひとつでした。
名物は、その多くが饅頭や餅のほか、田楽、麺類が多く、街道をゆく旅人の空腹を満たすとともに、
その身味に舌打ちをうっていました。」



右から二川、吉田、御油、赤坂、藤川、岡崎、池鯉鮒、鳴海、宮、桑名。



右から宮、桑名、四日市、石薬師、庄野、亀山。



右から亀山、関、坂之下、土山、水口・



右から石部、草津、大津、京師。



『土山』。
「生里野モータン松並木
”坂はてる照る 鈴鹿は曇る あいの土山雨が降る”と歌われた馬子歌の土山はこの鈴鹿峠を
堺にして天候が変わりやすい。」
「モータン」とは??



『関 参宮道追分』。



『亀山 風雨雷鳴』。



『坂之下 岩窟の観音』。



『水口 どじょう汁の店』。



『あいの土山。



そして最後に我が『藤澤 江ノ島』。




                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・​ ​​





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Last updated  2020.04.26 06:38:29
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