JINさんの陽蜂農遠日記

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2022.12.31
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カテゴリ: JINさんの農園
「招福殿」前にあった「招福猫児」像。



「招福猫児の由来
東京都世田谷区豪徳寺二丁目所在の豪徳寺は幕末の大老井伊掃部頭直弼公の墓所として世に高く
寺域広く老樹爵蒼として堂宇荘厳を極め賓者日におおく誠に東京西郊の名刹なり、されど昔時は
至って貧寺にして二三の雲水修行して漸く暮しを立つる計りなりき、時の和尚殊に猫を愛しよく
飼いならし自分の食を割て猫に与へ吾子のように愛育せしが、ある日和尚猫に向かい「汝我が
愛育の恩を知らば何か果報を招来せよ」と言いい聞かせたるが其後幾月日が過ぎし夏の日の
午さがり俄に門のあたり騒がしければ和尚何事ならんと出て見れば、鷹狩の帰りと覚しき
武士五六騎、門前に馬乗捨てゝ入り来り和尚に向かい謂えるよう「我等今当寺の前を通行せんと
するに門前に猫一疋うずくまり居て我等を見て手をあげ頻りに招くさまのあまりに不審ければ
訪ね入るなり暫く休息致させよ」とありければ和尚いそぎ奥へ招じ渋茶など差出しける内天忽ち
雲り夕立振り出し雷鳴り加りしが和尚は心静かに三世因果の説法したりしかば武士は大喜び
いよいよ帰依の念発起しけむやがて「我こそは江州彦根の城主井伊掃部頭直孝なり猫に招き
入れられ雨をしのぎ貴僧の法談に預かること是偏に仏の因果ならん以来更に心安く頼み参らす」
とて立帰られけるが、是れぞ豪徳寺が吉運を開く初めにしてやがて井伊家御菩提所となり田畑多く
寄進せられ一大伽藍となりしも全く猫の恩に報い福を招き寄篤の霊験によるものにして此寺一つに
猫寺とも呼ぶに至れり。和尚後にこの猫の墓を建ていと懇ろに其冥福を祈り後世この猫の姿形を
つくり招福猫児と称へて崇め祀れば吉運立ち所に来り家内安全、営業繁昌、心願成就すとて其の
霊験を祈念する事は世に知らぬ人はなかりけり。
                               曹洞宗 大谿山 豪徳寺」
訳は
「東京都世田谷区豪徳寺二丁目にある豪徳寺は幕末の大老井伊直弼の墓所として名高く、
寺の所有地は広く古木に囲まれ荘厳な伽藍は東京西部の名刹である しかし以前は二、三人の
雲水が修行する事でようやく暮らしが成り立つ貧乏寺でした。寛永年間の和尚は猫好きで自分の
食事を減らしてでも猫に与え、わが子のように可愛がっていました。ある日和尚さんはこの猫に
向かって「おまえを愛でる私の気持ちがわかるなら何か良い事を招いてはくれないか」と言っ
聞かせました、そんな事があってから数ヶ月たった夏の昼下がり山門の外で人が寄っているようで

装束の騎馬武者が五、六人門前で下馬している、そのうち一人の武士が話すには「この寺の前を
通り過ぎようとした際に門前に猫が一匹うずくまり私たちの様子を伺って手をあげてしきりに
手招きするではないか、不審に思ったがすこしの間、休息させてくれないか」といっている
それはそれはと和尚がお茶の用意をして堂に上がらせると、にわかにかき曇り夕立が降り出して
雷まで鳴り始めた、一息いれるつもりが雨宿りとなり和尚が仏教の説話をしているとその武士は
大層喜んでこの寺が気に入った、やがて「自分は彦根藩二代目藩主井伊直孝です、猫に招かれる
ままこちらの寺に雨宿りをさせて頂いた上、和尚から結構な法話を聞かせて貰ったのは、仏さまの
導きである、今後はこの寺で色々お世話になりたい」と残して帰られたこれが豪徳寺に運が向いて
きた、事の起こりです、やがて彦根藩井伊家の菩提寺として、所領地の寄付をうけ名刹となる事は、
猫が和尚への恩返しとして福を招き入れた不思議な出来事であり、巷では此の寺を猫寺と呼ぶ
ようになった。和尚はこの猫が亡くなった後墓をつくり、ねんごろに冥福を祈った 後世、

ようになった。」とネットより。



「招福殿」の「山門」。



扁額「招福殿」。



「庚申塔」が鎮座する社。



三面八臂の青面金剛像。







「招福殿」を正面から。



提燈「招福観音」。



内陣。



「招福殿」前、境内にあった「井戸」。



「招福殿」横の紅葉も見事であった。



「招福殿」の周囲には無数の「招き猫」が奉納されていた。
招福殿横に所狭しとばかりに並べられている大量の招き猫。
びっくりするくらいの沢山の招き猫は圧倒的であり、一見の価値ある風景であったのだ。

    招き猫の基本
    手:右手を挙げたら「お金招き」、左手を挙げたら「人招き」、両手は「お手上げ」と
          敬遠する人も。
    目:大きな目の常滑系からリアリティーのある瀬戸系まで目の大きさもさまざま。
    前掛け:赤い首輪と鈴のついた前掛けが主流。九谷焼の招き猫のように鈴が肩のところに
                のっているものも。
    持ち物:大事に抱えた小判は、千万両、億万両と時代とともにインフレ傾向!?
    色もいろいろ
    青:学業成就、金:金運満足、赤:健康長寿、
    黒:厄除安全、グリーン:家内安全、ピンク:恋愛成就



    招き猫の大きさと志納料
    ・豆(約2cm) : 300円
    ・豆(ケース付き): 500円
    ・2号(約6cm): 500円
    ・3号(約9cm): 800円
    ・5号(約12cm ): 1,000円
    ・6号(約15cm ): 1,800円
    ・7号(約18cm ): 2,300円
    ・8号(約25cm ): 3,500円
    ・尺(約30cm ): 5,000円



    「菩薩」石像。半跏思惟像に似た姿で。



    両肩の上には「如是畜生 發善提心(にょぜちくしょう ほつぼだいしん)」と刻まれていた。
    「是(か)くの如く畜生、菩提心を発(おこ)す」.
    畜生に対して、おまえは畜生であるが菩提心を起こせと教える言葉であると。
    古いものなのか、苔むして、鼻ももげている が、なんともゆったりした笑みに、 思わず
    近寄ってしまったのであった。



    再び「招き猫」を追う。



    大小さまざまな招福猫児は圧巻! ここは招福猫児の奉納所で、願いが成就したあとに返納すると、
    さらに御利益がいただけるといわれている。つまり、ひしめき合っている招福猫児の数だけ願いが
    叶っているわけなので、それだけでも縁起のいいスポットといえそう。



    招き猫といえば、小判を持っている姿をイメージする人も多いのではないでしょうか。
    ここ豪徳寺の招福猫児は小判を持たず、右前足をすっと上げた上品でかわいらしい佇まい。



    「招福観世音菩薩」とその前に「招き猫」。



    「赤門」。
    通称「赤門」と呼ばれ、明治18年(1885年)井伊家より江戸屋敷の新中雀門が寄進され、
    現在の東門の場所に建てられた後、現在の場所に移築された。



    そして「本堂・法堂」前の青銅「八角燈籠」。



    美しい装飾が施されている外観をよく見ると、8つの面を持つ燈籠の火を灯す空間を覆う
    「火袋」と呼ばれる部分には、東西南北4面には獅子の透かし彫りが、
    また北西・南西・北東・南東側の4面にはそれぞれ「音声菩薩」が彫られており、
    北西側のものは尺八を吹き、南西側のものは横笛を、北東側のものは銅鈸子(どうばつし)と
    呼ばれるシンバルのような楽器を、南東側のものは竽(う)と呼ばれる細い竹の部材を集めて
    作った楽器を奏でる姿が描かれていたのであった。

    北東側のものは 銅鈸子(どうばつし) と呼ばれるシンバルのような楽器を。




    東西南北4面には獅子の透かし彫りが。
    東側。



    南東側のものは竽(う)と呼ばれる細い竹の部材を集めて作った楽器・ を奏でる。



    南側。



    南西側のものは 横笛 を。



    西側。



    北西側のものは 尺八 を吹き。



    北側。



    再び紅葉の下の「招き猫」を追う。













    そして「本堂・法堂」。



    天水桶には、井伊家の旗印である「井桁(いげた)」が。



    扁額「豪徳禅寺」と。



    内陣。
    世田谷区文化財の木造仏像が5体安置されているとのこと。



    左手にあったのが「納骨堂」。



    この先は工事中であり、立入禁止になっていた。



    八角形、 白い漆喰壁の 「納骨堂」。



    見事な「相輪」。
    上から順に
    宝珠:仏舎利(釈迦の骨)が納められる。
    竜車:奈良時代から平安時代の高貴な者の乗り物
    水煙:火炎の透し彫り。火は、木造の建築物が火災に繋がるため嫌われ、水煙と呼ばれる。
       お釈迦様が火葬されたことをあらわす。
    九輪(宝輪):五智如来と四菩薩を表す。9つの輪からなる。
    受花(請花):飾り台。蓮華の花。
    伏鉢(覆鉢):鉢を伏せた形をした盛り土形の墓、ストゥーパ形。お墓を表している。
    露盤:伏鉢の土台。



    扁額「◯◯◯」か?



    「納骨堂」近くの石庭廻りは工事中であった。



    「寺務所」、「庫裡」、「書院」方向を見る。



                                   ・・・​ もどる ​・・・


                     ・・・​ つづく ​・・・





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    Last updated  2022.12.31 12:23:09
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