2007年10月29日
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カテゴリ: 海水魚の病気
もう2年近くになるリオプロポマspですが、

購入当時の減圧症が出現し始めたときの写真です。

リオプロポマsp減圧症1

お腹のあたりが少し膨らんでいます。
まだ、泳ぎには影響は出ていないようです。
ところが翌日には頭を下にして泳いでいたように思います。
仕方なく、治療を開始しました。
注射針とディスポを用意し、浮き袋を穿刺しました。
注意しなければいけないのは、

臓器や脈管を損傷しないように、
腹壁に近い部分を穿刺することです。
このとき頭部は濡れたガーゼで覆いました。
注射針は23G(ゲージ)のものを使用。
個人的には、これより径が大きいと損傷が強く、
小さいと針がつまりやすいように思います。
脱気の程度は経験で、また、個体差もあるように思います。
私は初回時には少量にします。
脱気後は、穿刺部にエルバージュを塗布しました。
このような治療をこのリオプロポマspは少なくとも5回以上は
したと思います。今はようやく減圧症が出現しなくなりました。


ほとんどは自然に治癒しますが、死亡するケースもあります。

カミソリウオ空気誤嚥の疑い1

これは今年9月に串本で採集したカミソリウオです。
お腹に空気が透見できます。
採集水深は約1m、採集後には異常がありませんでした。
帰宅後、このようになっていました。

この子は3日後に死亡しました。
原因として、
泳ぎが遅く、頭部が長く、空気排出が困難なのではないかと推察。
しかも空気がすでに消化管内のようです。
穿刺できない理由として、生体が小さいこと、生体が弱いこと、
そして何より、消化管内の空気だということ。
ただ、解剖していないので、
減圧症の可能性も完全には否定できないと思います。
残念な結果に終わりました。
反省点は、”輸送は慎重に”ということでした。





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Last updated  2007年10月29日 22時50分12秒


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