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今さらながらの「部長 島耕作」島耕作は松下電器(現パナソニック)をモデルにした初芝電器産業株式会社(初芝電産)の社員である島耕作のサラリーマン人生を描いた漫画。サラリーマン物語としての側面と電器メーカー業界漫画としての面白さがあり、とても面白い漫画です。特にこの部長時代は島耕作と近しい社長が失脚して、新社長から疎まれた島さんは出向を繰り返す時代です。子会社の貿易会社へ出向してワイン業界、次にレコード会社に出向で音楽業界、はたまた本業の家電業界ではあるものの販売会社に出向して営業に。課長時代は宣伝、広告の仕事をしていたから仕事の内容が大きく変わるのが見ものです。そんな中で物語の終盤。九州の販売センターに飛ばされて出会ったのは、あの今野輝常でした。課長時代の年上の部下で事あるごとに反発しあった今野主任。上司へのおべっかで出世はしたものの不祥事で飛ばされていた今野ですが、この販売センターの社長として就任していました。(本社の課長クラスは子会社では役員クラス、さらに定年目前の温情出世で子会社の社長になっていたようです)「課長 島耕作」を読んだ事のある方なら記憶は薄れていても嫌な奴だったという思い出は残っていると思います。それくらい彼は嫌な部下、同僚として長く存在していて一時は島を辞めさせる工作までしていた男です。この販売センターにおいても案の定、社長という権力で嫌がらせを始めますが、、、島耕作は器が大きい。何事もポジティブに捉えるのは心酔していた中沢社長の教えなのか。遂に今野も心を開きます!販売センターの役員たちの直訴により定年前にも関わらず社長を降格して閑職にやられた今野ですが、島さんと腹を割って話したことにより和解。その後、13年ぶりに島さんを自宅に招きます。食事をしていると島さんの携帯に本社からの電話が、、あの今野さんが島さんの出世を祝うとは!そして、その後に今野さんが定年を迎えての最終日。ぎこちないながら皆に送られて退社して一人での家路の途中で(取締役 島耕作1巻)やっぱり最後の日は一人でまっすぐ帰りたくないですよね。あれだけ嫌がらせをされた島さんが取締役として忙しい中で今野さんの為に時間を作ったのに感動しました。皆さんの会社もいい人ばかりではないと思いますし、それが上司ならなおさらだと思います。現実は漫画とは違うかもしれませんが、私はこんな漫画が大好きです!島耕作シリーズは繰り返しで一生読める漫画ですので電子版がオススメです部長 島耕作(1)【電子書籍】[ 弘兼憲史 ]価格:759円 (2024/3/4時点)楽天で購入
2024.03.04
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前回の続きでナポレオンの軍人時代の漫画です。今回の名場面は8巻のロディの戦いから。おそらく4人に1人くらいは獅子の時代の1番の名シーンにここを挙げるのではないかという盛り上がる場面。私も初見はここで大ハマりしました。オーストリア軍を追撃するフランス軍。そこには河を挟んで敵が大砲を並べて待ち構えています。さらに河岸には銃が数千といった明らかな待ち伏せ。臆病者と言われたなら相手を殺していいとまでいうくらい勇気が重んじられる時代だったそうですが、やはり先頭にあてられた兵士は怖いにきまっています。涙目ですね。大砲に向かって走って突撃する。そんなことが可能なのでしょうか。フランス軍の作戦はとにかく走って突撃する。先頭が戦死したならその屍を踏み越えて突撃する。敵の第二波が撃たれる前に突撃する。シンプル。消耗される兵士の気持ちはお構いなしの作戦です。そして遂に突撃の時が来ました。当然のごとく第一陣は吹き飛ばされます。描写がグロいですがこの漫画は全編こんな感じです。目の前の集団が瞬時に肉片と化した。理屈では止まる方が危険と分かっていても足が動かない。(作中表現)足が止まった第二陣も肉片になります。そして後続は下がりはじめ将校達の頭には撤退の二文字がよぎります。その時ナポレオンに天啓がおります。自分が必ず死ぬということ。今日を生き延びても明日、明日を生き延びても明後日、一年を生き延びても必ず死ぬ。生命は軽い。今日を生き延びたら今後百万の命を屁とも思わないと心に決め走り出します。「どけっ腰ぬけども 見本を見せてやる」ナポレオン・ボナパルト生涯最長の30秒!ちょっと画像を多用し過ぎましたが愛ゆえにです。皆さんに買って欲しいのです。中古ではなく作者にお金が入るかたちで。この作者は、この漫画はもっと評価されてほしいと思いますのでまだまだ語ります。ナポレオン ー獅子の時代ー (1)【電子書籍】[ 長谷川哲也 ]価格:550円 (2022/5/8時点)楽天で購入
2022.05.18
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サブタイトルは鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん。普段ネット見ていないとよく分からない単語だと思います。私の読後感は面白いというより考えさせられる作品だったと思います。女性が読むと共感できて面白いと感じる作品かもしれません。男性が読むと賛否が分かれる作品かもしれませんし、読者の年代によっては否定したいところが多いかもしれません。でもそれこそが、男女の価値観や年代別の価値観の相違を分かりやすく感じ取れて、趣があると言える感じました。ヤフーニュースのトップ画面にも度々恋愛系の記事で出てきますが、少し前にもデート代どちらが払うか論争もありました。作品内ではホテル代を割り勘することについて描かれています。本作に登場する女性の価値観もまた多様性の中の一種類であるというのを前提に、男性が読んで考えてみるのも面白い触れ方だと思います。私が面白いと感じてしまったのは、主人公の女性がクズ男子に振り回されながら歳を重ねてなんと10年経ってしまったという展開。男性の中には(女性の中にもいるんでしょうが)友達としては面白いし、決して悪人というわけではないのですが、異性にだけは(遊ぶ対象に限ります)異様にクズである人物が少なくないです。彼らは少年時代からモテていたわけではなく、異性に好意を抱かせるノウハウを20歳前後に修得した人たちです。その才能の一つに相手の痛みに無頓着で責任を感じないという特殊能力があります。さらに行動力を兼ね備えていて、そこまでして浮気したいのかという謎のバイタリティがあります。なので遊ばれている相手も、自分が本命でないことに気づけないのかもしれませんね。個人的には、最後に遊びだったという答え合わせができれば女性にとって経験になるんでしょう。しかし、クズ男たちは謎のフェードアウトをするので、女性の中には「かつては何でも自分の希望を叶えてくれた、面白くて見た目もいい男が私を好きだと言っていた。それに比べて今周りにいる男はレベルがちょっと・・」といったことにもなりかねません。作品のサブタイトルの星屑男子はクズ男ですが、彼女がいるのは公言しています。主人公はそれを分かっていて遊び相手としての立場に甘んじています。男性の私にはよく分かりませんが、今までこういう女性の相談を何度なく聞いていました。(若い時はそんなに好きなら頑張りなよと言っていましたが、今では逆のことを言っています)女性はなぜクズにはまるのか、星屑とは何なのか、フェミとは何なのか。この手のネット記事をよくポチる男性は読んで損はないと思います。面白いと感じるかどうかは貴男の価値観次第です。このブログは男性視点で書きましたので、女性からすると突っ込みどころ満載かもしれません。しかし、男女の価値観の違いを埋めるのは、それほど難しいという事にしてお許しください。1ページ丸々使うところに若い時代を棒に振ってしまったという絶望感が表現されてます。(男性の私が勝手にそう感じ取ったというだけで、気に障る方がいらっしゃったら申し訳ないです)わたしたちは無痛恋愛がしたい 〜鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん〜(1)【電子書籍】[ 瀧波ユカリ ]価格:715円 (2023/5/13時点)楽天で購入
2023.05.13
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最近市内の本屋が立て続けに閉店してます。私は地方都市に住んでますが、これも時代の流れなのかなと思ってます。欲しい本が発売日に買えないとか、マイナーな本はそもそも入荷していないとか。特にコロナ禍になってamazonなんかの利用が増えると書店に行くという人はさらに減ったと思います。そこは書店さんに頑張ってもらいたいですが、漫画自体を読む層が減っているのなら怖いなあとも思いますが、どうでしょうか。今はYOU TUBEなりアマプラなんかのサブスクもあり、お金をあまり使わない傾向になっているんじゃないかと。果たして漫画の新刊を購入して読んでいる層はどれくらいいるんだろうか。私も若いころは安いという理由で中古本を買ったりもしましたが、経済的に余裕が(少しだけ)できてからは新刊を購入して作家さん、出版社さん、業界を支える人に微力ながら届けばいいなあと思います。面白い漫画を紹介したい、埋もれている作家さんを紹介したいと思って始めたブログです。
2021.07.31
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いつの頃からか続編ものが非常に多くなったなと思いながら、子供のころに読んだ漫画の続編がでるのは心が躍りますよね。記憶の中で一番驚いたのが蒼天の拳でしたが、花の慶次の続編も嬉しかったです。直江兼続など別の方が描いているものもありましたが、こちらの前田慶次かぶき旅は一番原先生の絵に近いのではないかと思ってます。話としては「花の慶次」の最後で慶次が米沢に行く前に九州に行くというもので、なんと加藤清正や黒田如水など登場しますが、私の一番のお気に入りは立花宗茂です。涼しげな格好良さというか。名場面としてはこの後は鳥肌ものの見開きゴマになりますが、刺激が強いので一歩手前の場面で (笑)正にタイ捨流は戦場の剣法慶次や松風の迫力といい、全盛期の原先生の作画に近いものを感じます。作画は出口真人さんという方です。本当に迫力ある作画で読んでいて爽快感も感じます!前田慶次 かぶき旅(1) (ゼノンコミックス) [ 原哲夫 ]価格:682円(税込、送料無料) (2021/8/1時点)楽天で購入
2021.08.01
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今までPCは仕事に使うぐらいしか触っていなかったのですが、この度ブログ始めてみました。趣味の漫画について感じたことを気楽にあげていきます。あまり人と趣味が合わないので、マニアックな漫画がおおくなるかもしれませんが、王道漫画も大好きです。夢は漫画ソムリエTSU〇〇YAさん、雇ってください。
2021.07.31
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懐かしのジャンプ黄金時代の漫画。この作品は普段漫画を読まない父が「花の慶次」と並んで愛読していた漫画でした。本作品はジャングルに捨てられた赤子が成長してハンターから動物たちを守る優しい青年になるといったコンセプトで始まっています。タイトルに「新」とついていますが、この作品は当初はギャグ漫画でした。いつしか「ドラゴンボール」や「幽遊白書」のようにシリアス展開の長編を挟むようになりましたが、ギャグも全編通してやってます。その点で「銀魂」のような流れが一番近いかもしれません。単行本は「新」からしか置いてないかもしれませんが、文庫版は旧版から始まっています。本作品は相当にクセがあり、絵柄や下品なギャグで敬遠される読者も多いと思います。絵柄に関しては下手とかではなく、好き嫌いがある絵柄かと思います。むしろ戦闘描写に関しては全漫画を通してトップクラスに上手いです。ギャグに関しては笑えるのですが、こちらも大いに人を選びます。これに関しては女性読者を取り込むのはほぼ無理なレベルで品がないギャグが多いです、、、何気ないギャグがハイセンスではあるんですが。しかし、この漫画の真骨頂は、この作者の真骨頂はシリアス長編です!長編に関してはハズレなしで面白いです。普段のギャグから一遍して熱いシーンや泣けるシーン、凄惨なシーンがこれでもかと押し寄せます。改造人間編、バンパイア編、クローン編は特に面白い話ですが、物語が暗すぎて胸が苦しくなります。私がこの作品で最初に衝撃を受けたのは、中華拳法トーナメント編のとあるシーンです。子供心に胸が苦しくなりました。中国の西派拳法32門派のトップを決めるトーナメント。10年に一度開かれるトーナメントで優勝した流派が残り31派を束ねる事ができるというもの。敵である黒龍拳は拳士を暗殺者として、依頼を受け巨額の富を築きたい。対して前回優勝した白華拳は純粋に拳を磨き、門外不出を貫きたいと考える流派です。トーナメント前に白華の拳士3人が暗殺され、助っ人として参加したターちゃん。そのターちゃんの目の前で、気を使い果たし戦闘不能になった白華の趙がなぶられ頭部に攻撃の気を注入されます。「さすが白華の師範だ。並みの人間なら頭がふっとんでるはずなんだが」初めて読んだときは、怖くて震えました。ちなみに先鋒の選手は片腕切られてます怖この作品は少年誌掲載だったんですが、このような凄惨なシーンが多いです。(ギャグとのギャップがすごい)苦手でなければ、名作であるのは間違いないので、ぜひ読んでください!新ジャングルの王者ターちゃん 1【電子書籍】[ 徳弘正也 ]価格:440円 (2023/3/14時点)楽天で購入
2023.03.14
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前回の「殺し屋1」のつながりで暴力系バイオレンス漫画。家族を殺された主人公がいじめっ子達に復讐するというありがちな設定ではありますが、いじめっ子達の極悪さも主人公の復讐度合いもかなりぶっ飛んでます。舞台は高校なんですがもはやファンタジー世界のようです。ネット漫画とはいえ一応少年漫画のはずですが、R18クラスの残虐表現のオンパレードです。悪人の胸糞悪さも拷問シーンの凄惨さもぶっ飛んでますね。ファンタジー作品と違って拷問は痛みが想像できてしまうので(主人公がハサミで肉を少しずつ切られるシーンもあります)見る人を選ぶ作品だと思います。↑なかなかに凝った作りの拷問器具も登場します。強い刺激が欲しい人や悪人の悲惨な末路を見たいという人にはおすすめかもです。「善悪の屑」「外道の歌」によく似た作風ですので、それらを読んでいて面白いと思ったらこちらも読んでみてはいかがでしょうか?少年漫画と舐めていると驚きです。自治体から有害図書指定されてもおかしくない作品ですので笑十字架のろくにん(1)【電子書籍】[ 中武士竜 ]価格:759円 (2023/10/3時点)楽天で購入
2023.10.03
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アニメ化決定!以前にも紹介したフィギュアスケートの漫画です。隠れた名作というわけではなく、もう漫画好きの間では有名な作品であるかと思います。所々でくすっと笑えるシーンがあるのが好きですが、絵も綺麗でフィギュアの動きもしっかり作画されていて、キャラも可愛く描かれています。その中でも私が特に上手いと感じるのがキャラの感情表現です。↓ずっと跳べなかったジャンプができるようになった喜び↓最後の大会で表彰台を逃した悲しみ主人公は小学生ですが、ノービス(小学生?)編が完結して次の巻からはジュニア編(中学生になりました)が始まります。現在9巻まで出ていますが、今後も楽しみな作品です。(上の画像は主人公じゃないですよ)私はコーチの司くんがすごい好きなので、彼にも幸せな結末が用意されていると嬉しいです!フィギュアスケートのルールも分かりやすく解説されていますので、現実のフィギュアスケートをテレビで見るのがもっと面白くなるかも。ぜひ、どや顔で友人や家族にフィギュアについて教えてあげましょう!笑メダリスト(1)【電子書籍】[ つるまいかだ ]価格:759円 (2023/11/28時点)楽天で購入
2023.11.28
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最初なので王道からというか、5年ほど前にも同じような内容でネットに上げたことがあります。あれから5年、きれいに終わっちゃいましたね。人気が出たのはアニメ化してからだったような気がしますが、私は5巻が出たころくらいから読み始めました。何気なく読み始めましたが1巻の終わりが衝撃的だったのは覚えてます。絵は最初は雑(動きは上手いと思ってました)でキャラの見分けがつきにくかったのですが、感情表現が都にかく上手い!何気ない表情や沈黙で演出ができていました。特に好きなのが10巻のこのシーンあっさり後ろの方でカミングアウトしています。普通ならババーンと大ゴマでやるんじゃないのって思うので意表を突かれましたね!アニメももうすぐ最終クールが始まりますが、全編通して良い出来だと思います。漫画もアニメも見たことない人もまだちらほら聞くので、夏休みいかがですかね。伏線が多いので漫画を考えながら読むのも、考えずにアニメのアクションを楽しむのもお好きな方を。【新品/あす楽】進撃の巨人 (1-34巻 全巻) 全巻セット価格:16907円(税込、送料無料) (2021/7/31時点)楽天で購入
2021.07.31
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小家になろう掲載作品原作の漫画化でアニメ化もした有名な作品。小説家になろうに多い異世界転生物ではなくて中華系ファンタジーに職業物をミックスした感じの作品です。ある日、宮廷に拉致同然に連れてこられて下女として働く主人公。薬の知識に長けていて宮廷の奇々怪々の事件を解決していく物語(私の主観)主人公は超人というわけではなく現代でいう医療従事者か学者のようなもので奇抜な物語ではありません。そんなに難しい話でもないので肩の力を抜いて読める作品ですが面白いですね。中世中華の世界観が好きな方は特に気に入るかもしれません。実はこの作品は同じ原作でスクエニ出版と小学館出版で2パターンの漫画化がされてます。話の大筋は一緒なので知らずに読むと困惑するかもしれません。どちらの作画の方も綺麗に描かれていますが、私はスクエニ版のコミカルな主人公が好みかも。この子がこうなる(笑)小学館版もサスペンス感が色濃く出て面白いですね。ぜひ見比べてください!薬屋のひとりごと 1巻【電子書籍】[ 日向夏 ]価格:660円 (2022/3/15時点)楽天で購入
2022.03.15
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有名なアンダーグラウンド漫画。読んだ事のない人は必見。読後の鬱加減は全漫画最高クラス。遥か昔に1巻を読んだときから衝撃的でしたが強く惹かれて、定期的に読み返したくなります。主人公は闇金(法外な利息を取る金貸し)を生業としている20代の半グレ社長。何が凄いかというと、作者の闇金で借金をしてしまう層とそれらを食い物にしている層への取材が徹底しているところ。そしてそれを漫画で表現する力も凄い。主人公のウシジマから借金をする者をメインに話が進むのですが、堕ちていく過程がすごい。読んだ後は陰鬱とした気分になります。そしてマンネリにならず、次々と危ない人達が出るわ出るわ。暴力を描かせたら、この作者の右に出る人はいないんじゃないかと思います。最初から刺激が強いですが、最終編に入っても衰えないどころか増しているのがすごかったです。↓は過去編で半グレのリーダーに反旗を翻した人間の末路です。全編を通して胸が苦しくなるような暴力表現があるので、人を選ぶかもしれませんが、耐性がある人には必見の漫画です。ちなみに本作は完結していまして、作者は現在、弁護士の漫画を描かれています。闇金ウシジマくん(1)【電子書籍】[ 真鍋昌平 ]価格:693円 (2022/10/2時点)楽天で購入
2022.10.02
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前回に戦国時代漫画として「センゴク」が一番(個人的に)と挙げましたが、この作品を失念しておりました。私が戦国武将たちを知るきっかけになった漫画である「花の慶次」。戦国時代の武将であり傾奇者であり文化人でもあった前田慶次郎利益を主人公とした戦国時代漫画。舞台は秀吉が日本統一目前とした場面から関ケ原までが描かれております。当時は週間少年ジャンプでこの濃い漫画が連載しておりました。なんといっても作画は「北斗の拳」で有名な原哲夫先生です。原先生の作画は私史上最高の作画です。この作画からの主人公である前田慶次が振るう槍はまるでラオウの剛拳です。戦闘描写もまた史上最高作画だと思っています。巨大な松風(馬)にのって槍の一振りで10人ほどぶった切る描写は慶次の圧倒的強さを余すことなく表現しています。そんな「花の慶次」ですが、連載は30年くらい前の作品。今は知る人も少ないかと思いきやパチンコになっているようで。それでなんとなく知っているという人は少なくないかもしれません。さて主人公の前田慶次とは、いったい何者か。織田信長配下の名将の中でも5本の指に入る滝川一益(地味なのであまり知られていないが明智や羽柴の次点くらいの将)の一族であり後の五大老の前田利家の甥にあたる人物です。長男の養子とはいえ前田家を継ぐはずの慶次ですが、信長の鶴の一声で前田家は利家が継ぐことになり、その微妙な関係が作品の初期に描かれています。(原作の小説があり、その作品の解釈などあります)慶次は義父の前田利久が世を去ることで加賀から京都に旅立ち、上杉家と関わる事で物語が厚みを増して一気に面白くなりましたね。直江兼続などはこの作品で知名度が一気に上がったと思いますし、真田幸村を私が知ったのもこの作品です。直江、真田以外にも服部半蔵、風魔の小太郎、伊達政宗など原先生が描くキャラは皆格好いい!特に私は風魔の小太郎が好きでしたね。ラストのシーンも含めて。↓は回想シーンの織田信長、これよりカッコいい信長は存在するのでしょうか。信長に思いを馳せる佐々成政や秀吉も熱かったですそしてパチンコでも有名な百万石の酒のシーン。人気キャラ勢揃いの中のシーンでした。少年時代にこの中で唯一のモブだと思っていたキャラが一人いましたが、大人になって読み返すと、なんと大阪の陣で有名な後藤又兵衛でした。ジャンプでターちゃんと慶次だけ読んでいた司馬遼太郎好きの父親は分かっていたのであろうと思います。物語の後半の関ケ原では上杉家に属していたので最上との合戦でした。「石田三成様、御敗北」の西軍敗北の報で形成が逆転、ここからのシーンが漫画でも史実でも慶次の最高潮だったと思います。この完璧な作画での合戦をぜひご堪能ください。ちなみに私は前田慶次記念館で上杉と最上の合戦屏風を拝見したことがございます。司馬遼太郎の小説から一気に歴史に興味を持って色んな小説を読み漁った時期でした。コンビニで売っていた歴史街道という雑誌の初期の初期くらいに前田慶次が表紙だったので買った記憶があります。衝撃だったのは原先生のインタビューです。本来は「花の慶次郎」だったのが「花の慶次」の方が語呂がいいという理由で慶次になったとのこと。(私の記憶ではそう書かれていたと思います)原先生のおかげであらゆる媒体が前田慶次郎(いわゆる羽柴藤吉郎というような呼び名)でも前田利益(こっちは羽柴秀吉みたいな感じ)でもなく前田慶次という名前が定着することになりました。NHKは流石に前田慶次郎でしたが。別の作画の方が描かれた続編もありますが、やはり原先生の慶次が原点にして至高です。読んだ事のない方にはぜひ原先生の戦国漫画を体験していただきたいですね。ちなみにYouTubeでボイスを付けて漫画ドラマがアップされているようです。公式なようですので、まずはそちらで見ていただきたく候花の慶次 ー雲のかなたにー 1巻【電子書籍】[ 隆慶一郎 ]価格:594円 (2023/12/18時点)楽天で購入
2023.12.18
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お気に入りの漫画から 注(ネタバレ?あり)「医龍」や「幽麗塔」の作者の乃木坂太郎先生の作品です。サスペンスが上手い作者だなあと思ってましたが、今作品が一番サスペンスしてると思います。内容は児童相談所に勤める主人公、夏目アラタが連続殺人事件の被害者の子供に頼まれ被疑者の通称「品川ピエロ」こと品川真珠と面会しに拘置所へ行くシーンから。遺体をバラバラにして隠した犯人に遺体のありかを聞き出そうとする為です。ひょんなことからプロポーズをして結婚することになり真珠の心の闇を覗いていくという漫画です。(私の文章力では安っぽく見えるかもですが、漫画はドキドキの展開です)果たして真珠は本当に殺人犯なのかどうか?普通の漫画なら主人公が死刑になるかもしれない妻の冤罪をはらすという展開でしょうが、この漫画の主人公であるアラタは真珠が犯人であると確信しています。そして今後の展開はいかに!?という感じですかね。この時点で5巻までしか出ていませんが本当に面白いサスペンスです。以下は私の好きなシーンでネタバレ(真実は分からないのでネタバレにはあたらないかも)になりますが裁判の供述で犯人は自分の父親だと 涙ながらに述べる真珠父親が見つかればすぐ嘘がばれるのに、なぜそんな供述をと疑問に思うアラタそして4巻のラストシーンですサスペンスの最高傑作になる予感! ドラマ化は確実かと夏目アラタの結婚(1)【電子書籍】[ 乃木坂太郎 ]価格:605円 (2021/8/3時点)楽天で購入
2021.08.03
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コミックバンチ連載の漫画。タイトルのまんまで現代日本の北海道でクマを撃つ女性をフリーライターの男性が取材で狩りに帯同するといった導入で物語は始まります。「自殺島」や「ゴールデンカムイ」なんかの森を散策して狩りをするってシーンが好きな人は楽しめるかも。とはいえ熊といえばパニック物(映画で例えるとジョーズやアナコンダ)を想像しますが、熊のパニック物で漫画だと「キムンカムイ」や「シャトゥーン」←(原作は小説)しか私は知らないです。熊は日本人が連想しやすい猛獣で有名な事件とかもネットで見かけます。実際の事件記事を読むとサメや大蛇なんかより恐怖を想像しやすい事が実感できます。熊を題材にした作品もはもっとあってもいいと思うんですが。上記の2作の漫画はネットでしか購入できないと思いますが、非常に面白いです。「キムンカムイ」は夏山で熊に遭遇、「シャトゥーン」は冬山だったと思います。2作とも恐怖をすごく実感できる作品です。そして「クマ撃ちの女」ですが、こちらはクマを追う側です。しかし、外せば死ぬという点で必ずしも一方的に狩る側ではないという点でスリルが感じられて面白いです。作内の描写ですが熊という身近な動物を扱うことでファンタジー物では実感しにくい恐怖や死生観が感じられます。クマ撃ちの女 1 (バンチコミックス) [ 安島 薮太 ]価格:660円(税込、送料無料) (2022/3/21時点)楽天で購入
2022.03.21
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前回までの続きで私がオススメする歴史漫画の最高峰「ナポレオン」の第一部「ナポレオン獅子の時代」の紹介です。全15巻編成の第一部の後半で11巻より軍人ナポレオンは議会よりイギリスと戦う事を命じられますが、イギリス本土を攻めるには戦力が足りませんので海洋国家イギリスの重要拠点であるエジプトに遠征します。世界史の教科書にも少し載っていますがナポレオンがエジプトで何を行ったかを知っている人は少ないと思います。物語はエジプトに上陸したフランス軍を追いかけてきたイギリス艦隊との戦いが盛り上がり場面です。イギリス艦隊の提督は世界三大提督にも名を連ねているネルソンです。迎え撃つフランス提督ブリュイはこの戦いで悲惨な最期を迎えます。足が吹き飛ばされていますが、この時代の海戦についても詳しく漫画で描写されています。砲弾が撃ち込まれるとその膨大な質量エネルギーで木片が艦内に飛び散り人体を切り裂き手足を切断して乗組員を殺傷するようです。乗組員たちは狭い箱の中で散弾銃を撃ちまくられている状態で、それに耐えながらひたすら砲を撃ち続けるとのこと。その悲惨な描写はリアルに描かれ地獄のような戦いが描かれています。結果フランス艦隊は壊滅。フランス軍は本国に戻る艦を失いアフリカで孤立することに。そして前進する選択しかない中で砂漠の行軍。飢えと渇きで兵が続々脱落していく中でマムルーク(砂漠の騎馬兵)の奇襲がフランス軍を襲います。方陣を組んで迎撃しながらもさらに兵を減らしていきます。兵はもちろん将校もナポレオンに対する不満をもはや隠そうとしていません。ナポレオンは「兵も将校も俺に水と食料を出せというが俺は魔法使いじゃない。無いものをどこから出すんだ」と嘆きます。そこで配下のドゼー将軍より伝令がきます。悪い顔をしていますが笑 私が個人的に好きなシーンです。その後もひたすら行軍を続けてついに町を発見します。ここからは狂気です。フランス軍が起こした残虐なシーンも描かれます。ナポレオンのエジプト遠征といえばロゼッタストーンを持ち帰った文化的偉業として世界史の教科書にのっていますが、しっかり侵略者としての悪行が描かれます。現地の抵抗も激しいですが疫病もフランス軍を襲います。その中で当時最も恐ろしい病気であったペストが蔓延することになり士気が激しく落ちますが、そこでナポレオンは患者病棟を見舞うという暴挙にでます。建物の外から見ている将校からは士気を上げるのにそこまでするかと驚かれますが、ナポレオンは勝つ為に度々自身の命を懸けているシーンは多いです。この後はフランス軍はアフリカからの撤退戦に入りますが逃げ遅れ自殺し損なった仏兵が残虐に殺されるシーンなどはいかに現地の民の怒りを買ったかを物語ります。一部はこの後にイギリスやトルコと戦った後にナポレオンがフランスに帰国して物語を終えます。少し駆け足気味でしたので打ち切りなのかと危惧しましたが、しっかり続編の「ナポレオン覇道進撃」へと続きます。二部は絵のタッチが柔らかくなりますので万人受けすると思いますし、1部を上回る戦争描写です。さらに軍人時代からついてきた将校たちがナポレオン帝国で元帥へと昇進して史実通りに戦死したり裏切ったりと悲しい物語でもあります。対イギリスでネルソン艦隊とのトラファルガー海戦。ロシア・オーストリア連合軍とのアウステルリッツの戦いは視点を変えて再度描かれます。そして地獄のロシア遠征へ。非常に面白い漫画で現在も連載中ですのでぜひ手に取って読んでいただきたいです。ナポレオン ー獅子の時代ー (1)【電子書籍】[ 長谷川哲也 ]価格:550円 (2022/5/8時点)楽天で購入
2022.05.29
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色々と忙しくて漫画を読む時間がなかったので、家にある漫画のご紹介。ヤングチャンピオン掲載の本作品。実は20年以上前に別雑誌で連載していた源義経を主人公とした作品の第二部です。第一部は義経の少年時代から描かれ、平氏に対して並みならぬ憎悪を抱くまでを丁寧に描かれた作品でした。なんと作者は恋愛漫画で定評のある北崎拓先生。北崎先生の描く義経は超絶美形!しかし清盛に対する憎悪のせいでまともな人間性を持てない、歪な性格が表情に出てしまい人相が悪くなっちゃってます泣過去に本作品は途中で打ち切り?(理由は知りません)になって唐突に終わってしまってます。父は清盛と戦い戦死、母はその清盛の愛人になるという出生で、平家に対する憎悪を生きる糧とした源九郎義経の京都からの逃亡、奥州への逃避行、兄である頼朝との出会い、そして将として軍を率い木曽義仲との源氏同士の戦いを経て、ようやく平家と戦う一の谷の合戦。しかし、この戦いの後に唐突に連載終了しました。驚きです。正直なところ、この一の谷の合戦で有名な鵯越の逆落としが一番の見どころです。世界史上、初めての騎馬による奇襲!読んでて鳥肌が立ったのを覚えています。そして幾数十年の時を経て。遂に連載が再開され、屋島の戦いが始まりました!というか、私は2巻が出るまで知りませんでした。今も最新刊の5巻がどこの本屋にも売ってないし、ネットでも品切れ中。こんなに面白い作品なのに、やっぱりメジャー紙で多くの人の目に留まらないと売れないんですかね涙以前に紹介した「ナポレオン」も歴史好きなら絶対に高評価の作品なんですが、もどかしいですね。ちなみに、こちらもヤングチャンピオン掲載漫画です。第一部は文庫版が出てます。私は田舎に置いてきたので買いなおそうかなと思ってます。第二部は現在5巻まで発売中。古文の教科書に出てきた那須与一も出てきます。しかし、一部を読んでないとその他のキャラに感情移入しがたいので一部から読むことをおすすめします。昔、読んでいたよ、懐かしいという方はぜひ2部も読んでみてください。あの義経が全く色あせることなく平家絶対〇すマンとして健在です笑恋愛漫画を描く事が多い北崎先生ですが、合戦等の歴史描写も丁寧に描かれてます。こんなに丁寧に描かれてる歴史作品は現在どれだけあるのでしょうか。ぜひ奥州の最後の場面まで描き切ってほしいです。ますらお 秘本義経記 波弦、屋島(1)【電子書籍】[ 北崎拓 ]価格:550円 (2022/12/2時点)楽天で購入
2022.12.02
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原作は小説。映画化及び漫画化された作品。近年にヒットした映画「孤狼の血」に似た作風。内容としてはエス(警察のスパイ)として暴力団に潜入した警察官の物語。同じ内容で「土竜の唄」という漫画がありますが、本作はかなりシリアス。暴力団もかなり迫力のある描写です。今まで多くの漫画を読んできた私ですが、本作の暴力描写はドキドキしながら読みました。いわゆるグロ描写というのはそんなにありませんが、スパイがばれたらという恐怖が感じられる作品です。漫画は全5巻なので一気読みできますので、刺激が欲しい方はぜひ読んでください。本作の見どころなんですが、主人公である出月は上司の阿内による特命で日本トップクラスの広域暴力団の東鞘会(とうしょうかい)に潜入しています。阿内は東鞘会を壊滅するため、あらゆる画策をしているのですが、それが東鞘会幹部の知るところとなります。東鞘会は阿内を拉致しようとしますが、阿内は住まいを転々として、出勤は不規則かつ拳銃武装した警察官が護衛しているためにうかつに手を出せません。そこで、離婚して別れた元妻と娘が狙われることになります。「孤狼の血」でもありましたが、公務員である警察官の泣きどころの家族が狙われるという描写は胸が痛みます。出月はヤクザ達の目を盗んで、阿内に家族を逃がすようメッセージを入れますが返信はありません。出月にしてみれば阿内が拉致され、拷問により自身の正体がばれれば死ぬより恐ろしい目にあう事は明白であるので恐ろしい緊張感があります。出月の工作もむなしく阿内の家族が拉致され、そして阿内も潜伏しているホテルからおびき出され拉致さる事となります。家族の前で拷問される阿内。情報を吐かない阿内に対して、拷問は幼い娘にも及びますがそれでも吐きません。出月の心中は(阿内は演技をしている。この男は危険を冒しわざと捕まった。家族には何も伝えず道連れにして・・・狂ってる)ぜひ本編を読んで、阿内の策の顛末を見届けてください。小説の漫画化ですが、作画にも恵まれた良い作品でした。迫力ある描写ですので作画担当のイイヅカケイタ先生の他作品も読んでみようと思います。ヘルドッグス 地獄の犬たち 1【電子書籍】[ イイヅカケイタ ]価格:748円 (2022/12/13時点)楽天で購入
2022.12.13
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続けて「ナポレオン覇道進撃」を紹介しようと思いながら間が空いてしまい、その間にキングダムの新刊が出ていたのでキングダムを改めてご紹介。実写映画にもなってアニメも何シーズンもある、今さら紹介の必要もない人気漫画。中国の春秋時代というマニアックな題材にもかかわらず、ここまで人気漫画になるとは。初期の王騎将軍のキャラ等で色物漫画家と思ってしまった時期もありましたが、今では大好きな漫画です。前回紹介した「ナポレオン」でもそうでしたが、歴史漫画の宿命と言いますか人気キャラといえど史実に沿って退場していくのが悲しくもあり、それこそが史実漫画のいいところでもあります。私は春秋時代は詳しくないので李斯や蒙恬は「項羽と劉邦」などに登場するから知っていますが、この時代のほとんどの人物の最期は知りません。ネットでも見ないようにしています。ですので、桓騎の最期はここまでの一番のシーンになりました。(このシーンは前巻にあたるのでネタバレしちゃいました)キャラ的には非常に残酷な行動をするキャラとして描かれていますので、ここまで人気が出るのは不思議なキャラではありますが、やはり圧倒的な強さと奇想天外な勝ち方にあるのでしょうか。丸々1巻使って過去を描かれるというのは優遇されていたと思います。私は今から続きの70巻を読むのですが、ここからの物語がどう進むのか気になります。まだ1国も滅んでいないと揶揄されがちな本作ですが、作者にはこの1作に漫画家人生を捧げていただいて、端折ることなくじっくり描いてほしいです。ちなみに私が一番好きなキャラは紳士のこの方です。今後も継続して登場してほしいので、飛信隊に加入してほしいなあと願っています。さて、私は作品によって電子書籍と紙での購入を使い分けています。正直なところ、私は本屋が子供の頃から大好きな場所であったし、街の本屋を応援したいと思っています。地方ですので発売日に購入できないのはまだしも、作品によっては置かれることもないのも仕方がないとは思います。しかし、電子書籍はクーポンというものがありイーブックなどは頻繁に割引しております。3割引きなどされてしまえば、そちらにお客が流れてしまうのは止められません。IT業界の台頭や参入により色んな業界が生存をかけて変化を求められます。本屋という形態も何か大きく変わっていかなければ、店舗数の減少に歯止めがかからないのかと寂しく思うこの頃です。愛着のある作品は部屋のインテリとして紙で購入しましょうね!キングダム 70【電子書籍】[ 原泰久 ]価格:680円 (2023/11/17時点)楽天で購入
2023.11.18
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