ぱちくんとひょうたん

ぱちくんとひょうたん

2005年10月19日
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カテゴリ: ひょうたん日記

これからはひょうたんがおもしろい増補改訂版


ひょうたんにまつわる伝説を二つ発見!
いずれも岐阜県養老町にある 「養老の滝」 に関してのもの。

ひょうたん展覧会 によると
昔、美濃の国に年老いた父を養っているきこりがいたそうです。
毎日山に登り、懸命に薪を取って売ってはいたもののその日の暮らしに追われて、老父の好む酒を十分に買えずにいました。
 そんなある日、この滝からお酒が湧き出ているのを見つけたそうです。
そこで、腰に下げていた 「ひょうたん」 に入れて家に持ち帰り老父に飲ませたところ、白い髪も黒くなり、顔のしわもなくなって、すっかり若返ったそうです。


もう一つは 「これからはひょうたんがおもしろい」 著者 中村賀昭さんの本で

 今から1250年程前、元正天皇の頃、美濃の国に、考子源函内(げんじょうない)という、大変貧しい男が住んでいた。この男、年老いた父と住んでいたのであるが、とても孝行心が厚く、酒好きの父のためにいつも酒を買って喜ばせていた。
 源函内がある日、山に薪をとりにでかけたおり、苔の生えた石に足をすべらせ、崖から落ちて気を失った。しばらくして気がつくと、どこからか酒の香りが漂ってきた。辺りを見回すと、岩から水が流れており、それが色も香りも酒そっくりであった。飲んでみると、まさしく酒そのもの。源函内はさっそく 瓢箪 の中にその水(酒)を入れ、持ち帰り父に飲ませ喜ばせた。それからは毎日、ここに来ては滝の水(酒)を瓢箪に汲んでは持ち帰ったという。
 このことがいつしか都に聞こえて、天皇はこの男の孝行をたたえ、また自らもこの地を訪れ、実際に自身の目で滝をご覧になったという。
 そして、これは実に考の至すところ、天神地祗あわれみて徳をあらわす、といって男を美濃の守にとりたて、その酒の出たところを 「養老の滝」 と名づけた。さらに年号をも養老と改めたという。

このように、二つの伝説の共通点は滝の水がお酒、入れて運んだのが 「ひょうたん」 だった。そして、元正天皇が年号を養老と改めたところ。
違いは酒を飲んで若返ったという不老不死の養老、片方は孝行をたたえて養老ってとこですか?
「養老の滝」 のまわしものではありません!





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最終更新日  2005年10月19日 21時38分46秒


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