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2009.04.08
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テーマ: ニュース(96636)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090408-00000019-jij-int


 1996年暮れにリマで起きた左翼ゲリラによる日本大使公邸占拠事件で、日本人を含む多数の人質の解放作戦を指揮したフジモリ元大統領は、残る生涯を獄中で送る可能性が高くなった。
 判決では、極左ゲリラのテロ対策を推し進めたフジモリ政権下で、軍特殊部隊がゲリラと間違えて市民15人を殺害した「バリオスアルトス事件」(91年)、大学寮内から10人を拉致・殺害した「ラカントゥータ事件」(92年)を「人道に対する罪」と厳しく非難した。

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「バリオスアルトス事件」「ラカントゥータ事件」って書き方はどうなの?単語の区切れがこれでは全然分からないではないですか。「バリオス・アルトス」「ラ・カントゥータ」でしょうよ。
それはともかくとして、まあ妥当な判決なのだろうと思います。日本大使公邸占拠事件の解決方法にも、大きな問題がありました。あれは、結果的には日本人の人質からは犠牲者が出ませんでしたが(ペルー人の人質一人と、突入した特殊部隊に数人の犠牲者が出た)、それはまったくの幸運に過ぎなかったのです。それも、はっきり言って占拠したMRTAのゲリラたちの良心という要素によってもたらされた幸運です。

当時人質として大使公邸内にいた、元ペルー大使館一等書記官小倉英敬の「封殺された対話-ペルー日本大使公邸占拠事件再考-」(平凡社)によると、ペルー軍の特殊部隊が大使公邸に突入した際、MRTAのゲリラ兵には、人質を殺害しようとすればできる時間の余裕は充分にあったのです。彼らは、軍の特殊部隊が突入してきたことを知って、いったんは人質に銃を向けたのですが、結局は発砲しなかったそうです。4ヶ月にも及ぶ占拠で、ゲリラ側も人質と親密になってしまい、彼らを殺すことなどできなくなっていたのです。
もし彼らが血も涙もなく人質に自動小銃の引き金を引いていれば、あるいは手榴弾を投げ込んでいれば、人質の大半が命を落とし、作戦は惨憺たる失敗に終わったはずです。つまり、あれは決して鮮やかな成功ではなく、結果オーライの危ない成功だったのです。そんなことは、当時まったく報じられませんでしたが。

結局、ゲリラたちは全員が特殊部隊に射殺されました。戦闘中に射殺された者もいましたが、作戦が終わったあと、捕らえられてその場で射殺されたゲリラも多かったようです。もちろん、占拠事件は歴然とした犯罪ですから、武力解決という手段を選択すれば(そのような解決法が最善とは思いませんが)、その過程で交戦による死者が出ることは避けられません。しかし、特殊部隊が大使公邸を制圧して人質を解放したあと、捕らえられたゲリラをその場で射殺するのは、どう考えても正しいやり方ではない。


しかし、小倉氏によると、実はフジモリが初めて大統領に当選したその時点で、日本の外務省は過去の記録を全部調べて、フジモリの出生時に国籍留保届が出されていることを確認していたそうです。国籍留保届が出ていても、その後日本国籍から離脱していることはあり得ますが、それはきわめて稀な事態なので、国籍留保届が出ていることを確認した時点で、「ほぼ間違いなく日本国籍がある」と外務省は知っていたわけです。(その後国籍離脱していない、今も日本国籍があるという最終的な確認だけは、日本に亡命してきたあとで行ったとのことですが)

つまり、日本の外務省はフジモリの政治生命を左右できる情報を握っていたわけです。





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最終更新日  2009.04.08 23:24:27
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ほんと  
Bill McCreary さん
>もし彼らが血も涙もなく人質に自動小銃の引き金を引いていれば、あるいは手榴弾を投げ込んでいれば、人質の大半が命を落とし、作戦は惨憺たる失敗に終わったはずです。つまり、あれは決して鮮やかな成功ではなく、結果オーライの危ない成功だったのです。そんなことは、当時まったく報じられませんでしたが。

ほんとそうですよね。あの事件で日本人の人質が一人も亡くならなかったのは奇跡に近いかも。ゲリラの良識・良心のおかげでしょうね。それにしても、あの強行突破を称賛した一部の人間は、このことについてどう考えているのかな。「テロリスト」「ゲリラ」のことは、ほんのわずかでも認めたくはないのかな…。

それにしても、フジモリが日本の国政選挙に立候補したときは、さすがに私も驚きました。


(2009.04.09 07:52:39)

Re:ほんと(04/08)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

>ほんとそうですよね。あの事件で日本人の人質が一人も亡くならなかったのは奇跡に近いかも。ゲリラの良識・良心のおかげでしょうね。

まあ、占拠事件はどう言いつくろっても犯罪ではあるんですけどね。あの当時、MRTAはかなり追いつめされており、占拠したのは最後の実戦部隊だったようです。前述の小倉英敬の著書によると、ゲリラの中には金で雇われたと思われる傭兵と、軽度の知的障害があったと思われる者もいようです。大使公邸占拠という、一世一代の大作戦を実行するのに、そのような兵士を動員せざる得ないという時点で、MRTAの力がかなり低下していたことは容易に推察できます。

>それにしても、フジモリが日本の国政選挙に立候補したときは、さすがに私も驚きました。

私も驚きましたが、あれで、ペルー国内でのフジモリの政治生命は完全に終わったでしょう。例えば、小泉純一郎が「実は米国との二重国籍者でした」ってことになって、米国で上院選か何かに立候補して、落選してまた日本に帰ってきて、再び「日本の首相を目指します」と言っても、もはや相手にする人はいないでしょう。 (2009.04.10 01:06:00)

Re:フジモリ元ペルー大統領に禁固25年の判決(04/08)  
Bill McCreary さん
こちらの記事が昨日アクセスが多かったようでしたので、あれどうしたのかなと思って再読したら、治安部隊の突入の関係ですね。

報道されているところが正しければ、バングラデシュの事件は、すでに人質は殺されていたようですし、どっちみち犯人たちは助かろうという意思はなかったでしょうから、どうにもならなかったでしょうね。

ところでinti-solさんはそんな映画は見ていないかもですが、エンテベ空港の事件を扱った「エンテベの勝利」という映画がありまして、その映画でドイツ人ハイジャッカーが、突入するイスラエル軍を見て、これまでとばかりに人質に機関銃を浴びせようとしましたが、それ以前に話をしていたユダヤ人と目があって、思い直してイスラエル軍に銃を向けるというシーンがありました。その直後に射殺されるのですが、エンテベ空港でそのようなことが本当にあったのかは知りませんが、今回のバングラデシュに事件は、そのような話以前ですから、どうしようもないにもほどがあります。私ミャンマーでは、外国人御用達のところに入り浸っているので、そうすると冗談でなくことによったら危険な可能性もありますね。 (2016.07.03 20:41:55)

Re[1]:フジモリ元ペルー大統領に禁固25年の判決(04/08)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

>報道されているところが正しければ、バングラデシュの事件は、すでに人質は殺されていたようですし、どっちみち犯人たちは助かろうという意思はなかったでしょうから、どうにもならなかったでしょうね。

残念ながら7人が亡くなったと報じられています。若い方もいらっしゃって、言葉もありません。バングラデッシュは知りませんが、ラテンアメリカで、JICAに関連する仕事をしていた知人もいるので、本当にぞっとします。

ただ、こういう犯罪をどうやったら撲滅できるのか、あるいは未然に阻止できるかというと、非常に難しいんだろうなと思います。

>エンテベ空港の事件を扱った「エンテベの勝利」という映画がありまして、その映画でドイツ人ハイジャッカーが、突入するイスラエル軍を見て、これまでとばかりに人質に機関銃を浴びせようとしましたが、それ以前に話をしていたユダヤ人と目があって、思い直してイスラエル軍に銃を向けるというシーン

その映画は見ていませんが、その話が事実に基づいている可能性は大いにあり、でしょうね。
今回の犯人はISと報じられています。過去のどんなテロ組織より、ISの行動は非人間的というか、感情とは別のレベルで行動しているかのようなイメージがあって、なんとも恐ろしさを感じます。 (2016.07.03 21:36:48)

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