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2009.08.31
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: 政治
まずは自公政権が退場することは、心からうれしいです。何度も書くように、私は民主党はあまり好きじゃない。でも、自公政権よりはマシです。おそらく、多くの有権者が私と似たようなことを考えたのではないでしょうか。(まあ、世間一般の標準よりは、私は考え方が若干左の方に傾いている傾向がありますので、私の場合は自民党に投票などあり得ないので、自民党にしようか民主党にしようかなどと悩むことは全くないのですが)

そういう意味で、今回の選挙は民主党の勝利と言うより、自民党(と公明党)の敗北という側面の方が強いのかも知れません。
では、自民党の敗因は何でしょう。
もともと、自民党は2年前の参議院選で大惨敗を喫し、その後の2年間、多少の上下はありましたが、結局は参院選の結果から立ち直ることはなく、それどころかあのとき以上に支持を失って、今回の惨敗に至りました。だから、例えば麻生の首相としての資質にも大きな問題はありましたが、麻生1人だけの責任に帰するような一過性の原因が全てとは思えません。

一つだけ言うとすれば、小泉時代の負の遺産ということではないでしょうか。小泉はかつて「痛みを伴う改革」などと言い、世間はそれをもてはやしましたが、結局はただ痛いだけだった。小泉流の新自由主義で、いくら待っても何も良いことなどなかったではないかという実感が、多くの国民にあるということでしょう。
2年前の参議院選の時は、まだ景気が良かったのですが、その割には格差拡大などの問題点ばかりで、多くの国民に景気の良さの実感がなかった。そのうちに今回の世界同時不況が始まり、更に自民党は支持を失うことになりました。この世界同時不況にしても、直接的に自民党や小泉政権の責任ではないけれど、小泉流の新自由主義、競争原理史上主義がこのような事態を招いたことは歴然としています。

加えて、自民党が郵政解散で大勝したときに生じた無理、矛盾、問題点が小泉の退任後に全部噴出しました。自民党内の郵政民営化反対派を追い出し、「刺客」を送り込むやり方は、結局自民党内の分裂と公認争いを招き、従来の支持母体の離反も招きました。小泉は「自民党をぶっ壊す」なんて言っていましたけれど、結果的にはそのとおりになったなと思います。
どこかの新聞が「郵政解散の時の自民党は麻薬で勝ったようなもの」という主旨のコメントを掲載していました。そうかもしれないなと思います。本来、負けていたはずの選挙を、郵政解散という「麻薬」で勝ってしまった、でもその麻薬が切れてしまうと、なお一層悲惨な状況になってしまったのでしょう。
選挙を経ずに3人首相が変わったことも、支持を失う原因になったと思います。


そういう意味で、今回の選挙はネットウヨクの敗北でもあります。彼らはヤフーニュースを始めとするネット空間を占拠して気勢を上げているけれど、その実像は世間一般ではたいした勢力があるわけではない、そのことが今回の選挙で露呈した、ということでしょう。そんな連中に媚びを売ってみても、選挙には勝てるわけがないのです。いや、媚びを売ったわけではなく、彼らの本質がネットウヨク連中に相通じるということなのでしょうが。

結局のところ、一言で言えば自民党には政権担当能力がもはやない、ということに尽きるのかも知れません。

何はともあれ、民主党の新しい内閣はどういう組閣になるのか、少しは期待しつつ待ちたいと思います。





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最終更新日  2009.09.01 00:22:36
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