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2010.02.12
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: 対中・対韓関係
日中歴史共同研究についてこのブログで何回か 取り上げたことがあります
ところが、当然のことながらそのこと(日本側が南京大虐殺の存在を認めたこと)について、それを認められない勢力というものが存在するわけです。
少し前の話になりますが、そういう時代錯誤的メディアの一つ産経新聞が、さっそく共同研究での合意にかみついています。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100201/plc1002010321006-n1.htm

【主張】日中歴史共同研究 「南京虐殺」一致は問題だ

日中の有識者による歴史共同研究の報告書が発表された。両国の歴史に対する考え方の違いが一段と明確になった。
この共同研究は、平成18年10月の安倍晋三首相(当時)と胡錦濤国家主席の合意に基づき、3年がかりで行われた。両国の認識の隔たりが大きく、両論併記の形がとられたのは当然である。
近現代史の部分を読むと、日本側の記述はおおむね客観的な資料に沿って書かれている。これに対し、中国側の記述は中国共産党史観の域をほとんど出ていない。
ただ、南京事件(昭和12~13年)のくだりで、中国側の主張に引きずられているのは問題だ。

しかし、「南京虐殺」や「南京大虐殺」は当時の中国国民党が宣伝したものであることが最近の実証的な研究で分かってきた。日本軍による集団的な虐殺の有無も、はっきりしていない。こうした日本側の研究状況を過不足なく正確に記述すべきだった。
「南京虐殺」で認識が一致したといっても、共同研究に参加した学者間でのことだ。それがあたかも歴史の真実であるかのように、日本の教科書などで独り歩きするようなことは避けたい。
今回、中国側が戦後史の部分の発表を拒否し、それに日本側が同調したことも問題である。このため、日本側の研究論文まで非公開にされてしまった。中国当局は天安門事件(1989年)に関する厳しい言論統制を行っており、日本側の論文が公表されることで当局への批判が誘発されることを恐れたためとみられる。
日中両国の共同研究の成果は、等しく両国民に公開されるのが筋だ。日本政府は改めて中国側に公表を求めるべきである。
共同研究は今後も続けられる。そもそも、独裁国家の中国と学問の自由がある日本との間で、大きな成果は期待できない。日本側の学者はこのことをよくわきまえて共同研究に臨む必要がある。
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いやあ、噴飯もの、というかほとんど笑える内容です。
産経新聞的には、
「南京虐殺」や「南京大虐殺」は当時の中国国民党が宣伝したものであることが最近の 実証的な研究 で分かってきた。日本軍による集団的な虐殺の有無も、はっきりしていない。
のだそうですが、実証的研究とは、「学問研究の成果というに値しないと言って過言ではない」と東京地裁に断定された東中野修道の愚論のことでしょうか?


「独裁国家の中国と学問の自由がある日本との間で、大きな成果は期待できない。」というのも、すごい言い分です。まあ、現実問題としてどの程度の成果が期待できるかは未知数だと私も思いますが、「独裁国家」だと学者の発言まですべて政府が完全にコントロールしているとでも思っているんでしょうか。

ところで、産経新聞は、外国人参政権の問題について、大学入試センター試験の設問にイチャモンを付けています。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100117/plc1001172302015-n1.htm

永住外国人に地方参政権を付与することは憲法上禁止されていないと最高裁は判断した、という選択肢を正答とする試験問題に産経はご立腹のようですが、事実として最高裁は判決でそれを合憲だとしているんだから、仕方ないでしょう。当然の設問であり当然の回答です。それをけしからぬと叫んでいる産経新聞は、まさに学問の自由を否定しようとしているとしか思えません。その一方で「独裁国家の中国と学問の自由がある日本」とか、よく言うよなあと思います。





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最終更新日  2010.02.13 00:07:45
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