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2011.02.28
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http://www.asahi.com/national/update/0228/TKY201102280270.html


28日午後1時20分ごろ、富山県上市(かみいち)町の北アルプス・剱岳の「池ノ谷ガリー」(標高2750メートル)付近で、冬山での救助訓練をしていた富山県警山岳警備隊の3人が雪崩に巻き込まれ、斜面を標高差で約450メートル下に流された。自力で脱出した飛弾(ひだ)晶夫警部補(40)が、丸山政寿巡査部長(45)と木村哲也巡査(33)を救助したが、2人とも意識不明の重体。
同じ行程を遅れて進んでいた他の隊員3人が飛弾警部補らと合流、重体の2人を雪崩の発生場所から約850メートル離れた地点まで運び、6人で野営して救助を待っている状態という。現場は雪が降って視界が悪いため、県の防災ヘリは出動したが、この日は救助を断念。県警は、天候の回復を待って1日早朝にも救助に向かう予定だ。
県警によると、隊員6人は飛弾警部補を班長とし、比較的斜面が緩やかで登山者の野営ポイントになっている通称「マッチ箱」(同2650メートル)を28日午前8時に出発。その後、3人ずつに分かれて池ノ谷乗越(同2850メートル)を目指しながら訓練をしていた。
出発の際には、飛弾警部補からふもとの上市署馬場島警備派出所に無線で「小雪が降っている程度で、視界は100メートルほど。新雪が20センチほど積もっている」などと報告があったという。
雪崩の発生時も、飛弾警部補から「雪崩に巻き込まれた」と同派出所に無線連絡があった。飛弾警部補は電波で居場所を知らせる発信器(ビーコン)を使うなどして、約3分後に木村巡査を、約20分後に丸山巡査部長を雪の中から救助したという。
山岳警備隊は2月25日から3月4日までの日程で、27人を三つの班に分けて、剱岳一帯で救助訓練中だった。積雪期の山の状況把握と技術の向上を図るため、あえて難しい条件下で野営しながら訓練をしていたという。
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剱岳には登ったことがないので、手元の山岳地図で確認したのですが、「池ノ谷ガリー」だの、「マッチ箱」だのという、一般登山者が近付かないようなバリエーションルート上の地名は、昭文社の地図には掲載されていませんでした。

どこかに写真がないかと検索したら、夏山の写真がありました。
あちこちのサイトから拾ってきた「池ノ谷ガリー」の写真。

池ノ谷ガリー

池ノ谷ガリー

↓上から下を見下ろしている
池ノ谷ガリー

警察の山岳警備隊というのは、山に関してものすごい技量を持っているのですが、彼らをもってしても、雪崩の発生は予知できなかったようです。ただ、一般的に言って、降ったばかりの新雪があるときは、雪崩の危険性は高いです。特にカチカチのアイスバーンの上に新雪が積もっている状態は危険といわれます。こんな急斜面で、新雪が降ったばかりというのでは、明らかに雪崩のリスクが高い状態だったと思われます。
もし同じ条件で同じ場所に向かう登山者がいたら、山岳警備隊自身が「雪崩の危険があるからやめてください」と言ったに違いないと思うのですがねえ。

幸いにして、私自身は雪崩発生の現場を目撃したことはないです。ただ、ゴールデンウィークの涸沢なんか行くと、年にもよりますが全山デブリ(雪崩の跡)だらけ、ということもあります。新穂高温泉の少し上で、雪崩が砂防ダムを木っ端みじんに吹っ飛ばした跡を目撃したこともありますが、雪崩のエネルギーがいかにすさまじいか、そのとき実感として理解できました。

一昨日の西穂高岳独標は、ついうっかり登山届けを出すのを忘れてしまったのですが、やっぱり基本的には登山届は出すべきですね。私も、通常は登山届を持って山に行くのですが、今回は持っていくのを忘れました。あと、登山届は持っていったけれど、登山届けのポストが登山口になかった、ということがたまにあります。著名な山、著名な登山口ではそういうことはありません。南北アルプス、八ヶ岳(南八ヶ岳)では、まずたいていの登山口に登山届のポストがある。しかし、八ヶ岳でも北八ヶ岳、奥多摩の山などでは、登山届のポストがない登山口もありました。そういうときは仕方がないのですけれど。

登山口で尋ね人のポスターを見かけることがあるのです。「×月×日に『埼玉方面の山に行く』と言って家を出て行方不明になりました」みたいな。「埼玉方面」って、それじゃあどこの山で遭難したか全然わかんないじゃありませんか。





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最終更新日  2011.02.28 23:15:50
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