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2011.10.07
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カテゴリ: 環境問題
鳥島と尖閣のアホウドリは別種?遺伝子に違い

これまで1種と考えられてきたが、繁殖地である伊豆諸島・鳥島と尖閣諸島のアホウドリは別種とみられることが、東京大学や鳥取大学などの研究チームの調査でわかった。環境省が1993年から進めてきたアホウドリの保護増殖事業にも影響が及びそうだ。
保全遺伝学の国際学術誌「コンサベーション・ジェネティクス」(電子版)に論文が掲載された。
研究チームは、遺跡から出土したアホウドリの骨や、2か所の繁殖地に生息するアホウドリの羽毛などから採取した遺伝子を解析。少なくとも約1000年前に二つの集団に分かれ、伊豆諸島と尖閣諸島では、姿はそっくりでも別種に相当するほど遺伝子に大きな違いがあることを突き止めた。

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ちょっと不可解なところのある記事です。というのは、どう考えても「約1000年前に二つの集団に分かれ」て別種になるはずがないからです。1000年というのは、脊椎動物が種分化するにはあまりに短すぎる。だとすると、別種に相当するほど遺伝子が異なっているというのが間違いか、「1000年前」というのが間違いか、いずれかでしょう。
おそらく、1000年前という方が間違いなのだろうと思います。問題の論文というのは ここにあります 。英文なのですらすら読めませんが、ふたつの集団の分岐が1000年前、などとは書かれていないようです。ということは、読売新聞の記者が間違って余計か言葉を付け加えたのかも知れません。

それにしても、もはや定着しているので名前を変えることはできませんが、「アホウドリ」とはまた、ずいぶん失礼な名前を付けたものです。かつて、鳥島で羽毛採取業者がアホウドリを乱獲して絶滅寸前に追いやったことがあるのですが、その際、アホウドリが人を恐れないし、地上では鈍重で、助走しないと飛び立つことができないため、簡単に大量に捕獲することができたので半ば侮蔑的に付けた名前です。もっとも、悪いことはできないもので、1902年には、火山噴火により鳥島の住民全員125名が死亡しています。
実際には、鈍重なのは地上にいるときだけで、ひとたび飛び上がると、大変飛翔力の優れた鳥です。私自身は野生のアホウドリ(の仲間)を見たことはありませんが、近縁のミズナギドリ科の鳥(特にオオミズナギドリ)は、フェリーなどから見かけることがよくあります。





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最終更新日  2011.10.07 23:32:54
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