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2011.10.27
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: 対中・対韓関係
10月26日産経抄 より


2005年、7年後の五輪開催地を決めるときのことだ。最有力とされていたパリを抱える仏のシラク大統領が独のシュレーダー首相らを相手に、対抗馬の英国・ロンドンをこう「批判」した。「料理が下手な人間は信用できない」。
文字通り冗談のつもりだったのだろうが、真面目なIOC委員らには料理自慢の仏のおごりと聞こえたらしい。猛反発した英国の巻き返しもあり、ロンドン開催が決まった。シラク発言のせいだけではないだろうが、「たかが料理」が歴史を変える場合もあるということである。
こちら韓国で今、李明博大統領が訪米したさい、晩餐(ばんさん)会での料理への批判が出ているという。「週刊朝鮮」誌によると、前菜風の料理に「すし」が出され、メーン料理のステーキは「和牛」で「カボチャ」が添えられていた。まるで日本料理じゃないかというのだ。
韓国では日本料理に対抗し韓国料理の「世界化」が課題なのだそうだ。それなのに大統領への晩餐会に日本料理が出てきた。同誌は米ホワイトハウスの「深刻なミス」とし「韓国人出席者は受け入れがたい気持ちでは」と指摘している。
米国側に他意はなかっただろう。韓国政府も問題視する気配はないようだが、韓国の日本への対抗心はますますエスカレートしそうだ。もっとも料理に限らず、過度な愛国心が他国をウンザリさせるのも歴史の示すところだ。

------

いやー、この随筆を見て、私はふたつの感想を持ちました。第一に、書いてある文面そのものは、まったくそのとおりだと私も思う。産経新聞が書いていることに賛同できるなんて、私にしては実に珍しいことです。


が、しかしちょっと待て
「もっとも料理に限らず、過度な愛国心が他国をウンザリさせるのも歴史の示すところだ。」
どの口が、そういう言葉を吐くわけ?というのが、もう一つの感想です。言っていることは正しいけど、「過度な愛国心」を吐きまくって周囲をうんざりさせ続けているのが他ならぬ産経新聞自身じゃありませんか。

そもそも、問題の「事件」は、私が検索した限りでは産経新聞以外どこも報じていないようです。見落としがあるかも知れませんが。
それもそのはずです。「週刊朝鮮」というのは、韓国では一番部数の多い週刊誌だそうですが、それにしても一週刊誌に過ぎません。今のところ続報はありませんが、他の雑誌や新聞が追随報道したということもないのでしょうし(あれば、産経のことだから喜んで報道するはず)、「韓国政府も問題視する気配はない」というのです。一週刊誌の記事の内容を、こんなに大々的に報じる側※も、よほど過剰反応であり、「過度な愛国心」の発露以外の何物でもないと思うんですがね。

※私はネット上のニュースでしか見ていないので、実際の紙面での扱いの大きさや、何面に出ていたのかは確認していませんけど


だから、「人のふり見て我がふり直せ」という言葉がある。確かに、ホワイトハウスの晩餐会で韓国大統領に和食を供したからけしからん、なんて報道は過剰反応、過度の愛国心の最たるものだと私も思うけれど、その「過度な愛国心」が欠点と認識できるなら、まず産経新聞自身が過度な愛国心をふりまき続けている現実に気付よ、と思ってしまうんですよね。





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最終更新日  2011.10.27 07:05:46
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