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2012.02.12
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昨日の記事
冬の硫黄岳には過去何回か登っているのですが、山頂でアイゼンがぶっ壊れて写真どころではなくなったことが1回、カメラが壊れてしまい撮影できなくなったのが1回、吹雪で何も見えなかったのが1回と、実はこれまで山頂からの写真をまともに撮ったことは、これまで一度もなかったのです。
だから、今回初めて、冬の硫黄岳山頂から、思う存分に写真を撮ることが出来ました。とは言っても、風が強いので姿勢が安定しないし、素手でいられる時間が限られるので、写真を撮るのも結構大変なのですが。

Yatsugatake11.jpg
硫黄岳山頂から見た八ヶ岳の主峰・赤岳です。盛大にガスが飛んでいます。あちらは硫黄岳よりもっと風が強そうだ。
山頂での撮影の中心はフィルムの一眼レフで、デジカメではあまり撮影していません。寒さで電池の出力が低下してしまい、すぐにバッテリー切れになってしまうのです。小さなカメラなのでズボンのポケットに入れておくと、体温で暖まって、また電池が復活する。しばらく撮影すると冷え切って、またバッテリー切れ、その繰り返し。
一方、フィルムの一眼レフは、元々電池の残量が少なかったにもかかわらず、安定的に撮影できました。途中でフィルムを入れ替えることもできました。もっとも、5年くらい前に、やはり冬の八ヶ岳で、一眼レフのシャッターが凍結して撮影できなくなったことがありました。だから、一眼レフといえども寒さに対して万能ではありません。今回はずっとシャッターが切れたということは、そのときよりは気温が高かったのかな。

さて、山頂にはだいぶ長居をしましたが、下山にかかったら、突然風が止みました。これにはびっくり。

Yatsugatake12.jpg
下りはじめてすぐに、振り返って山頂方向を撮りました。登りでは、とてもカメラを出す余裕なんかなかったのですが。

Yatsugatake13.jpg
同じ場所から、これから下っていく(登ってきた)稜線を撮影。登山道は稜線づたいにすすみ、やや左よりの小さなピークから左下に向きを変えて、樹林帯へ下っていきます。

風さえなければ、実に快適で、危険なところも何もない雪山です。ただ、冬場に風がないという幸運には、滅多に出会うことは出来ません。

Yatsugatake14.jpg
昨日の記事 で、硫黄岳の写真を撮った地点(樹林帯から稜線に出たところ)まで戻ってきました。南八ヶ岳連峰を一望の下に。中央は赤岳(2899m)、右が阿弥陀岳(2805m)、左のギザギザは横岳(2829m)。登ってきた硫黄岳は、2760mです。こちらは無風ですが、赤岳・横岳方面は、まだまだ烈風が吹いているようです。

Yatsugatake22.jpg
阿弥陀岳と、その右奥の南アルプス。

Yatsugatake15.jpg
登山道は、ここから折れ曲がって樹林帯へと下っていきます。

Yatsugatake16.jpg
樹林帯にちょっと下ったところ。森林限界近辺なので、木の高さは低く、視界はまだまだ開けています。

Yatsugatake17.jpg
登山道、というか雪面上のトレースはこんな感じです。写真にしてみると、それなりに斜度がありますね。

Yatsugatake18.jpg
赤岳鉱泉まで戻ってきました。これは、アイスクライミング練習用の人工ゲレンデ。通称アイスキャンディー。足場を組んで、そこに放水するだけで、このとおり。(鉱泉だけあって、水はたっぷりある)でも、私はアイスクライミングはやったことがないのです。

Yatsugatake19.jpg
赤岳鉱泉から見上げる横岳の全景。

Yatsugatake20.jpg
横岳大同心と小同心。冬はアイスクライミング、夏はロッククライミングのメッカです。私は、ちょっと登れないなあ。

ここから先は、北沢をひたすら下って、美濃戸→美濃戸口へ。登りは登山口からアイゼンでしたが、下りは途中までまでアイゼンなし、でもやっぱりカチカチに凍結しているところはアイゼンをつけて、しかし登山口に近づいた頃にはお昼を過ぎており、スケートリンク状だった登山道も一部ぬかるみに。アイゼンを泥まみれにしたくなくて、最後はアイゼンを外しました。そうしたら、よく滑ること滑ること。かろうじて転倒は免れましたが、一歩間違えれば、「アイゼンを泥だらけにしないためにズボンを泥だらけにしました」ってことになっていたかもしれません。

Yatsugatake21.jpg
中央線茅野駅まで戻ってきて撮影。


なぜかというと、周りが明るすぎてディスプレイがよく見えないのです。雪目対策でサングラスをしていることも理由の一つです。遠方の山を撮るときなんか、ディスプレイに何が映っているかも見えていない。かろうじて山のシルエットの一部が分かるかな、というくらい。ピントや露出はまったく分からないまま、とりあえずシャッターを押してみた、という状態です。下手な鉄砲数撃ちゃ当たる式に、どんどんシャッターを切るしかないのですが、前述の通り、低温のためバッテリー(単三のエネループ使用)出力低下で、だましだまし使うしかない状態。結果的に、まあまあそれなりの写真が撮れたとはいえ、もしカメラを1台だけ持って行くとしたら、やっぱりファインダーのある一眼レフが必須です。





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最終更新日  2012.02.12 09:59:41
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