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2012.02.22
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カテゴリ: 環境問題
ドイツ:脱原発しても…電力輸出超過 再生エネ増、消費減で


◇「原発大国」フランスへも
欧州連合(EU)加盟27カ国など欧州の34カ国の送電事業者で作る「欧州送電事業者ネットワーク」(ENTSO-E、本部ブリュッセル)の統計。冬はエネルギー消費量が最も多いことから、ドイツ政府は「(脱原発決定後の)最初の試練を乗り切った」(レトゲン環境相)としている。
ドイツは昨年3月の福島第1原発事故後、17基の原発のうち旧式の7基を暫定的に停止し、その後、1基を加えた8基を昨年8月に完全停止した。震災前は周辺国との電力収支が輸出超過だったが、昨年5月に輸入超過に転落した。フランスからの輸入が前年の3割増になるなど昨年9月まで輸入超過の状態が続いた。
しかし、昨年秋に入ってから好天が続き、太陽光や風力など再生可能エネルギーの発電に有利な条件が整った。また、ドイツ政府が住宅の断熱化などエネルギー効率化を推進したのに加え、原油価格の高騰も手伝って、エネルギー消費量が前年比約5%減になった。このため昨年10~12月の電力収支は輸出超過を回復。11年の通年で約4200ギガワット時の輸出超過になった。
今年2月に入り、欧州各地で氷点下10度を下回る厳冬になると、電気暖房が全体の3分の1を占めるとされるフランスで原発をフル稼働しても電力が足りなくなった。このため、2月の17日間のうち6日間は電力需要の多い午後7時ごろを中心にドイツからフランスへの輸出超過になり、電力の7割を原発に頼るフランスが脱原発のドイツに依存する事態になった。
昨年のドイツの発電量に占める原発の割合は約22%から18%弱程度に低下する一方、再生可能エネルギーは約20%に上昇した。さらに、褐炭、石炭、ガスなどが微増しており、原発の目減り分を補っている。
一方、日本では再生可能エネルギーによる発電量(10年度)は全体の約10%にとどまり、太陽光や風力など水力以外の新しいエネルギーは約1%に過ぎない。

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以前に、 「ドイツはフランスから電気を買って脱原発を言っている」という主張について検証する記事 を書いたことがあります。
もともと、ドイツとフランスの間の電力の需給関係は年によって変動し、ドイツからの輸出が多い年も、フランスからの輸出が多い年もあり、昨年に関しては(原発を一部停止したにもかかわらず)ドイツからの輸出の方が多いという結果になったわけです。

ドイツがフランスから電力を輸入しているのは、足りないからと言うよりも出力調整のやりにくい原発(フランスは原発の出力調整運転をしているが、火力発電ほどには小回りはきかない)で余った電気を引き取っているという傾向が強そうです。
ドイツはスイスとオーストリアに対しては常に電力を輸出している状態です。スイスとオーストリアは山国なので、揚水発電所がたくさんある。つまり、フランスから送られてきた電気は、ドイツ国内でもある程度は消費するけど、そのままスイス・オーストリアの揚水発電所に行く分も多いようなのです。で、スイス・オーストリアの揚水発電所からは、更に南の、慢性電気不足のイタリアに行く。そういうことのようです。
結局のところ、出力調整が苦手な原発に依存するフランスが、ドイツ(を通じてスイスやオーストリアにも)に調整してもらっている、というのが実態でしょう。
このあたりのことは、 こちらのブログ を参照しました。


ただ、今の日本の稼働原発は、そのドイツより少なくなっていることも事実ですが。





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最終更新日  2012.02.23 00:15:22
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