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2012.09.22
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Wikipediaによると、日本には3000m峰が21座ある、ということになっているそうです。(どこまでをひとつの山とみなし、どこからを別の山とみなすかは人によって定義が違うので、数え方によってはもっと多い数になる)
3000目ートル峰の一覧 を見てみたら、1位から9位まで登っていることに気がつきました。

番外 チャカルタヤ山 5395m 2001年12月(日本じゃないけど)
1位 富士山 3776m 2012年9月
2位 北岳 3192m 1993年7月他計5回
3位 奥穂高岳 3190m 2000年10月
4位 間ノ岳(南ア) 3189m 1997年8月と1999年8月
5位 槍ヶ岳 3180m 1995年8月と2000年7月

7位 赤石岳 3120m 2001年7月
8位 涸沢岳 3110m 1999年5月と2000年10月
9位 北穂高岳 3109m 2009年9月
10位 大喰岳 3101m 未踏

以下、登ったことのある3000m峰だけをピックアップすると
13位 荒川中岳 3083m 2001年7月
14位 御嶽山 3067m 2012年8月
15位 西農鳥岳 3051m 1997年8月と1999年8月
16位 塩見岳 3046m 1998年7月
18位 仙丈岳 3033m 1992年7月他計3回

そして、Wikipediaの記事で独立峰とみなしていない3000m峰5つのうち

荒川前岳 3068m 2001年7月 
中白峰山 3055m 1993年7月他計3回
農鳥岳 3026m 1997年8月と1999年8月
の4つは登っています。

結局、3000m峰で未踏なのは、南アルプスでは聖岳(3013m)だけ。北アルプスではまだ沢山残っていますけど、私の力で上るのが難しそうな山はなさそうです。強いて言えば、前穂高岳が一番難しいでしょうが、奥穂や北穂と比べてどうなんだろう。あとは、技術的に難しい山はありません。体力さえあれば登れる。


ただし、Wikipediaの記事で独立峰とみなされていない山の中に、とんでもないのがひとつあります。ジャンダルム(3163m)です。私の技術ではとても無理。だから、ジャンダルムも含めての3000メートル峰完登は、できそうにありません。

それにしても、こうやって3000メートル峰のリストを見ると、実に富士山だけが飛び抜けて標高が高く、2位以下がどんぐりの背比べであることがよく分かります。特に2位の北岳から5位の槍ヶ岳までは、13メートル差に4つの山がひしめいている※。そう考えると、富士山というのは日本の中で、ある種異様な山であることが分かります。

※2位の北岳は、数年前測量をやり直すまでは、標高3192mとされていました。3位の奥穂高岳とは、たった2mの差だったのです。奥穂高岳の山頂には、超巨大で立派なケルンがあります。これは、高さ2メートル以上の立派なケルンを作って、奥穂高を日本第2位の山にしよう、という魂胆があったのだと聞いたことがあります。が、その努力は無まったく駄に終わりました。なぜなら、山の高さは人工建築物は除外して決めるからです。

なお、富士山が現在の高さになったのは、地質学的にはきわめて最近のことです。現在の富士山である「新富士」の火山活動が始まったのは今から11000年前。それまでの富士山(古富士)の標高は3000メートルに届くかどうか、という程度で、つまりその頃は富士山もまた、「どんぐりの背比べ」の中の1峰に過ぎなかったわけです。
11000年前というのは、丁度最終氷期が終わった直後の時期に当たります。それ以前の古富士山は、今より低いとはいえ3000m前後の標高なので、それなりに高山植物が分布していたでしょうが、氷期が終わった後の激しい噴火によって、山頂付近の植生は完全に破壊され、独立峰であるために近隣の山から高山植物が分布を広げてくることもなかったため、現在のように高山植物の貧弱な山になったのだと思われます。

一説によると、最終氷期(今から約2万年前)の日本最高峰は現在第4位の南アルプスの間ノ岳だったといわれています。間ノ岳の山頂部に大きな山体崩壊の痕跡が見られるからです。この崩壊が起こる前は、今より数十メートル程度標高が高かったとすると、奥穂高より北岳より高い計算になるし、その頃の富士山は3000メートルあるかないかの山だったからです。
間ノ岳の山頂部にはカール(山岳氷河の痕跡)もあるので、その頃には氷河もあったはずです。

それにしても、「動かざること山の如し」なんていいますが、実際は全然そんなことはなくて、山はとてもよく動くものだ、ということがよく分かります。





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最終更新日  2012.09.23 00:33:35
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