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2012.12.10
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カテゴリ: 災害
敦賀原発:2号機の廃炉不可避 直下「活断層の可能性」
日本原子力発電敦賀原発(福井県)の敷地内の断層(破砕帯)を調べている原子力規制委員会の調査団は10日、評価会合を開き、2号機(116万キロワット)の原子炉建屋直下を通る破砕帯について「活断層の可能性が高い」と結論付けた。これを受け、規制委の田中俊一委員長は「今のままでは再稼働に向けた安全審査はとてもできない」と述べ、再稼働は極めて困難になった。原電が今後、活断層ではない明確な根拠を示せなければ、2号機は国内で初めて安全面を理由に廃炉を迫られる可能性が高まった。
規制委は12日に調査団の報告を受け、近く正式な見解を出す。
同原発は全国で唯一、敷地内に活断層「浦底(うらそこ)断層」が通る。そこから枝分かれするように延びる複数の破砕帯の一部が1、2号機の原子炉建屋直下を通り、浦底断層と連動して地面がずれる危険性が指摘されていた。
会合には、規制委の田中委員長や島崎邦彦委員長代理、外部専門家4人が出席し、今月1、2日に実施した現地調査の内容を議論した。その結果、2号機直下を通る「D−1破砕帯」と浦底断層との合流地点付近から、その上部8メートルで新たに見つかった地層のずれについて、「十数万年前より最近に動いた」との見解で一致した。さらに浦底断層と連動して動く可能性が高いと判定。その上で、このずれをD−1破砕帯の一部ととらえ、「活断層の可能性が高い」と判断した。
原発の耐震設計審査指針は「12万〜13万年前以降」に動いた断層を今後も動く可能性が高い活断層とみなす。島崎氏は政府の地震調査委員会の見解に基づき、「40万年前以降」を目安に定義を拡大する方針を示している。
一方、1号機(35.7万キロワット)は運転開始から42年が経過。改正原子炉等規制法は、原発の運転を原則40年に制限しており、今後廃炉となる可能性がある。
同原発をめぐっては、10年には旧経済産業省原子力安全・保安院の専門家会合で、敷地内の破砕帯が浦底断層と連動して動く可能性が指摘された。東日本大震災などを受け、保安院は11年11月に原電に調査を指示。今年4月に専門家を交えて現地調査し、活断層の疑いが浮上した。

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当然の結果です。そもそも、破砕帯の真上に建屋を建設すること自体、どうかしているのです。破砕帯が必ず活断層であるとは限らないにしても、そうである疑いは、何もないところよりははるかに高い。そもそも、仮にこの破砕帯が活断層でなかったとしても、すでに活断層と確認されている浦底断層から、敦賀原発は300メートルと離れていないのです。

TsurugaNuk

この破砕帯が活断層であるか否か以前に、こんな場所は原発の設置場所に選ばないのが、「安全」という考え方の基本であるはずです。それにも関わらず、ここに原発を立ててしまった。安全確保より、それ以外の諸々の「大人の事情」の方が大事なので、その破砕帯は活断層ではないことにした、ということでしょう。安全神話が聞いて呆れる。
日本の戦後は、1995年の阪神淡路大震災まで、大きな地震の比較的少ない平穏期でした。特に関東~東海~関西~九州にかけての人口密集地帯を、大きな地震が襲うことがなかった。その間に高度経済成長があって、大都市化が進んだけれど、この大都市は阪神淡路までのあいだ、大震災の洗礼を受けたことがなかった。そして、原発もまた同様なのです。原発が初めて大地震に襲われたのは、2007年新潟県中越沖地震(柏崎刈羽原発)です。
何度も指摘していることですが、昨年の東日本大震災は、被害の大部分が津波によって生じています。地震の揺れそのもので倒壊した建物は、あまり多くない。震度7を記録した宮城県栗原市では、倒壊家屋はほとんどなかったと報じられています。
しかし、次にどこかで起こる地震も同様であるとは限りません。限らないと言うよりは、次の地震は今回とは違うタイプである可能性の方が、確率から言えばはるかに高い。そのとき、活断層の真上に乗っている原発がそれに耐えられるかと言えば、おそらく無理と考えるしかありません。

同様に、今日本で唯一稼働している大飯原発も、真下に破砕帯が走っています。これが活断層か地滑りの跡かというのが議論になっていて、関西電力は「地滑りだ」と言っています。
それが事実かどうかは、ここでは追及しません。しかし、地滑りの跡だったら安全なのでしょうか。どう考えても、原発の真下で地滑りが起きたら、無事では済まないように思えるのですが。

原子力規制委員会は、原発の立地の基本的な考え方 として


地震、風、津波、 地滑り などにより大きな事故が発生しないと考えられるところ。
原子力発電所と公衆の居住する区域との間に適切な距離が確保されているところ







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最終更新日  2012.12.11 08:29:23
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