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2013.05.12
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カテゴリ: 環境問題
二酸化炭素:ハワイで初の400ppm超え

CO2濃度は、周辺に工場などがあると高くなる。日本では常に世界平均を上回り、昨年、岩手県の観測地点で月平均値が初めて400ppmを超えた。これに対し、標高3397メートルにある同観測所は測定期間が最も長い上、産業活動などの影響を受けにくいため、地球の平均像を示す観測拠点となっている。
観測によると、先月から1日当たりの平均値が399ppmを超え、9日は400.03ppmに達した。国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」によると、400〜440ppmが継続すると、気温は2.4〜2.8度上昇すると予測している。世界の平均気温は2005年までの100年間で0.74度上昇した。
温暖化対策を巡る国際交渉では、猛暑や海面上昇などの被害を最小限に抑えるため、気温上昇を2度未満に抑えることを目指す。中沢高清・東北大名誉教授(気象学)は「すぐに大きな変化が表れるわけではないが、化石燃料の使い方を見直すなど対策を改めて考えるべきだ」と話す。

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原発はもうこりごりですが、かといってその代替を全て化石燃料に任せてしまえばよいわけではありません。
二酸化炭素による地球温暖化説は、何かと議論の俎上に上ることが多いですが、地球が温暖化しつつあること、その大きな理由が二酸化炭素の増加であり、かつ二酸化炭素の増加が人為的な理由によることは、ほぼ間違いないように私は思います。
私は脱原発派ですけれど、脱原発を主張する人の中に、地球温暖化懐疑論を叫ぶ人が存在する(たとえば広瀬隆など)のは残念なことです。

ちなみに、地球の平均気温が気温が急激に2.4〜2.8度上昇したとしても、おそらく地球の自然は(万年単位の長いスパンで考えれば)それを受け止めることは出来るだろうと思います。過去の地球の歴史の中には、それに匹敵する、あるいは上回るくらいの急激な気象変化がなかったわけではありませんから。
そのような気象変化を受け止められないのは、自然ではなく人間社会です。

現生人類(ホモ・サピエンス)は15万年から20万年前くらいに地球上に姿を現しています。最初はアフリカに、その後少しずつ分布を広げて、最終氷期が終わるとほぼ全世界を版図に納めています。が、そのときまでの技術的な進歩は、遅々としたものでした。我々現生人類は、誕生したときから1万年前までは、ずっと狩猟採集生活とを行ってきた。それが、1万年前、西アジアの肥沃三日月地帯で農耕という新技術が発明されると、急激な技術の進歩が始まります。
何故、その時期以降部本命の急激な発達が始まったのか。理由はいろいろあるでしょうが、無視できない要因として、我々現生人類がこの世に誕生して以降の歴史の中で、過去1万年がもっとも気候の安定している時代だ、という点があるように思えます。
グリーンランドや南極の氷床のボーリング調査によって、過去数十万年の気候変動は、かなり詳しく分かっています※。約1万年前に終わった最終氷期は、単に今より寒かった時代というだけではなく、とてつもなく激しい気候変動を繰り返してきた時代だということが分かっています。単純に温暖な気候というだけなら、最終間氷期(最終氷期と、その前の氷期の間の温暖期)には、今より暖かい時期もあったと思われますが、それが何千年も安定的に継続することはなかった。



というわけで、私は原発にも反対だけど、かといって化石燃料の使用をジャンジャン増やせばよい、という対案にも与し難いのです。化石燃料の中でも、石炭は二酸化炭素の放出量が特に多く、天然ガス(メタンガス)は少ないので、化石燃料の中でも石炭の使用は減らして天然ガスの使用を増やすべきですが、最終的な解としては、再生可能エネルギーしかないだろうと思っています。5年10年で何とかなるような話ではないけど。

※グリーンランドは過去十数万年、南極は過去60万年くらいの氷床のボーリング調査が行われていますが、その範囲内で、二酸化炭素濃度が現在ほど高い時代は過去に例がありません。もっと、うーーーーんと古い時代(億年単位の昔)なら例がありますが。





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最終更新日  2013.05.12 10:28:23
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