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2013.10.13
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金曜の夜から2泊2日でまた山に行ってきました。行き先は南アルプス最北端の山、甲斐駒ヶ岳です。甲斐駒ヶ岳に登るのは2回目ですが、前回登ったのは1998年、15年前のことです。南アルプス自体、前回登ったのが2007年(仙丈岳)なので、6年ぶりになります。

今回は、事前に何一つ予約を取らずに出発しました。行き先を直前まで迷ったこと、金曜の夜に出るか土曜の朝出るか直前まで迷ったためです。夜行で南アルプス北部に行くときは、昔は急行「アルプス」、その廃止後は快速「ムーンライト信州」を使っていたのですが、ムーンライト信州は、全席指定で、連休直前はすぐに満席になってしまいます。急行アルプスは自由席があったので、必ず乗れたのですが。
と、書いているうちに思い出しました。15年前甲斐駒ヶ岳に登ったときは、急行アルプスが超満員で、デッキで立ちっぱなし。誰か酔っ払いがコップ酒をこぼして、デッキが酒まみれになってしまい、床に座ることさえできないまま甲斐駒に登ったのでした。思えば若かった・・・・・・。(こういう、どうでもいいことはよく覚えているのです)

さて、そういうわけで、今回は特急「かいじ」の最終列車を使いました。新宿夜11時発で、甲府着が0時40分。甲府でひと寝入りして、広河原行の始発バスが朝4時20分発でも広河原着が6時20分。甲府のバスターミナルには、既に寝ている人が多数。私もテントマットを広げて眠りにつきました。このやり方は正解でした。列車よりバスより、地面の上のほうが楽に眠れる。

で、広河原で北沢峠行きのバスに乗り換えて、7時過ぎに北沢峠に到着。バスの終点から徒歩10分くらいのところにテント場があるというおいしい立地なので、テント山行なのに、重い荷物を担いで山に登る必要がほとんどありません※。

※ただし、テント場がここと、そこから徒歩30分ほどの仙水小屋前の2箇所しかなく、それより標高の高い場所にテント場がないので、山頂付近でテントが張れません。


テント場には既にかなりの数のテントがありました。金曜の晩から、すでにかなりの人が幕営していたようです。空いている場所にさっさとテントを張って、8時過ぎに甲斐駒に向けて出発しました。往路は北沢峠から双児山を越えるコースです。

Kaikoma01.jpg
双児山(2642m)近く、森林限界を超えてすぐのところで、甲斐駒が姿を見せたのでさっそく撮影。

Kaikoma03.jpg
正面には、仙丈岳(3033m)の雄姿が。ただ、こうやって見ると、森林限界付近(2500m前後)より上の紅葉は、完全に終わっています。

Kaikoma02.jpg

駒津峰までは特にどうということのない登山道なのですが、何としたことか、まったくなんでもないところで私は足を滑らせて転倒、腰と左腕をうってしまいました。腰はともかく、左腕は青あざになってしまった(しかも、1日経ったら、その青あざが結構でかい)。ま、歩くのに支障はないですが。
見てのとおりの快晴ですが、風が滅茶苦茶強い。冬場の季節風みたいな強さの風です。冬は晴れても烈風というのは普通ですが、無雪期でもこんな晴天でこんな烈風があるんですね。

駒津峰から先は、岩場の急降下と急上昇の連続です。15年前に登ったときのことは、断片的な記憶しかないですが、こんなにアップダウンが激しかったかなあ。

Kaikoma04.jpg
運命の分かれ道(笑)
ここで、登山道は山頂まで尾根筋の直登コースと、山腹を迂回する巻き道に分かれます。直登コースは岩場の連続。登山地図では登山道が点線になっているので、バリエーションルート扱いです。
直登コースの核心部は、登りはじめて数メートルのところにある岩だと聞いていました。(この写真だと、ちょっと分かりにくいです)
で、そこは一応超えたのですが、その先は、やっぱり垂直(下から見上げるとそう見える)な岩場の連続なのです。何が核心部だ、この先もずーっと核心部じゃないか・・・・・・というわけで、そこから引き返して巻き道にまわりました。先ほど転倒して青アザを作っていたことも、心理的に影響したてかな。それと、風が非常に強かったことも。こんなところで転倒したら、青あざで済むはずもないですから。私は未練がましく、その核心部を、行こうか戻ろうかと2往復してしまった。

巻き道も、砂地の急斜面で、結構滑りやすい。ただ、ここなら転倒してもアザと擦り傷くらいで済みそうだ。というわけで、山頂に到着しました。

Kaikoma07.jpg
北沢峠を8時に出発して、山頂到着が12時。重い荷物はテントに残して、日帰り装備で登ったのに、意外に時間がかかりました。どうも、「いつものペース」と比べて遅い、すぐに息が上がるなあ」という気はしていたのですが、原因は定かではありません。
ともかく、山頂からの景色は素晴らしいのひとことです。

Kaikoma05.jpg
手前は早川尾根、その先の顕著なピークが北岳、その右奥が間ノ岳、更に南アルプスの主稜線が続きます。

Kaikoma06.jpg


しかし、風は相変わらず強烈です。砂が舞い上がって、あっという間にiPADminiが砂まみれに。例によってケーナを持っていったのですが、山頂は人が多い上に、この砂嵐ではケーナを吹くどころではありませんでした。

Kaikoma08.jpg
山頂には40分以上いて、1時少し前に下山を始めました。途中、支峰の摩利支天に寄ってみました。鳳凰三山といい、摩利支天といい、仏教に関連する山名が多い山域です。

駒津峰まで引き返すさ、そこから先は仙水峠に向けて下山。これがまた、結構急斜面で、そろそろかなり疲労してきました。15年前のおぼろげな記憶で、双児山ルートのほうが斜度がきつく、仙水峠ルートのほうが楽だったように思っていたのですが、どうもまったくの記憶違いだったことに気がつきました。
仙水峠の紅葉を期待していたのですが、残念ながらここも紅葉はほぼ終わっていました。テントに戻ってきたのは4時20分頃。

で、今朝は昨日に引き続いて快晴です。最初は、今日はアサヨ峰に行こうかとも考えていたのですが、脚力がベストの状態ではない中でアサヨ峰を往復はきついので、北沢峠から広河原まで下るだけにしました。行きはバスを使いましたが、帰りは徒歩。どうも、この区間を歩く人はほとんどいないようで、すれ違った登山者はほとんどいませんでした。しかし、紅葉はこの区間が一番見ごろで、ここを歩かないのはもったいない。

Kaikoma09.jpg

途中、北沢峠と両俣の分岐付近で、ケーナを吹きました。30分くらいの間、1台だけバスが通りましたが、それ以外は通る車もなく、歩行者は1人もいない。紅葉真っ盛りの峡谷を独り占めして、ケーナを存分に吹きまくってきました。音量の大きなケーナを持っていったので、渓谷の対岸で音が跳ね返り、驚くほど音が響くのです。

更に下っていくと、仙丈岳が見える場所もありました。
Kaikoma10.jpg
だいぶ広河原に近づいた場所で、このあたりだと紅葉の見ごろはあと少し先、というところでしょうか。

Kaikoma11.jpg
広河原に着きました。日差しが強くてiPadの画面がよく見えないままシャッターを切っているので、画面が傾いています。ファインダーがないカメラでは、晴天の屋外での撮影は限界があります。
広河原10時20分発のバスで甲府着が12時20分頃、東京の自宅に帰ってきたのは3時過ぎでした。

2日間とも快晴で、気持ちとよく歩くことができました。例によって一眼レフでも撮影していますので、後日そちらの写真もアップします。

それにしても、テントのフライシートは朝方は夜露がびっしり。それが霜になって凍り付いていましたが、周囲の他のテントを見ると、夜露で濡れているテントなんてないのです。みんなゴアテックスのテントを使っているな、そして、私のテントはそろそろ限界かな。フライの裏地が経年劣化していて、べたつくのです。職場の先輩から15000円で譲ってもらって12年、25泊、もう買い替え時と思うのですが、新しいテントを買って、元が取れるまで使えるのか、というところが、いささか躊躇してしまうところではあります。何しろ新品のテントは一人用でも約5万円、フライも1万円以上(ゴアのテントならフライなしでもいけるかもしれないけど)。元を取るためには、何泊使わなければならないんだ??

と考えたのですが、山小屋は1泊2食付で8000円から9000円、テント場使用料はたいてい1張1泊500円、食費がせいぜい1000円以下と考えると、約6万円のテントでも、10泊もすれば元が取れるのか。今のペースなら4~5年で元が取れる、かな。
さて、どうしよう。





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最終更新日  2013.10.14 08:12:25
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