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2014.09.14
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この土日で、また山に行ってきました。行き先は、前穂高岳3090mです。

でも、よく考えてみると、前穂高登山の拠点となる岳沢は、上高地から2~3時間の行程なのです。これなら、東京を朝一番に出ても、充分間に合うじゃん、ということで、朝出発に変更しました。
当初朝7時発のあずさに乗る予定だったのですが、新宿駅に少し早めに着いてみたら、臨時あずさ71号がまだ出発する前でした。

20140913Maeho01.JPG
お、なつかしの183系、しかも旧塗装じゃないですか。(乗車してからよく見たら、189系でしたけど、実質183系の一部ですから)思わずこっちに乗ってしまいました。
そうしたら、自由席は満員で、デッキに座るはめに。でも、結局甲府からは座れましたけど。
松本駅で上高地行きのバスを待つ乗客も長い行列で、こりゃ、山も混みそうだな、と。
上高地には12時過ぎに到着、昼食を食べて、歩き出したのが12時半頃、快調に飛ばして、岳沢には2時半頃到着しました。

20140913Maeho02.JPG
途中、振り返ると眼下に上高地と梓川が。しかし、目指す前穂高方面は・・・・・・

20140913Maeho03.JPG

岳沢に着くと、幕営の申し込みをしました。
「今日はテン場はもういっぱいで張るところがありません」
(えーーーーーっっ)
「だから、小屋の前でもその先のガレ場でも、好きなところに張ってください」(あ、そういうことか)
しかし、幕営料金が、1泊1000円に値上がりしたことにびっくり。北アルプスの(南アルプスも同じ)テント場の料金は1張1泊500円というのが、私がテント山行を初めて以来ずーっと変わらない料金で、去年立山に行ったときも、五色ヶ原と雷鳥沢でそれぞれ500円(南アルプス北沢峠も500円)だったのに、一挙に2倍に値上げとは。まあ、今回は1泊だけなので、痛いというほどの出費ではないけど。
ちなみに、山小屋のほうは、「予約のない方は宿泊できません」とありました。ふつう、山小屋は予約がなくても行ってしまえば受け入れるものですが、後で泊まった人が「一畳に2人」と言っていましたから、予約だけでもうぎゅうぎゅう詰めだったのでしょう。上高地まで、下りは2時間程度なので、「帰ってください」と言えば、帰れる場所でもありますし。

私がテントを張った場所は、整地された正規のテント場ではなかったので、背中がでこぼこしていましたが、それでも、1畳2人に比べれば、どれだけ快適か知れません。これだから、人の集中する時期、集中する山は、荷物が重くてもテントに限るのです。

そして、今日。

20140913Maeho04.JPG
快晴です。朝焼けが美しい。手前左が霞沢岳、右が焼岳、中央奥が乗鞍岳です。その左側に木曽御嶽山もあるのですが、ちょっと分かりにくい。
朝4時に起きたのですが、いろいろと手間取って出発は5時半になってしまいました。荷物はだいたいテントにおいてきたので、身も軽く、快調に飛ばします。
が、しかし、この登山道はまいった。とにかく急登、断崖絶壁を登っていく感じです。クサリ場、はしごの連続。体力的には、荷物が軽いだけに余裕がありましたが、精神的にはあまり余裕がない(笑)ある程度は予想していたけど、この登りは、私がこれまで登った山の中で、難易度が一番高いかもしれない。


20140913Maeho05.JPG

明神岳が、眼前に見えます。ここは、一般登山道はなく、岩登りのバリエーションルートになります。当然、私はそんなところには近づけません。

20140913Maeho06.JPG
先ほどと同じ山を、だいぶ高度を上げてから撮影しました。右手前が焼岳、左奥が乗鞍岳、その左に木曽御嶽山が、この写真でははっきり分かります。(霞沢岳は写っていない)

20140913Maeho07.JPG
西穂高岳。ギザギザと峰が続く中で、中央付近が本峰。その右側は、奥穂高岳に続く縦走路で、一般ルートとしては日本最難関と言われます。ここも、私は行かないだろうなあ。でも、西穂高岳まではいつか行きたい。

で、紀美子平を経て、山頂には8時頃到着しました。
20140913Maeho08.JPG
7月の聖岳に続き、今年2回目の3000m峰です。天気は、ご覧のとおりの晴天。

20140913Maeho09.JPG


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奥穂高岳。富士山、北岳に次いで日本第3位の標高、北アルプスでは最高峰です。今日前穂高に登っていた人のかなりの部分が、前穂高から奥穂高へ、あるいは逆に奥穂高から前穂高への縦走でした。でも、この2つの山を結ぶ吊尾根は、滑落事故が結構多い。いや、前穂高への登りだって、事故が少ないはずがないけど。

20140913Maeho11.JPG
梓川と、その向こうに蝶ヶ岳。8時半頃ですが、この時間には早くもガスが上がってきました。

20140913Maeho12.JPG
さあ、下山です。さあ、どこが登山道でしょうか???
と言いつつ、快調に下ります。客観的には登りより下りの方が滑落転落の危険はずっと大きいのですが、感覚的には下りの方が怖さを感じないのはなぜでしょうか。多分、もう感覚がマヒしているためでしょうね。

20140913Maeho13.JPG
紀美子平まで下ってきました。登りで通過した際は、そんなに人はいなかったのですが、ほんの1時間ほどで、こんなに人が増えていた。上り下りの行き違いでも、結構時間を取られました。
それにしても、紀美子「平」と言うから、少しは平らな場所があるのかと思いきや、全然たいらではない場所でした。

20140913Maeho14.JPG
まだまだ続くよ、絶壁は。
で、例によってケーナです。本当は山頂で吹こうと思ったのですが、山頂は人が多すぎて、ちょっと恥ずかしい。それで、だいぶ下ったところで、ちょっと見晴らしの良いところ(確か、パノラマ広場と名がついていた)で、人が2~3人しかいないところを見計らって吹いたのですが、吹いているうちに人が集まってきちゃった。というか、大勢上り下りしているから当たり前なのですが。
息が上がっているので、さすがに最初は音がかすれましたが、吹いているうちにだんだん調子が出てきた。山にもって行くケーナは竹ではなく木製なのですが、これがすごく音量が出るのです。いわば「遠鳴りがする」楽器(という言い方を、ケーナではしませんけど)
特に2オクターブの上のほうから3オクターブをビャーっと吹くと、こだまが返ってきて、なかなか気持ちが良いです。
結局、3曲吹いたのかな。

結局、岳沢には11時過ぎに到着、テントの撤収に1時間以上かかり(さすがに疲れていたので)12時半頃岳沢を出発。
ここでびっくりしたのは、登りでは荷物が16~17kgくらいあったのですが、岳沢までそれほど重く感じることもなく、快調に飛ばしたのですが、下りは水と食料が減った分、2kgは軽くなったはずなのに、すげー重く感じたこと。のぼりの2倍くらい重く感じました。まあ、登山道は、岳沢から下は危険なところはまったくありませんが。

結局、上高地に着いたのは2時少し過ぎくらいでした。
それにしても、前穂高岳。技術的には、私が今まで登った山の中で、多分一番難易度の高い山でした。槍ヶ岳の槍の穂先とか、奥穂高岳の穂高岳山荘から上の絶壁とか、レベルはそれと大同小異かな、という気もしますが、槍の穂先は標高差100mくらい、奥穂高は数十メートルですが、前穂高は、それと同レベルの急峻さが、延々と何百メートルも続く。それでも、岩がまったく滑らず、登山靴でがっちりと足場が確保できたので、あまり問題なく歩けたのですが、雨が降って滑りやすい状態だったら、とても私の技術では登れないと思いました。重い荷物を担いで登るのも無理。前述のとおり、奥穂~前穂の縦走の人が多く、テントを担いでいる人も少なくなかったけど、あんな場所をテント担いで登る(下るほうは更に)なんて、私には無理です。

いろいろな意味で幸運に恵まれた山行でした。

※そういえば、下山時に西穂高~奥穂高を警察のヘリがずいぶん飛び回っていました。誰か転落したのかな。





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最終更新日  2014.09.15 20:00:13
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