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2014.11.05
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カテゴリ: 災害
「火山学会は夜も寝ずに頑張れ」田中氏が不快感


しかし、検討チーム委員でもある石原氏は2日に提言を発表した際、噴火予測の限界に触れ、「モニタリングで噴火予測ができるという前提は怖い」と規制委を批判していた。 これに対し田中氏は「火山学会をあげて夜も寝ずに観測して頑張ってもらわないと困る」と不快感を示した。

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何と言うか、規制委員会の田中委員長は、もうちょっと理知的な人物かと思ったけど・・・・・・。
火山の噴火予知に関しては、私の以前に何度か聞いたことがあるけれど、噴出物総量が100立方キロにも達するような兆巨大噴火なら、その前兆現象が捉えられないはずはないだろう、と(素人である)私は思います。とりあえず、20世紀において最大規模の噴火であった、1991年の、フィリピン・ピナツボ火山の噴火(噴出物の総量は約10立方キロ)は、予測がされています。1980年の米国・セントへレンズ火山の噴火(同1立方キロ)の噴火も、予知されていました。
が、しかし、噴火のどのくらい前から前兆現象が発生するのか、規模がどの程度正確に予測できるのかは、皆目見当が付きません。何しろ、現代の火山学は、ピナツボ火山を越えるような超巨大噴火を経験していないんだから、データなど何一つないのです。

「夜も寝ずに頑張って観測して頑張」れというのは、何か観測と体育会系のスポ根ドラマを取り違えているように思えます。観測を頑張れば噴火の予測ができるようになる、というものではありません。言われずとも、現状無人の観測機器は、文字どおり夜も寝ずに自動的に観測しているわけですが、どんなに観測したところで、実際に噴火が起こらなければ、噴火の前にどのような兆候がどの程度の規模でどの程度前から起こるかは分かるわけがありません。
超巨大噴火が起こらなければ超巨大噴火に関してのデータはない。そして、何度も書いているように、世界史上もっとも最近の超巨大噴火は、1815年インドネシアのタンボラ山なのですから、データがないのも当たり前です。
したがって、「モニタリングで噴火予測ができるという前提は怖い」という火山学者側の言い分は、妥当な言い分であるといえます。それを退けるのは、政治的経済的な都合のために、危険性から目を背ける行為以外の何物でもありません。





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最終更新日  2014.11.06 00:28:18
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