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2019.07.07
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カテゴリ: 音楽
昨日、先週の演奏をアップしたところですが、その中で新しい楽器が加わっているのにお気づきでしょうか。


バンドネオンです。
バンドネオンというと、単語のイメージが強いですが、タンゴのために作られた楽器というわけではありません。というより、バンドネオンはドイツで発明された楽器で、アルゼンチンでは製造すらほとんどされていません。楽器もみんな輸入されたものです。アルフレド・アルノルドというメーカーの製品がプロには好まれているようです。
で、当然のことながら、アルゼンチンではフォルクローレの演奏にもバンドネオンが使われることは多々あります。



現在のタンゴ楽団の典型的なスタイルには、ギター(クラシックギター)は入っていませんが、フォルクローレはギターが基本なので、フォルクローレの場合はギターとバンドネオンとボンボ(太鼓、上記の動画には入っていませんが)、それに場合によってはバイオリンやフルートというのが標準的な編成になります。ケーナやサンポーニャは?実は、アルゼンチンではこれらの、いわゆるアンデス系の楽器はかなり異端です。

しかし、生まれ故郷であるドイツでは、第二次大戦以降演奏人口が激減し、製造するメーカーもなくなって、ほとんど絶滅状態です。現在では、新品のバンドネオンはごくわずかのメーカーで受注生産するだけ。しかも、プロは音色などの問題から、新品のバンドネオンは好まず、前述のアルフレド・アルノルドのバンドネオンの中古(いずれも製造から80年以上経っている)を使っているそうです。
というわけで、バンドネオンはその存在自体が骨董品、というわけです。



アルゼンチンで使われるバンドネオンは、同じキーを押さえていても、蛇腹を引くときと押すときで音が違うタイプです。しかも、キーの配列はまったく規則性がないのだそうです。これは、キーが少しずつ増設されるる(つまり音域が広がる)度に、元のキー配列から場当たり的に新しい音域のキーを継ぎ足していったことに原因があるようです。そのため、「世界一難しい楽器」という評もあるとか。



で、この楽器と一緒に演奏するなら、前述のとおり、ケーナやサンポーニャよりは、こちらの楽器の方が合うわけです。



ところで、このバンドネオンの祖先に当たるのが、コンサーティーナという楽器です。見た目からも明らかなように、アコーディオンとも近い楽器ですが、アコーディオンからコンサーティーナが派生し、それを更に改良したのがバンドネオン、という流れになります。

正直なところ、バンドネオンを自分で演奏したいと思ったことはありませんが、コンサーティーナ(南米ではコンセルティーナと呼ばれるほうが多いかな)は欲しいと思ったことがあります。
ボリビアの、古いスタイルのフォルクローレに使われることがあるからです。



動画中でコンサーティーナを弾いているのは、ロランド・エンシーナス、現在のボリビアでナンバーワンのケーナ奏者であり、かつ、おそらくコンサーティーナの第一人者(演奏者が少ないから、ですけど)でもあります。
コンサーティーナは、バンドネオンよりずっと小型で持ち運びも容易です。多分、弾き方もバンドネオンほど難しくはない、だろうと思います。ただ、ケーナ、サンポーニャ、ギター、フルート、チャランゴ、マンドリン、これ以上演奏する楽器を増やしても、練習時間が取れないので(上記のうち、チャランゴとマンドリンはほぼ楽器に触っていないし、最近はギターすら怪しくなってきました)断念しましたけど。





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最終更新日  2019.07.07 23:43:55
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Re:バンドネオン(07/07)  
Bill McCreary さん
バンドネオンというのも面白そうですね。それにしても

>しかし、生まれ故郷であるドイツでは、第二次大戦以降演奏人口が激減し、製造するメーカーもなくなって、ほとんど絶滅状態です。現在では、新品のバンドネオンはごくわずかのメーカーで受注生産するだけ。しかも、プロは音色などの問題から、新品のバンドネオンは好まず、前述のアルフレド・アルノルドのバンドネオンの中古(いずれも製造から80年以上経っている)を使っているそうです。
というわけで、バンドネオンはその存在自体が骨董品、というわけです。

ですか。いずれは、そんなぜいたく言っていられないということになるのかもですね。

で、拙ブログでは書いていませんが、エレキベースを入手しまして弾いています。コード楽器より単音楽器のほうが演奏しやすいかなと思って弾いていますが、現段階バイクの免許を取得したらベースに集中しようかと思っています。ほんとは、ダブルベースとかを演奏できればかっこいいんですけどね。

なんかで聞いた話ですと、ピアノが弾ければいろいろな楽器習得にいいとは言いますね。娘さんは、ピアノはやっていましたっけ。 (2019.07.09 00:04:57)

Re[1]:バンドネオン(07/07)  
inti-sol  さん
Bill McCrearyさん

中古の中でも状態がよいものは少ないそうです。ただ、適切なメンテナンス、補修を行えば、半永久的に使えるものではあります。その適切なメンテナンスが難しかったりしますが。

ところで、ついにベースを入手されましたか!
私の場合は、逆にギターでは単音で弾くよりコードの方が楽だったりします。そのギターも、最近はあまり弾いていませんが。
うちの子は、ピアノはやっていないのです。 (2019.07.09 06:23:27)

Re:バンドネオン(07/07)  
北のモジャくん さん
「フォルクローレ コンサーティーナ」で検索して、たどり着きました。

ここで使われているのは、イングリッシュ・コンサーティナですね。数か所わかりやすい映像がありました。親指以外の指を通すバンドがありませんでした。 (2023.04.25 16:55:28)

Re[1]:バンドネオン(07/07)  
inti-sol  さん
北のモジャくんさん

初めまして!!
イングリッシュ・コンサーティーナとアングロ・コンサーティーナがあるというのは知っていましたが、これがどちらなのかは知りませんでした。ありがとうございます。
ボリビアでも、「エストゥディアンティーナ」というスペイン起源の音楽にもっぱら使われ、それ以外のジャンルでは見かけることは少ないように思います。

改めて検索したら、YouTubeに「ボリビアのコンサーティーナ」という動画がありました。

www.youtube.com/watch?v=pM9zjVq_ztU

全部スペイン語で、私のスペイン語力では全部を理解するにはかなり時間がかかりますが、冒頭部分のナレーションでは、イギリス原産なのでイングリッシュ・コンサーティーナとも呼ばれていることが触れられています。その後のモイセス・ペレス(コンサーティーナ奏者・収集家)のインタビューで、ボリビアには1900年頃イギリスの船舶によってアルゼンチンを経由してもたらされたこと、南米ではボリビアだけに根付き、近隣のアルゼンチンやペルーにはほとんどない※ことなどが語られています。

※蛇腹楽器としては、アコーディオンはペルーやアルゼンチンも含め南米に広く定着していますし、言うまでもなくアルゼンチンにはバンドネオンもあります。

他のグループでは、「コジャマルカ」というグループの動画でもコンサーティーナが使われています。

www.youtube.com/watch?v=0BBko5WdCEc&t=30s (2023.04.25 20:18:24)

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