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2019.07.09
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カテゴリ: 政治
「安倍礼賛者」にされた左派の論客 リベラルは共闘下手


これらの批判は、政権支持派からではない。味方。リベラル、左派と呼ばれる人たちからの舌鋒だ。
松尾さんに直接聞くと、苦笑しながら、批判はかなり気になる様子だった。

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まことに遺憾ながら、私も左翼、いや、もはや自分では左翼崩れだと思っていますが、その端くれとして、左翼陣営の一部に、極度に「狭い」人がいるということは認めざるを得ないと思います。

かつては共産党がそういう「狭さ」の代表格だった時代がありました。自民党を非難攻撃するのと変わらないトーン、下手をするとそれ以上の激しさで他の野党も攻撃していたものです。当然、国政選挙では、沖縄を除いて他党との選挙協力は皆無でした。自らは常に正しい、他党はすべて間違っている(もちろん、政党たるもの、ある程度までは「わが党がもっとも正しい」という意識を持っていて当然ですが、程度というものは必要でしょう)という態度は、しばしば「唯我独尊」などと揶揄されたものです。
もっとも、共産党だけに全面的に非があったとは言い切れません。野党の中でも最左派であった共産党を敵視するほかの野党も少なくなかったし、国会の外では、逆に共産党より左側にいる、新左翼からのの激しい敵意にもさらされていました。

そういった状況が大きく変わったのは、2015年、安保法制の強行採決を契機として、共産党が他党との共闘路線に全面的に路線変更したことによります。それ以降、共産党の側は、ホンネでは色々不満はあるに違いありませんが、よくそれを押さえて、野党共闘を優先しているなと感じます。

ところが、そういう大政党の動向が大きく変わった一方で、左派陣営の一部には、以前とまるで変わらない「狭さ」を持ち続けている人がいます。
共産党を唯我独尊だったと書きましたが、政党間の協力関係はともかく、有権者との関係では、唯我独尊だったわけではありません。もちろん、それは他の党も同じですが(少なくとも中選挙区時代は。現在はかなり怪しくなってきました)。党の公式見解と少しでも意見が違ったら反党分子だ!などという態度を、有権者に対して示したら当選なんかできるわけがないのだから当たり前です。

しかし、選挙で洗礼を受ける必要がない「熱心な運動家」の中には、ごく一部ながら首を傾げたくなるような人がいることは、残念ながら否定しようのない事実です。自分の意見と寸分でも違うと全面否定して敵認定する人、過去の遺恨を延々と根に持ち続け、しかもそれを第三者にまで共有を求める人。リベラルとは寛容の精神に基づく主張のはずなのに、欠片ほどの寛容じゃないじゃん、と思うことは、正直言ってあります。
もちろん、ごく一部です、人数的には。しかし、そういう人に限って声が大きかったりするので、影響度(悪影響度)では必ずしもごく一部とは言えなかったりします。


そういうわけで、引用記事の後半部分がどんな内容か分かりませんが、前半部分を読んだ限りは、「そのとおおり」と言わざるを得ません。
そういう人が、「味方」であるはずの人物の、ちょっとした不一致点、気にくわない点を見て「安倍の手先」などと叫ぶのでしょう。

自分と半歩でも主張が異なれば不倶戴天の敵、というのでは、あまりに狭すぎます。そのような政治的純血主義で、本人の自尊心は満たされるかもしれないけれど、支持を広げたり、目標を実現することは不可能と言わざるをえないなと私は思います。
敵を味方にしていかなければならないのに、味方を敵にすることしかできないようでは、先細り以外の結末はありません。





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最終更新日  2019.07.09 19:00:13
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