inti-solのブログ

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2024.11.01
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テーマ: ニュース(100302)
カテゴリ: 環境問題
富士山まだ初冠雪ならず 過去130年間で最も遅い記録を更新 11月に持ち越しは初

今シーズンは未だに富士山の初冠雪の便りが届いていません。
今日10月最終日、関東甲信地方は広く晴れて、池袋サンシャインからも富士山は良く見えていますが、山頂に雪化粧した姿は見られませんでした。
富士山の初冠雪は、平年日が10月2日で、昨年は10月5日に観測されました。これまで最も遅い記録は、1955年と2016年の10月26日となっています。
今年は1894年の統計開始以来、過去130年間で最も遅くなっており、富士山の初冠雪が11月に持ち越しになるのは初めてのことです。
今年2024年の日本の夏の平均気温は、統計開始以来、2023年と並んで過去最高となりました。9月、10月も異例の暑さが長引き、富士山でも雨の降る条件はあっても山頂で雪にならない状態が続きました。
この先は、明日11月1日夜から3日朝にかけて、関東甲信地方では広い範囲で雨が降り、まとまった雨になる所もあるでしょう。
ただ、このタイミングでは、暖かい空気が流れ込むため、富士山でも雪ではなく雨になりそうです。
その後は、6日明け方から昼ごろにかけては富士山付近でも一時的に降水となりそうです。寒気が流れ込み、山頂付近では雨から雪に変わるでしょう。7日は次第に晴れるため、7日朝は遅れている富士山の初冠雪が観測される可能性があります。

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10月中に富士山が冠雪しない(11月1日の今日も冠雪はしていないはずです)とは、びっくりです。
引用記事にあるように、初冠雪の平年値は10月2日ですが、早ければ8月に初冠雪を記録することもあります。2008年に8月9日に初冠雪を記録したのが、観測史上最も早い初冠雪です。
現在は富士山頂の測候所は無人なので積雪量の観測はしていませんが、有人で積雪量の観測をしていた2003年以前の記録を見ると、年にもよりますが、11月1日もう根雪が付いている年が多かったようです。例えば1992年11月1日には、富士山頂の積雪量は既に52cm、2002年11月1日も27cmありました。
そこから考えれば、11月1日までにまだ一度も積雪がない、というのは驚くべきことです。

今年は全国各地で記録的猛暑であり、秋に入っても高温が続きましたが、富士山でも状況は同じ、ということが出来そうです。

それにしても、気温の逓減率(100m高度が上がると気温は0.6度下がる)を考えれば、富士山頂は平地より22度も気温が低いわけです。それにもかかわらずまだ冠雪がない。明らかに異常気象ですし、温暖化の一局面であることは間違いないでしょう。

このままいくと、冬山の時期に、各地の山にちゃんと雪が積もるかな、少々不安になってきます。





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最終更新日  2024.11.01 21:43:21
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