オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年03月24日
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3月20日(水)にロサンゼルス・フィルのコンサートに行ってきました(サントリーホール)。

・アダムズ:ピアノ協奏曲(ユジャ・ワン)、マーラー:交響曲第1番

ドゥダメルはカリスマ性ありますね。
お恥ずかしながら、ドゥダメルを聴くのは録音も含めて初めてです。何の予備知識もなくドゥダメル・デビューしました。
アダムズですが、自分には現代音楽に対する理解力が極めて不足していることもありコメントは控えさせていただきます。全く演奏とは無関係なつまらない話ですが、この日のサントリーホールは今まで見たことがないほどに舞台後方を高くせり上げていたので、演奏者は舞台袖を出てから一旦舞台後方に回り階段で舞台に昇り、最後方のコントラバス楽員とせり上がった舞台の縁との間の狭い場所を通らないとピアノや指揮台の設置場所まで入場できない構造になっており、ユジャ・ワンが超ハイヒールでそこを通るたびに顔をしかめていたことから、カーテンコールが1回しかなく、アンコールも無かったのはそのせいだと思われます。
さてタイタンですが、聴きようによっては誇張とも受け取れるメリハリが利いた強弱や、大胆なテンポの揺れが随所に見られたことに加え、全体的にマーラー特有の憂いが影を潜めていたこともあり、今まで聴いてきたものとは明らかに「趣を異にする」パフォーマンスでした。しかしながら、ドゥダメルの見事な統率力のある指揮ぶりで緊張感が保たれ、常に熱量を感じさせる快演でありました。デフォルメについても、ことさらに一部分だけを強調するというものではなく、一貫した構成の中の表現であり、いやらしさや違和感は全くありませんでした。
再度別プログラムでの実演を是非聴いてみたいと、再来日を願いつつ会場を後にしました。





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最終更新日  2021年08月18日 20時21分27秒
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