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グリーンカレーのカレーうどんです。ピリッとした辛味があって太麺ももっちりとして美味しかったです。
2017年10月30日
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特殊能力を持つ支配階級「シルバー」と、奴隷階級からなる「レッド」。レッドでありながら能力を持つメアは、シルバー達との戦いに挑むというストーリーですか、最初から最後まで面白くて一気読みしてしまいました。メアは、レッド・クイーンとなれるのか…何だか気になる終わり方でした。
2017年10月28日
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この作品をいつか読みたいなと思っていたのですが、ブックオフで売っていたので即購入して先ほど読了しました。全てを奪われた伯爵令嬢が、魔性の女となって自分からすべてを奪った男に復讐するという話なのですが、英国貴族の優雅な生活風景と、男女の心の機微がうまく描かれており、どんな結末を迎えるのだろうとハラハラしながらページを捲る手が止まりませんでした。最後はシルバーからすべてを奪ったチャールズと、ジェイクの妻を殺したヘレンは自業自得のような形で死にました。野心の塊だったようなチャールズは、最期は絶望とともに死んでいきましたが、シルバーが直接手を下すことをしなくても死んでいましたね。ハッピーエンドで終わってよかったです。
2017年10月28日
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汚染食品横流しの真相を追う主人公・羽川。彼の友人・竹脇が汚染食品横流しを週刊誌で暴露して自殺した社員の遺族が世間からパッシングされるというのも辛いですね。事件の真相と犯人が判り、何だかやりきれない気持ちになりましたが、ラストが希望に満ちたものでよかったです。
2017年10月28日
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母と一緒に、この前イオンに新しくオープンしたステーキハウスで夕食を食べました。わたしと母が頼んだのはアンガス・サーロインステーキ。肉の旨味がしっかりしていて美味しかったです。ただ、店内が煙たかったのが気になったかなあ。サラダバイキングでパスタやサラダ類、スープ類、カレーは美味しかったです。
2017年10月28日
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京極夏彦さんの作品は、この前借りた塗仏の宴を読みましたが、この作品を読んだのは初めてです。ホラーミステリーというべき作品なのでしょうか、何だか事件の背後に隠されて居た真実が明らかとなり、解決したものの悲しい結末を迎えてしまいましたね。
2017年10月24日
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今日、支部でわたしがフォローしていた方が、突然二次創作活動を休止されました。その方のツイートを拝読しましたが、その方を誹謗中傷したりする心無い人が居て、そのせいでその方は活動を休止されたとのことでした。わたしも支部に二次創作小説を書いていて、一方的に「ヘイト創作」だと決めつけられ、傷ついた事がありました。他人を傷つける言葉や行為は、やがてその人に跳ね返ってきます。嫌いなものをわざわざ見て文句を言い、誹謗中傷したりする人の神経がわかりません。
2017年10月24日
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大学時代、ちょっとだけ観ていて、数年前に某動画サイトで全話観て夢中になったアニメ「明日のナージャ」の続編小説です。ウィーンで母・コレットと再会し、ダンデライオン一座と再び旅に出るシーンで最終回を迎えた明日のナージャでしたが、その最終回から3年が経ち、16歳となったナージャは母・コレットと共にワルトミュラー伯爵家で暮らすことに。祖父のプレミンジャー公爵から貴族の令嬢に相応しい教育を受けたナージャは、再び広い世界を見る為、ウィーンを飛び出し、ダンデライオン一座と共にパリへ向かいます。プレミンジャー公爵、アニメではコレットとナージャの父親の仲を引き裂いたり、ナージャは熱病で死んだと嘘を吐いたり、ナージャとコレットを会わせなかったりと、何て酷い爺さんなんやと思いましたが、3年暮らしているとナージャへの態度は軟化してきたようで、ダンデライオン一座と共に旅立つ孫娘への餞として、こういう言葉を贈っています。「いつも毅然としていて、正しいことは正しい、間違っていることは間違っていると、自信を持って言いなさい。力にものを言わせておさえつけようとする者にはひるむことなく立ち向かい、弱く助けを求めている者には、ためらうことなく手を差し伸べなさい」(P.37より)このプレミンジャー公爵の言葉は、フランシスの「ノブレス・オブリージュ」の精神にも繋がっています。16歳の誕生日を祝う舞踏会でフランシスと踊るナージャ・・キースとフランシスとの間で揺れる彼女の心は、3年経ってもそのままでしたし、フランシスはフランシスで何か思う所があるようです。からくり自動車が事故でなくなってしまったのは悲しかったなぁ。パリで劇場を買い取るも、それが廃屋同然のもので、詐欺に遭ってしまったナージャは諦めずに、義父から貰った経済の本をヒントに劇場をオープンさせる計画を立てます。ナージャの機転の良さと頭の回転の早さ、そして前向きな姿勢・・13歳の時に母・コレットを探し続けた彼女の強さは変わりませんでした。ローズマリーも出てきましたが、彼女は相変わらずで、3年経ったからといって性格が変わる訳がないかと妙に納得してしまいました。ナージャのコレット探しを妨害したり、ナージャに成り済ましたりしていましたしね・・アメリカで新事業を立ち上げるローズマリー、女性実業家になってヨーロッパに帰ってきそうですね。劇場は華々しくオープンし、こけら落とし公演も大々大成功に終わったナージャが、孤児院仲間のニコルと再会したシーンにはうるっときてしまいました。この小説には女性の生き方の変化、社会の変化などが描かれており、21世紀の現代では当たり前の事が、ナージャの時代(1910年代)にはあり得ない事だというのが驚きでした。キースは実業家として成功し、飛行機事業に携わっていると・・彼には先見の明がありますね。面白くて一気に読んでしまいました。明日のナージャが好きになり、二次創作小説も一時期書いていましたが、今でもナージャの事が大好きです。
2017年10月21日
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原作の方を未読のまま、先にアニメの方を観たのですが、作画が美しいし、声優さんも豪華で一気に観てしまいました。全4巻ありますが、アニメで観ると映像美もさることながら、三組のカップルの心の揺れなどがダイレクトに伝わってきました。特に、月島と黒田の話が・・月島切腹前夜の、黒田と最初で最後の契りを交わした日の翌朝に、髪を下ろした月島が襖を閉めた後の、部屋に残された黒田の涙が・・もう、泣きそうです。そして黒田の、最後のモノローグが泣けます。愛する人を一途に想い続ける―ボーイズラブですが、純粋な愛の物語です。
2017年10月21日
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今更ながら、中村春菊さんの名作漫画を読みました。持ち主の愛情を感じて大きく成長するハイブリッドチャイルド。小太郎と葉月の話も、瀬谷とゆずの話もいいですが、特に泣けたのは、黒田と月島の悲恋話でした。互いに両想いなのに素直になれず、月島と悲しい別れをした黒田…月島に似たハイブリッドチャイルドが、黒田に向かって桜の枝を「やる」と言ったシーンは黒田と一緒に泣きそうになりました。生まれ変わった二人が幸せになれるといいなあ…
2017年10月21日
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録画していた綾瀬はるか主演のドラマ「奥様は取扱注意」を観ました。今回は、いじめについて。学校、会社、家庭、地域…狭い世界には必ず派閥があり、いじめというものが存在します。加害者に対して、暴力ではなく、被害者の主婦に簡単に折れない心を作るトレーニングをする綾瀬はるか。いじめというものは、恐喝・暴行・傷害・殺人未遂…いじめは、犯罪行為です。他人を恐怖や暴力で支配し、強さを誇示する者は結局孤独になるー綾瀬はるかの言葉がズシンと胸に響きました。狭い世界から抜け出す勇気、正しい行いをすれば誰かが見てくれるーそんなメッセージが番組に込めらていたような気がしました。
2017年10月19日
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多重人格をテーマにしたホラーサスペンスなのですが、千尋の中に居る凶暴な人格「磯良」が千尋の中から去ったのかなと思って読んでいましたが、最後のページで衝撃を受けました。「黒い家」や、「天使の囀り」、「悪の教典」も読みましたが、この人の作品は面白いのですが、どれも後味が悪いですね。
2017年10月14日
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最初から最後まで、ハンニバルの復讐がどのような結末を迎えるのかが気になって、ページを捲る手が止まりませんでした。ハンニバルが殺人犯となってしまったのは、残酷な事実が彼の精神を打ちのめしたのでしょうね、きっと。
2017年10月14日
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仙台箪笥に隠された、五言絶句の漢字の意味を探る光彦。今回はある人物の出生の謎と、殺人事件の真相が明らかになりましたが、名家と呼ばれる家が没落の憂き目に遭うというのは、何処か太宰治の「斜陽」を彷彿とさせました。
2017年10月14日
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今回の事件はイルミナティ絡みの殺人事件で、ビルの家族、特に父親の正体が明らかになりました。 自分以外の家族が父親の正体を知っていたなんて、ビルは余程ショックを受けたことでしょうね。 ジュリア様の華麗なる登場シーンには思わず感嘆のため息をつきましたが、ジュリア様のロベルトに対するドSっぷりが歪みなかったです。 でも、それよりもロベルトの平賀に対する感情がダダ漏れでした。 幽霊屋敷の窓から飛び降りたロベルトを受けとめるビルのすがたに、また新たな扉を開きそうになりました(笑) 最後に、ジュリア様の登場シーンで、「天使のような悪魔」の部分を読んだところで、近藤真彦さんの「ミッドナイトシャッフル」のサビを思い出してしまいました。
2017年10月14日
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明治から昭和という激動の時代を生き、天皇の料理番としていきた篤蔵の生涯を描いた作品で、数年前に佐藤健主演でドラマ化されましたね。フランスへ渡った篤蔵に待ち受けていたものは、理不尽な人種差別でした。帝国主義時代の欧州諸国は、中国や東南アジアを植民地化し、現地人から労働力を搾取していました。白人優位主義社会のパリで、技術を研鑽する日々を送る篤蔵ーこの作品を通して、仕事に対する熱心さや、努力することへの大切さを感じました。
2017年10月14日
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国民的人気スターである夫・ハリーの本性を知ったキャロンは、孤独な闘いに挑む事にー家庭内暴力を取り扱った作品でしたが、ハリーはサイコパスですね。自分の欲望の為、他人に危害を加えてもいいと思っている怪物。真実が明らかにされましたが、ハリーが死んでも彼の犠牲者達が生き返らない。ですが、キャロンとハリーの息子・ジョッシュには輝かしい未来があると信じています。
2017年10月12日
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ヴァンパイアものなのですが、ヒーローのラスもヒロインのエリザベスもカッコよくて惚れてしまいそうでした。シリーズ第一作目とあってか、色々と謎が多い部分がありますが、面白くて一気に読んでしまいました。
2017年10月12日
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ノルウェーで起こった怪死事件の真相を追うロベルトと平賀。 シン博士が何故ローレンを憎む理由があきらかに。 シン博士の親友・マッカリの死はローレンとは関係ないだろうけれど、シン博士はローレンを許せないのがわかるような気がします。 事件の犯人・ハリソンとガルドウネとの関係ークローン実験と脳移植など、恐るべき事実が明らかに。 それよりもロベルトが平賀を守ろうとして窒息死しかけるなんて、余程平賀が大事なのですね。 ジュリア様が今回も怖かった。 マッカリの脳を移植されたラースは殺されてしまいましたが、彼が飼っていた狼達はシン博士によって大事に育てられることでしょうね。 マッカリの記憶が、ラースの中で生きていたという事が、ちょっとウルッと来ました。 最後に出てきたのは、ローレン…彼は一体何処に居るのでしょうか?
2017年10月12日
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今回は吸血鬼伝説にまつわる殺人事件の調査ということで、ロベルトと平賀が英国の田舎町で調査に当たるのですが、英国はローマ=カトリックと断絶したので、英国国教会(プロテスタント)である住民達は二人に対して冷たいです。吸血鬼の正体が後半にわかり、名前は忘れたけど嗜血病になった教授とその助手が怖かった。それよりもエルトン伯爵と、ジュリア様との関係が何だか怪しいですね・・
2017年10月12日
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セブンイレブンでチョコミント氷を買いに行ったのですが、なかったので前から気になっていたこのアイスを買いました。バターの香りがあり、それがバニラビーンズとの相性が良くて美味しかったです。森永ビスケットサンドも好きですが、このアイスも好きです。
2017年10月09日
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通子と夫の愛人・多衣との関係が一言では表現できないような関係ですが、姑が遺した料亭を再興させた通子の姿が凛々しくて美しかったです。
2017年10月08日
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ドラマは観ていませんが、家で居場所がなくなった少女・みふゆが、東京で新たに居場所を作って行く話なのですが、みゆふが策士で強かで、なんだか彼女の居候先の鹿島田家の人々に余り好感が持てなかったです。 まあ、隆平がマトモでよかったです。 彼と結婚して自分の居場所を見つけたみふゆ。 爽やかな読後感とともに、本を閉じました。
2017年10月08日
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勝気で行動力のありるヒロイン・ジリアンと、野性味溢れるヒーロー・ベンが繰り広げる冒険ロマンス。 何だか最初から最後まで夢中にはなって読みました。
2017年10月08日
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きのこクリーム、何だかカップヌードルではなく、きのこクリームのパスタを食べているようで、美味しかったです。 クリームソースのパスタが好きな人にはおすすめです。
2017年10月08日
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閉鎖的な田舎町特有の人間関係やしがらみ、そして事件の真相などがあきらかにされましたが、代助や翔一郎、真琴、そして愛美はこの町の犠牲者だといってもいい。 これから真琴と代助は幸せになれるのかな、と思いながら本を閉じました。
2017年10月08日
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シリーズものですが、物語のテンポが良くてあっという間に読めました。主人公夫婦が互いに信頼し合っている関係がいいですし、脇役である主人公の義妹・リリーも好感が持てる女性です。この人の作品は、別のシリーズのものも読みましたが、そのシリーズも面白かったです。機会があったら、この人の作品をまた読んでみようと思います。
2017年10月07日
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亡くなった友人を想う人達の、心の機微を描いた作品。 死んだ人というのは、その存在が完全に忘れられること。 でも加地君は、彼らの中に生きている、いつまでもずっと。
2017年10月07日
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「シンフォニア 天使の囁き」 良太君が健気で、家族想いのいい子ですね。 まさか彼がヨゼフがロベルトに遺したノートを見つけるとは…ジュリア様が良太君を助けたのは純粋に好意ゆえなのでしょうか、それとも… 「ペテロの椅子、天国の鍵」 ここに登場していた法王様は、ベネディクト16世かな? 「魔女のスープ」 平賀とロベルトコンビ、そして小説家のエリーナの息がぴったり合っていて面白いし、ロベルトのニックネームが何故かフランス人、そして平賀がまさかのシンwその理由がローレンの名誉を守る為って、平賀めっちゃいい人ですね。 「独房の探偵」 幽霊屋敷で起きた殺人事件を推理するローレンと、彼に翻弄されるアメデオ。 フクロウが象徴するものは、西洋と東洋では全く違うのですね。 屋敷にいた幽霊の正体はその家の子供で、誰とも話さず酷い栄養状態に陥っていました。 何だか犯人の状態を想像すると彼が育った環境があまりにも酷すぎる。
2017年10月07日
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難民問題に鋭く切り込んだ作品でした。 日本は難民鎖国と呼ばれるほど、難民を受け入れない国です。 ですが欧米のように難民を多く受け入れたら、その弊害も生まれる訳ですし…犯人グループの主張はわかりますが、総理大臣に彼らは利用されていたのですね。 何だか後味の悪い結末を迎えましたね。
2017年10月07日
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何だか切ない恋愛小説でした。
2017年10月07日
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強化合宿で、リンクメイトの美桜と真子と差をつけられ、焦るかすみ。 自分の才能を信じられないのは誰にだってありますよね。 コーチの寺島先生の言葉が、胸に響きました。
2017年10月07日
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今回はかすみの前にフローラというライバルが現れるのですが、フローラはヨーロッパの小国・エルフグレーン王国の王女なのですが、両親と祖母を亡くして孤独に生きていました。 どこの国でも人種差別はありますが、フローラにとっては酷なことだし、優勝しろとプレッシャーをかけられるのも可哀想です。 かすみは父親を交通事故で亡くしているから、フローラの気持ちがわかるんですよね。 フローラが留学することになり、これから色々と楽しくなりそうです。
2017年10月07日
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フィギュアスケート選手の競技人生は短いから、かすみや冬樹ぐらいの年齢から高校生までがピークの時期なんですよね。 ラストでスランプに陥ってしまったかすみが心配です。
2017年10月07日
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このシリーズ途中から読み始めたのでストーリーが余り把握できませんでしたが、フィギュアスケートを題材にした小説で、読み応えがあるしヒロインのかすみの成長がこれから楽しみです。
2017年10月07日
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母親から虐待を受け、両親から捨てられ、愛を求めて彷徨うガブリエラ。上巻のガブリエラが母親から虐待を受けている場面が読んでいると痛々しくて、思わず顔をしかめてしまいました。成人したガブリエラがいくつもの別れを経ながら、本当の愛に出会ってよかったと思いながらも、彼女の父親の無責任さに腹が立ちました。ガブリエラが修道院で暮らした時期が一番幸せだったのでしょう。カトリック教徒のダニエル・スティールが描く作品にはどれも家族愛と赦しがテーマですが、この作品は面白くて一気読みし、ガブリエラとピーターの幸せを願いながら本を閉じました。
2017年10月04日
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大阪でしたたかに生きながら。大胆不敵な金塊強奪計画。最初から最後までスリリングで、あっと言う間に読了してしまうほど面白かったです。
2017年10月04日
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一人の女性・デイジーを想い続けるギャッツビー。何だか切ない物語でしたが、デイジーとギャッツビーの関係が作者・フィッツジェラルドと彼の妻であるゼルダとの生活が投影されている事に後書きを読んで気づきました。ギャッツビーが闇を心に抱えていた描写がリアルだったのは、フィッツジェラルドの実体験ゆえだったのだなぁと思いました。
2017年10月04日
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テレビの世界を舞台にしたロマンティック・サスペンスです。ヒロイン・アニーはドラマスクールの教官から酷いセクシャル・ハラスメントを受けていましたが、その教官・ロジャーは事が公になり解雇され、アニーの恋人・ジョニーは突然失踪してしまいます。それから月日が経ち、アニーは売れっ子の女優となりますが、彼女の元には脅迫めいたヴァレンタイン・カードが届くようになり・・というストーリーなのですが、前半はアニーとジョニーの過去、そしてアニーと母親との関係を描いたもので、アニーの母・トル―ディーは、自分が叶えられなかった夢を娘に託し、彼女の人生を支配しようとする「毒母」そのものでしたね。ドラマのキャストが次々と何者かに絞殺され、犯人が元刑事で脚本家のショーンなのかと思いながら読み進めましたが、犯人がまさかあの人だったなんて驚きました。家庭環境でその人の人生が大きく左右されるというのは、確かですね。「子は親を選べない」という言葉は、真実だと思います。
2017年10月04日
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一流の娼婦になりたくて、禁じられた場所へと足を踏み入れてしまったサラ。作者の自伝的小説で映画化されたことがありますが、「フィクション」としては大変面白く読めました。ただ、暴力描写などがあるので、そういったものが苦手な方には余りおすすめ出来ないかも。
2017年10月04日
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父親殺しの罪を犯した為、五香苑にて蟄居(ちっきょ)の身となった重興。その世話をする為、五香苑で女中として働くことなった多紀は、重興の中に眠るいくつもの人格の存在に気づくー時代物でありながらも、人間の心の闇を描き出したミステリーでした。出土村焼失の謎と、神鏡湖に沈んだ男児たちの遺体は、重興の父・成興が北見藩の為に企てた陰謀によるものでした。成興は、息子を虐待していました。虐待された子供は現実逃避をする為に別の人格を作り出すと言われていますが、重興は父から虐待を受けるたびに、「羅刹」という存在を生み出してしまい、彼は父親を手に掛けてしまったのでした。真実が明らかになり、神鏡湖に沈められた男児たちの魂は、白馬に導かれて帰るべき場所へと帰りました。犠牲となった者達は帰って来ませんが、清らかな白い雪がその者達の魂を癒してくれることでしょう。作家生活30周年を記念する作品とあってか、大変読み応えがあった作品でした。
2017年10月04日
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北関東の田舎町・針山の小学校で起きた二人の少女の死と、失踪事件。主人公「ぼく」の目線から事件の概要、そしてクラスに君臨する女王「マキ」と「エリカ」の存在を描いたミステリー。クラス内のカースト(階級制度)については、米倉涼子さん主演のドラマ「35歳の高校生」で知っていましたが、小学校を舞台にしたカーストによる残酷ないじめなどがあり、それが教師には全く気づかれていないという怖さ―子供というは残酷な生き物である事を思い知らされた作品でした。主人公の正体ですが、一人称が「ぼく」なので、てっきり男の子かと思っていたのですが、まさかの女の子だったとは・・日本語には色々と自分の事を指す一人称の種類が多いので、性別が時折解らなくなることがあるのがよくありますね。その「ぼく」が、全てを仕組んでいたのは、幼馴染のメグを守る為という動機が、純粋でしたね。一応ハッピーエンドで終わったのかな?と思いながら本を閉じましたが、最後まで飽きさせない作品でした。そういえば最近、広告で見かける小学校のいじめを題材にした小山 鹿梨子さんの「校舎のうらには天使が埋められている」という漫画、ヤフーブックスで少しだけ読みましたが、これも怖いです。ウィキペディアの記事には、ガッツリとネタバレが書かれてあったのですが、一度機会があったら読んでみたい漫画です。
2017年10月04日
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サンドラ・ブロック主演のサスペンス映画。コンピュータープログラマーのアンジェラ(サンドラ)は、ある日友人・デールから送られて来たファイルにある企業の陰謀が隠されている事を知るが、彼女が休暇へメキシコへと向かう前夜、デールが謎の飛行機事故死を遂げる。メキシコでジャックという男と知り合うが、その男は彼女を殺そうとする刺客だった。昔の友人・アランまでもが殺され、孤立無援の中アンジェラは一人巨大企業に戦いを挑む・・というストーリーなのですが、この映画が製作されたのは1995年、「Windows95」が開発され、世界的大ヒットが生まれた22年前の作品です。当時、インターネットは電話回線接続のみで、画像やデーターファイルの読み込みは遅かったものの、徐々にコンピューターが病院や警察、クレジットカードなどの顧客情報を管理するようになりました。防御システム″ゲート・キーパー″を開発しているソフトウェア会社が、そのシステムを隠れ蓑にして政府がシステムを導入することを反対していた国防長官を自殺に追いやりました。真実を知ったアンジェラは、ソフトウェア会社に侵入し、自分に成り済ましたルース・マークスのコンピューターからデーターをフロッピーディスクにコピー、そのファイルを見本市で展示されていたコンピューターを使いFBIへとファイルをメールと共に転送、データーを壊すウィルスが入っているフロッピーディスクをコンピューターに仕込み、ジャックに「ESC」ボタンを押させ、システムを全滅させました。22年前の作品とは思えない程コンピューターによるデーター管理のセキュリティー対策の甘さ、ウィルスの危険性などを描いており、現代に於けるネット社会でも自分がいつアンジェラと同じような目に遭ってしまうかもしれないと思いながら夢中になって観ました。緻密に計算され、組み立てられたジグソーパズルのピースを一つずつ嵌めるような作品でした。
2017年10月04日
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「奇跡体験アンビリバボー」で紹介されていた本です。生活の為にスパイとして働いた父親と、その息子の半生を描いたものですが、国を裏切った者は正常な社会生活を送れず、父親がスパイだというだけで子供達が理不尽な目に遭うという厳しい現実がありました。父親の仕事を受け継いだ息子・ネイサンもまた逮捕されますが、ネイサンも生活の為にスパイをせざるおえなかったのでしょうね。親子の間に確執は多少なりともあったのでしょうが、血を分けた者同士互いに憎み合うことが出来なかったのでしょうね。
2017年10月02日
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「それにしてもお前は恐ろしい奴だ。何の罪もない妹分に殺人の濡れ衣を着せるとは・・」「あの子が悪いんどす、うちより目立つさかい。」鈴江はそう言うと、男の肩にしなだれかかった。「お前は昔から悪賢い奴だったな、鈴江・・いや亮輔。」「本名で呼ぶのはやめてくれない?本名で呼ばれると何だかあの女の事を思い出して虫唾が走るんだ。」 はんなりとした京言葉から急に砕けた口調でそう言った鈴江は、自分の幼馴染である男を睨んだ。「すまん、すまん。数年とはいえお前の母親と結婚した仲だから、ついお前を本名で呼んぢまった。これからは源氏名で呼ぶことにするよ。」「わかればいいんだよ。」鈴江はそう言うと、窓枠に凭れかかった。「なぁ鈴江、お前元の時代に戻りてぇと思った事はないのかい?」「ないね。ここには俺を知る者は誰も居ない。金の無心ばかりしている社会の屑みたいな従兄も、そいつを野放しにしておきながら、偉そうに俺に説教を垂れる糞婆も居ない。不便な事が多いけれど、煩わしい人間関係から解放されて快適なんだよ、この時代で生きるのは。」 鈴江―楢木亮輔はそう言って男の方を見た後、咥えていた煙管に火をつけた。 亮輔は金沢市内でスナックを経営する母親と、ある資産家の御曹司である父親の私生児として生まれた。 ロシア人のクォーターである父親の血を色濃く受け継いだ亮輔は、金褐色の髪に淡褐色の瞳という日本人離れの容姿の所為で、近所の住民達や学校の教師、そして同級生達から苛めを受けた。 母親は亮輔がいじめられていることに気づきながらも見て見ぬふりをした。それどころか、機嫌が悪い時は亮輔に暴言を吐くなどの精神的虐待を加えた。 何故、自分は生まれて来たのか―己の存在意義を見出せずに、高校生となった亮輔は、閉鎖的で陰鬱とした故郷を飛び出して上京した。 東北や九州からの出稼ぎ労働者などが集まっている東京という街は、外国人の姿も多く、故郷で常に侮蔑と好奇の眼差しを向けられてきた亮輔だったが、それらの視線よりも彼は憧憬と羨望の眼差しを周囲から向けられている事に気づいた。「亮ちゃんって、スタイル良いし足も長いよねぇ。やっぱ外人の血が入っているといいわねぇ。」年を誤魔化して働くことになったスナックのママから、初日に亮輔はそう言われて己の存在意義を漸く見出せたのだった。 自分には他人にはない物がある―それがやがて、亮輔の強みになっていった。上京して数年経ったある日、亮輔はいつものように勤務先の高級クラブから自宅へと帰る道すがら、彼は強盗に襲われ、預金通帳と印鑑が入ったハンドバッグ、首に付けていた祖母の形見の真珠のネックレスを奪われそうになって抵抗したところを、ナイフで胸を刺されて路上に蹲ったまま倒れて意識を失った。 死んだとばかり思っていたが、目が覚めたのは幕末の京都で、亮輔は祇園の置屋の部屋の中に居た。「目ぇ覚めたか?あんた、名前は?」時代劇からそのまま出て来たかのような髪型をした女性からそう名を尋ねられ、亮輔は咄嗟に源氏名である鈴江を名乗った。「鈴江か、ええ名やなぁ。鈴江、何処にも行く当てがなかったら、ここで暮らしてみぃひんか?」そう言った女将の言葉に、鈴江は静かに頷いた。 こうして、鈴江は過去の自分と決別し、祇園の芸妓として生きることになった。 日本人離れした容姿に加え、卓越したコミュニケーション能力で、鈴江はたちまち芸妓として売れっ子になった。 このまま自分の天下が続いたらいい―そう思った矢先、鈴江の前に邪魔者、自分の不動の地位を揺るがす敵が現れた。 金髪碧眼の敵の名は、千尋といった。この作品の目次はコチラです。にほんブログ村
2017年10月02日
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ロベルトの過去を描いた「日だまりのある所」は、読み終わった後泣きそうでした。 ヨゼフと平賀に彼が出会っていなければ、ロベルトはこの世の全てを憎んでいたかもしれませんね。 サウロ大司教の過去も壮絶なものでした。 ジュリア様の秘密が明らかになり、「サタンの裁き」で死んだのは彼の替え玉だったのですね。 色々と読み応えがある短編集でした。
2017年10月01日
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