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主人公・麻美の彼氏がスマホを落としたことをきっかけに、狡猾なハッカーに狙われる麻美。そして連続殺人犯も、麻美を標的にする・・というストーリーなのですが、今や個人情報が詰まったスマホを落としたら、個人情報が丸裸にされ、誰しもが犯罪の被害者となりうるのだという作者なりの警告をこの作品を通してわたしたち読者に発しているのだと思いました。最近よく聞く「インスタ映え」や、「SNS依存」など、人の心の闇を垣間見たかのような気がしました。「いいね」欲しさに過激な画像を撮ったり、非常識な行為をする人達・・SNSの在り方を考えさせられるような作品でした。麻美の正体が終盤に判明され、驚きましたが、彼女の妹はネットに殺されたようなものですね・・麻美として生きてきた山本美奈代の幸せが来ることを願いながら本を閉じました。
2017年11月29日
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最終巻。 幽霊山で魂食らい達と戦うトラク、レン、そしてウルフ。 戦いは幕を閉じ、トラクとレンは新たな旅に出る所で物語は終わりました。 これまで夢中になったファンタジーは、ハリポタシリーズ以外なかったのですが、トラクが戦いの中で大きく成長してゆく姿がみられて良かったです。 完結して嬉しいのですが、もうトラク達に会えないという寂しい気持ちでいっぱいです。
2017年11月29日
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ベイルを殺した魔導師に復讐する為旅に出るトラク。 ベイルがいい子だっただけに、彼の死はショックでした。 トラクと魂食らい達との戦いは、次巻で終わるのですね。 何だか完結することがわかっているけれど、寂しいような気がします。
2017年11月29日
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クサリヘビ族の魔導師セシュルによって胸に「魂食らい」の印を刻まれ、氏族から追放されたトラク。彼は呪いを解くため旅に出ますが、セシュルと対峙した彼は、彼女の企みを知ってしまいます。魔術を使える娘・レンと、アザラシ族の少年・ベイルとの関係を嫉妬するトラクの姿が、何だか可愛いです。それよりも、レンの出自が今回明かされることになりましたが、彼女が魔術を使える理由が判りました。セシュルとの戦いはまだまだ続きそうですが、再びトラクが氏族の長に受け入れられてよかったです。今回でも、トラクと狼・ウルフとの強い絆を感じました。これからどんな展開が待っているのか、楽しみです。
2017年11月28日
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悪霊を操る魂食らい達に拉致されたウルフを救う為、極北へと向かったレンとトラク。 二人の友情の素晴らしさにも注目しつつ読み進めていましたが、彼らと魂食らい達との戦いはまだ始まったばかりですね。
2017年11月28日
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森で「魂喰らい」が起こり、その真相を探るためトラクとレンは、アザラシ族の島へ。前回よりも面白い展開が続き、「魂喰らい」の真相が判り、アザラシ族の魔導師・テンリスと、トラクとの関係も明らかになりましたが、テンリスがしたことは許されるべきことではありませんでしたね。トラクにはベイルという新たな友人が出来て、これから目が離せない展開になりそうです。
2017年11月28日
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試写会で観た映画ですが、前世から夫婦だった亜紀子と一和。 夫婦愛について色々と考えさせられました。 単純明快で面白かったです。
2017年11月28日
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ハリーポッターシリーズの始まりとなる作品です。3章まで、自分が魔法使いであることを知らずにいたハリーがハグリッドと出会い、ホグワーツで論とハーマイオニー、そしてダンブルドアと出会って様々な試練を乗り越えてゆく・・というストーリーですが、賢者の石に関する試練をそれぞれ三人が乗り越えていくシーンは手に汗握りました。映画も面白かったのですが、原作ではダーズリー一家が、ハリー宛の手紙から逃げ回るシーンが細やかに描かれており、そのシーンが映画では省略されていたので残念でした。ハグリッドのドラゴンのシーンも、原作とは違いました。まぁ、原作と映画は別ですからね・・児童書のカテゴリーに入るファンタジー小説ですが、大人でも読みやすく、楽しめる作品です。何度読んでも面白い作品です。
2017年11月28日
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※画像は文庫版です。上巻はマグル界でも開催されたサッカーワールドカップとリンクしたかのように、クィディッチワールドカップが開催されて華やかな雰囲気だったのですが、ホグワーツで三大魔法学校対抗試合が開催された辺りから次々と何者かの不気味な気配が…下巻でヴォルデモートが復活して、ハリーと対峙した時から一気にダークファンタジーになりました。ヴォルデモートとハリーとの間には、孤児である事や、同じ素材の杖を使っている事など、共通点が多いですが、それもまた伏線のひとつなのでしょうか?ファッジの本性が露わになりましたが、何故ウィーズリーおじさんが優秀なのに魔法省で出世出来なかった理由が、わかったような気がします。セドリックの死は衝撃的なものでしたが、ダンブルドアの、彼への追悼の言葉が胸に沁みました。ヴォルデモートとの完全対決の日は近いですが、ここからダークファンタジーになっていくこのシリーズ、また最後まで読みたいと思います。
2017年11月27日
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美味しいのですが、何だか物足りない感じがしました。
2017年11月27日
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Gyaoで観た映画です。今から16年前の映画ですが、ストーリーが単純明快で面白かったです。ただ、1時間30分だけのものとあってか、少しストーリーが荒削りの様な気が若干しましたが、両親の離婚後、問題児となってしまった息子ダニーの葛藤や、継父・リックの裏の顔を見た彼の話を誰も信じてくれない大人達の中で、ジョン・トラボルタ演じる父親・フランクだけが信じてくれるという希望が細やかに描かれていて、リックが自分の正体が暴かれるのを恐れてフランクを殺そうとした後、ガレージでダニーも殺そうとした時に駆けつけて来たフランクとの肉弾戦のシーンはどうなるのかとハラハラしながら観ていましたが、ダニーがフランクを助けたことにより、バラバラになっていた家族が再びひとつになったというラストで映画が終わりました。しかし、現実はそう甘くはないでしょうね。親の離婚で一番傷つくのは子供です。離婚する夫婦が増える中、子供の親権争いも激化を辿っていますから、子供の立場としては、ダニーのように精神に問題を抱える子供が多いのではないでしょうか。家族の在り方を問う作品でもありました。
2017年11月24日
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今回はハリーの名付け親、シリウス=ブラックが登場しました。ハリーの両親と、彼らの友人を殺害した容疑で逮捕され、魔法使いの牢獄、アズカバンから脱走した凶悪犯だといわれていましたが、シリウスに殺害されたとされた友人・ピーターが黒幕でした。クィディッチのシーンは毎回読む度に、頭の中で試合の映像が再生されるほど面白いのですが、今回はハリーの守護霊が父・ジェームズが友人の為になった牡鹿だったという事に、再びハリーと両親との間の絆を感じるエピソードでした。ダーズリー一家は相変わらず嫌な奴らですが、ハリーの脅しが効いて彼らがビビるところにはスカッとしました。
2017年11月24日
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35年前に起きた、寄宿学校校長一家失踪事件。その事件の被害者である末娘・エッバが帰郷してから悪夢が幕を開けます。エリカや彼女の妹・アンナ達を中心とした人間関係の変化を細かく描きながら、事件の真相へと迫っていくエリカとパトリックの姿は読んでいると何だか安心してしまいます。寄宿学校校長一家失踪事件に関与していた寄宿学校の元生徒達5人が、事件の犯人と真相を知っていました。この作品は、スウェーデンとナチスとの関係を取り上げていて、第二次世界大戦下に於いてスウェーデンにもユダヤ人差別と迫害の歴史があるということに驚きました。新作「獣使い」が1週間前に発売されたので、さっそく図書館でリクエストしました。このシリーズは読めば読むほど面白さが増してきて、目が離せません。
2017年11月24日
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7歳の少女・サーラの溺死事件の真相が何だかまた後味悪い結末を迎えました。エリカが産まれたばかりの娘の育児に悪戦奮闘して、ノイローゼ状態になっているのと同時進行に事件の真相が明らかになるのですが、子育ては難しいものなのですね。独身未婚のわたしですら、口煩い姑やなかなか寝てくれない娘に苛立つエリカに共感してしまいました。でも、パトリックにプロポーズされるシーンは読んでいてうっとりしました。エリカの妹・アンナの逮捕で物語は幕を閉じるのですが、続きが気になって仕方がありません。図書館でまたこのシリーズを予約しようかと考え中です。
2017年11月24日
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エリカ&パトリック事件簿シリーズ二巻目。今回の事件も単純な動機で殺人を繰り返した犯人が判明しましたが、何だか後味が悪かったです。それよりも、エリカの親戚一家が図々しかったのが腹が立ちました。キレたエリカが親戚の女性に夕食のグラタンをぶちまけたシーンを読んだ時はスカッとしました。「人魚姫」から読み始めたこのシリーズ、面白くて読むのが楽しいです。
2017年11月24日
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高校生の頃からシリーズ完結まで全巻購入し、何度も読み返すまで夢中になったハリー・ポッターシリーズですが、ブックオフに全巻売った後、再読しようと思ったので図書館で昨日借りて一晩のうちに読了しました。このシリーズ初期(1~3巻)の頃は本当に大人も子供も純粋に楽しめるファンタジー小説ですが、二時間サスペンスの様に伏線が幾つも張られている事に今更ながらに気づきました。それよりもギルデロイ・ロックハートの鬱陶しさとペテン師さには笑いました。ロックハートがハリー達に秘密を打ち明けたシーンを読んだ時、3年前に話題となった某音楽家のゴーストライター騒動とダブってしまいました。ハリーとバジリスクとの戦いのシーンには手に汗握りながら、ページを捲る手が止まりませんでした。それよりも、今回登場した新キャラ・屋敷しもべ妖精のドビー。映画で観た時、「毛の抜けたチワワってこんな風かな?」と思って爆笑してしまいましたが、ドビーがハリーに対して嫌がらせをしたのは、彼なりにハリーへ警告を出していたのですね。衣類を一つでもやったら、その家から解放されて居なくなる―そのことを知ったハリーがドビーへの恩返しの為に、ハリーが取った”ある行動”(マルフォイに自分の靴下を渡し、それをドビーが拾うように仕向けた)に、スカッとしました。この巻以降、度々登場するドビーですが、何だか憎めないキャラです。最終巻でドビーを生かして置いて欲しかったな、ローリング先生・・本当は1~3巻を借りてハリポタの世界に浸りたかったのですが、1巻・3巻、5巻(上巻)・6巻(上巻)・7巻(上巻)がなかったので、2巻と4巻を借りました。今更買い戻すのも何だし、図書館で借りた方がいいかなと・・順番どおりに読みたかったのですが、これからボチボチとこのシリーズを読み直していきます。映画は全作観ましたが、原作と違って改変されている所があるので、わたしは原作の方が好きかな。まぁ、原作と映画は別だと割り切って思ったらどちらも楽しいです。こんな事を書いていると、急に映画の方も観たくなりました。
2017年11月24日
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ボストン・グローブ紙の記者が暴いた、カトリック教会の神父による青少年による性的虐待事件を基に描いた作品で、2016年にアカデミー賞作品賞を受賞した作品です。カトリック教会の隠ぺい体質により野放しにされる加害者達、そして彼らによって魂を殺された被害者達―事件の真相に隠された闇を暴く為に奔走し、被害者たちの心に寄り添う記者達の姿を見て、これがマスコミ・ジャーナリズムの真の姿だと思いました。捏造・歪曲報道などが行われ、事件の当事者達に対して執拗に追いかけまわしたり、災害の被災者達に対する蛮行を繰り返す「マスゴミ」。この映画のラストには、この事件が新聞で大きく報じられた後、神父達による性的虐待事件を黙殺していた枢機卿は栄転しているという後味の悪い結末を迎えましたが、長年暗いトンネルの中に居た被害者達に漸く光が当たったのだと思うと、何だか晴れやかな気分で観終わりました。
2017年11月24日
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今回は平賀とロベルトは少ししか登場しませんが、プロファイラーのフィオナと、カラビニエリのアメデオのコンビが連続殺人事件の真相を解明していきます。バチカンに飾られているある絵画に関するフェイクニュースが瞬く間にSNSで拡散され、それに踊らされる人々と、悪魔の仕業だという連続殺人事件の真相は、嫉妬や欲といった感情で暴走した人間が引き起こしたものでした。ローレン失踪の真相も少しずつ明らかになっていき、彼がガルドウネに狙われていたのではないかと思うと、これからガルドウネとの全面対決もあるのかなと思いながら本を閉じました。
2017年11月21日
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双子の妹・エリーと入れ替わったヘレン。 ほんのいたずらのはずが、どんどん日常が狂い始めーという物語なのですが、何だか現実にありそうな話で怖かったです。 ラストは希望に満ちたもので良かったのですが、それまでどんな展開になるのかと、ハラハラしながらページをめくる手が止まりませんでした。 まるでハリウッドのサスペンス映画を観たようでした。
2017年11月21日
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久しぶりにこのシリーズを読みましたが、今回は半沢直樹も登場して、まさしく痛快な物語となりました。昇仙峡玲子というキーパーソンも、何だか凛としていて格好良かったです。この本を買うときに、三年前に単行本版で読んだ「銀翼のイカロス」の文庫版もこれから読もうと思います。
2017年11月21日
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悲しくも幻想的な物語でした。 死んだ姉と母が、遺された家族へ贈った宝物の真実が明らかになり、本を閉じた後泣きそうになりました。
2017年11月21日
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奴隷として生まれ、好色な医師により虐待を受け、地獄のような日々を送ったハリエット。 逃亡し、自由を手にするまでの過酷な道を歩くハリエットの姿を通して、奴隷制度という残酷非道な商売と人種差別がまかり通る社会にゾッとしました。 120年前にハリエットや他の黒人達の身に起きた理不尽な出来事が、現代のアメリカに於けるヘイトクライムの増加や、白人至上主義団体の台頭などを重ね合わせ、この本は後世まで語り継いでいかねばならないと思いました。 肌の色や性別だけで迫害されたり、奴隷として売り飛ばされる時代はもう終わりましたが、真の平等と平和が訪れるのはいつになるのだろうかーそんな事を思いながら本を閉じました。
2017年11月21日
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久しぶりにモスで早めのお昼です。かなりボリュームあったので、かぶりついて食べるのは無理そうなので、フォークとナイフを使って食べました。チーズとベーコン、そしてお肉と野菜との相性が抜群で美味しかったです。セットだと高いですが、納得のお値段だと思います。
2017年11月21日
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期間限定バーガーを食べに行きましたが、終売した後でした。その代わりに、チェダーチーズポテトを購入しました。一口サイズで食べやすく、美味しかったです。
2017年11月21日
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母が近所のスーパーで買って来てくれたポテチです。321円という高い値段の割には普通の味でした。どちらかというと、赤いパッケージの方のポテチが好きです。
2017年11月20日
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スープも麺も美味しかったです。
2017年11月18日
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中学生男女五人組による、市長の娘誘拐事件。でもその裏に隠された、ある事件の真相が徐々に明らかになっていき、怒涛のラストまで一気に読みました。少年犯罪について描かれた作品でしたが、どんな残酷な犯罪を犯しても未成年者は成人と同じように処罰の対象にはならないのですね・・それに、加害者の情報は一切公開されず、被害者のプライバシーばかりが暴かれる理不尽な現実・・最初のページから大切な友人を奪われたナギ達の想いが伝わってきました。青春小説のように爽やかで、余り暴力描写がなかったのが良かったです。タイトルに込められた作者の想いが、本を閉じた後で伝わってきました。
2017年11月18日
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何だか不思議な物語でしたが、一人の女性を守る為に犯罪を犯した文宏の、一途な想いが胸にズシンときました。
2017年11月15日
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今回の舞台は熊本・天草。「島原の乱」の舞台となった天草で起きた奇跡の調査をするためにやってきた平賀とロベルトでしたが、宿泊先の民宿の部屋にカルチャーショックを受けるロベルト。大量のお刺身は、宿の主人からの厚意とはいえ、辛いですよね・・東洋と西洋の神がまじりあう神事の場面はとても美しくも妖しい雰囲気で、読むとその光景が頭に浮かんできました。ロベルトがジェラール司祭達に拷問されるシーンは怖かったです。聖職者も所詮人の子で、金や欲に目がくらむことがあるんだろうなと、今回の話を読みながらそう思ってしまいました。今回は平賀の涙にほだされたシン博士が一肌脱ぎましたね。ツンデレで、いつも石頭な彼に男らしい一面があると知り、ちょっとシン博士に興味が湧きました。ジュリア様は登場しませんでしたが、もしジュリア様が登場していたら、財宝の真珠を根こそぎ奪い取る事でしょうね。また日本が奇跡調査の舞台になるといいなぁと思いながら、本を閉じました。
2017年11月15日
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父の死の真相を追うショウノスケ。やがて己の出生の秘密と、藩に纏わる陰謀を知ることになるのですが、何だか切なくて、人間が抱えるほの暗い闇を垣間見たような気がしました。宮部みゆきさんは、人間の「闇」の部分を描かれるのが上手いですね。
2017年11月13日
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幕末、明治、昭和と、激動の時代を駆け抜けた華族の令嬢達。第二章の外国育ちでリベラルな考えを持つ万里子は、加賀の伝統工芸である九谷焼や加賀友禅をファッションアイテムとしてデザインしたことで海外で活躍することに。万里子の負けず嫌いでチャレンジャーな性格は好感をもてました。第一章で、家を守る為に健闘する勇にも好感をもてましたが、彼女よりも没落した元伯爵令嬢で女優として名を馳せた花音子の、バイタリティー溢れる生き方と、男勝りな性格が一番共感出来ましたし、好感を持てました。華族や大名といった歴史の生き証人が居なくなり、最後の「華族女優」となった万里子の晩年の生き様が格好良くて好きです。女性はいつの時代にも強いと感じた作品でした。
2017年11月13日
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第二次世界大戦中に天才料理人・直太朗が考案した「大日本帝国食菜全席」のレシピに纏わる国家の陰謀を知ることになった佐々木。ラスト30ページから直太朗の死の真相や、佐々木の出生に関する秘密が明らかになるのですが、何だか血は争えないと思いました。料理人として、料理を政治の道具にしたくなかった直太朗の、その精神は佐々木に受け継がれるー最後の一文を読み終えた後、胸が熱くなりました。
2017年11月13日
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前回の記事から話が少し繋がっていますが、インターネット上で自分の感性・価値観が合わない作品を徹底的に叩いたりする人の神経がわたしには理解できませんし、理解したくもありません。「嫌なら見なければいい」というのが、この世界の鉄則だと思うのですが。他人を平気で中傷する人は、日常生活で抱く不満を解消する為にそういう事しか出来ないのでしょうね。支部に小説を発表してから色々とありましたが、作品に批判的なコメントを書き込まれたり、一方的にこんなメッセージを送られたことがありました。自分にも原因がある場合は反省しますが、ただ相手が気に入らないというだけの理由でわざわざこちらが不快になるメッセージを送って来たり、某巨大掲示板でわたしが中傷されている事を教えてくれる人の目的は、わたしに創作意欲を失くさせてわたしが支部から立ち去ってくれることを望んでいるのでしょう。わたしは自分が書きたいものを書く、そしてそれを支部で発表するだけです。自分の作品を守る為、冒頭に注意事項を明記しているのにもかかわらず、読んでクレームをつけに来るような人から中傷されたとしても、わたしはそれを無視しますし、支部から去るつもりもありません。他人を中傷する人には無視が一番です。
2017年11月11日
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シカゴを舞台とした、私立探偵V・I・ウォーショースキーことヴィクとマフィアの戦いを描いた作品です。二つの殺人事件と、失踪事件の真相を追うヴィク。屈強な男達から脅されても毅然とした態度で彼らに立ち向かう彼女が格好良かったです。事件の真相は悲しいものでしたが、希望が見えたラストでホッとしました。
2017年11月08日
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スキーバス転落事故で妻と娘の魂が入れ替わるという物語なのですが、最後のページを読むと主人公の辛さがよくわかりました。現実ではあり得なさそうな話ですけれど、もし自分の肉体に他人の魂が宿ったらキツイだろうなと・・東野圭吾さんの作品は好きなのですが、この作品は余り好きではありませんでした。
2017年11月08日
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エチオピアでシバの女王に纏わる奇跡調査をするロベルトと平賀、そして自称冒険家のマヌエル。砂漠に放り出された三人でしたが、平賀の豊富なサバイバル知識に思わず舌を巻きました。それよりも、ロベルトが平賀にプロポーズした言葉でした。その言葉を聞いた平賀の返事を読んで思わずニヤついてしまいました。最後にまさかのジュリア様登場に、思わず声を出してしまいそうになりました。ジュリア様が登場するシーンは、いつも美しいですね。
2017年11月08日
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ヒストリカルで、男爵令嬢のトーリィと、ヒーローのコード伯爵が主人公なのですが、ヒロインのトーリィが義父のハーウッドから妹・クレアを守る為、花嫁の首飾りを義父から盗み出すシーンで、「これからどうなるの?」とハラハラしながらページをめくる手が止まりませんでした。はじめは衝突し合っていたコード伯爵とトーリィの関係が進展してゆくにつれ、トーリィの両親の死の真相が明らかになりました。花嫁の遺恨を纏った首飾りは、悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという伝説通り、トーリィは素晴らしい幸運に恵まれました。とても面白かった作品でした。三部作の一巻目で、既に完結済みの作品なので、機会があれば残りの二冊も読んでみようと思います。
2017年11月08日
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映画では登場人物の性格や展開が大幅に改変され、恐竜アドベンチャー映画となっていましたが、原作は恐竜を遺伝子操作で蘇らせた大きな代償というものが描かれており、人間の傲慢さというものが伝わってきました。二日前から上巻を少しずつ読んでいたのですが、面白くてあっという間に読了してしまいました。原作では「ジュラシック・パーク」の経営者であるハモンドの傲慢さと欲深さが描かれているので、映画版における彼の好々爺ぶりしか知らない方にはショックかもしれませんが、映画版とはラストが違うので、色々と楽しめます。映画と原作は別物、と思って一度読んでみてください、とても面白い作品です。
2017年11月06日
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母がイオン泉南のパン屋さんでパンを買ってきてくれました。写真はチーズパンで、しっとりとして美味しかったです。クリームパンは甘さ控えめで美味しかったです。クロワッサンは甘さ控えめでしっとりとした味わいでした。アップルパイはサクッとした生地と林檎の果肉がたっぷりと入って美味しかったです。
2017年11月04日
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千尋は京生れ・京育ちで、地方出身の自分とは違って京言葉も完璧で、その上置屋で一時期暮らしていた事もあり、所作には一切無駄がなかった。 歌舞音曲に於いても、千尋は完璧だった。鈴江は彼という強力な敵の登場に、焦りを覚え始めた。 どうすれば千尋を追い落とせるのか―そう考えた鈴江が出した答えは、彼を花街から追放する事だった。 殺人の濡れ衣を着せられた舞妓が、その疑いが晴れたとしても花街に居られる訳がない。 花街は伝統と体面を重んじる世界で、花柳界もまた然りだ。(これから面白くなりそうだね・・) 鈴江はそう思いながら、闇を照らす月を眺めた。 一方、殺人の濡れ衣を着せられた千尋は、奉行所へと連行された。「お前が清を殺した事はわかっておる!」「うちは誰も殺してまへんえ。お奉行様、うちがあの人を殺したいう証拠があるんどすか?」 千尋はそう言うと、蒼い瞳で奉行・南田を睨んだ。「そなたが現場から立ち去るのを見たという者がおるのだ!」「それは何処のどなたはんどすか?第一、うちが奈津江おかあさんの屋形を訪ねたんは子の刻(真夜中)を過ぎた頃どす。そないな遅い時間に、うちの姿を見た者が居るというんはおかしいのと違いますやろうか?」「ええい、黙れ!」 自分に対して強気な態度を取る千尋に苛立った南田は、彼を牢へと入れた。「何、千尋が殺しの下手人として奉行所に捕まった?」「はい、どうやら千尋の養母の娘が、何者かに殺されていたようでして・・偶然屋形を訪れた千尋に嫌疑がかかったようです。」「そうか・・面倒な事になっちまったな。」 山崎からの報告を受けた歳三は、そう言って鬱陶し気に前髪を掻き上げた。「町方はまだ、千尋が新選組(うち)の者だと気づいていないんだろう?」「はい、そのようです。そういえば副長、ひとつ気になることがわかりました。」山崎はそう言うと、歳三の耳元に何かを囁いた。「その鈴江って女を調べろ。今回の事件にそいつが絡んでいるかもしれねぇ。」「わかりました。では、俺はこれで失礼いたします。」 山崎が副長室から去った後、彼と入れ替わりに千が副長室に入って来た。「土方さん、お茶をお持ちいたしました。」「有難う、そこに置いておいてくれ。」「はい。」「千、千尋が殺しの下手人として奉行所に捕まった。」「それ、本当ですか!?」「俺が嘘を吐いているような顔に見えるか?」「いいえ・・あの、僕に何かできることはありませんか?」「千尋の着替えを奉行所に持って行ってくれ。」歳三はそう言うと、風呂敷に包まれた千尋の着替えを千に手渡した。「わかりました。」「斎藤、千の護衛を頼む。」「承知しました、副長。」 屯所から千と共に出た斎藤は、何者かに自分達が尾行されている事に気づいた。「千、次の角を曲がるぞ。」「え、でも奉行所はこっちの方が近道じゃ・・」「いいから、俺の言う通りに従え。」「はい、わかりました。」 斎藤と共に千が角を曲がった後、誰かが駆け足で通り過ぎてゆくのを感じた。「斎藤さん、今のは・・」「恐らく、俺達を尾行していた者だろう。」「どうして、そんな事を?」「俺達を尾行している者は、敵の手先かもしれん。」斎藤はそう言うと、琥珀色の瞳を眇(すが)めた。この作品の目次はコチラです。にほんブログ村
2017年11月02日
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平打ちパスタと、濃厚なスープとの相性が抜群で美味しかったです。
2017年11月02日
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