Q 日本列島は沈没するでしょうか。 A 日本列島は継続的な地殻の運動に起因して生成されました。したがって地震の巣です。大陸の一部ではありませんから、地質学的な時間からみれば沈没する可能性もあります。 Q こんな土地を選んだ先祖は愚か者でしょうか。 A 大陸では頻繁に侵掠、征服、苛烈な支配に圧倒されましたが、列島は別天地でした。自然災害に耐えれば、凶暴な蛮族や王権などの侵掠に蹂躙されることは無かったのですから。 Q
A 朝鮮戦争中、日本列島は米軍の修理工場、霊安室、沈まない空母として利用される一方、円ドル為替固定制により米国は日本から輸入品を安く買い付けながら雇用を与え、治安を保ちました。 しかし、ベトナム戦争を経る中で米国の圧倒的な経済力が翳り、企業の競争不振を抱えると同時に、中ソ対立から冷戦構造が崩れ、東アジアは多極化し、日本列島は不沈空母としての価値を低めたのです。よって、円安の為替レートを維持する意味はなくなったともいえます。 Q 朝鮮半島、台湾海峡、南シナ海などでは緊張が続いていますが。 A それぞれの大国には軍事緊張を必要とする人々がいます。一つの対立は二つの一見対立する集団に同時に利益をもたらすのですから、眉に唾を付けなければなりません。 Q 朝鮮半島の緊張は深刻であり、日本は平和ボケではないでしょうか。 A 今日の北朝鮮は大国の軍事的な後ろ楯を利用して南へ侵攻するような力を持っていません。無差別に危害を加えることはできても、往時のように敵地を占領する能力はありません。
日本は朝鮮半島からの脅威に無関心でいてもよいのでしょうか。 A 世界市民の理想からは、一日も早い平和統一を願わずにはいられません。 しかし、現実主義から日本の国益を図ろうとするならば、朝鮮半島の統一が日本に与える脅威のほうが長期的には深刻です。また、韓国の経済力では貧しい北の住民を包容できませんから、まことに残念ながら、北朝鮮を現状維持することが日韓の利益にかなうはずです。 Q
A 情報戦に巻き込まれて世論が歪むことがないように、警戒すべきです。北朝鮮の宣伝が日本人の思考に直接に影響することは困難でしたが、他の組織との提携を通じて影響することがあり得ます。 (つづく)