鴎座俳句会&松田ひろむの広場

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ひろむ193808

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2022年02月26日
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テーマ: 楽しい俳句(373)
カテゴリ: 句会

23 鴎座通信句会 全句データ (互選用)



23 回鴎座通信句会は 39 195 句となりました。選句と講評は鴎座代表、編集長、副編集長・Ⅰ欄同人・顧問に依頼しました。また投句された方の互選も行います。

●互選選句五句。 (全句のなかから五句を選んでください。互選は任意です。また互選できるのは投句者のみです。句番号と上五、および選句者名をお忘れなく。)

選句締切 3 月3日 2 4 時必着。 メールまたはFAXでお願いします。メールアドレスは「鴎座」巻末に記載してあります。 句番号はランダムに変換されたものです。(誤字脱字・ 類句 などがありましたらご連絡ください)結果は全投句者にメールまたはFAXでお返しします。また次号「鴎座」に発表するとともにFACEBOOK・BLOGにも発表します。 2022 2 26 日         鴎座俳句会 代表 松田ひろむ

23 回鴎座通信句会全句データ〉

句番号   作品

1 干し物をとんとん畳み久女の忌

2 病妻のひとこと桜もう咲いた

3 浮かれ猫浅き眠りの友として

4 枝ぶりの先に春待つ桜かな

5 春光にコロナ禍ならば投げキッス

6 ところごころ歪みがあって蕗の薹

7 初桜欄干の竜首立てて

8 愛のチョコ洋酒入りとはなおさらに

9 父母鳥に春光眸溢れさせ

10 カレンダー一枚減って黄水仙

11 貧乏でいいうぐいすさえ鳴けば

12 鉄球の山荘朽ちて蕗の薹

13 2022年2月22日梅ほつほつ

14 土踏まぬ浅き春へと春キャベツ

15 父の忌のなんだか蓬餅の艶

16 いいじゃない休みは休み建国祭

17 校庭の桜のつぼみ声かけられ

18 鍵盤の模様の帽子春隣

19 須黒の道一本を鳥の声

20 麦踏の季語は悲しき人要らぬ

21 あと千歩橋のたもとの猫柳

22 これ以上増やせないのに植木市

23 雪女の一系愛情物語

24 啓蟄やまた散らかしている夫の部屋

25 雪晒デイサービスのバス街へ

26 春菊の白和え老楽の色香

27 皓歯より白梅の名が告げらるる

28 あしぬけに戦車突っ込む葱坊主畑

29 道の駅誘う楤の芽蕗の薹

30 飛鳥寺の時計が刻む水の春

31 父の忌日母の忌日もスイートピー

32 独房の中野刑務所多喜二の忌

33 万歳の上手くできた木より芽吹く

34 行く雲の春のスカーフくれた人

35 春立つ日日差しと影乗せ山手線

36 ラッパーの「いいね」マスクの菜花柄

37 スカイツリー雲隠れおり春の雪

38 梅の香に方向音痴どこまでも

39 路地裏の月下にほのか白梅かな

40 花ミモザこの路地美男美女ばかり

41 渡良瀬の男の匂い野火猛る

42 一幕で終る一生紫木蓮

43 悴める手をつつまれしころのこと

44 逃水を追いかけてみるあゝ疲れた

45 キャンパスカメラに雪掻きの道空青し

46 後悔先に立たずだが斑雪

47 風光る郵便バイク寄りもせず

48 八十は与(くみ)し易しと春鴉

49 人なみにおごれや春の月丸 ( まろ )

50 先生の家の辺りへ恵方巻

51 三月や十一日の名前たち

52 スキンケア二月の乾燥注意報

53 草団子無理難題を丸め込む

54 ゴッホの黄花菜の黄色削げ落す

55 受験子の耳に尖りてオミクロン

56 春塵やコロナを運ぶ武器商人

57 春の宵満月ですよとワイン抜く

58 白梅や男の意地を哀れとも

59 剪定の枝ごつごつと兜太文字

60 立春の空拓けゆき深呼吸

61 花あかりこっそり揺れて沈丁花

62 やさしさにどっぷり浸かり粥柱

63 タブレットの母抱きしめる余寒かな

64 お日和のクリームチーズ桃の花

65 鉛筆の木の香あふれるランドセル

66 憲法が光源しゃぼん玉とばす

67 浅蜊にも入国待機夜の浜

68 猫の恋産業廃棄物の島

69 顔を上げ肺いっぱいに春の風

70 さてあれは踏絵だったと令和かな

71 ゴム段のスカートはさみ春を跳ぶ

72 春雷に言葉はじけてオルゴール

73 春光の濤より兵が殺到す

74 雪解川水彩画紙に黒筆で

75 いぬふぐり傾 (なだ) り自在にひとりじめ

76 暖房の微音引きずる骨密度

77 佐保姫を迎えるしたく庭箒

78 丁寧に眼鏡を洗い春惜しむ

79 主人より威風堂々うかれ猫

80 神あらば戦鎮めよ涅槃西風

81 野に道に瞬く星や犬ふぐり

82 拒むものなんにもなくて下萌ゆる

83 雨の三月背に乗っている市民税

84 春眠の覚め際ほろ苦き疑問

85 紅志野で飲みきる抹茶春立つ日

86 侘助が椀に咲かせる花菜和え

87 雪降って根っこあたりがさわがしい

88 洗濯の乾ききれずに春の雷

89 不要不急外出自粛夢見月

90 服と靴バックも軽め鳥曇

91 外出着少し派手目に菜の花忌

92 リモコンの戦争があり春西風

93 六十年も続く文通沈丁花

94 帝国の危うい派兵流氷期

95 かれんぼ一人が怖い大春野

96 冴返るシルクロードの国想う

97 なにもかも気に染まぬ日や鳥曇り

98 桜貝一つこの手に実朝忌

99 小兵なれど力を溜めて黄水仙

100 凛として生き抜くかくご実海棠

101 手渡してもうらう手紙の梅つぼみ

10 銚子電鉄菜の花を鬣(たてがみ)に

103 泣く象を指差す親子涅槃絵図

104 善人の満員となる花電車

105 外堀を染める桜や中央線  

106 雛飾る今季をもって解散ね

107 ぶらんこを漕ぎオミクロン無き世界

108 冴え返る二級河川の七曲り

109 炒め煮て二月ボルシチ血の色に

110 白梅や護摩火を揺する大太鼓

111 母からの大き擂鉢ほうれん草

112 駄菓子屋の汚れっちまった春の雪

113 逃水や子は親の年追い越せず

114 春暖かく花粉症に要注意

115 ネット上で実家売られる涅槃西風

116 春水やすっかり洗練されてきて

117 春疾風チェルノブイリに戦車なぜ

118 それぞれに見るとこ違ふ日向ぼこ

119 枯茨職業欄の婆にマル

120 勝って泣き負けても泣いて牡丹雪

121 芽吹きまで小鳥の舞台雑木林

122 vAppつながるまでの春炬燵

123 天気図に二つ膨らむ春キャベツ

124 初恋は幻想になり海市かな

125 転がりし錠剤に這ふ春の雷

126 プラタナス風を形に春隣

127 春めくや小魚の群れ回りくる

128 埋み火を継ぎてリンクの親子鷹

129 夕星や富士山荘の雪解音

130 妹が初孫抱く春の空

131 口紅のUber Eats風光る

132 春愁やぎしぎし鳴るも膝の骨

133 寒明けるまずは五センチ窓を開け

134 春眠や寝巻き起き巻き近トイレ

135 斑雪マトリョーシカの出土せり

136 世の中の余寒明烏の盛ん

137 応援は目刺肴に画面超し

138 しら梅がどんと咲いたよ外厠

139 ほんのりと紅らむ桜樹液来て

140 早春の体育館のせわしなく

141 料峭の沈黙砲火より勁し

142 マルチーズころがる春影追いかけて

143 沼ひとつ飛び越えて行くしゃぼん玉

144 春の昼休憩室の求人誌

145 まだ生きるつもり入江の柳の芽

146 ピアソラの“忘却”ひたる サクラ 不起訴

147 雛六十路お歳のせいと言わないで

148 加湿器のときどき螺子の遊び癖

149 無造作にさして整うジャヤスミン花

150 人前でひいたと言えぬ春の風邪

151 北窓開く明日からもう私服です

152 八十は異界の入口春の雪

153 思いっきりハグしてあげる雪だるま

154 葱坊主ぼくの散髪いつもママ

155 薄氷の中の青空割れる音

156 鍵外す音のやわらか凍ゆるむ

157 缶切りの忘れられたる多喜二の忌

158 蕗味噌のほろ苦きかな妣 ( はは ) 思ふ

159 薄氷の先を越された跡ばかり

160 潜りこむ子宮回帰の冬布団

161 春愁やわが町なれど知らぬこと

162 夫の手のゆるり振られて浅き春

163 春ショールこれから私出かけます

164 縁側に赤子寝てゐるあたたかさ

165 三・一一突然のがん告知

166 アイロンに余熱地球に蜃気楼

167 春寒しホットレモンに和む夜

168 チューリップ名札の主は感染者

169 また一人癌に敗れて春の星

170 春風や忍びて来てはまた去りぬ

171 奥入瀬の水の勢い春隣

172 煎餅の音顔じゅうに冬ごもり

173 目には目を意地には意地を木瓜の花

174 介護度五愛の深まる雪柳

175 留守宅へまだ鳴り続く初電話

176 臘梅や香り身を寄せマスク越し

177 鈍色の空佐保姫は体重過

178 雛人形お道具類の様々に

179 口紅も買ったままです雛祭

180 どの道も隠すがごとく山笑う

181 落第すみちのくの旅果て知らず

182 野良犬が片足上げる遍路道

183 退院の乾杯の夢春暁の

184 菫草戦車浮かすに足らざりし

185 赤子はや初めの一歩水温む

186 春昼のウイルス語るホームレス

187 二ん月の絹さや摘みたて湯がきたて

188 春隣ランプの宿のランプの灯

189 チューリップ二つも咲いて 今日佳き日

190 御神渡り赤いポルシェの願い事

191 立春やワクチン接種何度まで

192 菜の花の真ん中に心霊写真

193 じゃがいもの花よ自由よウクライナ

194 東京の雪は先駆け春近し

195 残り鴨いまさらユーターンだなんて

鴎座通信句会 は、ウイズコロナ時代の新しい句会のあり方として注目されています。昨年四月以降一年余りの開催の結果、新しく通信句会に参加される方などもあって予想以上の大きな成果が生まれています。今後も「 鴎座通信句会 」は独自の会として発展させて行きたいと思います。みなさんのご協力をよろしくお願いします。★締切は 毎月二十六日 です

​​ ご注意!「コロナ」は病名でも感染症名でもありません。太陽の光冠のことです。






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Last updated  2022年03月03日 11時21分11秒
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