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今日になって、やっとこの年の竿初めである。川歩きも遊びのうちなので、いつも雪代が治まってからの釣りなのだが、今年は雪が多くて、ずっと雪代特有の白い高水が続いた。さらに5月3日の大水の影響で濁り水が長いこと治まらなかった。加えて、上流部のイワナの放射性セシウムによる汚染問題が生じた。気力は萎えるのである。
若い友人のメールもそれに輪をかけた。
「日曜日に澱橋のところで28センチと24センチのガリガリ君(痩せてる)が釣れました。アカグサレ激しいです(特に宮城・愛子地区)。皆さん、餌採取に苦労してます。ピンピンいないです。」
それでも、竿を出してしまえば楽しくなるだろう、と我が身に言い含めて、出かけることにした。遅い朝食を採り、家から3分、 仲の瀬橋 の下流へ。餌はクロカワムシ(ヒゲナガカワトビケラの幼虫)、どこでも採れるので、最近はこればっかりである。最良の餌でなくとも、そこそこ遊べればよいのだ。
最初は瀬落ち、浅いのが気に入らないが、そこから始める。第1投、沈めすぎて流れないと思ったら、カジカである。それでも、記念すべき一匹目、記念写真である。
1投目のカジカ。(2012/6/5 9:48)
瀬の波立ちがおさまりかける深みに移動、岩盤にぶつかって捩れる付近で25cm、少し上の大石脇で23cm、立て続けに来て終わった。20分ほどの釣りである。
写真を撮ってリリースすると、小さな1匹の元気がない。上流に向けて体を支えてやると、すぐに飛び出していった。タモに入れ、メジャーを当てての撮影は初めてである。いつもは、タモにあけてすぐ、暴れるのをお構いなしにシャッターを切ってリリースなのに、今日は時間をかけてしまった。長いこと釣りをしているが、メジャーを使ったのは、今日で2度目である。慣れていないのだ。
25cmと23cm。 (2012/6/5 10:36)
次は友人の言っていた澱橋である。イヤに暑くて、胴長を履いての堤防歩きはつらい。途中、涼みがてら 六兵衛淵 の落ち込みに寄ってみた。2段の淵が1段になっていた。大淵のどこかに土砂が堆積し、水面が上昇しているのだろう。3・11後の復旧工事で至る所で川をいじったせいで、しばらくはこのままかもしれない。
澱橋に近づくと、河川敷公園の黄色の花が目に付く。芝生に一面に生えていて美しいのだが、ブタナという気の毒な名前の花である。
美しいブタナの花。(2012/6/5 11:33)
澱橋 上流の岩盤瀬を探ってみるが思わしくない。40分ほど粘ったが、岩盤溝で20cmが一尾のみ。。以前でも、2,3尾がせいぜいの場所だから、これでよしとする。
さて、ヤマメ釣りは終わった。たったの1尾を大事にリリースして、釣り道具をたたんで(崖下の藪に隠し)、川歩きである。途中、急斜面でウドの芽先を摘む。今晩はウドの芽の天ぷらだ。おおぶりで柔らかそうなフキもたくさん採れた。大漁である、ということにする。
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