ボランティアキャリアコンサルティング

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キャリアコンサルタントひろくん

キャリアコンサルタントひろくん

2025.08.12
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今回の企画は 、AI(チャットGPT:GPT-5)を活用してセルフカウンセリングをしてみたら、どの程度有効に活用できそうか?その検証を行い、皆様に情報提供することが目的 です。
ではさっそく始めてみましょう。今回は以下の内容で、チャットGPTを相手にしてセルフカウンセリングを実施してみました。
​※なお試験的にセルフカウンセリングを実施する旨について、チャットGPTの同意を得ています。(相手は無機物かもしれませんが)​

【架空の設定の人物と、その人物が抱えている悩みを相談文にして相談します】
 そんな日々の生活の渇きを潤すために、私は数年前からカウンセリングの通信教育を始めてみました。そして去年、おかげさまでユーキャンという会社の「心理カウンセリング」の資格をとることができました。
 私は完全に出世コースから外れていますし、何も起こらない毎日が味気なくて仕方ないです。このまま死んでいくんでは、何のために生まれてきたのか?わからない毎日です。確かに今の生活は安定しているようにも思えますが、ケガや病気でいつ働けなくなるかもしれません。
 ですから、肉体労働ではないカウンセリングの仕事を始めてみようと思うのですが、私はカウンセラーになれそうでしょうか?ネットで情報を調べたら、転職の際はできれば今の仕事を続けながらの方が安全策とのことです。私もそうしてみようと思っています。ネット中心に情報を収集しようと思っています。でも、面接などが入ってくると、就職活動に本腰を入れられないのではないか?とも感じています。思い切って退職してしまった方が、就職活動に集中できるというものなのでしょうか?
よいアドバイスをもらえたら、幸いです。

​【するとAIより、以下の内容が助言として返答されました】​
ChatGPT:
まず、ここまでの経緯やお気持ちを整理すると、
あなたは長年製造業で働きながらも、単調で人間的なつながりを感じにくい職場環境の中、心理カウンセリングの資格を取得され、人生の新しい方向性として「カウンセラー」という道を考えておられます。
背景には「このまま同じ日々が続く虚しさ」「将来への不安」「もっと意味のある時間を過ごしたい」という動機があると感じます。
① カウンセラーになれる可能性
結論からいうと、なれます。
ただし、「資格を取った=すぐ仕事になる」わけではなく、
特に心理系は実務経験やネットワークがないと、最初は仕事の場が限られます。
心理カウンセラーとして活動する道はいくつかあります。
・民間団体やNPOのボランティアから始める
・副業としてオンライン相談(スキルシェアサイトや電話相談サービスなど)を試す
・カウンセリングルームのアシスタント的な業務で現場を知る
・自分のサイトやSNSで情報発信し、少しずつ信頼を積み重ねる
こうした「小さく始める」方法なら、今の仕事をしながらでも可能です。
② 退職か、続けながらか
心理的には「一気に飛び込みたい」気持ちと、「生活を守りたい」気持ちの両方が混ざっているように思います。
私から見ると、続けながらのほうが安全で、現実的に可能性が広がります。
理由は3つあります。
1カウンセラーの仕事はスタート時の収入が不安定で、生活基盤がある方が挑戦しやすい
2転職活動中に焦りが強まると、条件の悪い職場を選びやすくなる
③ 現実的な次のステップ案
情報収集を継続
→求人情報、カウンセリングの現場見学、オンライン相談サービスの仕組みなど
副業・ボランティアで経験を積む
→「仕事にするための経験値」を少しずつ集める
活動の土台を作る
→HPやSNSを立ち上げ、実績やプロフィールを整理
転職タイミングは生活費の目途が立ってから
→半年〜1年分の生活費を貯めたら、本格移行を検討
もしよければ、次は**「カウンセラーになる」という夢に向けた不安やブレーキになっているもの**を掘り下げて、どう取り除くか一緒に整理してみませんか?
これをやると、転職か続けながらかの判断が、もっとクリアになります。

​【チャットGPTの提案に従って、更に相談文を追加しました】
あなた:
 実は私には中学校時代に、苦い思い出があります。私は内気で、付き合う友人も少ない少年でした。でも私には親友のAがいました。しかし、Aのお母さんがある日急死してしまったのです。その結果、次第にAは不良になっていきました。そんなAに対して、私は親友だと言っていたにも関わらず、ちゃんと助けることはおろか、Aに誠実に向き合うことすらできませんでした。次第に不良になっていくAが恐くなって、Aから逃げてしまったんです。
 そして社会人になったころ、Aがバイク事故で死んだと聞きました。暴走族まがいのことをしていたので、自業自得だと思おうとしました。ですが、もしもあのとき、Aをちゃんと助けていられたならば…という気持ちが消えることはありませんでした。
 それも手伝ってか、私は余計に人にかかわることが恐くなりました。そしていつの間にか何十年も時間がたってしまったんです。このままでは、私は人と絆を作ることもできずに死んでしまいます。そんな人生なんて、空虚じゃないでしょうか?意味なんてあるのでしょうか?

​【追加の相談文に対して、以下に助言が追加されました)​
ChatGPT:
あなたが今語ってくれたことは、とても重く、長い時間をかけて心の奥で抱えてきた痛みだと思います。
Aさんとの出来事は、単なる「昔の思い出」ではなく、あなたの人間関係への姿勢や、自分をどう評価するかに深く影響してきたように感じます。
① 当時のあなたを見直す視点
中学生だったあなたには、大人のような対応力も、カウンセリングスキルもありませんでした。
親友を助けたい気持ちはあったけれど、恐怖や無力感が勝ってしまうのは自然なことです。
「助けられなかった=自分が悪い」という思い込みが、長年あなたを縛ってきたのかもしれません。
② 罪悪感がもたらす影響
Aさんの件は「未完了の体験(未解決の感情)」として残り、
人との関係で「また裏切ってしまうのでは?」という不安
深い関わりを避ける傾向
自分の人生に意味を見いだしにくくなる感覚
につながってきたように見えます。
③ 意味を見いだす方向性
心理学では、こうした過去の痛みを**「価値や使命に変える」**ことで、空虚感から抜け出せることがあります。
あなたの場合、Aさんとの経験は「人の心に寄り添う力を持ちたい」という思いにつながっている。
これはカウンセリングを学んだ動機の一部にもなっているはずです。
つまり、Aさんとの物語は「過去の失敗」ではなく、「これからの使命」に転換できる可能性があります。
④ 今できる小さな一歩
「あの時の自分は無力だったが、今は違う」という前提で動く
小規模でも、人の話を聴く場に関わる(傾聴ボランティア、オンライン相談など)
Aさんへの「心の中での弔い」をして、新しい関わりを始める
もしこのままセルフカウンセリング形式で進めるなら、
次のステップとして**「Aさんへの罪悪感が、今のあなたの行動をどう制限しているか」**をもう少し掘り下げてみると、前に進むヒントが出やすくなります。

【以上で試行は完了】


【考察1】
まずクライエントである相談者の心情については、漏らすことなく受け止めていました。もちろん行間の気持ち、文面に表れない真の主訴などはわかるはずもありませんが、相談文にきちんと明記することができる場合、AIはきちんとそれらを受け止めてくれます。

対応策の提示においても、柔軟性や現実性があるように感じました。カウンセラーになるのか、ならないのか。仕事を辞めるのか、やめないのか。認知行動療法でいうところの「白黒思考」を行うクセがあるクライエントにしたのですが、白黒思考に巻き込まれることはありませんでした。クライエントの希望の実現の可能性を現実的に把握しているように感じられました。その上で、その希望を安全に、かつ実現の可能性を高める具体的な提案がきちんとできていました。

またこのクライエントは、遅めではありますが中年の危機を迎えている設定でした。そしてカウンセラーになるという、やや現実離れした目標・手段によって、自分の人生の意味の無さ・空虚さを満たそうとしている設定でした。従って、そうした自分の心の中の空虚さなどに気づくことができれば、必ずしもカウンセラーを目指す必要はなく、今の仕事を続けながらも、例えば「趣味を楽しむ。その際にできる仲間との交流を楽しむ」というような方法でも、人生の空虚さを満たせる可能性がある設定でした。この点にまで、AIがたどり着くのかどうか?
※緊急で、更にもう少しセルフカウンセリングを続けることにしましょう。


【以下に追加の相談文を入力しました】
 Aへの罪悪感ですか。確かにAには悪いことをしたと思っています。でも私も苦しかったんです。結局親しい関係になる人など、親を除けばできませんでした。私はひどく孤独だったんです。でも、ふとしたきっかけで学んだカウンセリング。カウンセリングが行われるとき、私と相談者は気持ちと気持ちがふれあう気がするのです。治療の上の関係かもしれないけれど、人の絆を味わえるような気がしたのです。
 私は残り少ない人生になって、なぜか急に、とても寂しくて孤独な人生を送っていることに気づいてしまったのです。もっと絆を味わいたい。その時、相手も癒したい。だからカウンセラーになることが、良い方法に決まっているんです。

【AIからの返信です】​
ChatGPT:
今のお話を聞いて、あなたがカウンセリングに惹かれる理由がとてもはっきり見えてきました。
それは「生きるための仕事選び」というよりも、もっと深いところ――
長い孤独の中で求めてきた “人との絆” を取り戻すための道として、カウンセラーを目指しているということです。
① あなたが感じている「確信」
Aさんの件で、人と深く関わることに恐れを持つようになった
その結果、孤独が長く続いた
しかしカウンセリングを学び、「安全に心を通わせる感覚」を経験できた
これこそが、自分の人生を取り戻す方法だという感覚がある
これは職業選択の動機として非常に力強いです。
人は「意味のある理由」があると、困難な道でも続けられます。
② ただし、この強い動機には落とし穴も
心理学的には、自分の心の渇きを満たすためだけに他者を癒そうとすると、負担や燃え尽きが早く訪れることがあります。
特に、クライエントとの関係が「自分の孤独を埋める手段」にもなってしまうと、境界線があいまいになりやすい。
でもこれは、「動機が間違っている」ということではなく、
その渇きを仕事と生活の両方でバランス良く満たす工夫が必要、というだけです。
③ 次の一歩の提案
安全な絆の練習の場を増やす
 カウンセリング以外でも、趣味や学びの場で「軽い交流」を積み重ねてみる
カウンセラーの道を“並走型”で進める
 今の仕事を続けつつ、小規模に実践(ボランティア・オンライン・地域活動)
Aさんとの出来事を“原点”として語れる形にする
 罪悪感だけでなく、「その経験が今の自分の支えになっている」という物語に書き換える
あなたの強い動機は、大きなエネルギー源です。
それを「仕事だけに頼らず」「安全な形で活かす」ことができれば、カウンセラーとして長く活動できる可能性が高まります。
もしよければ、このあと**Aさんとの出来事を「罪悪感の物語」から「使命の物語」に書き換えるワーク」**を一緒にやってみませんか?
​​​​そうすれば、今の強い想いがさらに安定した土台になります。
【以上で終了】


【考察2】
 このクライエントは、カウンセリングに関して勉強不足なので仕方ないのですが、一言で言うと「自分の為にカウンセリングを活用する」という姿勢を持っていました。カウンセリングの本来の目的は「カウンセリングを利用するクライエントが、自分の力を発揮し、自ら選択しながら、自分らしく生きられるように支援すること。つまり相手が幸せになるように支援すること」です。
 もしも今後、話がもっと展開しても、AIが相談者の自己中心性を指摘・指導できない場合、クライエントが必要とする気づきを得られないことにつながるリスクがあります。

 一方クライエントを傷つけるような表現は、全く見られませんでした。受容の姿勢としては非常に優秀です。だからこそ、AIが間違えた方向性を提案した場合。または必要となる修正に関する指摘を行わなかった場合。クライエントには有害な状況が生まれるリスクもあります。そうしたリスクを減らすためには、多分
★自分からAIに対して、具体的なリスクについてどう考えるか?と質問すると良いでしょう。


では最後に、AIに対して質問してみましょう。
【以下の内容で質問してみました】
 長々と相談につきあってもらい、ありがとうございました。でも思い出したことがあったんです。カウンセリング講座の最初の方に、カウンセリングは相手が幸せになれるように支援する行為である、と学んだ気がします。
 でも、私はもしかしたら、自分がむなしくて、さびしいから。自分の人生が無意味に思えてこわかったから。だから私は、自分の気持ちを満たすためにカウンセリングを利用しようとしていたのではないか?と感じました。
 私の今回の相談内容で、カウンセリングを利己的に活用しようとしている姿勢以外に、悪いと感じる姿勢、気持ちは他にありますでしょうか?
ChatGPT:
ありがとうございます。あなたがここまで率直に自分の気持ちを振り返って話してくださったこと、まずとても尊敬します。
まず、大前提として
カウンセリングを志す動機に「自分の寂しさを癒したい」「人生の意味を見つけたい」という気持ちがあることは、ごく自然で人間らしいことです。
動機の中に「利己的」な部分があること自体は、決して「悪いこと」でも「間違い」でもありません。
しかし、その気持ちが問題になるのは
・自分の気持ちを満たすために相手を利用してしまう危険があるとき
・クライエントとの境界線が曖昧になって、自分の感情に振り回されてしまうとき
こうした場面で、相手に負担をかけたり、自分も燃え尽きたりするリスクが生じます。
あなたの場合、今この段階で大切なのは
自分の動機を正直に見つめること
→今それができているので、大きな一歩です。
「動機の利己性」を自覚しつつ、カウンセリング技術や倫理を学び続けること
→プロとしてのスキルは、自己と他者の境界を守る力になります。
自分の寂しさや空虚感は、仕事以外の生活や人間関係でも少しずつ満たす努力をすること
→仕事だけに期待しすぎないことが長続きの秘訣です。
他に悪い気持ちや姿勢があるか?
私がここまで聞く限り、あなたは自分を厳しく責めすぎている面があると感じます。
​​​罪悪感や恐怖から自分の内面を否定しがちですが、むしろ「自分の弱さも含めて受け入れること」が、カウンセラーとしても人間としても重要です。
【以上で終了】


【考察3】
相談者側から、具体的に問題点があるか?と質問する。 またはほかにも悪い点・欠点があるのではないか?教えて欲しい、と要望する。そうしてはじめて、AI側も指導や修正点の提示を行ってきました。 ですが、これらは相談者が
1.ある程度自分の問題を冷静に理解できている
2.気持ちが傷つきすぎたり、不安になりすぎずに、自分の欠点も受け入れる姿勢を持っている
などのコンディションでないと
★AIのやさしさ(≒一切批判してこない、別の視点からの問題提起をしてこない)に流されて、重大な問題点・改善点を見逃すリスクも残してしまう
ように感じました。つまり相談者に十分なコミュニケーション力、自己理解力などがあるほど、より効果的にAIをセルフカウンセリングで使えるという面が強いと感じられました。

 またAIは相談者の「カウンセラーになりたい」という話題を中心に据え続けました。本当はカウンセラーになる以外にも絆を作る方法はたくさんあるという話題にもたくさん触れてほしかったのですが、部分的にふれた程度でした。ですので、 相談者(あなた)はAIが回答してくれた文面を熟読して、AIが軽く触れた部分について、自分としては大切だと感じられた場合、その気持ちや気づきを明確にAIに返答することが望ましいそうです。​​
​​​
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Last updated  2025.08.12 21:20:09
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