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2006年06月30日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
あるお客さんが脳腫瘍のために、以前私に相談してきたことがあった。
最終決定を私に委ねて来たのだ。
しかし私として何がこの人に伝えなければならないのか、そしてこの人が何を恐れて手術にためらっているのかを知らなければならないと思った。
その為に、しっかりとその人の話す言葉、心の言葉を聴くことに心を傾注した。

話の内容は贅沢なもので、悪性の脳腫瘍が分かって、手術をしなければ今はこの世を去っていたでしょう。しかしその人は手術に対してというより、人生に対して心に疑問を持っていたようだ。
その事が心に引っかかって、私に話を持ちかけたようだ。
しかし私とすれば、少しでも早く脳腫瘍を取り除くことの方が大切だという事を理解しているので、その人の心を安心させることがとても大切だと感じていた。

そして高級公務員なのかどうかは判らないが、一流の脳外科医の執刀で手術出来るとその人は言っていた。
一般の人には、その人の手術を受けれないだろうと、その人は言っていたのはちょっと良い気分にはなれなかったが、その公務員体質も大きな問題だと感じていた。

昨日その人から電話があって、肩が上がりにくいから受診したいと電話があった。

本当に嬉しかった。
生きている!
その感動は心を振るわせるに十分だった。
腫瘍は今の所無く、小康状態だという。

この問題はその人の心に与える警告だが、考え方をもっと一般の人々の視線にしなければならないということだ。
その人はやはり公務員という階級に属しているために、その環境から流れ込む姿勢や考え方が、勝手に自分に流れ込んで来てしまい、いつの間にか疑問も無くそれを受け入れてしまい、上級公務員としてのものの捉え方をしてしまっている一人だ。

少しでもその視線を「国民に対してしてやっている」という心から、「自分も同じ国民なんだ」という視線を持たせてあげたかった。

なぜその仕事に就いているのか、どうしてその身分になっているのか、物事には偶然は無く、総て必然で動いていることを理解して欲しかった。
それだけ分かっても、この世界で生きて行く上で、物事を理解するには十分な理解力を培うことが出来るということだ。

この人生は多くの矛盾を孕み、そして自分でその道を歩まねば成らない宿命がある。

その様なことを「考え」「実行する」ことが、とても大切な実践になることだけでも分かれば、生きている理由がより鮮明に見えてくるでしょうね。

総ての人がその恩恵に浴する事が出来る。
それが人間平等とするところだ。
総ての生命は、死を迎え、生を生きるからだ。





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最終更新日  2006年06月30日 10時23分10秒
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