Z-lonは水に濡れると透明感が増し、ガラスのような輝きを出します。あたかも本物のスピナーのウィングがベッタリ水面に張り付いたときのように。
マテリアルは、他にはボディ用ダビング材、テール材(マイクロフィベッツやハックルファイバー)の3種類だけです。こんな簡単なパターンが炸裂する時があるんです。GWの岩手の渓流で出会った、マダラカゲロウのスピナー・フォール。昼のさなかにライズの嵐となりました。目の前でスピナーがドンドン水面に落ち流されていきます。ヤマメはそれを狂ったように貪り食います。僕は・・・もちろんこのパターンで楽勝でした。どうやっても手持ちのパターンでは釣れない友人に、そっと差し出したのは言うまでもありません。5月中旬の軽井沢湯川、その日のイブニングライズの主役はアカマダラカゲロウのスピナーとコガタシマトビケラのピューパでした。どちらも似たようなライズフォームを見せますが、ピューパの場合はライズする音に低い周波数が混じった感じですね。で、アカマダラのスピナーを貪り食っていると踏み、スパークル・スピナーで天国を味わい、捕食対象が変わったと思ったらピューパという、解明できていれば楽勝の釣りを楽しんだこともあります。
左から、マジック・スピナー・ウィング、Z-lonストレート、スパークル・ヤーンです。どれも視認性は悪いです。いや、悪いから釣れるんですけどね。見えないからといって蛍光色のインジケーターなど付けようものなら、途端に反応が悪くなります。
どうしても、ドライフライだと思うと、よく見えないと駄目・・・って思っていませんか?最近とみに視力が落ちてきた僕には、視認性など意味が無いんです。自分なりのリーダーシステムを使っていて、確実にターンオーバーしていればラインの先端のどの辺にフライがある・・・その程度で十分なんですよね。そのあたりで何らかの反応があったらあわせる・・・。これを体得出来れば見えないフライでも怖くありません。
そうそう、ヒゲナガの釣りの場合は積極的にフライに動きを与えますが、スピナーの場合はデッドドリフトが基本です。だからこそ「心の目」でフライの場所を追うことが重要になります。
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