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◎『十大ニュース』 世間一般の十大ニュースが なんであったかは知らないが、 個人的なものをとりあえず列挙してみる。 1『岡部騎手引退』 (自分の競馬人生の中でももっとも衝撃的) 2『就職』 (なんとかまだ辞めずに働いております) 3『初北海道』 (というか初ひらがな4文字のところ) 4『ディープインパクト3冠』 (有馬記念は実力かもと思い始めている) 5『体重増加』 (半端ない) 6『風邪で4日も寝込む』 (インフルエンザかもしれないが、レア) 7『メディア掲載』 (極めてありがちなパターンで) 8『同窓会』 (中学、大学と、あとは高校か) 9『初ゴルフ』 (コースデビューはまだだけど) 10『友人の結婚式出席』 (第一波がやってきた) こんなところか。 新しく始めたこともいくつかあるが、 コミットが中途半端で、 どうも仕事中心で終わった気がする。 2006年のマニュフェストも ついでに考えてみよう。 1『各分野の自分ベストの料理屋を探す』 (大人はいくつかカードを持っているもの) 2『違う種類のウィスキィを30本は飲む』 (ブームにはなって欲しくないが) 3『とりあえずスタバのあのコをto goする (あとのドロドロについてはは、ハマってから考える)』 4『3連単で万馬券を当てる』 (未だに3連単は当てたことがない) 5『資格マニアになる』 (マンション管理士、イタリア語検定に落ちたので) 6『音楽ファンドに投資する』 (とりあえず一度やってみないとダメ) 7『体重減(現状-5kg)』 (目下、喫緊の課題) 8『初マラソン』 (先輩に誘われ、走らされる羽目に) 9『初ダンス』 (で、ペネロペみたいなスペイン人と…) 10『新規事業or転職』 (給料等に不満はないが、刺激が欲しい) いくつ達成できることやら。
Dec 31, 2005
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◎『同窓会』 仕事納めの日に 中学校の同窓会があった。 僕が卒業したのは普通の公立の中学校で、 入学するのに試験を経ていないから、 おそらく選抜を経ている私立の中学校より キャラクターのばらつきの大きな集団なのだろう。 就いている職業や暮らし方は ほんとうに様々で、 いろいろな話を聞く度に、 僕の脳裏に某首相の人生いろいろという フレーズが木霊した。 しかしなぜか、当時成績のよかった人間は こぞって欠席していた。 まさか彼らはあの頃勉強ばかりしていて、 語る思い出がないからではないのだろうが。
Dec 29, 2005
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◎『年内最後の仕事』 今日で年内の仕事は終わりだ。 そして、今日の仕事内容は 最後に相応しいものだった。 社外でのプレゼン。 もう何度目かなので、 いつもより多い人数を前にしても 冷静でいられた。 何事も慣れだと思う。 出来は満足いくものだったので、 いい形で今年を締め括ることができた。 来年はもう一段レベルの高い仕事をしたいし、 しなければならない。
Dec 29, 2005
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◎『有馬記念』 結論から言うとGood raceだった。 メジロマックイーンを破った時の メジロライアンしかり、 テイエムオペラオーを破った時の メイショウドトウしかり、 強い強い強敵を破るには自分から動き、 肉を切らせて骨を断つ競馬をするしかない。 ハーツクライの競馬からは ディープが初対戦の3歳馬であるにも関わらず、 彼をチャンピオンホースだと認め、 敬意を払っていることが感じられた。 その上で、自分のスタイルを捨て、 勝つにはこれしかないという 戦法を取り、見事に勝利した。 ディープの調子が今一歩だったのも 事実だろうが、いつのも競馬をやっていたら リンカーンのように(横山典弘のように)、 また惜しいところで負けていたのではないか。 外人ジョッキーというのは ピンポイントで乗るから、 いつもと違うことをやっても 許される、非難が少ないという 状況にあると言える。 それを最大限活かし切ったルメールと、 いろいろな呪縛に捕われている 横山典弘が見事に好対照となった 今回の有馬記念だった。 これで今年の競馬も終わってしまったが、 個人的に来年に向けて楽しみにしている 馬が何頭かいる。 3歳・牡 サクラメガワンダー(クラシック) 3歳・牝 フサイチパンドラ(クラシック) 古馬・牡 ディープインパクト(海外) ロードマジェスティ(マイル重賞orダート路線) プレシャスカフェ(スプリント路線) 古馬・牝 ラインクラフト(新設牝馬マイルG1) 今のところ、牡馬クラシックは マルカシェンクの骨折が大きく、 それほど抜けた馬はいない状況。 サクラは弥生賞を使って、負けてくれるのが理想。 弥生4着→皐月1着→ダービー3着ぐらいかな。 フサイチパンドラの方は短距離では 差して届かずのレースを繰り返しそうだが、 2、3着の候補としては常に筆頭。 3連複とかワイドの軸として 常に追い掛けてみようかと思っている。 その他の馬も頑張って僕を儲けさせて欲しい。 それでは、競馬ファンの皆様、 よいお年を。
Dec 25, 2005
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◎『有馬記念』 馬場と展開だが、まず馬場から。 土曜メーンが準オープンで マイル33秒台の決着。これは速い。 芝状態は内も外もそんなに差はない。 ということはコースロスのない内が有利。 若干、先行馬にアドバンテージがある。 次、展開だが逃げるのはタップか、 オースミハルカのどちらかだろう。 大外を引いたハルカは逃げやすい枠ではあるが、 中山2500はスタートがコーナーなので、 最初に脚を使うと絶対に最後に脚は残らない。 川島騎手は仕掛けていくと公言しているが、 ただでさえ相手の強いここで、 スタートから無理をする必要はない。 先頭タップ、番手ハルカが順当だろう。 ペースだが、タップも勝つ競馬をするだろう。 勝つ競馬とは去年の競馬の再現だ。 去年は凱旋門賞帰りで体調一息だった上、 絶好調のペリエ=ロブロイに徹底マークされ 惜しくも2着だったが、 今年はロブロイも衰えている上、 マークする対象はタップではなく、 しかも、体調そのものも去年よりはいいだろう。 引退だし、多少の能力減退はあるのかもしれないが、 スピード能力の絶対値そのものはまだ高い。 スローのレースにはならないとみる。 しかし、JCほどのハイペースにもならないだろう。 今のタップには、あのペースで押し切れる能力はない。 となると、秋の盾とJCの中間あたり。 つまり、ミドルペースに落ち着くのではないか。 そうなるとディープ頭で問題ない。 1着はディープインパクト。 あとは多少、前が有利な位で、 脚質的な有利、不利もないはずで、 個人的に狙っているのはリンカーンあたり。 時間があれば、続きを書こう。 Good Luck!!
Dec 25, 2005
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◎『ファイナルSやら江坂特別について』 昨日、11R、最終と安藤勝己の単が 転がったので、もう少し転がして 雪だるまをつくってみたい。 今日も阪神について考えてみる。 まず、江坂特別。 ストラタジェムがまた使ってきた。 福永の骨折で熊沢に回ってきたのかと思いきや、 前2走にも乗っており、そうではないらしい。 菊花賞でも上位に来た馬だが、 おそらく決め手がないので、小回り、 剛腕ジョッキーは合っているはず。単で。 次、六甲アイランドS。 ダート馬オフィサーや菊花賞大敗で 精神が壊れてしまったマルカジークが 人気になるメンツなら、 マイネルアルビオンで足りるはず。 岩田康成がここで存在感を見せつける。単で。 ラスト、2005ファイナルS。 非常に難解なレースだが、 池添君の思い切りのよさに期待したい。 ロードマジェスティは年頭のジュニアカップで その走りに惚れて以来、追い掛けてきた馬。 最後の最後に買うに相応しいだろう。 朝の時点でそれぞれ単が 約5、8、10倍ついている。 全部転がれば、400倍。 昨日、10倍になっているから、 スタート時点から4000倍。 早速、皮算用を始めよう。 Merry Christmas!!
Dec 25, 2005
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◎『有馬記念』 ポイントは3つ。 もしもディープが秋の盾、JCに出ていたら、 馬場、そして展開。 ディープが初の古馬と対決する今回、 世代間の能力比較が重要なのは 今さら指摘する間でもないが、 単純な世代間比較は決してしてはいけない。 例えば、アドマイヤジャパンの JC大敗をもって、この世代は 低レベルだと断定するとか、 マイネルレコルト、ラインクラフトといった ところも古馬相手の重賞だと勝ち切れないから ディープも善戦止まりだろうと見るのは 明らかな間違い、ナンセンスだ。 ディープインパクトと 同世代のその他の馬の間には 果てしない能力の差がある。 だから、世代間の能力比較で、 世代間の平均的な差の見当をつけても、 その話をディープに当て嵌めるのは無理がある。 だから、冒頭のような もしもディープが秋の盾、JCに 出ていたら、という問いの立て方になる。 秋の盾にディープインパクトが出走。 おそらくここは負けていたのではないか。 道中は超スローで、直線は究極の上がり勝負。 ここで求められるのは折り合いのよさだ。 道中、スローでも折り合いを欠かず、 最後の直線で溜めに溜めた末脚を 爆発させられるかどうかという点だけが問われる。 これはおそらくディープのもっとも 苦手とするパターン、展開。 ヘヴンリー、ロブロイの上がり32.7を 上回る上がりを使えたのはハットトリックのみ。 それもわずか0.1速かっただけ。 ここまで上がりが速過ぎると、 スタートで遅れたりしたら、 その差は絶対に埋まらない。 だから、スタートの悪い、折り合いに弱点のある ディープはここは負けていたと思う。 次、JCに出ていたらどうだったろうか。 これは勝っていただろう。 天皇賞とは打って変わってのハイペース。 ハイペースになると、総合的な能力が そのまま着順に結びつく。 ハーツ、ロブロイ、リンカーンと クラシック戦線、ハイレベルG1で上位に 来た実績を持つ馬が上位を占めた。 それらの馬が後方から34秒台の 脚を使って、決着しているのだから、 ディープは同じような位置から33秒台の脚を使い、 0.5差、約3馬身差で勝っているだろう。 レコード決着だったが、秋の2走は 時計勝負になんら問題がないどころか、 むしろ大得意だということを示している。 時計勝負になると、能力差がはっきり出るから、 それは当然と言えば、当然なのだろうが。 一つ目のポイントの結論。 ディープが秋の盾に出ていたら、敗北。 JCに出ていたら、圧勝。 それは極端な展開の差に起因し、 能力そのものはもちろん通用するが、 一方で弱点もあるにはあるのだと思う。 そこで、今週の中山の馬場が問題になる。 時計は速いのか、どこが伸びるのか。 それは、後ほど土曜のビデオを見ながら検討しよう。
Dec 25, 2005
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◎『CBC賞やらラジオたんぱ杯やら』 CBC賞は何も考えずにローエングリン。 ついにスプリントにまで落ちてきたかと 感慨深いものがあるが、道中に余計なことをしない 武幸四郎とは合いそうだし、自分のペースで 走れるであろう大外も合っているはず。 マルカ程度が人気になるメンツなら、 そもそものサラブレッドとしての 才能の違いを見せて欲しい。単で。 今日は阪神に面白そうな馬が多い。 まず、クリスマスキャロル賞。 ピカレスクコートが連闘だ。 阪神マイルはさわらび賞を勝っているし、 この馬は芝の重賞で上位に来たこともある。 赤木のようなタイプも向いているはず。単で。 そして、ペテルギウスS。 勝つか負けるかの馬、 エンシェントヒルが出ている。 休み明けだが、得意の阪神コースでアンカツ。 ブチ抜いてもらいましょう。単で。 次、ラジオたんぱ杯。 人気はアドマイヤムーン、ニルヴァーナか。 アドマイヤは休み明け、ニルヴァーナは未知数。 ともにハイリスク、ローリターン。 対してサクラはエリカ賞を勝っている上に、 阪神2000の神を鞍上に迎えている。これも単で。 まず、そして阪神最終。 ダンツクインビーが安藤勝己騎乗で出走。 チューリップ賞3着、桜花賞5着の 阪神で、背中にアンカツを得れば、 よもや負けはしないだろう。やはり単で。 阪神は赤木→アンカツ3連チャン。 これで全部単で転がったらいい小遣いだ。 アンカツおじさんからの クリスマスプレゼントを期待する。 Merry Christmas!!
Dec 23, 2005
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◎『TITLE/2006.2』 「完全無欠のミステリー! 全280册。」 電車の中でこの雑誌の中吊りを見つけて、 途中下車して近くのコンビニで買った。 TITLEはたまに買っているが、 今回のは即買いさせる 説得力がその表紙にはあった。 なぜか秋になると勉強がしたくなり、 法律、経済の専門書を買い漁るが、 冬になると、その反動か、 一転して娯楽色の強い本が読みたくなる。 ミステリーはその代表だ。 紹介されている280册+αの中で、 これまた即買いしてみようと思ったのは 『クリスマス・プレゼント』(ジェフリー・ディーヴァー)、 『幻の女』(ウィリアム・アイリッシュ)、 『バイバイ・エンジェル』(笠井潔)、この3册か。 ひょっとしたら『バイバイ・エンジェル』は 既に持っていたかもしれない。 やはりハードカバーなら 読みたいものがいくらでもある。 『容疑者Xの献身』(東野圭吾)、 『少女には向かない職業』(桜庭一樹)、 横山秀夫や伊坂幸太郎の新作などなど。 森博嗣や島田荘司も最近読めていない。 雑誌を読みながら幸福感に浸り、 自分がミステリが好きだということを 再認識していたら、大学時代の友人で 島田荘司ファンの男から電話がかかってきた。 出版社に勤める彼はかなりの雑誌マニアでもある。 TITLEが彼を電話させた気がしてならない。 これで来週の飲みが4件になった。 そろそろ限界だろう。 ミステリ好きの人間と飲むためには 2、3册は読んでネタを仕入れるというか、 予習をしなければならないし。
Dec 23, 2005
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◎『ターミナル・マン4』 とりあえず乗客の大半は 空港内に泊まるつもりらしかった。 空港ならば、暖はとれるし、明るいし、 特に問題なく一夜を過ごせるだろう。 4時間ほど滞在して、午前5時頃に 始発の電車やバスに乗って帰れば、 7時前には家に辿り着けるだろう。 それはそれで悪くない。 それでもとりあえず選択肢を 広げるために外に出てみた。 少なくない数の人間が、外に出ていたので、 少なくとも何かが外にはあるはずだった。 それはANAが出しているバスだった。 東京、新宿、横浜の各地へ送り届けてくれる バスがスタンバイしていた。 これを見た瞬間、反射的に 乗るべきだと判断してしまった。 ANAの航空券の半券を提示するよう 求められたが、AIR DOのそれを さっと見せ、車内に入ってしまった。 この判断が正しかったかどうか、 それはわからない。 何時間後かにこの時点まで時間を 巻き戻すことができない以上、 何とも言い様がない。 とにかく東京駅の、それも 八重洲口の方にカプセルホテルが あったのではないかという かすかな記憶のみが頼りだった。 そして、この記憶は正しかった。 カプセルホテルは確かに存在した。 しかし、正しかったのはカプホが 存在したというただその一点のみだった。 カプセルホテルが異常にボロかったり、 過剰なまでに暴力団お断りの 張り紙が張られていたり、 店の前では同性愛者のカップルが じゃれあいながら入るかどうかを 検討している、といった カプセルホテルに附随するディテールは 僕の脳裏には最初からなかった。 僕の脳裏にはカプセル内の のっぺりとしたプラスチックの 天井しかイメージされていなかった。 仕組みの理解できない金融商品は 買ってはいけないのと同じように、 どんな顧客がどんな目的で利用しているのか わからないカプセルホテルには 泊まってはいけなかった。 新橋までタクシーを走らせ、 何度かお世話になったことのある 小奇麗なサウナで3時間ほど過ごした。 こうして始発電車に乗って帰宅した。 これが自動チェックイン機が 発した一つのメッセージが 僕にもたらした非日常のすべてだ。 結局、家に帰る時間が何時間かズレ、 かかる費用が何千円か上下するぐらいで、 この一連の出来事がもたらす結果は 大して変わりはしない。 だからこそ、そのプロセスを こうして書き留めているのだろう。 プロセスにこだわるのはいつだって本人だけだ。 10年前なら、あるいは中学校の先生なら、 プロセスを見てくれたかもしれないが。
Dec 19, 2005
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◎『ターミナル・マン3』 早速、AIR DOの方で座席を確保し、 搭乗案内のアナウンスを待つことにした。 結局、この後、出発まで2時間ほど 待たされることになるのだが、 ホテルに帰ってたとしても 欅のラーメンでも食べに出掛ける ぐらいしかすることがないので、 ロビーで本を読んでいても大差なかった。 欅は、どうしても肉を追加して それを食べるべきだと主張する輩が身近におり、 本人いわく散々口を酸っぱくして、 そのことを僕に言っていたらしいが、 先月の出張時にはその進言をすっかり忘れて、 全くのオーソドックスなみそラーメンを食した。 きっと、今回こそは肉を食べていただろう。 そして、その味について週明けには 会社で議論を白熱させることが できていたのかもしれない。 だが、純連でみそラーメンを 食べてしまった今の僕には 欅の肉が入っているか入っていないか なんてまったくどうでもいいお話だった。 同じみそラーメンという名前の食べ物でも、 純連のそれはもはや、みそラーメンの 域を超越していた。 みそラーメンの域を越えたら、 何になるのかはわからない。 とにかく形而上学的に それはみそラーメンではなかった。 札幌から南北線で20分ほど南下し、 さらにその寂しい澄川駅から 墓地の前を通りながら5分ほど北上する。 店までのこのプロセスも純連の味を高めるのに 貢献しているのかもしれない。 非常にアクセスの悪い場所にあるが、 また札幌に行ったら必ず、 アッラーの神に誓って、必ず行くだろう。 そんなラーメン丼一杯の思い出を乗せて、 AIR DOのボーイング機は飛び立った。 やはり離着陸時には乗客の不安を あおるような音が足元から響いてきたが、 どうにか無事に羽田まで届けてくれた。 しかし、夜中の1時過ぎには 既に京急もモノレールもなく、 この足と行き先の限られた状況で どうするかが次の問題だった。 (つづく)
Dec 18, 2005
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◎『ターミナル・マン2』 広い空港ロビー内をしばらく 歩き回っていると、 奇妙な光景を目撃した。 ANAのカウンターでは 行列、混乱の類は発生しておらず、 グランドホステスたちは何事も なかったかのような顔で 業務をこなしていた。 このJALとANAの差はなんだ。 一瞬、オペレーションの 巧拙の差かとも思ったが、 ANAの方は客までが何事も なかったかのような顔で 搭乗手続きをおこなっていた。 飛んでいる。 JALが飛ばないならば、 ANAも当然飛ばないだろうと 勝手に思い込んでいたが、 どうやらそうではないようだった。 帰れるかもしれない。 早速、ANAのカウンターに並び、 やや年輩のグランドホステスに話し掛けた。 飛ぶことは飛ぶが、席がない。 なるほど、既に満席らしい。 ここで厳密にはANAも飛べず、 AIR DOだけが飛ぶことが判明したが、 彼らがベンチャーらしい蛮勇のみで 飛んでいるのではないことを祈るのみだ。 念のためAIR DOの方に回ってみたが、 現在は空席待ちを受付中だという。 空席待ちをしている人はいないため、 今航空券を購入すれば、 乗れる可能性はまあ高いという話だった。 もっともAIR DOとJALの間には 振り替え輸送の契約がなされていないため、 現在手元にあるチケットはJALで払い戻してもらい、 新たにAIR DOのチケットを買わねばならなかったが。 しかし、そもそもAIR DOすらも 飛べない可能性があるため、 ここでJALのチケットを 払い戻してしまうのは危険だった。 既に明日の午前10時半に 振り替えてもらっているが、 それをキャンセルしてAIR DOが飛べなかったら さらに遅い時間の便になってしまう可能性が高い。 善後策を練るため、再び、 JALのカウンターに戻ってきた。 それほど可愛くないグランドホステスに 相談すると、払い戻しは60日間 有効だということが明らかになった。 さらに自然災害によるものだという 証明書まで発行してくれるとのことで、 これで手数料もかからずに運賃全額が 戻ってくることが確定した。 これで何のためらいもなく、 AIR DOのチケットを購入できる状況になった。 再びAIR DOのカウンターに来てみると、 こちらでも状況は好転していた。 前の便に振り替えた人が多くいるらしく、 空席待ちの空席が発生することが確実になり、 今なら空席待ちではなく、 普通に席がとれるという話だった。 (つづく)
Dec 18, 2005
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◎『ターミナル・マン』 いつものように空港内にある 自動チェックイン機に クレジットカードを入れたら、 いつもは表示されない メッセージが画面に表示された。 『この便は欠航になっています。 欠航手続きをおこなってください。』 空港へは電車でやってきたのだが、 車内では「よくわかる建築法規」という本を オレンジ色に汚しながら読んでいたので、 外が飛行機を飛行できなくさせるほどの 悪天候だとは知る由もなかった。 メッセージの意味するところを もう一度確認し、周囲を見回すと、 ズラリ並んだJALのカウンターの一部が 異常に繁昌していることに気付いた。 「今夜のホテル代どうしてくれるんだ」、 「明日の会議に間に合わないじゃないか」と その手のクレームをつけることで 自分にだけ特別な利益が発生するんじゃないかと考える、 約款の読み方を知らない人々が 欠航手続きにかかる時間を倍加させ、 行列を発生させていた。 20分か、30分か。 シャレではなく結構待った。 ようやく自分の番になったので、 恐縮しているまずまず可愛いグランドホステスに 形式的にいくつか確認の質問を投げかけ、 予定調和的な結論である 「明日の一番早い便に振り替える」 ということで処理してもらった。 飛べない以上、帰れないし、 帰れない以上、宿を探すしかない。 先ほど空港内にそのまま朝まで 滞在することは可能かと確認し、 現在ANA側と対応を協議中との返答を 得ていたので、一応、滞在可能となった 場合の寝場所を探しに歩き回ることにした。 (つづく)
Dec 18, 2005
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○『なんとも出張の多い仕事だ』 職業病的にマイルが溜まる。 週末にかけてまた北の大地に旅立つ。 決してひらがな4文字の土地に 遊びに行くわけではない。 あくまで仕事だ。 それも仕事だ。
Dec 13, 2005
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◎『私の頭の中の消しゴム』 韓国映画は変わったタイトルの 映画が多い気がするが、これなんか 綺麗にまとまっている方だと思う。 若年性アルツハイマー病に かかってしまったらどうなるか、 という実験的なテーマの映画だが、 現在ではこの病気はそれほど 珍しいものではないらしい。 もし、僕がそうなってしまったら ここで日記、というほど頻繁に書いてないが、 この日記らしきものを書く習慣は 何かの役に立つのだろうか。 ちなみに僕の祖母は若年性でこそないものの 真性の、それは立派なアルツハイマー病患者だった。 彼女の日常は元々がコメディタッチだったから その度合がいくらか増し、周囲の人間までもが コメディアンにならざるを得ないぐらいで済んだ。 僕も彼女の周囲で踊る役者の一人だった。 しかし、この映画にはそういった微笑ましさはない。 極めてシリアスな話がシリアスに描かれる。 それでもこの映画には救いがあり、 ラストシーンが爽やかなのは、 この映画で描かれているのがあくまで 精神的な死であって肉体的な死ではないという 事実に起因するのだろう。
Dec 11, 2005
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